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<4日目><br /><br />朝8時のバスでモスタルへ。<br />長距離バスって荷物を預けるのにお金を払わなくてはならないのね。 まぁたいした金額ではないのだけど。10クーナだから200円くらい。<br /><br />席は通路側だった。<br />早起きしたから眠い。それでなくても私は乗り物に乗ると自動的に眠ってしまう体質なのだ。 たった10分の通勤電車でも眠ってしまう。夢まで見てしまう。<br />しばらくしたら隣のおばさんが「よかったら席替わる?窓側に座れば窓に寄りかかれるわよ」と言ってくれた。<br />あら、ありがたい。<br />ってことは、おそらく私は眠りながら彼女に寄りかかっていたのだろうな。申し訳ない。 そして、ハズカシイ。<br />彼女はボスニア人だけど、今はノルウェーに住んでいるそうだ。里帰りなのかな。 <br />クロアチアからボスニアに入国した時点でトイレ休憩が<br />あったんだけど、使用後に料金を払わなくてはならないというシステム(料金を回収するおばちゃんが出口に座ってる)を知らなくて、もちろんボスニアのお金なんてまだ持ってなくて、どーしよーと思ったら、先ほど寄りかかってしまった隣のおばさんが払ってくれた。ありがとう。<br />それにしても、外国の習慣というかルールって、いろいろあるね。<br /><br /><br />11時にモスタル着。 <br />ここで数時間観光して夕方にはサラエボへ向かうつもりなので、バスの時刻表をチェックして、チケット買って、あ、その前にATMでお金をおろさねば・・・。<br />と、これらのことにかまけていたら、すっかり忘れていました。<br />バスを降りたときに預けたキャリーケースを引き取るのを。<br /><br />気がついたときにはバスは既にサラエボへ向けて発車済み。<br /><br />う。 う。 う。 うわーーーーーーーー!!<br /><br />やっちまったよーーーーーーー!!<br /><br />カバンを載せたまま、バスが行ってしまいました。<br />幸い、貴重品・ケータイ・衣類の入った袋は手元に持っていたのですが。<br />バスのチケットに書いてあった番号やサラエボのバスステーションに電話をかけてみるが、誰も出ない。今日は日曜日。<br /><br />どうする!?<br /><br />かばんの中に入っていたものを思い出してみる。<br />化粧品→現地調達可能<br />防寒具→たぶん使うことなさそう。 暑いし。<br />トルコのガイド本→英語版ならたぶん現地調達可能<br />充電器→今後写真が撮れなくなるが、仕方がない。<br />メガネとコンタクト→これは困る。 私の視力は0.03。<br /><br /><br />そう。今つけているコンタクトを失くしたり、破れたりしたらこの旅は続行不可能になるのです。 だって、何も見えなくなるもの。<br />今までに何度かコンタクトを破ったことがあるので、やや不安。<br /><br />かばんを取り戻さなくては・・・!<br /><br />幸い、荷物を載せたバスの行き先はサラエボ。<br />私の夕方の目的地もサラエボ。<br />うまくそこで取り戻せれば。<br /><br />次のサラエボ行きのバスは15時発。 それまではどうしようもありません。 とりあえず、観光にでも行くか。<br /><br />モスタルという街は、3つの民族が住むボスニアの中で、クロアチア人勢力の強い街だそうです。<br />川があるのですが、川のこっち(バスターミナルがある側)がムスリム人地域、橋を渡るとクロアチア人地域。<br />内戦中に歴史ある橋が壊されてしまって、数年前に修復されたとか。見所とすればきっとそこくらいだろう。<br /><br />しかし、暑い。 何でこんなに暑いのってくらい暑い。<br />そして私のガイドブックにはモスタルの地図が載っていなかった。右も左も分からないとはまさにこのこと。<br />そしてやっぱり荷物が心配。<br /><br />観光する気しねー。<br /><br />ってことで、早々にバスターミナルにご帰還。<br /><br />いちおう、ここに私の荷物がおろされて放置されてはいないか、切符売り場のおじさんに聞いてみる。<br />やはり、ここにはなかったが、このおじさんが結構いい人で、バス会社に電話で連絡を取ってくれた。<br />「サラエボのバスステーションに行けば、荷物受け取れるから」<br />と。<br /><br />えーマジでー!! おじさんありがとう。<br /><br />でも、お互いつたない英語で会話していたので、どこかで行き違いがあったりして・・・という不安もやや抱えつつ。<br /><br />とりあえず、全ては夕方のサラエボで対処じゃ。<br /><br />バスが来るまであと2時間くらいあるんですけど、でも出かける気にならん。 ずーっとバスターミナルのベンチに座ってた。<br />暇つぶしにガイドブックを見ながら。<br /><br /><br />というわけで、私はモスタルに行ったものの、モスタルを観光していません。<br />何のためにバスを途中下車したのやらってかんじだ。<br />自業自得だが。<br /><br /><br />つづく<br />http://4travel.jp/traveler/nobakuma/album/10084940/<br />

