☆Vol.12☆　地球の裏側から。　～12日目～ 　ウユニ

2006/02/19 - 2006/02/19

『12日目　異次元の世界、ウユニ塩湖！』
この日記を書いているのは19日の夜23時20分であるが、気分は最高である。20分程前から「ざー」と雨が降り出しており、雨の音と井上さんと津田さんの話が近くの部屋から聞こえる程度である。　今日は朝の7時半頃にウユニへ到着。ウユニは標高3660m、人口約1万人の町であり、そこには世界一大きな塩の湖、ウユニ湖がある。このウユニ湖、南米旅行を計画してから知った場所であり、同時に最も生で、直にこの五感で感じたかった場所だ。写真を見ていて「すげ～」と心待ちにしていたが、実際生で見ると想像をはるかに越えた異次元の世界であり、最高の時間を過ごせた。　朝の7時過ぎにウユニへ着き、2人で代理店を見て回る。3月10日にブエノスアイレスを発ち、イグアスの滝、パタゴニアと今後の予定も一杯あることから、2泊3日で塩の家（ウユニ塩湖の中にある）に泊まって、ラグーナ・ベルデ（緑の湖）を見てチリに抜けるツアーに参加しようといろいろ交渉してみたが、どうやら2泊3日では塩の家に泊まることはできないみたいなので、3泊4日のツアーにした。　朝ごはんを近くのレストランで食べ（チョコ・パンケーキ）てから、水2.5lを2本買い込み、ツアー集合時間の10時30分に代理店の場所へ行く。ツアー3泊4日で一人68US＄、塩の家は20US＄だった。　ツアーの同乗者はチェコ人たちであり、すごくフレンドリーでビールを昼から飲んでいた。一緒にしゃべりながらビールを飲み、今はうごいていないさびれた列車でゆっくりする。ここウユニは、ボリビア・ペルーがそうなのだが、空がとても近く、雲がすぐ近くを流れている。その空が近く、晴天の下で映画「スタンド・バイ・ミー」の様にレールを歩いたり、列車の上を歩いたり写真を撮ったりしていた。　その後、少し走り、小さなお土産屋が集まる場所へ。そこで塩のコップを2個買い、バーガーを食べ、ツアーに含まれているランチのラム肉やコッペパンやペプシ・コーラを食す。そして更にジープを走らすこと10分、ついにウユニ塩湖が見えてきた！遠くからでも、山が湖面に映っており圧巻の景色だった。そしてジープはどんどんウユニ塩湖を進んでいく。ウユニ塩湖は今から数年前、ボリビア南西部を覆っていた海（さだかではない）が干上がるにつれて水分中の塩が固まって出来たもので、見渡す限りの真っ白な世界である。今はちょうど雨季で、湖面上に数cmの水が張り、それが空を映しているのだ。
　塩の家に着き、チェコ人たちと再度、そしてお別れのビールで乾杯。メアドを交換してバイバイする。チェコのプラハに今度行ってみたいな。彼・彼女らは（男3人女2人）会社を転職する前に4ヶ月程バカンスに出てきているみたいだ。普通に働いていても1年に１ヶ月の連続休暇が取れるらしい。塩の家にはルイスという3才の甘えん坊の子どもがいて、旅行者とずっと遊んでいた。この子はすごくかわいい！が、ちょいとわがままになる可能性があるかな～。
　その後ちょうど同じ日に来た日本人の女の子2人（大学4年生）、井上さんと津田さんと一緒に外を歩いていくことに。うちら以外には誰もいない。し～んと静まりかえっている。かなりの絶景！音楽を聴きながら、皆と話しながら、ウユニ塩湖を見渡すのは本当に最高だった。マチュピチュは遺跡でこちらは大自然で質が違うが、マチュピチュをある意味超えている。その後、夕焼けを皆で見てから寄るご飯も一緒に食べて、いろいろ話して寝る。明日は5時起きでサンライズを見る！今雨が降っているので、更にいい感じになるかも。最高です！！

エリア ウユニ(ボリビア)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: エアカナダ

私は今映画を作っている

それはまだ未完成

いつ完成するのかさえわからない

私は今小説を書いている

それはまだ未完成

何巻になるのかさえわからない

これまでのストーリーはまあまあ納得

でも

アカデミー賞は狙わない

ノーベル文学賞は狙わない

そんな才能ないし

あっても狙わない

ただ

どんな展開にしようか

どんな終わり方がベストなのか

はちゃんと考えているつもり

加えたいストーリは山ほどあるから

作りつづける毎日は疲れるし

書き続ける毎日も疲れる

すごく楽しいけど時に悩む

たまにサボるし

そのこと自体を忘れている日もある

でも

最後まで一生懸命頑張りたい

登場人物は

これまで出会ってきた全ての人たちと

これから出会う全ての人たち

※人生を生きることを映画を作る、小説を書くというわかりづらくセンスのない比喩で表現してみました。自分なりに最高の映画（人生）を作りたい（生きたい）、最高の小説（人生）を書きたい（生きたい）という意味です。ご容赦願います。

