2006/06/16 - 2006/06/16
373位(同エリア385件中)
nasubonさん
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ドイツに旅立つ前日に、コンディショナルで申し込んでいたアルゼンチン対セルビア戦のチケットが入手できた。アルゼンチンファンにはこれ以上はないお祭り状態となり、世界レベルの技術とスピードをまざまざと見させていただいた。この試合があったから、もうブラジル戦なんて霞んでしまったのかな?
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出国の前日になって、ようやく取れたアルゼンチン戦。たぶん大丈夫だろうと思って、日程も試合が観戦できるように組んでおいたけれど、正直なとこ不安だった。まぁ観戦できなければライン川の観光を考えていたのでフランク拠点だし、ICEで2時間あまりの移動なら、、、で、試合はゲルゼンキルヘンで、中央駅からはトラムで移動。えらい混雑は観戦に付きものだけれど、トラムは輸送力が小さいから、けっこうな騒ぎだった。車内の雰囲気は楽しげなんだけれどね。
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会場はゲルゼンキルヘンのワールドカップ・スタジアム。6つ星くらいのクオリティのスタジアムなのだそうだ。が、ここを歩いているときに、コンディショナル・チケットの控えをホテルに置いてきたことが判明。最悪だと試合を見られない事態となり、急いでチケットセンターへ駆け込む羽目になった。拙い英語で状況を力説し、待つこと10分。チケットは無事に入手した。ほんと、このときは焦った。
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どたばたでチケットを入手すると、ようやく回りを見渡す余裕が出てきた。スタジアムの回りは7対3くらいでアルゼンチンのサポが多いといった印象。みんな陽気に歌って踊っていて、試合前からエンジン全開の状態。まだキックオフまで3時間もあるというのに、、、
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スタジアムの入口はかなり厳重。荷物チェックはもちろん、身体全体を手探りでさわさわされる。一定の割合で身分照合も行われていて、ぼくの前に並んでいたアルゼンチン人らしい兄ちゃんもパスポートの提示を求められていた。まぁ全員ではないにせよ、ダフ屋から買ったチケットで引っかかってしまう人もいたかもしれない。
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あてがわれていた席はカテ1だったけれど、最上段から2列目で、目の前には屋根を支えるぶっとい骨組み。なんだこりゃ!!!と思ったのだけれど、グラウンドを眺めると障害物はなにも目に入らない。なかなかうまいつくりになっていた。サッカー専用のスタジアムだから、上のほうからでもグラウンドは近いし、席も足許や左右はやや広い感じがした。さすがに評価の高いスタジアムで、観戦しやすいと思った。
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ふと後ろを振り返ると、アルゼンチンのサポが応援旗を壁に張り付けていた。こういうサポを見ていると、ほんとに応援してるんだなぁと実感する。健気でむちゃくちゃかわいい。
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最近のW杯では、フェイス・ペイントは当たり前。こんなお兄ちゃんたちは、まだ序の口のほうかもしれない。で、こんな怪しげな顔をした連中って、けっこう回りに気を遣ってたり、妙に優しかったりするから、そのギャップもおもしろい。こちらもアルゼンチンの国旗を背負っていたりするから、気軽に声をかけてくれたりする。ぼくたちはアルゼンチン人ではないということが風体でばればれだけれど、それでも仲間に入れてくれるから、うれしかったりする。
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練習に先立って、アルゼンチンの選手がグラウンドのチェックに登場。みんなデジカメでスタンドを撮影するなど呑気そうにしていたけれど、それでいて芝の状態などを素足でチェックしたり、見るところは見ている感じ。この大会では足を滑らせる選手がすごく多いから、やっぱ芝は気になるんだろうな。
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こいつがドイツW杯のキャラクター。名前は忘れた。あんまり可愛くない。
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さぁ、いよいよ選手が登場。アルゼンチンは優勝候補の一角でタレントの宝庫だし、セルビアだって欧州予選で1位抜けし、10試合で1失点の堅守を誇り、セルビアとモンテネグロの混合チームとしては最後の大会。攻めのアルゼンチンと受けのセルビアで拮抗し、良い試合になるだろうというのが、戦前の予想であった。
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キックオフを目前にセルビア側で発煙筒が焚かれ、否応にも気分が盛り上がってくる。この種の大会では、爆竹やら発煙筒というのは、あまり見かけない光景だけれど、戦うぞという気分が充ち満ちてきた。
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ところが試合はもう大人と子ども。セルビアだって弱いチームではないのに、なにもできない。アルゼンチンはリケルメを中心に攻めのリズムがみごとにかみ合って、やることなすこと、すべてがうまく回り、前半だけで3得点。とくに2点目なんて、何人からんでいたか分からないけれど、ワンタッチパスがぱんぱんつながり、うっとりするような攻撃で、木村和司の解説のように、「うーん」という声しか出なかった。
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前半で勝負は決まったので、もう後半は流してしまうのかなと思っていたら、テベスとメッシが出てきて、さらにスピード感を増すアルゼンチン。対するセルビアはもう集中力がまったくなくなって、サンドバック状態。若造2人はそれぞれ1点ずつ決めて期待に応え、スタンドはお祭り騒ぎ。ぼくたちも得点のたびに回りのアルゼンチンの方々と誰彼構わずハグハグ。暴力的なほどの攻撃力に酔いしれていた。
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終わってみれば6-0の爆勝。W杯という本気モードで、こんなにも差が付くのは、アジアのチームを相手にしているなら分かるけれど、欧州と南米の対決では珍しい。ペケルマン率いるアルゼンチンの強さはホンモノかもしれない。ただ、ちょっとピークが早すぎる気がしないでもなかったけれど。
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選手だって、ここまで簡単に勝てるとは思ってなかっただろう。死のグループといわれるC組で2試合目に予選抜けが決定。ラクな気持ちでオランダ戦に行けるのはでかいな。
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あまりに強烈な勝ち方に、サポの興奮はいつまでも醒めやらず。各ゲートではアルゼンチンのサポがいつまでも歌い踊っていた。呆れて見ていたスタジアムのスタッフもちょっと騒ぎに加わっちゃったりして、、、いままで見てきたサッカーの試合でも、1・2を争う楽しいゲームであった。
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