Balkans! 2 Mostar

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2006/07/23 - 2006/07/23

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・クマ・

・クマ・さん

<4日目>

朝8時のバスでモスタルへ。
長距離バスって荷物を預けるのにお金を払わなくてはならないのね。 まぁたいした金額ではないのだけど。10クーナだから200円くらい。

席は通路側だった。
早起きしたから眠い。それでなくても私は乗り物に乗ると自動的に眠ってしまう体質なのだ。 たった10分の通勤電車でも眠ってしまう。夢まで見てしまう。
しばらくしたら隣のおばさんが「よかったら席替わる?窓側に座れば窓に寄りかかれるわよ」と言ってくれた。
あら、ありがたい。
ってことは、おそらく私は眠りながら彼女に寄りかかっていたのだろうな。申し訳ない。 そして、ハズカシイ。
彼女はボスニア人だけど、今はノルウェーに住んでいるそうだ。里帰りなのかな。 
クロアチアからボスニアに入国した時点でトイレ休憩が
あったんだけど、使用後に料金を払わなくてはならないというシステム(料金を回収するおばちゃんが出口に座ってる)を知らなくて、もちろんボスニアのお金なんてまだ持ってなくて、どーしよーと思ったら、先ほど寄りかかってしまった隣のおばさんが払ってくれた。ありがとう。
それにしても、外国の習慣というかルールって、いろいろあるね。


11時にモスタル着。 
ここで数時間観光して夕方にはサラエボへ向かうつもりなので、バスの時刻表をチェックして、チケット買って、あ、その前にATMでお金をおろさねば・・・。
と、これらのことにかまけていたら、すっかり忘れていました。
バスを降りたときに預けたキャリーケースを引き取るのを。

気がついたときにはバスは既にサラエボへ向けて発車済み。

う。 う。 う。 うわーーーーーーーー!!

やっちまったよーーーーーーー!!

カバンを載せたまま、バスが行ってしまいました。
幸い、貴重品・ケータイ・衣類の入った袋は手元に持っていたのですが。
バスのチケットに書いてあった番号やサラエボのバスステーションに電話をかけてみるが、誰も出ない。今日は日曜日。

どうする!?

かばんの中に入っていたものを思い出してみる。
化粧品→現地調達可能
防寒具→たぶん使うことなさそう。 暑いし。
トルコのガイド本→英語版ならたぶん現地調達可能
充電器→今後写真が撮れなくなるが、仕方がない。
メガネとコンタクト→これは困る。 私の視力は0.03。


そう。今つけているコンタクトを失くしたり、破れたりしたらこの旅は続行不可能になるのです。 だって、何も見えなくなるもの。
今までに何度かコンタクトを破ったことがあるので、やや不安。

かばんを取り戻さなくては・・・!

