上海市内の水郷の街～朱家角

2005/08/28 - 2005/08/28

両親・妹たち・姪っ子、総勢６人で上海に遊びに来てくれたときに行きました。日帰り･･･というよりも半日観光です。
江南には水郷の街と呼ばれるところは多くありますが、ここは上海市内にあり、お手軽にいける水郷としても有名です。
私のカメラの調子が悪く、自前の写真が少なかったのでずっとアップできませんでしたが、父や妹の写真を加えて作ってみました(^_^)

エリア 上海(中国)

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 交通手段: レンタカー

朱家角へは、高速バスも出ていますが、今回は車を１台チャーターしました。市内とはいえ、片道１時間くらいかかります。
写真の建物の前が大きな駐車場になっています。ここで車を降りて、写真でいうと奥の方に進むと、右手に町の入口が見えてきます。駐車場にはチケットブースがあるので、ここで入場料を払います。１０元でした。

夏はザリガニのシーズン。食べるんですよ〜。まだトライしたことはありませんが。
上海市内中心部でもレストランがたくさんありますが、朱家角でも、店先にどさっとザリガニ入りのカゴや洗面器が置いてある食堂がいっぱいありました。
他によく見かけたのは小ぶりの亀。食べるんですねぇ･･･。

朱家角の見所のひとつ、漕港河という運河に架かる石橋「放生橋」です。１５７１年建造だとのこと。全長７２ｍ。かなり大きいです。

放生橋からの眺め。
橋にさしかかると、金魚売りのおばちゃんが何人か声をかけてきます。橋の上から、金魚を放すのだそうです。「放生橋」って、そういうこと？
金魚はビニールに２匹くらい入って５元でした。姪っ子たちが早速チャレンジしましたが、橋はかなり高いので、水面に叩きつけられるように金魚が落ちていきました･･･痛くないのか心配です。

こちらも放生橋からの眺め。運河はかなり深いらしく、大型船も航行しているのを見ました。
橋から少し離れたところでは、金魚を捕まえている人が。こうして、再利用？するわけですね。

江南の水郷古鎮の家並みは、白壁に黒い瓦屋根が定番ですね。壁を見ると、しっくいが塗っていなくて木がむき出しのものもあり、木造だということがわかりました。いったい、建てられてからどれくらい経っているのでしょう。

放生橋の傾斜はけっこうきついです。足元にご注意。

河を渡ったところにある路地の様子。観光地ながら、生活感あふれるたたずまいです。

運河には遊覧船があり、舟に揺られながら町並みを眺めることができます。１艘につき大人６人乗りで、３０分・１時間など時間ごとに料金が決まっているようです。
チビが３人もいたので、今回は乗りませんでした。

遊覧船はこんな感じ。赤い提灯がついているものもあります。
よく水郷古鎮を“東洋のベニス”なんて言いますが･･･やっぱりこの風情は「アジア」以外の何物でもないですよね。

運河沿いの町並みと、遊覧船の様子。運河に沿った表通り？は、お土産物や食べ物屋が多いです。

朱家角の名物のひとつ、粽（ちまき）です。豚の角煮がゴロっと入っているものがおいしい。中身によりますが、１個１〜２元ほど。買い食いして歩きましょう♪

粽屋の店先で。粽を包むおばちゃんの作業スピードは速い！おばちゃんの手前のお皿に入っているのは、卵の黄身を使った“餡”で、粽の具の一つです。

道端で、角みたいな形の変わった果物？を売っていました。写真は、のちほど上海市内で買ったものなので熟して茶色になっていますが、朱家角で売っていたものは、熟す前なのか、外皮は真っ赤でした。
これは、「菱角」と言って、菱の実なんですって。私は初めて見ました。中の実は白くてほこほこと、不思議な味がします。

この時、朱家角の観光地である「北大街」という通りは、道路を全部掘り返すほどの大工事中でしたので、残念ながら観れませんでした。でも、他の路地でも写真のように土産屋が並び、けっこうな賑わいを見せていました。
私たちはお昼前に朱家角を後にし、上海に戻りました。半日しか時間がなくても、十分楽しめる水郷です。