2006/07/09 - 2006/07/09
133位(同エリア411件中)
SUR SHANGHAIさん
- SUR SHANGHAIさんTOP
- 旅行記929冊
- クチコミ7097件
- Q&A回答49件
- 6,412,499アクセス
- フォロワー237人
前回、≪上海旅游集散中心≫の1日観光バスで下見に来た≪錦溪≫の水郷。
場所もほぼ分かったので、今回は車で客人も引き連れての訪問。
≪錦溪≫の水郷は、まだそれほど観光地化されていないし、≪蓮池禅院≫あたりの広がりのある風景が他の水郷には見られない風情。
SUR SHANGHAIは一目で気に入ったけど、これまでに各地の水郷を見尽くした客人には喜んでもらえるだろうか。
のんびりと、お昼過ぎの出発。
水郷を見終わったら、前回見つけておいた≪蓮池禅院≫の眺めが美しい≪汲塢茶驛≫というお茶屋さんで一休み、その後はこれまた≪蓮池禅院≫を望むお食事処の≪碧波楼≫で早めの食事、というのがこの日の目論見。
さてさて、どうなることやら。
表紙の画像は、水路の一つに架かる≪天水橋≫
-
上海の国内線空港である虹橋空港付近からの出発。
上海から湖州市方面に建設が進んでいるA9の高速道路は、06年7月上旬現在≪朱家角≫まで通っているので、そこで高速道路を下り…、 -
その先にある朱楓料金所で20元の支払い。
ブースは有人です。 -
料金所を出た先の三叉路をまずは≪朱家角≫方面へ右折。
-
その先には≪同里≫や≪周庄≫の看板が多数あるので、それに従って行きます。
≪周庄≫が近くなると、≪錦溪≫直行の標識も出ていますが、この道は06年7月上旬現在では普通車しか通れない箇所があるので、大きめの車で行く方は≪周庄≫経由でどうぞ。
≪周庄≫から≪錦溪≫までは8kmほど。 -
≪錦溪≫到着。ちょうど1時間の道のり。
右下の赤丸が駐車場。
駐車場そばにあるチケット売り場でチケット購入。
入場料50元/人 (お寺さんやミニ博物館などの見学料も込み)
ピンク色で塗った道がこの日のルート。
画像をクリックすると、拡大表示されます。
前回は行かなかった上塘街や下塘街のどん詰まりまで行って折り返すことに。 -
お土産屋さんで見かけた日傘が花のよう。
ちょっと実用にはどうかなあ。 -
まずは前回下見で来た時に気に入ったミニ博物館へとご案内。
この日は湿度が高く、古い煉瓦や瓦を展示している≪古磚瓦博物館≫は冷房が無いので蒸し風呂のよう。 -
お次の≪古董館≫。
中国語では、骨董と書かず、古董と書きます。
≪錦溪≫周辺の富裕層が使用していた家具や輿などの大型骨董品、日常の品々の数々が見られるし、多少風も入ってくるのでホッ。
その通路から見た≪錦溪≫の黒い瓦と白壁の町並み。
みんながキャーキャー騒ぐのは、3階にある性に関する展示室。(^^ゞ
そうなると思ってたけどね…。 -
地元の人御用達の雑貨屋さんの手作り箒。
昔、日本にもあった物とはちょっと違うのに、どこか懐かしい。 -
前回は通らなかった上塘街のどん詰まりの辺り。
地元の人がのんびりスイカを売る水路の道端。 -
そのどん詰まりの水路にも橋が架かる。
これは≪天水橋≫。
水に映る柳の影を見ると涼しげ。
実際にはサウナに入っているような蒸し暑さ。 -
この辺までは観光客もあまり来ないので、人々の普段の姿も見える道。
-
≪天水橋≫のすぐそばにある≪華夏奇石館≫。
その名の通り、変わった形の石がずらりと展示されているところ。
チケットで見学可。 -
柳の枝が垂れる水辺。
もう少し、風があるといいのにな。
こんなに蒸し暑くなるとは予想外。 -
どん詰まりから下塘街に入ったところに合鍵屋さん。
古い小道具も並ぶ店先。 -