幸い、荷物を載せたバスの行き先はサラエボ。
私の夕方の目的地もサラエボ。
うまくそこで取り戻せれば。

次のサラエボ行きのバスは15時発。 それまではどうしようもありません。 とりあえず、観光にでも行くか。

モスタルという街は、3つの民族が住むボスニアの中で、クロアチア人勢力の強い街だそうです。
川があるのですが、川のこっち(バスターミナルがある側)がムスリム人地域、橋を渡るとクロアチア人地域。
内戦中に歴史ある橋が壊されてしまって、数年前に修復されたとか。見所とすればきっとそこくらいだろう。

しかし、暑い。 何でこんなに暑いのってくらい暑い。
そして私のガイドブックにはモスタルの地図が載っていなかった。右も左も分からないとはまさにこのこと。
そしてやっぱり荷物が心配。

観光する気しねー。

ってことで、早々にバスターミナルにご帰還。

いちおう、ここに私の荷物がおろされて放置されてはいないか、切符売り場のおじさんに聞いてみる。
やはり、ここにはなかったが、このおじさんが結構いい人で、バス会社に電話で連絡を取ってくれた。
「サラエボのバスステーションに行けば、荷物受け取れるから」
と。

えーマジでー!! おじさんありがとう。

でも、お互いつたない英語で会話していたので、どこかで行き違いがあったりして・・・という不安もやや抱えつつ。

とりあえず、全ては夕方のサラエボで対処じゃ。

バスが来るまであと2時間くらいあるんですけど、でも出かける気にならん。 ずーっとバスターミナルのベンチに座ってた。
暇つぶしにガイドブックを見ながら。


というわけで、私はモスタルに行ったものの、モスタルを観光していません。
何のためにバスを途中下車したのやらってかんじだ。
自業自得だが。


つづく
http://4travel.jp/traveler/nobakuma/album/10084940/

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  • この橋は別に有名な橋ではないのですが、<br />手前がムスリム人側、向こうがクロアチア人地域。<br />クロアチア人地域のほうがお店とか多くて栄えていた。

    この橋は別に有名な橋ではないのですが、
    手前がムスリム人側、向こうがクロアチア人地域。
    クロアチア人地域のほうがお店とか多くて栄えていた。

  • ここはたぶんクロアチア人地域。<br />建物が穴だらけです。<br />紛争の傷跡ですね。

    ここはたぶんクロアチア人地域。
    建物が穴だらけです。
    紛争の傷跡ですね。

  • どうしようもなく、ひたすら座っていたバスターミナル。

    どうしようもなく、ひたすら座っていたバスターミナル。

  • お昼ごはん。<br /><br />ひき肉、チップス、玉ねぎ。<br />これは翌日の朝にサラエボで食べることになるシェバブチチとほとんど同じ。<br />シェバブチチはパンがピタパンみたいになっています。<br /><br />メニューに5KMと値段が書いてあったから5KM払ったのだが、「足らん」と言われ、「ならATMでお金おろしてくるからちょっと待ってて」と言ったら(ATMはすぐ近く)、なぜか知らんが怒られた。<br />んで、英語の分かる別なウエイトレス(もしかしたら常連客だったかのもしれん。私には判別不可能)に同じように話したら「5KMでいいわよ」と言われた。<br />わけがわからなかった。<br />

    お昼ごはん。

    ひき肉、チップス、玉ねぎ。
    これは翌日の朝にサラエボで食べることになるシェバブチチとほとんど同じ。
    シェバブチチはパンがピタパンみたいになっています。

    メニューに5KMと値段が書いてあったから5KM払ったのだが、「足らん」と言われ、「ならATMでお金おろしてくるからちょっと待ってて」と言ったら(ATMはすぐ近く)、なぜか知らんが怒られた。
    んで、英語の分かる別なウエイトレス(もしかしたら常連客だったかのもしれん。私には判別不可能)に同じように話したら「5KMでいいわよ」と言われた。
    わけがわからなかった。

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