ベルニナ急行旅行記(ブログ) 一覧に戻る
ベルニナ特急<br /><br />朝眠かったので、どうしようかと思ったが、とにかく起きて食事をして8時48分のベルニナ特急に乗り、イタリアのティラノまで行ってくる。ユーレイルパスが使えるので、チケットを買わずに済む。片道約4時間。<br /><br />ベルニナ特急はトーマス・クックで6番目にご推奨の景観のいい路線。車掌さんが進行方向右手に乗るように教えてくれた。車内はがらがら。<br /><br />窓が開くので、窓を開けたり閉めたりしてしながら外を見ている。なるほど、景観はすばらしい。白き峰々が眼前まで迫り圧巻だ。5月はまだ雪はいっぱい。だからなお山々は美しい。<br /><br />ハイキングのビアンコ湖もまだ凍っているが、氷の薄いところが青い空を映して真っ白な世界に、青い光を放っている。神秘的だ。ただただ「ワンダフル」と叫んでいる。<br />この路線はトンネルがほとんどない。だからさらに景観が楽しめる。サンモリッツも通る。ここはお奨めの路線。乗ってよかった。<br /><br />この鉄道は私鉄。箱根登山鉄道がモデルにした路線で、姉妹提携もしている。そのせいで、あちこちに箱根から贈られた日本語のプレートがつけられているのが見える。「はこね号」という車両もある。<br /><br />ティラノからミラノまでは1時間ほど、行ってみたかったが、荷物をクールに置いてきてしまったので、今回は引き返すことにする。到着が遅れて13時過ぎ。帰りは14時40分発。街中を歩く時間はないので、駅近くで食事をして帰ることにする。ここはイタリア。すべてリストランテ。どこにしようかなと思っていると、ウェイターが手招きして、中に連れて行き「ここのシェフは、コンクールでこんなに賞を取っている」と賞状を見せた。<br /><br />しかし、スパゲッティをとるとアルデンテではない。<br />「日本のスパゲッティはアルデンテなのに、イタリアのスパゲッティはアルデンテではない。どうして?」ときくと、ウェイターが「それではマダムご説明しましょう」と気取って言った。<br />「お客様が一度に大勢見えるので、待たせては申し訳ないから、あらかじめ茹でてあるのだ」と。<br />「この時期、お客は少ない。現に私たちしかいないではないか、お急ぎかどうか聞いてから、料理をすべきだ」と文句を言った。彼は肩をすくめて、ごまかした。ティラミスはボリュームがありすぎたが、美味しかった。スイスフランで支払った。<br /><br />帰りの電車は往きと同じ。スタッフも同じ。スタッフとすっかり仲良くなってしまった。家族の写真なども持ってきて見せる。被写体になりそうなところは教えてくれる。私だって、来るときにちゃんと目をつけてはいるんだけど。<br /><br />クール18時59分着。スタッフと大げさに別れを惜しみ、ホテルに帰る。風呂に入り、食事に出た。<br />今日は土曜日。ほとんどの店が閉まっていて、昨日とはうって変わって閑散としている。<br /><br />鉄道駅にはレストラン・ビュッフェがあり、安くてうまいと聞いていたので、試しに行ってみる。なるほど、ちゃんとやっていたし、はやくて美味しい。これは利用価値がある。<br /><br />明日の氷河鉄道のチケットも買えたし、後は天気を願うのみ。 <br />

スイス1997年 14

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1997/05/05 - 1997/06

184位(同エリア191件中)

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buchijoyce

buchijoyceさん

ベルニナ特急

朝眠かったので、どうしようかと思ったが、とにかく起きて食事をして8時48分のベルニナ特急に乗り、イタリアのティラノまで行ってくる。ユーレイルパスが使えるので、チケットを買わずに済む。片道約4時間。

ベルニナ特急はトーマス・クックで6番目にご推奨の景観のいい路線。車掌さんが進行方向右手に乗るように教えてくれた。車内はがらがら。

窓が開くので、窓を開けたり閉めたりしてしながら外を見ている。なるほど、景観はすばらしい。白き峰々が眼前まで迫り圧巻だ。5月はまだ雪はいっぱい。だからなお山々は美しい。

ハイキングのビアンコ湖もまだ凍っているが、氷の薄いところが青い空を映して真っ白な世界に、青い光を放っている。神秘的だ。ただただ「ワンダフル」と叫んでいる。
この路線はトンネルがほとんどない。だからさらに景観が楽しめる。サンモリッツも通る。ここはお奨めの路線。乗ってよかった。

この鉄道は私鉄。箱根登山鉄道がモデルにした路線で、姉妹提携もしている。そのせいで、あちこちに箱根から贈られた日本語のプレートがつけられているのが見える。「はこね号」という車両もある。

ティラノからミラノまでは1時間ほど、行ってみたかったが、荷物をクールに置いてきてしまったので、今回は引き返すことにする。到着が遅れて13時過ぎ。帰りは14時40分発。街中を歩く時間はないので、駅近くで食事をして帰ることにする。ここはイタリア。すべてリストランテ。どこにしようかなと思っていると、ウェイターが手招きして、中に連れて行き「ここのシェフは、コンクールでこんなに賞を取っている」と賞状を見せた。

しかし、スパゲッティをとるとアルデンテではない。
「日本のスパゲッティはアルデンテなのに、イタリアのスパゲッティはアルデンテではない。どうして?」ときくと、ウェイターが「それではマダムご説明しましょう」と気取って言った。
「お客様が一度に大勢見えるので、待たせては申し訳ないから、あらかじめ茹でてあるのだ」と。
「この時期、お客は少ない。現に私たちしかいないではないか、お急ぎかどうか聞いてから、料理をすべきだ」と文句を言った。彼は肩をすくめて、ごまかした。ティラミスはボリュームがありすぎたが、美味しかった。スイスフランで支払った。

帰りの電車は往きと同じ。スタッフも同じ。スタッフとすっかり仲良くなってしまった。家族の写真なども持ってきて見せる。被写体になりそうなところは教えてくれる。私だって、来るときにちゃんと目をつけてはいるんだけど。

クール18時59分着。スタッフと大げさに別れを惜しみ、ホテルに帰る。風呂に入り、食事に出た。
今日は土曜日。ほとんどの店が閉まっていて、昨日とはうって変わって閑散としている。

鉄道駅にはレストラン・ビュッフェがあり、安くてうまいと聞いていたので、試しに行ってみる。なるほど、ちゃんとやっていたし、はやくて美味しい。これは利用価値がある。

明日の氷河鉄道のチケットも買えたし、後は天気を願うのみ。

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