2005/04/15 - 2005/04/17
488位(同エリア522件中)
響夜さん
最終目的地のフュッセンに到着。
ここではローテンブルクを早々と後にしたお陰で昼過ぎには現地入り出来ました。ほぼ丸々2日あったので初日からウロウロしまくって、更に翌日には混むのを恐れて早朝に今回一番の目玉。Schloss Neuschwansteinへ。
別にワーグナーのファンだとかルートヴィッヒ・ラヴなわけでもないし、ディズニー・ランドを毛嫌いする女がシンデレラ城のモデルになったお城を見たーいvとか可愛いことを考えたわけではないんですが、古くて綺麗なものが大好きなんです。
建築のことに明るいわけでもないので、もうただ見るのが好きっていうのと、推理小説好きな私はルートヴィッヒ2世の不可解な死に様には前々から興味があった、というのが最大の理由です。
ささやかなモノが色々と積み重なっての今回の旅。
どこも愉しく過ごせたのが幸いでしたが、最後まで特大のトラブルに巻き込まれるような事はなく、通じない言葉に凹んだくらいで思いっきり目新しい物をおのぼりさんに喜んで来たので、最高の一週間でした。
今回は17日の夜19:45発の飛行機で帰ったので帰り着いたのは翌18日の20:55・・・。大韓航空で行った為、インチョン空港で乗り換えの待ち時間が6時間・・・その間にあった大阪行きの飛行機で日本に帰った方が家に着く時間は早かったのではないか、と真剣に後悔したので、今度からは飛行機だけは奮発してでもかならず直行便にしよう、と心に決めました。
- 同行者
- 友人
- 航空会社
- 大韓航空
-
目を開けたらそこはハイジの世界。
10:05Rothenbrug o d taub.を出発。途中Stainach、Treuchtlingen、Augsbrug hbf、Buchloe、で乗り換え14:55着。
いやー・・・たくさんあるもんだ。最後のブーフローエでちょっと時間があったのですが、これが駅前に何もなくて(笑)どこにでも必ずあるパン屋さんに入ってサンドイッチをパクついてようやくこれに乗ったら終着がフュッセンだ・・・と思ってたら爆睡して、ふと目を開けたらそこが「ペーター!」と叫びたくなる世界だったから、何故かほぼ同時に起きた私の友人もビックリ。
「凄いよコレ!」とはしゃぎまわる疾うに20代半ば過ぎた女二人を向かいに座ったおばぁちゃまが微笑みながら見てました。
でもあちこちで学生と思われてた我々。ばぁちゃんも「いいわね、子供は呑気で」とでも言いたそうな感じでしたけどね。
写真はビックリした我々が電車の中から風景をパチパチと撮ったもの。微妙に窓に光が入ってしまいました。 -
泊まったホテルは日本人なら大抵知ってるSonne(ゾンネ)です。
駅を出て左側にまっすぐ行くとすぐに右手に見えてくるピンク色の建物。竹下通りのように色んなお店がある通りの入り口というナイス立地条件。悪い噂は殆ど聞かない宿だけど、実際フロントも愛想がいいし、英語で話しかけてくれたのを「ドイツ語で」と御願いした私にもゆっくり丁寧に教えてくれたので、凄く助かりました。
聞き返した言葉がたどたどしかったんだろうなぁ。
1階は胡散臭いのから高級品まで色んな種類のおみやげ屋さんでした。日本人が多いだろうからボロいだろうなぁ・・・と失礼な事を考えながらお部屋へ。
2階のフロントからエレベータで3階のお部屋へ。
ドイツのエレベーターは1階がEGと書いてあって「地面」を意味します。
日本人にとっての2階が1階。
従って実質我々が泊まったのは4階。
ドイツくらいしかマトモに外国語の分からない私に、世界の各国でのエレベーター表記がどうなってるのか知らないけど、こういう表記は多いのかな。 -
お部屋の写真。
ここでも勿論ツインで取ってたのですが、ここは角部屋だったせいか横に長い部屋で入り口を入ってすぐの所に一人分のベッドとテレビ、書き物机があって、廊下のように長くなった真ん中にユニットバス。
更に先にもう一人分のお部屋が。
横に長い部屋の両端にそれぞれ1人分のお部屋がるような感じで、セパレートなんです。
普段から1人暮らしの自分としては、ここにきて一人になれる時間は実はありがたくもあったりする(笑)どんなに大好きな友人でも、たまには一人の時間が持てるという事は大事だとしみじみ思いました。
他のお部屋がどうなってるのか興味深かったんですが、まさか人様の部屋を覗くわけにもいかず見れませんでした。 -
入り口に近い方の友人の部屋の窓から見た外です。
私の部屋の方はすぐ隣の建物の壁だけだったので(笑)
でもこの風景には難点があって、夜暗くなるとお向かいのこの建物はなんと民家だったらしく、うっかり外を見てると向かいの部屋の中が丸見え・・・。
すっごく可愛らしいインテリアの女の子の部屋だったのですが、いくらこちらも女とはいえ覗くわけにもいかず、ちょっと気まずい窓の外でした。 -
