2002/11/09 - 2002/11/09
5462位(同エリア12447件中)
たぽじいさん
定年前のことです。何かの用事で他の課へ行った時、そこのIさんという方に「初代 歌川豊国 役者絵展」という桑名市での展覧会の招待状をいただいた。「何か関係がおありですか」と尋ねると、「展示する浮世絵の殆どが私のコレクションです」と言う。思わずえっと云ってしまった。「実は”たぽじい”さんに大須の喫茶店で会った時も、浮世絵を買いに行った帰りなんです」とのこと。そう、それがきっかけでIさんと話しをするようになったのでした。「全てを豊国に捧げています」と淡々と語るIさんでありました。
桑名はご存知の通り、名古屋の宮から海上七里を経て渡る東海道五十三次の一つであります。それよりも「その手はくわなの焼きハマグリ……」の方が有名かな。
若い頃、鈴鹿山系の登山に行ったものですが、いつも桑名は素通り。
古そうな街並みがありそうだなと思い、ちょうどいい機会と、友人のT氏を誘い近鉄名古屋駅より桑名に向かいました。
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「初代 歌川豊国 役者絵」展が開かれている桑名市博物館。
所在地 桑名市京町37−1
TEL・FAX 0594(21)3171
休館日 月曜日
JR関西本線 西桑名 及び近鉄桑名駅より東へ徒歩20分。 -
展示室のT氏。
思っていたより沢山の浮世絵が展示してありました。
Iさんのこれにこめる情熱を感じました。 -
浮世絵の一枚。よくこれだけ集めたものと感心しましたが、これだけ描いた豊国さんも凄い。
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充分堪能して外に出ると、レトロなビルがありました。
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山車の収納庫。
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春日神社。
毎年、8月第一日曜日とその前日に、俗に「日本一やかましい祭り」といわれる「石取祭」が行われるとか。
するとさっきのレトロビルは、このお祭りに関係あるのか。(ありました) -
珍しい春日神社の青銅の鳥居。
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春日神社を東にすすむと堀にでた。堀の北は「七里の渡し」です。
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七里の渡しより堀を眺めます。
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「七里の渡し」の案内板。
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泉鏡花「歌行燈」にでてくる「湊屋」のモデルとなった「船津屋」。
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「船津屋」の玄関。
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船津屋の塀にかこまれた久保田万太郎の句碑。句はあとで追記します。
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旧東海道に面した旅館。
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風流うどんそば料理「歌行燈」。幅は狭いが奥行きはあります。店の前の駐車場には観光バスが何台も。
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「歌行燈」で昼食をいただく。
我が家の近くに「歌行燈」のセカンドバージョンともいうべき「弥次郎平」といううどん屋さんがある。そこのお姉さんたちは洋装であるが、「歌行燈」は和服姿のお姉さんでした。 -
たしか「歴史を語る公園」だったと思う。
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レトロなビルと思って撮る。
「石取会館」という看板がある。変った名前だなと思った。
七里の渡しなど見て旧東海道を戻り、またこのビルの前に出た。観光案内をやっているみたいで、中に入る。
「石取祭」の祭り車などが展示してあった。
私達は下調べも何もしてないので、ここでいただいた案内図は大変参考になった。
「石取会館」は昭和2年建築の銀行だったそうだ。 -
これが「石取祭」の祭車。
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旧東海道らしきところを求め、古い民家を探すもなかなか出合わない。
諦めて石取会館でもらったパンフレットに載っていた、「六華苑」に向かう。また戻るのである。行ったり来りで、おまけに雨が降ってきた。 -
やっとマンホールを見つけた。
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「六華苑」。これは山林王と呼ばれた2代目諸戸清六が大正2年に立てた邸宅です。鹿鳴館などを設計したジョサイア・コンドルが手がけ、地方に唯一残る彼の作品です。
平成3年、桑名市が土地を取得し、建物は諸戸家から寄贈され、平成5年に六華苑という名で一般公開されました。
なお、洋館と和館は平成9年に国の重要文化財に指定されました。
所在地 桑名市大字桑名字鷹場663番の5
TEL 0594−24−4466
休業日 毎週月曜日 -
中に入ると雨にしっとりと濡れた洋館が迎えてくれました。
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思ったより素晴らしい建物です。
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洋館の全景です。
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男子トイレの表示。
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女子トイレの表示。