≪柿園≫の標識が出ていたので、ちょっと寄ってみる。
≪柿園≫と言っても、個人宅の小ぢんまりした庭。
でも、柿の木と白壁の取り合わせの風情が涼しげでいい。
ここもチケットで見学可。 -
風が通ってくるのは、こんな瓦を使用した窓。
-
笹や木の葉の映る壁。
≪錦溪≫特産の瓦も黒々として、風流、と言う言葉がよく似合う。 -
柿の木にはもう青い実が鈴なりになっていた。
秋に来たら、また別の風情が味わえるんだろうな。 -
しつこいようですが、≪柿園≫のこの白壁とそこに映る影が気に入ったので、もう一枚。
-
≪柿園≫近くの民家を窓越しにちょっと失礼。
戸口に貼ってある赤い春聯が、外からの光を受ける。
テーブルに出してあるコップや鍋に生活の息吹。 -
これも≪柿園≫そばのお宅。
黒と白のシンプルな味わい。 -
喉が渇いたし一休みしよう、と言うことになって、前回見つけておいた≪蓮池禅院≫の眺めが美しい≪汲塢茶驛≫というお茶屋さんへ。
オーナーはSUR SHANGHAIを覚えていてくれた。
下の席には別のお客さんが陣取っていたので、今日は2階の席へ。
「わ〜! よくこんないい所、見つけたね〜!」
穴場探しは得意なSUR SHANGHAI。(^_^)v -
水郷の小舟が使うらしい碇の奥に≪蓮池禅院≫と、水路観光の小舟。
あとで舟に乗ってみる?
ううん、舟は別の水郷で乗ったから、この≪錦溪≫の風景を楽しみたい。
ちなみに、≪錦溪≫の水路遊覧ボート8人乗りは1艘60元。
(これは1艘のお値段なので、一人二人の貸切状態でも同じ値段。時間は30分) -
日差しをさえぎる張り出しがあるし、風も通って、ホッと一息。
夕食前でみんなお茶を頼むかと思ったのに、
ビール!ビール!
お茶以外にもビールも置いてあるので、大丈夫。 -
お天気のいい週末だったせいか、前回より遊覧船の数が多い。
これらのお客さんも去ったあとは…、 -
しんみりとした風情に戻る≪蓮池禅院≫前の菱塘湾。
-
ぼつぼつ、これも前回見つけておいた懸案の≪碧波楼≫に移って早めの夕食。
ここは≪汲塢茶驛≫とも同じ並びの菱塘湾沿いのお食事処。 -
ここも菱塘湾を隔てた≪蓮池禅院≫の眺めがいい所。
-
この眺めが楽しめる2階のテラスにテーブルを出してもらうSUR SHANGHAI御一行。
-
振り出しの駐車場方向を見ると、鳥居のような牌坊とそこから続いて≪蓮池禅院≫へ向かう石橋のような通路。
今日は、新しい水郷を紹介してくれてありがとう。
他の水郷に比べて、この菱塘湾の景色には広がりがあるね。
まだ観光地化もあまりされていないし、いい感じ。
あとは、食事がどうなるか…。 -
江蘇省の水郷名物をオーダー。
突き出しのように出されたこれは、湖で獲れた小魚の内臓を取って半干しにしたものを油でカラリと揚げた≪炸小魚≫。
塩味でサクサクと香ばしく、頭も骨も食べられます。
これはお酒の飲めないSUR SHANGHAIも大好きな一品。 -
ただの煎り卵ではありません。
≪銀魚炒鶏蛋≫
銀魚というのは、シラウオのこと。
その稚魚を鶏卵と一緒に塩味で炒めたもので、なんという事もなさそうな料理ですが、優しい味がうれしい一品。
これの別バージョン≪銀魚跑蛋≫は、炒める代わりにオムレツ風に揚げ焼きにしてあります。
-
≪香辣小龍蝦≫
香辣とは、ピリ辛く香ばしいの意味。小龍蝦というのはザリガニのこと。醤油味でピリ辛く味付けされたザリガニは、まずその鮮やかな赤が印象的。
手で殻や頭を取ってどうぞ。
ウェット・ティッシュを持っていくと便利。
ザリガニの後に見えるのは、特に水郷の名物と言うことはありませんが、雪菜とよばれる菜っ葉の漬物。
これもよく突き出しのように出されます。ご飯ともよく合いますよ。 -
