![子供のころから、乗り物好きだった。<br />特に鉄道に乗っていれば上機嫌!<br /><br />以前から、ヨーロッパ大陸を鉄道で縦横無尽に旅したいと思っていた。2003年10月、やっとその機会に恵まれた。<br /><br /><br />某日早朝、昨日の土砂降りの雨はあがったが、曇天である。<br />寒くはない。「平成 阿房列車の旅」とすれば、上々のスタートだ。<br />ところが、現実はそんなに甘くはない。これから天は数々の“苦行”を我に与える・・・<br /><br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/07/57/650x_10075763.jpg?updated_at=1151708563)
2003/10 - 2003/11
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レモンパパさん
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子供のころから、乗り物好きだった。
特に鉄道に乗っていれば上機嫌!
以前から、ヨーロッパ大陸を鉄道で縦横無尽に旅したいと思っていた。2003年10月、やっとその機会に恵まれた。
某日早朝、昨日の土砂降りの雨はあがったが、曇天である。
寒くはない。「平成 阿房列車の旅」とすれば、上々のスタートだ。
ところが、現実はそんなに甘くはない。これから天は数々の“苦行”を我に与える・・・
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フライトの時間に十分な余裕をもって自宅を出る。
新大阪までは順調だ。ここからJR特急『はるか』に乗り換える。
ところが南下するにしたがい、激しい雷と暴風雨!
みるみるうちに電車はスピードを落とす。
あわれ『はるか』は、関空手前のJR「日根野駅」で停車・・・
強風のため、関空大橋を渡れず運休とあいなる。
日根野駅で後続の電車を待つが、そのアナウンスはない。
JRの対応も後手になり、ホームに人々が溢れだす。ホームのあちこちで殺気立つ。
結局、「日根野」駅に30分ほど足止めの後、後続の列車で隣の「りんくうタウン」駅に着く。
駅に着くなり、会社員風の男性はタクシー乗り場へ走る。
「緊急事態だ、どうする?」
電車を降りると、代換バスのアナウンス。乗り場へ猛ダッシュ!
しかし、何とそこには、併走する南海電車やJRからの同じ客が長蛇の列、しかも動かない・・・ もう、ボーゼン。
やっと3〜40分後に代換バスに乗る。
関空のチェックインカウンターに着いた時は出発30分前。
もう、冷や汗でグッショリ(^^ゞ
出国前に、両替をして、コーヒーでも飲みながらこれから始まる旅を想う。
そんな当初の計画は、もろくも崩れ去った・・・ -
関空AY(フィンランド航空)078便、 11:00発、これが今日のフライト。
日本とヘルシンキ・ヴァンター空港は、地図上で直線でつながる最短距離上にあり、約10時間で結ぶ。 -
機内は、オーロラ見学ツアーか、日本人の団体で一杯だ。
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窓から見える北欧の秋は寒そうだが、雪はまだない。
ここ、ヘルシンキ・ヴァンター空港からスウェーデンのストックホルムへ向かう。 -
ヘルシンキ・ヴァンター空港内。
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はるか向こうはバルト海。
機首を下げるとスウェーデンの森が見えてきたら、もうそこは、アーランダ空港だ。 -
空港で両替を済ませ、アーランダ・エキスプレスに乗ること約20分。電車はストックホルム中央駅に着く。
中央駅のインフォメーションでホテルを探す。
近くに手頃な3ツ星クラスの宿を見つける。
案内の女性は、駅から「タクシーで行け」と言う。
ケチケチな旅人としては、最初からタクシーは乗り辛い。バスか地下鉄か、安い乗り物が希望なのだが...
まァ、初めての街で疲れているのでタクシーでもいいや、と駅前から乗車。
ドライバーに、行き先を告げて後ろのシートでゆっくりと休んでいると、やたらと話しかけてくる。
最初は適当に返事をしていたのだが、そのうち面倒になり目を瞑って休むことにした。 -
ところが、なかなかホテルに着かない。あれ、インフォメーションで聞いた感じと違うぞ?
どうやら、少しばかり遠回りされたらしい。
ヨーロッパに着いたばかりで、フッと気が緩んだか・・・
これもひとつの経験、と自分を無理やり(?)納得させる。
でも、このおしゃべりな運転手が意外と親切で、ホテルの場所を通行人に何度も聞き直して探してくた。
最後は、一方通行で入れない路地をウロウロと荷物を運んでくれる。 -
市庁舎は、ストックホルムのシンボルでもあり、ノーベル賞授賞式のあとの晩餐会会場としても有名。
塔からは、眼下に市街地を一望に見渡せる。 -
ガムラ・スタン(旧市街)は、ストックホルム発祥の地。
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ここにはストックホルム最古の大聖堂や王宮もあり、その内部にある「宝物の間」も見られる。
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王宮。
中庭では、衛兵交代式が行われる。 -
ホテルは、こじんまりとして家庭的。室内は広く、ふんだんに木を使って心が和む。
インテリアや家具・電化製品・水周りまで、面白いデザインでさすがに北欧!と、変なところで感心。
さあ、翌日からはこの街をブラブラ歩いてみよう。 -
教会の中
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ストックホルムの郊外
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ストックホルムは「水の都、北欧のヴェネツィア」ともいわている。
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さあ、ヨーロッパをスウェーデンからイタリアまで、鉄道で縦断しよう。
これから、スウェーデンが誇る高速列車(最高時速210km/h)X2000に乗ろう。
駅の構内は、列車を待つ人でいっぱいだ。 -
駅の電光掲示板でホームを確かめる。
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ストックホルム発、コペンハーゲン行きX2000(列車番号529)は10:20発だが、時間になってもまだ入線していない。
朝から、ダイヤが乱れて遅れている様子だ。 -
近郊列車は、どんどん発着していく。
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結局、乗車予定の列車は、コペンハーゲンからの折り返しのため、定刻より1時間ほど遅れて発車した。
この列車は、カーブでもスピードを落とさない振り子式車両を導入している。 -
車内の座席も広く、しかも軽食のサービスもあり、とってもグッド!しかも100%禁煙である。
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お昼からビールを戴き、とってもゴキゲン ♯^^♯/~
ただ、ひとつの問題点は、美しい森と湖のスカンジナビア半島を走るこの鉄道は単線なのである。
この最優先されるであろう、国際特急X2000が遅れている現状、他の列車も当然遅れてくる。
さらに、対向列車の待ち合わせ等あり、遅れはドンドン広がっていく・・・ -
スウェーデンの西端、マルメ駅に到着。なにやら車内放送があり、騒がしい。
不安になり車掌をつかまえ「いったい何事か?」と聞いてみる。
答えは「大幅な遅れが出た為、この列車はここで運転を打ち切る」
「えェ〜!? これからいったいどうすればいいの? 今日中にコペンハーゲンに行けないの?」
車掌に聞けば「あっちに見えるホームからデンマーク行きの電車が出る」との事。
そういえば、はるか向うのホームにみんな歩いている。さあ、急げ!またまた猛ダッシュ!!
ホームの端から端まで走った!
そして、電車に乗る。念のため、車掌に確認すれば、違う行き先でガックリ。
気をとり直して、次の電車を待つ。
さあ、今度こそデンマークだ。 -
電車はすぐにオアスン海峡にさしかかる。
このオアスン橋は鉄道と道路の併用橋で、2000年に開通した。
フェリーだと2時間の距離を、列車はあっという間に走りすぎてゆく。
クックの時刻表より、2時間以上遅れて無事にコペンハーゲン駅のホームに静かに到着した。
(平成 阿房列車の旅「ヨーロッパ編2」へ続く)
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