５月のソグネフィヨルド

2006/05/02 - 2006/05/03

ややシーズンオフ気味の５月。
山の頂上付近にはまだ雪が残るソグネフィヨルドのツアーに行ってみました。

スカンレールパス（北欧４カ国乗り放題チケット）を駆使し、夜行列車を利用した１泊２日コースに参加しました。

ベルゲン急行と呼ばれる、オスロ発ベルゲン行の急行の車内からドラマが始まります。

４時間くらい急行に揺られうると、ここから、メインイベント。
観光電車のフロム鉄道に乗り込みます。

目前に開けた景色は、どこも絵になるものですよ！

この時期は、そこまで混んでいませんでしたが、繁忙期は、各乗り物の席取り（ポジション）が大事。
乗換の時は、出遅れないように！

エリア ソグネフィヨルド周辺(ノルウェー)

旅はオスロ駅から始まります。

フィヨルドツアーは、オスロ駅のチケット売り場で購入できます。
レールパス（鉄道乗り放題パス）があればお得なので、数カ国を回るのであれば、あらかじめ日本で購入しておくべし！

オスロ〜ベルゲンを結ぶ、通称「ベルゲン急行」です。

日本の新幹線に似た顔で、かっこの良い列車です。

さすが、森林資源が豊富なノルウェーだけあって、
車内の内装は、木目調ならぬ、本物の木を使った装飾です。

暖かみがあって、落ち着いた雰囲気の車内でした。

途中駅”Fince”駅です。オスロ〜ベルゲン間の最高地点で、この時期でも雪がかなり残っています。

ホームをおりたら、そこでスキー板をはき、クロスカントリーのような滑りで目的地へ向かう
という姿を見ると、さすが、ノルウェーだなぁ、と感じました。

同じく”Fince”駅を別の角度から。

屋根のすぐ下まで積もっているのが、
豪雪地帯であることを示しています。

まだまだ、雪景色はなくならないそうです。

フロム鉄道は１０００メートル級の駅から、海面近くの駅まで一気に下っていきます。

それぞれの位置から眺める両岸の山々は絶景。
挟まれた谷間の街の佇まいが、美しいですよ。

フロムの駅に着くと、ここからフェリーの旅が始まります。

まだ寒い時期で、甲板はちょーっと寒かったですが、
夏は、良い風が吹いてきっと爽快ですよ！

ちなみに、ベルゲン急行やフロム鉄道はシーズンオフでも、何便かは走っているのですが、
フェリーは１日１便（フロム１５時発）のみなので、スケジューリングには注意ですよ！事前にWEBでチェックしていくべきですよ！

フロム港を出発します。

両脇には、切り立った崖が立ち誇っています。
自然の力強さを、まざまざと感じさせられます。

フィヨルドの中にいくつか集落があります。

フロムからのフェリーは、いくつかの集落を立ち寄る生活路線。
観光客は、みんな終点まで乗るので、「降りそびれるかも〜」とご心配の方も大丈夫！みんなと同じところで降りましょう。

両岸に迫る絶壁は、まさに圧巻！

世界一のフィヨルドだけあって、このような絶景がずーっと続きます。

フェリーは、終点グドヴァンケンに到着します。

ここから、鉄道駅のあるヴォスまでは、路線バスに乗ります。（ちゃんと接続しています。）

夏期は、大通りではなく、景色の良い山道を走ってもらえます。こんなクネクネの山道を大型バスで走ってくれるなんて、さすがプロの運転士さん。

バスからの景色も圧巻！
こんな高いところまで上がってきます。

１時間ほどで、ヴォス駅に到着します。
ここからベルゲンまでは、近郊電車で約１時間。
のんびり、ローカル電車に揺られるのも、これまた、旅情があって良いですよ！