ホテルで一息ついてから近所の散策へ。
ホテルを出て竹下通り(本当はライヒェン通り)のみやげ物屋やらカフェやらを尻目にただブラブラ歩いていたら教会を発見。
聖マング市教区教会というそうですが、デカくて上手く全体を撮れずあっさり却下。
中にも入ったのですが、写真撮っていいもんだか分からなかったので、ついでに遠慮してみました。
でも凄く綺麗な教会でした。入るのは無料なので是非覗いてみて欲しいです。
その教会の裏手に公園のようなものが見えるね、とそっちも散策したのですが、教会の横にはお城を発見。
写真はその教会の横っ面を公園の横を流れてた川から撮ったものです。
博物館が一緒になってる建物なので、正確にはこれは博物館の横にあたるのかな。
川はレヒ(Lech)川。お城はホーエス城(Hohes Schloss)アウクスブルク司教の夏の住居だそうです。教会の人間ってヤツはやることが一々豪勢ですな。 -
ホーエス城に入り込んで撮った写真です。
内部がどうなってるのかは残念ながら入場時間に間に合わずに見れませんでした。
翌日はノイシュヴァンに掛かりきりになってたので、戻ってきた時間は前日と同じような時間だったので、結局内部見学は出来ませんでしたが壁にたくさんの窓の絵やらなにやらたくさん書かれてたのが凄く不思議で「何のつもりなんだろうね?」と言いながらブラブラ中庭のようなところをしきりに歩き回りました。 -
内側から絵を真近で見るとこんな感じ。
その絵も凄く綺麗で、壁も真っ白だし、手入れ行き届いてますねって感じでした。
結構人が散歩でウロウロしてましたが、普段からこんなところを散歩できる環境って素晴らしいなと思いました。
子供の頃からこんな建物が自分の知る建物の全てだったら、あのおおらかな人柄が分かる気がします。
東京やNYなんかの町並みも現代の人達なんだから知ってるんだろうけど、彼らから見た我らの住まう土地の景観はどんな風に見えるんだろう。
NOVAの先生達の中には「モダンで羨ましい」という人もいたけど、そういう感覚なんでしょうか。 -
ホテルの朝食です。
勿論バイキングで、今までの中で最高の朝食でした。懲りない我々はまたも「昼飯いらねー」の惨劇を繰り返す事になりました。
でも後悔はしない、っていうくらい美味しかったです。
ジュースも好きなのを注いで良かったので、喜んでオレンジ・ジュースを持って来たらお姉さんが来て「Caffee oder Tee?(コーヒー?紅茶?)」と聞かれたので、食後のコーヒーに、と思って二人でコーヒーを頼んだらそれぞれに1ポット。カップにして3〜4杯分。
飲み干した自分に乾杯。
「ありえねー量になっちまったな」と友人と話してたら、傍に座ってた白人夫婦の旦那さんが「Noch einmal bitte(おかわり)」と軽々しくコーヒーのおかわりを・・・・。バケモノめ・・・と思わず口にした(バレない日本語に万歳)我々でした。
静かな音量でラジオが流れてましたが、音楽ではなく何故かニュースで、韓国と中国で反日運動のデモが続いてます、と言ってたのが何だか微妙でした。 -
さて、朝食をたらふく食べた我々は駅前のバスで一路目的のお城へ。前日にバスの時刻表を調べておいたので待つこともなく2,30分バスに揺られてお城の麓まで来ました。
バス停を降りてすぐ前にあった坂をだらだら登って行くとチケットセンターがあります。
そこでノイシュヴァンだけ、もしくはホーエンシュヴァンガウだけ、そして両方見るのうちのどれか、を選択して「日本人?」と聞かれたので迷わず「Ja(YES)」「学生?」と聞かれて「Nein(NO)」ちょっと驚いた顔してました。白人さんには我々は学生にしか見えないらしい。
28と25歳のコンビなのに・・・。
チケットには入場時間、入場の為の整理番号があります。それぞれの城の入り口にデジタルで番号が表示されるので、それが表示されたらチケットを入り口で突っ込むと中に入れるんですね。
国籍を聞かれたのは、ハンディタイプの翻訳機を渡されるので、歴史や部屋にまつわる小話をその翻訳機で聞けるのです。ずっとドイツ語でガイドされたらそれは厳しいな、と思ってただけに天の助けでした。
ちなみに英語、ドイツ語でいい人間はかなりの団体様になってたので、素直に自分の国の言葉で聞いたほうが楽でした。 -
下から見たホーエンシュヴァンガウ城。
結構上にあるように見えますけどノイシュヴァンに比べたら可愛い可愛い。これくらいは歩いてもいいハイキングロードしたが、実は城がどこにあるのか判らなかった我々はチケットセンターを出てすぐのところに止めてあった馬車で移動。お一人様5ユーロ。
御者のおじいちゃんに「俺の横に座れ」と強引に馬車の先頭に上げられました。
御者のおじいちゃんと記念写真撮ったのですが、友人のインスタントカメラなのでスキャナのない私にはアップできませんでした。うーん残念。
