ニーハオ・ベージング（北京）

2003/08/10 - 2003/08/13

３年前（2003年）の８月、女房とでかけた北京旅行。
安全宣言が出たものの、ＳＡＲＺ騒動の後で、中国旅行者が少ない時期であった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「北京至宝の旅　４日間」と名付けられたツアーは、５万円を切る格安料金で、名門５つ星ホテルの「北京飯店」に泊まり、世界遺産４ヶ所を見学するものであった。
日･中両国旅行代理店の観光客拡大策で、その時期限定、特別企画だったようだ。

エリア 北京(中国)

北京飯店前の大通り
　
「北京飯店」は天安門広場前の長安街に面し、北京１､２の繁華街ワンフーチン（王府井）の横にある豪華ホテル。
３連泊の為、朝夕のフリータイムを利用して、自由に周辺を散策することが出来た。

国府井の夕暮れ
夕刻の王府井の賑わいは、中国にいることを忘れさせる。
華やかなネオン。日本で、アメリカで見慣れたファストフード店、百貨店、スーパーマーケットの混雑。
路上を行き交う人々は、平日なのにまるで週末の如く、一見楽しげに、のんびりと、複数で道一杯に広がり、通りに面するお店を覗きながらおもいおもいの時を過ごしている。

天安門広場の朝
革命歴史博物館前で凧を見上げる子供達

北京の朝は早い。
朝６時から、天安門前で、中国軍隊による国旗掲揚の儀式が行われる。
それを目当てに国内外からの旅行者、旅行者目当ての物売り達が６時前後には三々五々集まってくる。
その他、天安門広場では、毛主席記念堂の入場行列に向かう”おのぼりさん”の一団、朝一番の凧揚げを楽しむ市民、種々それぞれの目的を持つ人々、持っていそうも無い人々で、昼間とは違う賑わいを醸し出している。
天安門広場からホテルへ戻る７時頃には、道幅７０メートル以上、全八車線の長安街は車、バス、自転車であふれ出す。
１３億人の中国全土で、年間２０万人ペースで増え２００４年ほぼ１５００万人に達したといわれる北京の人口。
まさしく中国の首都を感じさせる光景であった。

京劇楽屋にて

頤和園長廊