チュニジア一人旅

2006/07/19 - 2006/07/22

未知の国チュニジアに4日間滞在しました。
アラビア語とフランス語が主で、英語はあまり通用しないらしいというのに、宿もツアーも予約せず地球の歩き方一冊で乗り込みました。チュニジアの人は、道を尋ねても、みんな親切に教えてくれます。言葉は通じなくてもなんとかなります。
物価はやはり安く、4日間で2万円で済みました。
ローマからチュニスエアで約1時間半、チュニス空港に到着。

エリア チュニジア

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス

ローマの空港で会ったチュニジア人が親切に観光につれていってくれました。
まず来たのがここ、シディ・ブ・サイドというリゾート地です。チュニスから車で30分くらいで着きます。欧米人がバカンスに来る所で、ヨーロッパのビーチと似ています。違うのは、真っ赤なブーゲンビリアがたくさん咲いていて、どの建物も真っ白な壁にブルーの窓です。

たくさんのヨットが浮かんでいます。

これがカタルゴ遺跡です。街の中に突然現れます。

ちょうど夕日がきれいでした。
この後、カフェでシーシャという水タバコを体験しました。ふつうのタバコは嫌いですが、シーシャはおいしい！甘い、フルーツ系のフレーバーです。水のゴボゴボという音が心地いいです。これはおすすめ。

チュニスです。アフリカに来たとは思えないほど都会。

2日目は、電車でスースに行きました。チュニスからは5時間くらい、Ｄ６．５です。安いです。スースまでなら一日に何本もありますが、混むので早めにいったほうがいいです。

スースに到着。メディナの入り口のファルハット・ハシェド広場です。すごい観光客の数でした。

世界遺産のメディナの外観です。
メディナの中はみやげもの屋が並んでいます。

グランド・モスク。
メディナ正面門から入ってすぐあります。

リバドです。グランドモスクの向かいにあります。ここは要塞だっただけに、階段をのぼると、スース市内と海が一望できます。

メディナ前の広場からハビブ・ブルギバ通りを北へ歩いていくと、10分ほどでビーチが見えてきます。

スースのビーチ。
海水浴を楽しむ人でいっぱいです。
ビーチ沿いの道から、隣町のポート・エル・カンタウイという新しいリゾート地へ向かう観光列車にのりました。ディズニーランドにありそうな、おもちゃみたいな電車風の車です。乗り心地は最悪。往復でＤ３．５で、一時間に4本出ていますが、それぞれ会社が違うのか、帰りも同じ模様の列車にしか乗れません。帰りの時間を調べておかないと、1時間待つことにもなりかねないので注意です。私は帰りはＤ２でトゥクトゥクで帰りました。

ポート・エル・カンタウイの街並み。
マリーナにはヨットがたくさん停泊してます。カタマランのツアーなどもありました。

チュニジアは世界第2位のタラソテラピー王国で、第1位のフランスよりも安く体験できるということで、タラソにいってきました。ハスドゥルバル・タラサ＆スパというホテルです。ハマムとマッサージでＤ９５だったのでやっぱり安いですね。とってもきれいなところで、ゆっくり過ごせました。もっといろんなコースがあったみたいです。

スースに戻って夕食です。メディナを入ってすぐの食堂でエビを食べました。チュニジアではどこに行ってもサラダチュニジアンというツナサラダがでてきます。

2日目の宿、オテル・メディナ。
シャワーつきシングルでＤ２５です。グランドモスクのすぐ裏にあり、内装もきれいでおすすめです。

3日目はマトマタに向かいました。
まずメディナを通ってスースのバスターミナルに向かいましたが、メディナは迷路なのでやはり迷いました。地元の人に連れて行ってもらい、チケットまでかってくれました。ほんと、いい人が多いです。
スースからマトマタまでルアージュ（乗り合いバス、白のバンに赤のラインが特徴）が出ていなかったので、まずガベスまでルアージュでいき、ガベスからマトマタまでバスでいきました。全部でＤ１３くらい。３００ｋｍ近く離れています。

マトマタ到着。
ここは３日目の宿で、スターウォーズの撮影にも使われたオテル・シディ・ドリスです。
バス停から歩いてすぐ。予約せずに行きましたが空いていました。結局その日宿泊していたのは３人だけでした。シングルでＤ１５くらい。

ガイドブックによると、そのような観光ポイントはマトマタ周辺に点在していて、公共の交通機関もないので、個人でみるのは難しいということでした。チュニスなどから旅行会社を通じて、４WDをチャーターして乗り合いでいく方法もありますが、高いので諦めて、とにかくマトマタまでいってみました。
実際は、バスから降りるとガイドの少年が何人も待っていて、きれいな英語で街を案内してくれます。

ホテルの部屋の中です。夜になると照明もとっても雰囲気があっていいところでした。

ガイドの少年が案内してくれたところです。少年は初めはお金なんていらない、ただ案内するのが好きなんだと言っていましたが、帰りには予想通りＤ１０を要求されました。まあ、安いですね。

博物館？もありました。博物館といっても、まだ実際に住んでいる人もいます。入場料はなく、その住人に直接チップを渡します。

ガイドの少年が、Ｄ２０で１２ｋｍ離れたタメズレットという街に連れて行ってくれるというので行ってみました。

タメズレットの街並みです。

街の頂上からは街を一望できます。

ブルーの窓枠がチュニジアらしいです。

道の途中につながれていました。

マトマタに高い山があり、現地の人に誘われて上ってみました。意外と高くて疲れましたが、頂上まで登ると、３００ｋｍ先の海まで見えます。

ホテルは夕食つきでした。定番のクスクスです。じゃがいもが大きい！夕食は同じホテルに泊まっていたノルウェー人の女の子２人組と食べました。彼女たちは翌日Ｄ２００で４ＷＤとドライバーをチャーターしてクサールギレンに向かうということでした。クサールギレンではどこまでもつづく砂漠が見れます。誘われましたが私はチュニスに帰らなければいけなかったので行けませんでした。残念。らくだにも乗りたかった。

夏のマトマタは何も手配せずに行っても大丈夫です。現地の人はなぜかみんな暇そうで、直接交渉すればどこでもいけそうです。

４日目は深夜のフェリーでマルタに向かいました。
朝マトマタからチュニスへバスで移動しました。
空港近くのカルフールでおみやげをかって、港のあるラ・グレットという街で夕食です。大通り沿いのルクルスというレストランに入りましたが、たいしておいしくないのにめちゃめちゃ高い！ぼられたのかもしれません。予想外の出費で水を買うディナールもなくなり困っていると、おじさんが水を買ってくれました。
チュニジアのたびをいい気分で終われてよかったー
次の国はマルタです。