しかしおじいちゃんは親切で横に座らせてくれて最前を体験させてくれたようですが、山道なのでガラガラ登っていくと馬がブーブーおならするんですよ。
干草の臭いだから不快なわけではないんですが、力んでるのが分かるので何だか馬に申し訳ないような気が。 -
入り口の前で馬車は終わりなので、入り口からはちょっと歩いて城内へ。写真はその入り口の門です。
お城の中は撮影禁止なので写真はないのですが、ルートヴィッヒの子供時代の部屋が凄く凝ってて面白かったけど、友人と2人の見解は「そうとう暗い子供だよね・・・」という物。
夜をイメージした部屋で、ベッドなんか昼間でも天井に星をイメージした点でしか灯りが入らないという。
お部屋自体も何だか静かな感じでした。
およそ1時間くらいで城内見物は終わり。入り口とは逆の裏口のようなところから外へ出て、すぐに、上の写真を撮った下の所へ出られます。(こっそり撮った順番逆だったりする) -
ホーエンシュヴァンガウの中庭のようなところから見えたノイシュヴァン「遠!」と友人と2人ビックリ。
どうやって行こうか協議した結果、両方馬車は厳しいという事でシャトルバスを利用する事にしました。
距離がハンパじゃねーや。
金額は行きが1.8ユーロ。帰りは1ユーロ。往復なら2.6ユーロなのでバスの運ちゃんに「Hin und zurueck bitte(ヒン・ウント・ツーリュック・ビッテ)」と言えば往復のチケットを買えるので安く行くのにはお勧めです。
ちなみに馬車で行くならノイシュヴァンでも5ユーロだそうです。帰りは2・5ユーロらしいけど。 -
殆ど肝試しのマリエン橋から撮った写真。
ドイツに行く前にNOVAの先生に「マリエン橋から見えるノイシュヴァンは格別だ」と言われていたので行ったのですが、その橋が今にも底の抜けそうな木のつり橋で風が来る度、人が歩く度ユーラユラ。
下は見ただけで座り込みたくなるくらいの高さの渓谷。
違う意味で格別でした。
ちなみに私は別に高所恐怖症なんかではありません。
この橋のすぐ傍にバス停があるので、そこから城まで歩くのですが、これがえらい山道で・・・。
日ごろの運動不足を思い知る勢いでヒーヒー言いながら歩きました。
馬車で行くともう少しマシな場所に出ますので、慎重に検討して下さい。でもそこからも結構歩きますが。 -
山道を歩いて行くと見えてくる城の姿。
この時点でも凄く綺麗で無茶苦茶感動しました。 -
ようやく道が平らになったことにホっと息を吐いた私に友人が「ねぇ上を見て!」と言うので見上げたらもうこんなでした。
凄い!と大騒ぎする日本人2人。
写真だとどうしても一部になってしまうのが、惜しいです。もっと思いっきりドーンと頭上に聳えてるるんですよ。あの圧倒的な存在感はどれだけ写真を見ていても実際自分の目で見たと時はきっと感動すること請け合いです。 -
グルっと周る感じで入り口に行くと正面からみた城はこんな感じです。
入り口のところにはトイレもあります。
ちょっとした階段を登ったところから下も見下ろせます。プロフィール写真のちっちゃい自分はこの同じ風景で自分を入れて友人に撮ってもらったものです。
実は今回125枚も写真を残しておきながら自分の写真はコレだけ(笑)
この綺麗なモロ西洋な風景に自分がマッチしないことくらい重々承知してるチンケな日本人は自分を写真に撮るのが実は物凄く嫌いだったりする(笑)
ここでもデジタル掲示板に自分のチケットの番号が出たら中に入って翻訳機で説明を聞きながら周ります。こっちの方が広くて周るのに時間がかかるから1時間半くらいかかるかな。
上の写真を撮った位置の傍に最後は出ました。
中にはカフェやトイレもありますが、おおよそ終わった頃に最後に出会えるのでトイレは済ませておいたほうがいいかもしれません。 -
帰り道に再びの山道にヒーヒー言いながら振り向いた時に見えた最後のノイシュヴァンの写真。
ちょっと下に下りた麓にもレストランや、なんとコレより間近に城が見える(丁度この旅行記の頭に置いてある写真くらい)ホテル兼業のレストランもありました。
いつかこのホテルに泊まってみたい・・・と思いました。
我々が泊まったところは駅が近くて時刻表聞きに行ったり買い物をするには竹下通り(違)が近いので便利でしたが、何日かゆっくり連泊できるなら1泊くらいしてみたいホテルでした。
いつかお金持ちにでもなったらそういう贅沢がしたい。と無駄な野望抱いて今回の旅は終わりました。
友人と次にドイツ旅行するならクリスマスに、マルクトを見に行きたいね、というのと最大の憧れ古城ホテルに泊まりたいね、という計画が生まれました(というか私が洗脳した)。
どっちもお金の掛かる旅になるから、目的のために頑張って働こう。
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