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  物価の高い北欧にあって、これだけは安いと思えるのが、バルト海を横断するフェリーで、日本では考えられないほどの大型客船の立派な船室がホテルに泊るのと同じくらいの値段で利用でき、寝ている間に目的地に着け、船内では無税の酒が飲めるし、買い物もできる。消費税率が20%前後と高率な北欧では、TAX FREEの有難さも、ひとしおだ。<br /><br />  ヘルシンキ−ストックホルム間はVIKING LINE、SILJA LINEともに、2隻の船を交互に運行していて、両社とも両港を18:00に出港して、翌日の9時に着く。両国の間に1時間の時差があるので、出発地時間表示だろう。この時間帯の設定は、船内での食事を当て込んでいるのだろう。船内の食事は街中のレストランと比べて安いし、美味しいので、乗船前に無理して食べ物を買い込む事はない。本当に美味しい船旅なのだ。<br /><br />  VIKING LINEはマリエラ(37,800トン)とイザベラ(34,900トン)、SIRJA LINEの船はさらに大きく、2隻とも58,400トンの大きさだ。日本で一番大きな定期フェリーは新日本海フェリーの17,300トンというから、いかに大きいか、ご理解いただけるだろう。このクラスの豪華客船に乗る機会を逃してはいけない。トゥルク−ストックホルム間は船がやや小さくなるけれど、一日2便に増え、約11時間の船旅だ。値段もヘルシンキからより当然安い。<br /><br />  私が利用したのは、2度ともVIKING LINEで、マリエラとシンデレラ(46,400トン)で、シンデレラは夏場はトゥルク−ストックホルム間であったりと、上記のスケジュール以外に変則的に使われているのだが、92年冬には、1日おきに夕方7時に出港していた。この航路では一番立派な船で、4階から7階までの吹き抜けに面したシースルーエレベーターがあって、11階建ての巨大なホテルの様な船だ。<br /><br />  乗船料、船室料金は意外に安い。(多分、乗船料だけなら、3,000円程度)船室料金は船室ごとに定員があるから、定員通りに使うか、相部屋にしてもらうと安い。特にLUXURYは、ホテルさながらの2人部屋なので、2人での旅なら、こっちの方が良いと思う。この部屋+運賃で一人、12,500円だけだから、是非、利用しよう。もっとも、私も1人の時は、一番安いCキャビン(日本で5000円、現地で、パスを見せて買ったので、約3000円だった)を利用した。ちなみに、金曜と夏の期間は割増し料金になるが、冬の間は3割引になっていて、普通に窓口で買っても割り引いてくれるので、ますます、割安感がある。切符はどこで買っても同額の様だ。クレジットカードも使える。時刻表は英語、ドイツ語、スウェーデン語、フィンランド語の4つあるが、英語の時刻表はいつも少ない様に感じる。VIKING LINE、SILJA LINEともに日本での予約可能。<br /><br />  船室は下から言って、デッキの場合は大部屋に幅の狭い寝台があって、そこで寝ろという訳だ。シーツとか言うような物は全くない。なるほど、これならシリヤラインが無料なのも納得がいく。ここの席の人はあまりに寝にくいのでビデオルームとかに行って、座席で寝ている。<br />  次にC、B、Aキャビン(VIKINGの場合)という順に上がってゆくが、これは寝台。日本風に言うと、2等寝台C、B、A、という事で、上になるに従って、船室内にテレビ、トイレ、シャワー、窓が付くようになる。(客船の世界では、異常な程に窓にこだわるのだ。上のデッキかどうかも重要なポイントである。)<br />  その上が、1等、特等、スイートという事か、このレベルになると設備はホテルの部屋をイメージしていて、ほぼ間違いない。ただし、船室は所詮寝るだけで、他のスペースは誰にも開放しているから、安い場所に泊っても豪華客船は楽しめる。<br /><br />  飲食店がたくさんあるので、好きな物を選べる。船にもよる訳だが、本格的なレストラン(フランス料理とかステーキとかと言う風な専門店でトナカイが食べれる店もある)、バイキング形式のメインビュッフェ(2交代制になっていて、内容的にはフルコース以上の料理が食べられる)、ファーストフード、カフェ、バーという具合で、バーでは、ちょっとしたショーも見せてくれる、<br /><br />  もちろん、免税店も充実しているし、ゲームセンター、カジノ、もある。終わる時間がちょっと早いのが残念だけど、サウナとプールがあるので、フィンランドでサウナに入りそびれた人もここなら入れる。(ここでも、私は入りそびれた)  <br />

