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小原温泉は地元福島市からクルマで約1時間。適当な距離でもあるので、日帰りでたまに出かけます。<br />今回紹介するのは共同浴場の「かつらの湯」。2005年の3月21日に行った時のレポートです。<br /><br />ここはもともと古い共同浴場だったそうなのですが、過去の大雨の時に増水で流されてしまい、それ以降は復旧もされていなかったのだそうです。<br />それが地元の温泉旅館からの協力も得ながら、県の2004年補助事業予算で復活しました。ですからまだ新しいですよ。<br />2005年の3月末日までは無料で、4月からは200円の料金が必要になりました。これを知らずに出かけましたが、ぎりぎり無料でトクした気分になりました。<br /><br />小原温泉には「かつらや」さんという旅館があるのですが、クルマは「かつらや」さんの奥の駐車場に停めることができます。そこから川に沿って徒歩数分行くと「かつらの湯」が見えて来ます。<br /><br />手前に管理人さんの常駐所があるのでそこで料金を支払います。<br />すぐ隣の浴室に行くと、まず表に下駄箱が。横ののれんをくぐると下へ降りる階段があって、下には脱衣所と浴槽が見えます。<br />木の香りのする脱衣所で衣類を脱ぐと、すぐ脇が浴槽。浴槽の奥には透明アクリルの引き戸があり、カランやシャワーが見えるのでそこで体を洗うことができます。ただし石鹸やシャンプーの類はありません。洗い場は位置的には下駄箱の真下あたりになります。<br />上を見上げると、壁と屋根の間に空間がありました。中が適当に明るいのはこの隙間のおかげだったんですね。寒い時は外気が中に入ってきてしまいますが、川の音もすぐ近くに聞こえ、半露天の雰囲気が楽しめます。<br /><br />浴槽は石で造られ、足を投げ出してお湯に浸かるとちょうどいい深さ。お湯の中をよく見ると、なにやら格子状になっていて、隣の女性用の浴槽とつながっているのが分ります。でもだからと言って隣が見えるわけではありません。<br />こちらは旅館からも近いせいか、行ってみると思ったより利用者が多い感じがしました。地元の住民からも長く復活が望まれていたとのことですから、見かけるご年配の方々は地元の方かも知れませんね。<br /><br />お湯は無色透明で無臭。若干ですが、湯の中で肌を触るとツルツルした感じがしました。管理人さんがおっしゃるにはかけ流しらしいです。私には熱くもなくちょうどいい温度でした。<br /><br />やがてお湯から上がって外に出ると、下駄箱の脇にはベンチが。風呂上りにこういうベンチがあると座りたくなりますね。夏の夕涼みなどはきっと気持ちがいいことでしょう。<br /><br />この「かつらの湯」、朝は8時から入れますが、夕方は18時までとなっております。時間ちょうどに閉めるので、夕方はあまり遅い時間に行かず、余裕をもって行かれることをお勧めします。<br /><br />

立寄り温泉レポート【宮城県白石市:小原温泉「かつらの湯」】

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2005/03/21 - 2005/03/21

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みちのく紋次郎

みちのく紋次郎さん

小原温泉は地元福島市からクルマで約1時間。適当な距離でもあるので、日帰りでたまに出かけます。
今回紹介するのは共同浴場の「かつらの湯」。2005年の3月21日に行った時のレポートです。

ここはもともと古い共同浴場だったそうなのですが、過去の大雨の時に増水で流されてしまい、それ以降は復旧もされていなかったのだそうです。
それが地元の温泉旅館からの協力も得ながら、県の2004年補助事業予算で復活しました。ですからまだ新しいですよ。
2005年の3月末日までは無料で、4月からは200円の料金が必要になりました。これを知らずに出かけましたが、ぎりぎり無料でトクした気分になりました。

小原温泉には「かつらや」さんという旅館があるのですが、クルマは「かつらや」さんの奥の駐車場に停めることができます。そこから川に沿って徒歩数分行くと「かつらの湯」が見えて来ます。

手前に管理人さんの常駐所があるのでそこで料金を支払います。
すぐ隣の浴室に行くと、まず表に下駄箱が。横ののれんをくぐると下へ降りる階段があって、下には脱衣所と浴槽が見えます。
木の香りのする脱衣所で衣類を脱ぐと、すぐ脇が浴槽。浴槽の奥には透明アクリルの引き戸があり、カランやシャワーが見えるのでそこで体を洗うことができます。ただし石鹸やシャンプーの類はありません。洗い場は位置的には下駄箱の真下あたりになります。
上を見上げると、壁と屋根の間に空間がありました。中が適当に明るいのはこの隙間のおかげだったんですね。寒い時は外気が中に入ってきてしまいますが、川の音もすぐ近くに聞こえ、半露天の雰囲気が楽しめます。

