2001/11/26 - 2001/11/29
462位(同エリア474件中)
jagamaxさん
- jagamaxさんTOP
- 旅行記50冊
- クチコミ2件
- Q&A回答1件
- 86,368アクセス
- フォロワー5人
1日目(11/26)
二学期が終わったのも、実感する暇も無く冬山である。この日は実に忙しかった。一時半からこれまでやってきたトレーニングの総復習をやり、その後、買出し、装備わけと前日まで遊んでいたことが悔やまれた。筑波センターを九時に出発するバスに乗らなくてはいけなかったので、風呂も入らず、慌ててパッキングをしてバスに乗り込んだ。何か忘れ物は無いかなーって思ったらやっぱりあった…だし。冬山ということもあって夕食は鍋。自分から持ってきますといっておいて忘れてしまった…はー初っ端から行く先が思いやられる。東京駅に着き、山手線経由で新宿駅に。山手線は一番嫌だ。新宿駅から急行アルプス号に乗り、松本を目指す。
2日目(11/27)
目を開けると、松本駅に着いていた。慌てて、降車の準備をしたのが悪かった。時計を車中に忘れてしまった。(すぐに連絡を取ったので見つかったが…なんとも情けない)松本駅から新島々駅までは元筑波大学ワンダーフォーゲル部の人が送ってくれて、そこからはタクシーで牛が沼(標高1700m) というところまで行った。夏場の乗鞍岳なら頂上直下までバスで行けるのだが、冬場は道路が閉鎖されてしまっているため牛が沼までしかいけない。だからココカラ登山道まで林道を歩くという至極めんどくさい事をしなければならないのである。これも冬山の辛いことの一つ。風雪が舞うなか、標高2600mのベースキャンプ目指して、歩き始める。最初は冬山の新鮮さが良かったのか、楽しく歩けていたが、何時果てるとも知れない長い林道歩きは、徐々にやる気をそいでいった。標高を上げていくにつれて、林道に積もっている積雪量も増え、また風雪も強まってきて歩きづらくなってくる。手がだんだんと冷たくなってくる。やっぱり冬山は寒かった。六時間かけてようやく、2600m までたどり着いた。言うことの聞かない手をしごきつつ、トイレの裏にテントを建てるだけのスペースを作り幕営。テント中は外に比べると実に快適だった。狭かったけど…
ダシ無しのキムチ鍋を食べ(ダシ無かったけど中々美味かった!!)、水作りをして就寝。長い一日が終わった。
3日目(11/28)
天気は少し回復したけど、晴れ間見えず。少しブルー。明日は頂上へのアタックが予定されているのでそれまでには、良くなってほしい。今日は一日中、訓練の日。キックステップ、アイゼン歩行、滑落停止、ザイルワーク、懸垂下降、制動確保、弱層テスト等々。滑落停止は雪質がさらさらであったため、訓練にならなかった。ザイルワークの訓練は、下界で何回か練習していたので出来るだろうと思っていたが、いざ一人でやってみると中々上手くいかず、もっと練習しないといけないなと思った。途中から両手首が手首が痛みだしたため、先輩はザイルワークをやりたがっていたが、自分は手首が痛いなどといって先輩の意見を跳ね返してしまった。先輩の決定絶対の冬山において、やってはいけないことをしてしまったと思ったのは下界に下りてきてからの事であった。すみませんでしたm (_ _)m
制動確保の訓練はなだれに巻き込まれた時の対処の仕方を訓練するもの。要するに、埋められるのである。こういうものはやっていくうちにドンドン、エスカレートしていくものだと思ったので、自分は一番最初に名乗り出た。さらさらしている雪も意外と重くいき苦しかった。でもしっかりと呼吸する空間を取っておけば、結構生きていられるなと思った。予想していた通り、この訓練はどんどんエスカレートしていき、最後の番の先輩は仰向けで埋められて、途中苦しくなったらしく肝心の手を口から離してしまい、手だけが雪中から出てきた。さすがの先輩でもこれはヤバイだろうということで慌てて掘り出した。出てきた先輩がしばらくの間、息をしなかったのでびっくりしたが、一同大爆笑!!誰もいない世界に笑い声だけが木霊した。今日は日中、少しの間だけ晴れたため、訓練づくしの一日であったが楽しい一日であった。
昨夜同様、キムチ鍋を食べて、水を作り就寝。そー言えば、今日テントからしばらく言ったところに簡易トイレを作った。中々の出来であったが、白熊は凄いと思った。
4日目(11/29)
アタック当日。天気は最悪。明後日からは天気が崩れるということだったので、駄目もとでアタック開始。猛烈な風雪が体に浴びせかかり、前を向いて歩くこともままならない。歩けば歩くほど、雪、風とも強まりアタック中止。引き返すことに。分かっていたアタック中止であったが、凄く残念であり、悔しかった。今までも三回ほど頂を踏まずに下山したことがあったが、何が原因であっても途中下山は敗退を意味し、後悔を残す。いつかまた、冬の乗り鞍にきて、頂に立ってやろうと思った。テントに戻った後も、風雪は止むことを知らなかった。このままここにいても何もできないということで、標高を下げることに…二日しかここにいなかったのに、なんだかとても愛着が湧いていた。1800mまで標高を下げた。今晩はここでビバーク訓練をすることに。ビバーク訓練とはテントを使えない状況を想定して、一夜を過ごすという訓練である。キムチ鍋を食べ終わると、ビバーク訓練開始である。初めのうちは中々快適であったが、途中から雨が降ってきて、寝袋が濡れてきて、だんだんと不快モードに。こうなったらもう眠れない。取り留めのないことばかりを考える。
5日目(11/30)
日付が変わると、先輩からビバーク訓練終了の合図がかかった。一目散にテントに戻り、冷えた体を温める。再び三時から六時頃まで寝る。起きる。撤収する。下山する。やっと下界に戻れると思うと無性にうれしくなる。そして筑波に帰る。BIG丼大盛りを食べて今回の山行を振り返る。長かったー
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
0