まるハダカのサーファー＠クタ

2005/04/27 - 2005/04/27

　荷物になるのでプール用の海パンしか日本から持ってこなかった。

　そもそもバリへはサーフィンだけのためではなく、合間があればやろうと思っていた程度。なんでサーフボードもレンタルで充分。ポイントもホテルから近いクタでいいや。

　そんな甘い気持ちで来た僕を、クタビ−チの高波は手厳しく迎え入れてくれた。経験してわかったが、あの波の高さとパワーは簡単に乗りこなせるもんではない。セットの合間に沖に向かうだけでどれだけ大変か！ドルフィンするのにも一苦労。体力やテクニックの問題だけではない。もう一つ問題があった。

　日本から持ってきた海パンだ。

　この海パン、紐がなくゴムだけだ。だから高波をドルフィンする度にケツがズル剥ける。俗に言う半ケツ状態だ。波が去る度に海パンを戻し、パドリングを再開。ただでさえ体力がないのに、こんな作業を繰り返しているので、沖までさっぱり進まない。

今更、岸に戻るのもめんどくさい。このまま前進だ！

　沖に向かい始めて３０分以上は過ぎただろうか。腕が筋肉痛になり始めたようやくその頃、やっと波に乗れそうなポイントに出れた。

いい波が来た！いよいよ、テイクオフできるぞ！やっとだぜぇ。

　高い波に半分足を捕られながらようやく立てたその瞬間、悲劇は起こった。なんと心配していたプール用の海パンが立った瞬間に全てずり落ちてしまったのだ。

「ワオゥ！！！？？？」

　フルヌードでのテイクオフ。自分では見れないが、想像してみる。

いくら海外とはめちゃ恥ずかしい！！！脱げたその後、すぐに海に潜って考えた。

　どうやってホテルまで帰ろう？ボードはレンタルだから返さなきゃいけないし。っていうか岸までどうやって帰ろう？笑いもんやん・・・いっそ日本ではヌーディストビーチのようにヌーディストサーフィンがメジャーだという顔をして帰ろうか？それ単なるアホやん。

　絶望に感じながら、ふとボードを見ると、リーシュ（ボードと自分を結ぶ紐）に海パンが引っかかっている！

　そうかぁ、リーシュ付けているから海パンなくなることはなかったのね。慌てて海パンを海の中で履く。はき、はき。


その後、海パンが気になって（実力？）ろくに波には乗れず。

　バリ島クタでの海外初サーフィンは苦いものであった。

僕のゴールデンウィークのバカンスはまたしても試練から始まった。

エリア バリ島(インドネシア)

子供たち

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