白絲魚は、白鰤魚とも書かれるのですが、ブリとは違う白身の魚。
ショウガ、ネギを乗せ、塩味で蒸しあげた清蒸という調理法で35cmほどの大きさのものを頼んでみました。
柔らかい白身は癖がなく美味ですが、枝分かれした小骨が多いのでご用心。
これは≪錦溪≫の名物で1匹40元台から。 -
(魚巴)魚は淡水フグの一種で体長は20cm足らず。≪錦溪≫の水郷では2種類の調理法で出される≪(魚巴)魚二吃≫が名物。
醤油で煮込んだ紅焼という調理法とスープ仕立てで頼んでみました。
画像では茶色い塊のようになっているのが紅焼で、丼に入っているのが塩味スープ仕立てです。
頭が大きく、食べられる部分が少ないのですが、柔らかくて癖のない白身の魚でした。
お値段は名物だけあって1匹で20元〜というお値段。これはメインになりにくいと思うので、味見程度の数を頼んでみては? -
≪酥蹄≫
水郷の町でも魚だけ食べているわけではなく、豚肉もよく食べられています。
酥蹄は豚の腿から膝にかけての皮や骨のついた肉を醤油味で柔らかく煮込んだもの。大きいままで出てきますが、箸でも皮や肉がちぎれるほど柔らかいので、何人かで突付き合えます。
骨が大きく、見た目ほど食べられる部分は多くないですが、一度はどうぞ。
一つ40〜50元程度。 -
これは特に水郷名物と言うわけではないですが、空心菜+ニンニクの炒め物。
くせが無くて、日本人好みの味。 -
〆は≪燠灶麺≫
この麺は、長く腰の強い細麺をゆでて、甘しょっぱく味付けした醤油ベースのスープに入れたもの。
スープ付きの主食として食べるらしくて具は入っていません。それまでに頼んだおかずと合わせていただきます。
-
お代わりまでして食べたおかずもあって、満足、満足。
最後にちょっとだけお散歩して帰る道筋。
あ、≪錦溪≫の子猫、発見。 -
耳がずいぶん大きいなあ。
全然人見知りしないこの(=^・^=)ちゃん。 -
≪蓮池禅院≫前の菱塘湾にも夕暮れが近づいて…、
-
夕風も立ち始めると、日中の暑さも雲散霧消。
≪錦溪≫の水郷、別のお客さんが来たら、何度でも来てみたい所。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- まみさん 2006/08/18 09:07:29
- やっぱり壁の素敵なSUR SHANGHAIさんですなぁ
- SUR SHANGHAIさん、こんにちは。
1年以上も前から楽しみにしていた旅行が出発前やっと1ヶ月半ほどになったので、いまはネット時間はほとんどそちらに取られています。でも、そんな合間にSUR SHANGHAIさんの写真を見に来ると目の保養になります。
いいなあと思う写真がたくさんあるので、私もどうしたらこういう写真を撮れるようになるかなぁって、たくさんお手本を見るのがまず近道かなぁと思って@
柿園の白壁、素敵でした〜。食べ物も美味しそうでしたし猫ちゃんも可愛かったですが、やはりこの中では柿園の白壁が一番気に入りました。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2006/08/20 01:07:29
- RE: やっぱり壁の素敵なSUR SHANGHAIさんですなぁ
- 最近ご無沙汰しております。m(__)m
9月はほとんど留守状態になるので、それに向けてあれやこれや。
4トラでは自分のアップだけしていて、他のトラベラーさんたちのページにもお伺いせず失礼させていただいています。
平にお許しを〜。m(__)m
旅先からお帰りになったら行き先の旅行記もアップしてくださいね。(^_^)v
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
43