浴槽は石で造られ、足を投げ出してお湯に浸かるとちょうどいい深さ。お湯の中をよく見ると、なにやら格子状になっていて、隣の女性用の浴槽とつながっているのが分ります。でもだからと言って隣が見えるわけではありません。
こちらは旅館からも近いせいか、行ってみると思ったより利用者が多い感じがしました。地元の住民からも長く復活が望まれていたとのことですから、見かけるご年配の方々は地元の方かも知れませんね。

お湯は無色透明で無臭。若干ですが、湯の中で肌を触るとツルツルした感じがしました。管理人さんがおっしゃるにはかけ流しらしいです。私には熱くもなくちょうどいい温度でした。

やがてお湯から上がって外に出ると、下駄箱の脇にはベンチが。風呂上りにこういうベンチがあると座りたくなりますね。夏の夕涼みなどはきっと気持ちがいいことでしょう。

この「かつらの湯」、朝は8時から入れますが、夕方は18時までとなっております。時間ちょうどに閉めるので、夕方はあまり遅い時間に行かず、余裕をもって行かれることをお勧めします。

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  • 駐車場から徒歩数分で「かつらの湯」が見えてきます。

    駐車場から徒歩数分で「かつらの湯」が見えてきます。

  • 引き戸の向こうが洗い場です。閉めることによって浴槽や休んでいる人にお湯がはねるのを防いでくれます。<br /><br />左にほんの少しだけ写っているのが階段。お客さんは浴槽のフチに腰掛けているところです。<br />右に白く写っているのは発砲スチロール。寒いときなどは隙間に浮かべ、お湯の温度が下がるのを防止しているようです。

    引き戸の向こうが洗い場です。閉めることによって浴槽や休んでいる人にお湯がはねるのを防いでくれます。

    左にほんの少しだけ写っているのが階段。お客さんは浴槽のフチに腰掛けているところです。
    右に白く写っているのは発砲スチロール。寒いときなどは隙間に浮かべ、お湯の温度が下がるのを防止しているようです。

  • かつらの湯の手前にはつり橋があり、川沿いの遊歩道に続いています。

    かつらの湯の手前にはつり橋があり、川沿いの遊歩道に続いています。

  • つり橋から見た旅館「かつらや」さん。

    つり橋から見た旅館「かつらや」さん。

  • 表紙の写真同様、川向こうから見た「かつらの湯」。

    表紙の写真同様、川向こうから見た「かつらの湯」。

  • 名前は分りませんが、少し歩くとこんな滝があります。

    名前は分りませんが、少し歩くとこんな滝があります。

  • さらに進むと今度は歩道側に滝があり、赤松沢と書かれた看板がありました。

    さらに進むと今度は歩道側に滝があり、赤松沢と書かれた看板がありました。

  • なんと、温泉が出ています。<br /><br />実はここ、あるHPや雑誌でも紹介されているのを見たことがあります。その雑誌によると「かもしかの湯」と言うのだそうです。<br /><br />私が以前来た時は写真のような「足湯」という看板はありませんでした。「足湯」ならまぁまぁ入ってみようかという気にはなります。だいたい四角い穴の奥は狭いし暗いし、どう見ても浸かる温泉ではないです。<br />女性が入っている写真を見たときは「マジかよ・・・。」って思いました。

    なんと、温泉が出ています。

    実はここ、あるHPや雑誌でも紹介されているのを見たことがあります。その雑誌によると「かもしかの湯」と言うのだそうです。

    私が以前来た時は写真のような「足湯」という看板はありませんでした。「足湯」ならまぁまぁ入ってみようかという気にはなります。だいたい四角い穴の奥は狭いし暗いし、どう見ても浸かる温泉ではないです。
    女性が入っている写真を見たときは「マジかよ・・・。」って思いました。

  • そしてすぐ前にはこんな立派な?足湯が設けられていました。<br /><br />前に来たときは何もなかったんですが、最近のブームに乗ってか、はたまたお遊びか。それとも「かもしかの湯」に入る人を防止するためなのか。<br />でもこんな場所に足湯を作っても利用する人はいるんですかねぇ・・・。駐車場から遊歩道を歩くこと20分弱ですよ。ほとんど誰ともすれ違いません。

    そしてすぐ前にはこんな立派な?足湯が設けられていました。

    前に来たときは何もなかったんですが、最近のブームに乗ってか、はたまたお遊びか。それとも「かもしかの湯」に入る人を防止するためなのか。
    でもこんな場所に足湯を作っても利用する人はいるんですかねぇ・・・。駐車場から遊歩道を歩くこと20分弱ですよ。ほとんど誰ともすれ違いません。

  • 手前にあるのが前の写真の足湯。川向こうにはなにやら旅館らしき建物が見えますが、既に使用されている様子はなく、廃墟と化しています。

    手前にあるのが前の写真の足湯。川向こうにはなにやら旅館らしき建物が見えますが、既に使用されている様子はなく、廃墟と化しています。

  • 「かつらの湯」の前にある看板です。

    「かつらの湯」の前にある看板です。

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