2006/03/21 - 2006/03/21
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52市村康さん
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豊島の不法投棄現場に資料館があります。
産廃業者の事務所だった所をそのまま資料館に改造して、見学者に見てもらっています。
自分も展示写真パネルを作ったり、内部の照明等を自作したりして、「手作り資料館」に協力しています。
そんなわけで、他所の資料館・博物館も参考にさせてもらうことが多いです。
2006年3月21日、高松からバイクで走って広島までミュージアム巡りしてきました。
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高松を6時頃に出て四国フェリーに乗り、2号線を走って広島に着いたのは11時過ぎ、吉ブーで豚丼食べた後、最初に見たのが「日本外史」などを著した頼山陽の史跡資料館でした。
写真は頼山陽の居室で、原爆で全壊したものを再建しています。 -
3月中はひな祭りなんで、雛人形の企画展をやっていましたが、中でも尾道の旧家から借りてきた「貝合せ」にシビレました。
もう蛤は在来種のが絶滅に瀕しており、今同じ物を作ろうとしても無理なんで、とても貴重な物です。 -
左右の貝で一対の絵を入れています。
これは雁(マガン)だそうです。 -
資料館の庭には被爆した手すりも展示されていました。
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爆心から余り離れてなかったので、庭の木も燃えてしまい、根っ子だけが残っていたようですが、このクロガネモチは被爆後数年経ってから再び芽吹き、今は立派な木となっています。
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燃え尽きたと思われていたクロガネモチの木も、50年以上経って、今はこんなに高くなっています!
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赤い実がたくさんなっています。
この木の生き続けようとする「意志」のようなものを見た気がしました。 -
次に見てきたのは旧日銀広島支店でやっていた「ひろしまの水辺100年展」です。
日銀広島支店も被爆建物です。
ここで七つの川が流れる広島の古い写真や、漫画家のこうの史代さんの複製原画が展示されていました。 -
太田川の川舟の帆をイメージしたオブジェをスクリーンにして液晶プロジェクターで戦前の太田川流域の写真を映しています。
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こうの史代さんの「夕凪の街 桜の国」「冬の記憶」の複製原画が展示されています。
単行本で見るのと違って、大きく印刷されたものを見ると、「ここはこう描いたんぢゃのう。」と新たに気付く事も多かったです。 -
七つの川それぞれの戦前からの写真がひろしまの街の移り変わりを教えてくれます。
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日銀の地下にある金庫室です。
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爆心から近く、衝撃波で建物自体が歪み、地下室の扉も損傷を受けたそうです。扉の蝶番も、破損しています。
交換部品を調達できなかったので、修理してそのまま使っています。 -
日銀の前を袴姿が通ります。
卒業式のシーズンです。 -
平和記念公園も見てきました。
資料館は、写真を撮る人がいなくて、館内撮影禁止だったと思い込んでいました。
実の所、「歴史の重み」「失われた命の重み」に圧倒されて、カメラを取り出すのも忘れて見入っていました。
「折鶴」の展示では、思っていた以上に小さい「鶴」に驚かされ、しかも最後は針を使って折っていたとか、そして死ぬ直前の折りかけの「鶴」を見て涙が止まりませんでした。
もし、自分が被爆直後の廣島市に入って見たとしたら、惨劇に圧倒されてカメラを向けることも出来ず、立ち尽くしていたと思います。一日そこいら中を見て廻って、それからやっとカメラを向け始めると思います。
実際、被爆直後の市内の様子を撮った方も最初は目の前の惨劇に打ちのめされて撮れなかったそうです。 -
原爆ドームは、今も倒壊の危険があり、中には入れません。裏側から補強して何とか形を保っている状態です。
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まだ桜は固い蕾でしたが、柳には新芽が出ていました。
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リバークルーズ乗り場には木蓮が咲いていました。
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木蓮が咲くと、春が始まったんぢゃのうと実感します。
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次に、基町の本川河岸のポップラの岸辺に行きました。こうのさんの「桜の国?」で、基町の太田川の堤防で物思う旭を七波がじっと見守るシーンの現場です。
手前の木が旭を見守っているうちに七波が昼寝してしまう木です。
夏になってもう一度来て、緑の木陰で寝転がりたいです。 -
台風で倒壊したポップラの木は、CAQのみなさんをはじめ、多くのこの木を愛する人たちの手によって、もう一度立ち上げられました。
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今は補強の丸太で取り囲まれて痛々しい姿ですが、広島の人たちに見守られて芽吹く時を待っています。
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ワカイシたちが、堤防で焼肉パーティーをやっていました。
卒業シーズンなんで、お別れ会ですかのう。
そうだとしても、ええのう、みんな未来があって。 -
76年夏、予備校の夏季講習でひと月住んだ時に、この川べりはまだ区画整理の工事中だったと思います。
「夕凪の街」の最後の居残り組の廃品回収業の方から椅子を100円で売ってもらって、机の代りに押し入れの仕切りを使って毎晩勉強した思い出があります。椅子はそのままアパートに残して帰りました。
77年春、広大に一浪して入った時、もう一度椅子を買いに行った所、その場所も更地になっていて、茫然とした覚えがあります。
あの椅子は、どこへ行ったんぢゃろうか・・・
そして去年「夕凪の街 桜の国」を買って読んでいたとき、本川の岸辺で物思う旭さんの姿を見開きの2ページの大画面で見て、初めて椅子を買ったあの頃に心は飛んでいき、旭さんの心にシンクロして何か涙が止まりませんでした。
もう一度、夏に来て、ポップラの岸辺で寝転びたいです。
また会おうで!ポップラさん!
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