第12回雪形ウォッチング

2006/04/29 - 2006/04/30

山の紋章【雪形】
今年の雪形ウォッチングは、仮設住宅が今でも残る新潟県長岡市で行われました。

伝承雪形である、「川の字」とか「粟まきばぁさん」や、
New雪形の「ブレーメンの音楽隊」「小鹿のバンビ」など、
新旧様々な雪形がターゲット。

それとともに、、、多くの地災害が起きた中越地震で、雪形がどう変わったのか･･･ってことも、テーマでした。


キレイに見えた「川の字」
時期が遅くて太ってしまった「ブレーメン」、みれなかった「バンビ」
そして、時期が早すぎて山がまっしろだった「粟まきばぁさん」

恒例の花火やサバメシクッキング。
さらには、過冷却の実験まで、今年も盛りだくさんでした。

エリア 長岡・寺泊(新潟)

「川の字」
単純だけど、目立つのです。

遠くから見ても、こんなにはっきりくっきり、目を惹きます。

「ブレーメンの音楽隊」
季節が少し遅かったので、かなり太った動物たちｗ
しかも、、、「小鹿のバンビ」はもうわからないね。

こんな絵が浮かんできたら、りっぱな「雪形ウォッチャー」♪
とはいえ、雪が溶けてしまっているので、かなりみんなが太っていて、わかりにくいですけどねｗ

遠景。

餅つきウサギみたいなの、見えませんか？

手前のスキー場に雪が積もると、
西洋の貴婦人にみえるのですが、雪が無くても、なんとなくそんな感じ。

ひらがなの「す」の下が切れてる感じ、しませんか？
これ、場所を変えると本当に、「す」にみえます。

こんな風景に、思わず何かを探してしまう･･･。

さてと、何か、見えますか？

季節がはやすぎて、山が真っ白･･･。
これじゃあ、何も見えません･･･。

雪形の季節は、１週間弱。
しかも、それぞれの雪形ごとに違うから、、、
いろんな雪形を一度に見るのはむずかしいねぇ。

棚田と雪山のコラボレーション。
棚田の専門家さんいわく、すばらしい棚田なんだとか。

でも、ここにも、地震の爪あとが残っていました。

こんな感じで、何もないところで、みんなで山を見つめてます。

何年たっても、「怪しい集団」ｗ

前日の夜はお決まりの、ミニシンポジウム。
内容は何でもあり！

最初は、、、実行委員長のご挨拶です。

なんでハンドマイクにゴミはさんでるんだろう？？？

中越地震の被害についての発表でした。

地面が液状化して、マンホールが浮いてきたところです。
液状化で本当に起こるんですねぇ。

なんと、今回は、某番組が取材に来ていました。
後日、スタジオ収録まで行われ、６月に放送予定だそうです。

本当に、何でもアリなシンポジウム。

三味線演奏の披露をしてくれました。

この怪しいおじさんこそ、私を雪形世界に引きづりこんだ、
ちまたで有名な「ドクターナダレンジャー」ですｗ

んでもって、ちゅーがくせい２人の皿回し。

だんだんと、大道芸グループ化してますなｗ
もちろん、私もできますよｗ皿回しくらい♪

いあいあ、まともな発表ももちろんあります！

半次郎だか門次郎だかに見える雪形を見つけた！
って発表だったような気がする･･･。

そして、朝はサバメシです。

サバメシとは、、、「サバイバル飯炊き」の略ですよ。
決して、サバの入ったご飯ではありません。

朝６時からロビーに集まり、説明を受ける参加者たち。

室内で、下準備です。

あらかじめ、用意しておいた空き缶に、
お米と水をいれます。
お米は代替0.8合かな。

外に出てクッキング開始！

下の空き缶がコンロ、上の空き缶がお鍋です。

作っていると、徐々に、コンロ缶が真っ黒に。
溶けてしまう人もチラホラ見受けられます･･･。

こちらは、大人４人がかり！
こんな感じで、みんな楽しそう。

でも、一歩離れてみてみると、ヘンな集団であることは否定できませんがね･･･。

炊き終わりました。
飯ごう炊さんっぽく、天地逆にして蒸らすことしばし。

みんな、おいしそうに炊けました！

実際、おこげも適量でおいしいです！
が、、、コビリついたご飯がなかなかとれません（笑）

新潟の春は遅いですよね。

地元では、もう季節外れの土筆がここではまだ育っていました。
おもわず、「今日の夕飯に摘んで帰ろうかな･･･」なんてｗ
今日は、東京泊まりなので断念しました･･･。

そして、桜の季節〜。
今年は、お花見あんまりしてないなぁ。

ここで見れて大満足です！

防災研の分室（名前忘れた）の庭にある、積雪グラフ。
長岡とか４ヶ所での積雪の経年変化が、実スケールで分かります。

けっこうビックリ！

んでもって、室温マイナス５度の低温室では、過冷却の実験です。

過冷却状態の液体に、衝撃を与えると、一瞬で凍るというこの実験。
防寒着が足りなかったので、普段着のまま入ったので、寒いｗ

いつみても、不思議な現象です。