この旅行記へのコメント （4）

• andoorinnさん 2011/04/14 19:26:52

  旅

  はじめまして。小生も四カ月後にウユニ湖へ行くつもりです。1978年から貧乏旅行を始め４大大陸を渡りNYに住みつき30年になりました。妻と二人の旅なので、昔の様なギリギリの旅はもういたしませんが昨年は一切の予約をせずにペルーを一周してきました。ウユニの情報が欲しくて様々なサイトを調べましたが、ダイサクさんのが最高でした。写真の右横の文が、とても良かったです。
  「人間はすばらしい。なぜなら旅行できるから」或る故人の言葉で小生の好きな言葉です。旅は人生そのものですよね。存分にたのしんでください。
  20代は一人でサハラをヒッチで渡りましたが、きっとウユニには同じような感動があるのではないか、と今からワクワクいたしております。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　元バックパッカ-　　59歳

  ダイサクさん からの返信 2011/04/15 05:16:36

  RE: 旅

  andoorinnさん
  
  はじめまして。
  コメントありがとうございます。
  
  四ヶ月後にウユニ塩湖へ行かれる予定なのですね。いいですねえ。僕は今迄行って見てきた大自然の景色の中ではウユニが一番感動しました。１９７８年から貧乏旅行をされていたのですね。当時は、船、鉄道でわたったのでしょうか。今程情報が溢れていなく、ネットも携帯もない時代での旅行は、今とはだいぶ違うスリルと面白さ等があったのではとふと思いました。
  
  NYにお住まいになられてはや３０年になるのですね。その間、旅も含めていろいろな事があったのでしょうね。僕はもうすぐ３０歳になるので、ふと年齢に合わせて想像してしまいました。
  
  ウユニ塩の旅行記、褒めてくださってありがとうございます。
  今行くとまた違った印象を抱くのかなとも思いますが、一方で人間そんなすぐに変わらない、自分も変わっていないとも思います。また、ウユニは将来愛する人と行きたいなって思う場所です。
  
  「人間はすばらしい。なぜなら旅行できるから」
  
  いい言葉ですね。
  ありがとうございます、存分に楽しみたいと思っています。
  
  ２０代は一人でサハラをヒッチで渡ったのですか（驚）
  すごい大冒険ですね。。。
  
  でも、想像するとすごいワクワクしてきます。
  今は仕事があるので想像だけにしておこうかと思います（笑）
  
  ウユニ塩湖の旅行、素晴らしいものになるといいですね。
  
  だいさく

  andoorinnさん からの返信 2011/04/15 08:38:46

  RE: 旅

  > はじめまして。小生も四カ月後にウユニ湖へ行くつもりです。1978年から貧乏旅行を始め４大大陸を渡りNYに住みつき30年になりました。妻と二人の旅なので、昔の様なギリギリの旅はもういたしませんが昨年は一切の予約をせずにペルーを一周してきました。ウユニの情報が欲しくて様々なサイトを調べましたが、ダイサクさんのが最高でした。写真の右横の文が、とても良かったです。
  > 「人間はすばらしい。なぜなら旅行できるから」或る故人の言葉で小生の好きな言葉です。旅は人生そのものですよね。存分にたのしんでください。
  > 20代は一人でサハラをヒッチで渡りましたが、きっとウユニには同じような感動があるのではないか、と今からワクワクいたしております。
  > 　　　　　　　　　　　　　　　　　　元バックパッカ-　　59歳

  andoorinnさん からの返信 2011/04/15 08:39:49

  RE: 旅

  > はじめまして。小生も四カ月後にウユニ湖へ行くつもりです。1978年から貧乏旅行を始め４大大陸を渡りNYに住みつき30年になりました。妻と二人の旅なので、昔の様なギリギリの旅はもういたしませんが昨年は一切の予約をせずにペルーを一周してきました。ウユニの情報が欲しくて様々なサイトを調べましたが、ダイサクさんのが最高でした。写真の右横の文が、とても良かったです。
  > 「人間はすばらしい。なぜなら旅行できるから」或る故人の言葉で小生の好きな言葉です。旅は人生そのものですよね。存分にたのしんでください。
  > 20代は一人でサハラをヒッチで渡りましたが、きっとウユニには同じような感動があるのではないか、と今からワクワクいたしております。
  > 　　　　　　　　　　　　　　　　　　元バックパッカ-　　59歳