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洋館横奥にある和館が入口です。
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洋館の丸い塔の部分の内部。
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洋館ロビーのステンドグラス。
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洋館の客間。
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洋館ロビーの階段。
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和室から庭を見る。
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和室。直線の織り成す形が美しい。
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蔵などへの渡り廊下。
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渡り廊下から和館全景と庭を見る。
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苑内の喫茶店でくつろぐ。斬新なオブジェ。
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コーヒーでご機嫌のT氏。
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喫茶店から洋館がこう見えます。
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コーヒーで充電?して再び洋館へ。ここはサンルームです。映画「スパイ・ゾルゲ」では、ここで西園寺公望役の大滝秀治と近衛文麿役の榎木孝明が密談をしています。
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書斎のデスクです。
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サンルームから庭を見ます。
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サンルームで撮影に余念の無いT氏。
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また和室を通って外に出ます。
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六華苑を出て広大な敷地をグルリと回って反対側に出ます。旧諸戸家のレンガ倉庫や蔵が並んでいます。
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塀もすごい。
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マンホール。
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消火栓かな?
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奥床しそうな和菓子屋さん。良い和菓子屋がある街は大抵雰囲気もよいと思う。
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和菓子屋さんの入口。
往きに通った通りに出て駅に向かいます。
また、是非来てみたい街でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- captainfutureさん 2011/12/19 23:43:59
- まさに「温古」の世界でした!
- たぼじいさまの温古シリーズ、いいですね。
しばし懐かしい昭和の世界をじっくり堪能させて頂きました。
あれよあれよという間に消滅してしまったものとばかり思っていた懐かしい古き良き時代の風景が、
こんな小さな街の中でしっかり生き続けていたんですね。
特に岩村町の古い店や明智町の空中回廊、素晴らしいです。
旅人の勝手な願いなのかもしれないですが、いつまでも残していってもらいたい風景だと思いました。
- たぽじいさん からの返信 2011/12/20 23:33:33
- RE: ありがとうございます
- captainfutureさま
書き込みを有難うございます。
> たぼじいさまの温古シリーズ、いいですね。
> しばし懐かしい昭和の世界をじっくり堪能させて頂きました。
嬉しいお言葉を有難うございます。自分でも気に入っている旅行記ですので、大変嬉しく思いました。
> あれよあれよという間に消滅してしまったものとばかり思っていた懐かしい古き良き時代の風景が、
> こんな小さな街の中でしっかり生き続けていたんですね。
そうなんですね。私も近在ばかりですが、名も無き町をデジカメ片手に歩いていますと、結構、古いものが残っていて、ついつい嬉しくなってやたらシャッターを押してしまいます。
こうしてみますと、まだまだ日本にも古いものが残っているんですね。昔は木造建築が主体ですので、西洋や中近東などと違って残り難いのは仕方ないのですが、やはり、わが国は何もかも新しいものに作り変えていく傾向が強いですね。
> 特に岩村町の古い店や明智町の空中回廊、素晴らしいです。
私も岩村は期待以上に良い町だったと思っています。明智の空中回廊も大好きなものです。しかもあの場所が飲み屋街で「うかれ横丁」って言うらしいんですが、名前がいいですね。昔の楽しみの少ない時代の人々の数少ない楽しみを忍ばせるような名前と思っております。
> 旅人の勝手な願いなのかもしれないですが、いつまでも残していってもらいたい風景だと思いました。
全く同感です。
長々と書きまして済みませんでした。
寒さが募っております、お身体を大切になさって下さい。
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