ストックホルムへのクルーズ

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1995/06/29 - 1995/06/30

1737位(同エリア1987件中)

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KAKU-SAN

KAKU-SANさん

物価の高い北欧にあって、これだけは安いと思えるのが、バルト海を横断するフェリーで、日本では考えられないほどの大型客船の立派な船室がホテルに泊るのと同じくらいの値段で利用でき、寝ている間に目的地に着け、船内では無税の酒が飲めるし、買い物もできる。消費税率が20%前後と高率な北欧では、TAX FREEの有難さも、ひとしおだ。

ヘルシンキ−ストックホルム間はVIKING LINE、SILJA LINEともに、2隻の船を交互に運行していて、両社とも両港を18:00に出港して、翌日の9時に着く。両国の間に1時間の時差があるので、出発地時間表示だろう。この時間帯の設定は、船内での食事を当て込んでいるのだろう。船内の食事は街中のレストランと比べて安いし、美味しいので、乗船前に無理して食べ物を買い込む事はない。本当に美味しい船旅なのだ。

VIKING LINEはマリエラ(37,800トン)とイザベラ(34,900トン)、SIRJA LINEの船はさらに大きく、2隻とも58,400トンの大きさだ。日本で一番大きな定期フェリーは新日本海フェリーの17,300トンというから、いかに大きいか、ご理解いただけるだろう。このクラスの豪華客船に乗る機会を逃してはいけない。トゥルク−ストックホルム間は船がやや小さくなるけれど、一日2便に増え、約11時間の船旅だ。値段もヘルシンキからより当然安い。

私が利用したのは、2度ともVIKING LINEで、マリエラとシンデレラ(46,400トン)で、シンデレラは夏場はトゥルク−ストックホルム間であったりと、上記のスケジュール以外に変則的に使われているのだが、92年冬には、1日おきに夕方7時に出港していた。この航路では一番立派な船で、4階から7階までの吹き抜けに面したシースルーエレベーターがあって、11階建ての巨大なホテルの様な船だ。

乗船料、船室料金は意外に安い。(多分、乗船料だけなら、3,000円程度)船室料金は船室ごとに定員があるから、定員通りに使うか、相部屋にしてもらうと安い。特にLUXURYは、ホテルさながらの2人部屋なので、2人での旅なら、こっちの方が良いと思う。この部屋+運賃で一人、12,500円だけだから、是非、利用しよう。もっとも、私も1人の時は、一番安いCキャビン(日本で5000円、現地で、パスを見せて買ったので、約3000円だった)を利用した。ちなみに、金曜と夏の期間は割増し料金になるが、冬の間は3割引になっていて、普通に窓口で買っても割り引いてくれるので、ますます、割安感がある。切符はどこで買っても同額の様だ。クレジットカードも使える。時刻表は英語、ドイツ語、スウェーデン語、フィンランド語の4つあるが、英語の時刻表はいつも少ない様に感じる。VIKING LINE、SILJA LINEともに日本での予約可能。

船室は下から言って、デッキの場合は大部屋に幅の狭い寝台があって、そこで寝ろという訳だ。シーツとか言うような物は全くない。なるほど、これならシリヤラインが無料なのも納得がいく。ここの席の人はあまりに寝にくいのでビデオルームとかに行って、座席で寝ている。
次にC、B、Aキャビン(VIKINGの場合)という順に上がってゆくが、これは寝台。日本風に言うと、2等寝台C、B、A、という事で、上になるに従って、船室内にテレビ、トイレ、シャワー、窓が付くようになる。(客船の世界では、異常な程に窓にこだわるのだ。上のデッキかどうかも重要なポイントである。)
その上が、1等、特等、スイートという事か、このレベルになると設備はホテルの部屋をイメージしていて、ほぼ間違いない。ただし、船室は所詮寝るだけで、他のスペースは誰にも開放しているから、安い場所に泊っても豪華客船は楽しめる。

飲食店がたくさんあるので、好きな物を選べる。船にもよる訳だが、本格的なレストラン(フランス料理とかステーキとかと言う風な専門店でトナカイが食べれる店もある)、バイキング形式のメインビュッフェ(2交代制になっていて、内容的にはフルコース以上の料理が食べられる)、ファーストフード、カフェ、バーという具合で、バーでは、ちょっとしたショーも見せてくれる、

もちろん、免税店も充実しているし、ゲームセンター、カジノ、もある。終わる時間がちょっと早いのが残念だけど、サウナとプールがあるので、フィンランドでサウナに入りそびれた人もここなら入れる。(ここでも、私は入りそびれた)

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