2005/11/01 - 2005/11/03
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teruteruworldさん
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朝、11時に宿を出て、伊豆半島を南へ、松崎という街へ行って見ました。
ガイドブックを持たない今回の旅、松崎にはなまこ壁のある町並みが残っているらしいというかすかな情報だけを手に、車を走らせたのでした。
途中、堂ヶ島のすばらしい景色を見ながら、ドライブを1時間ほど、道を間違えて、「道の駅」花の三聖苑 伊豆松崎というところへ。
道の駅というと、街道沿いにある、ドライブインとはまた違ったその町に根付いた特産品などを売っているところですが、良く見る千葉の道の駅と違い、緑がたくさんで、お散歩していても楽しい。古い学校の建築物もあり、地場産品を売っている建物も民家を改築した感じで横には水車が回っています。すごくのどかな感じでした。敷地内に、温泉もあって500円で入ることが出来るそうです。楽しいですよね。さすが伊豆にある道の駅、温泉まで常備です。
そこで、この松崎の街近辺が、ドラマ「せかちゅー」の撮影に使われていた街ということを知りました。
がぜん、夫が、なにっ、彼女がこの街に!(←今、夫が一押しの美少女)
と色めきたったのですが、いや、ドラマだから違う人だよ、と言ったら、ちょっとがっかりしてました。←失礼な奴
でも、松崎ロケ地マップなるものまで用意されており、実際、主人公の女の子のお葬式で使われた斎場やら、さくのおじいちゃんの家だとか、二人が自転車で走った道だとか、ドラマの舞台になった高校とか、見ると、そうかそうか、ここか、いいところだな~と本当に思いますよ。すごく美しい景色と、のんびりした雰囲気と、街の小ささが、あの物語を生んだのね・・とちょっと感慨にふけること請け合い。
実際の松崎の町は、本当に、こじんまりとしていて、なまこ壁も、すごく自然にそこに残っていて、景色が一体になってよい田舎の雰囲気をかもし出してました。
しかも、期せずして、松崎の町は秋祭りの真っ最中。
子供たちの山車が街を練り歩いて、一軒一軒、お祝いをいただいて歩いています。罰当たりな私たちは、あまり盛り上がっていない山車と、笛の音と、あまりにも正直に、「○○商店さま~お祝い金ありがとうございました~」と放送して歩くおじさんの声に、「か、かつあげ祭り?」と怪しんでしまいました・・・
かと思うと、二匹の獅子を持った若い衆が街中をどどどっと走り回り各家を廻り、奉納金をいただくと同時に、二匹の獅子を「かっ」とあごとあごを合わせるようにしてくっつけ、「か~みあ~わせ~」「ドンドン(太鼓の音)」という祈り(?)をしていました。これで、その家庭の五穀豊穣、商売繁盛、家内安全など人々の幸せを願うそうです。
一見終わると、指揮をする人が「次は○○さん家ですっ」というと、また若い衆がおおっと走り出して、そのうちの前に行き、「か~みあ~わせ~♪」。
すごく勢いのあるお祭りでした。
後から知ったのですが、夜までいたら、神社で三番叟が奉納されにぎやかな夜祭が行われたそうです。う~ん、残念。
ちなみに、三番叟とは、薪能の一種で、神事に近い信仰芸能として秋祭りの際に奉納されることが多く、しかも、伊豆半島でその件数が最も多いそうです。もともと、江戸初期の金山奉行で、金山開発祈願や五穀豊穣を祈るため、能や歌舞伎役者が舞ったのが始まりと言われているそう。
なるほどね~、地域芸能って、面白い!しかも、意図せずに見られたりすると、わくわく度もアップ。いい見物が出来ました。
そうそう、街中でよく見かけた「桜葉入り○○」
松崎は、桜の名所なのでしょうか?そして、桜の葉をつかった食べ物などが有名なのでしょうか?
私たちもその宣伝文句に、ついふらふらと、桜葉入りチーズケーキと、桜葉もちをいただきました。
桜の葉の香りがいいにおいです。きっと、このにおいをかぐたびに、松崎の町を思い出すことでしょう。そして「か~みあ~わせ~♪」も。
帰ってきてから、土肥の象牙美術館にも行ってきました。
ここに展示されているすべてが、個人所有のものと知ってびっくり。そして、大陸の方たちの、細かい手作業、根気強さに、脱帽!ぜんぜん、日本の作品と違います。
すごかったねえ、あれで、三弦の撥つくりたいねえなどと、美術館を出ようとしたところで、なんと、館長(この象牙たちの所有者!)登場。
・・・ふつうの、田舎のおっちゃんです。
でも、こういうおっちゃんが侮れないんですよね、すごい、お金持ちなんですよね・・・敷地内に、テニスコートもありました。きっと、息子が夏休みとか、仲間を大勢連れてやってくるんだね、とか。駐車場で、ビーグル(だっったっけな?)が、骨の形のガムをそれはそれは夢中に噛んでいるのを見て、彼が真の社長だったりして・・・と思ったりする私たち。
ちなみに、この象牙美術館の裏の山でみかん狩りも出来るそうです。
時間がなくて、出来なくて残念でした。
そして、象牙の作品たちの説明を、よどみなく、すらすらと暗唱し、私たちを案内してくれたお兄さん、早く風邪を治してください。
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実際の松崎の町は、本当に、こじんまりとしていて、なまこ壁も、すごく自然にそこに残っていて、景色が一体になってよい田舎の雰囲気をかもし出してました。
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二匹の獅子を持った若い衆が街中をどどどっと走り回り各家を廻り、奉納金をいただくと同時に、二匹の獅子を「かっ」とあごとあごを合わせるようにしてくっつけ、「か〜みあ〜わせ〜」「ドンドン(太鼓の音)」という祈り(?)をしていました。これで、その家庭の五穀豊穣、商売繁盛、家内安全など人々の幸せを願うそうです。
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道の駅というと、街道沿いにある、ドライブインとはまた違ったその町に根付いた特産品などを売っているところですが、良く見る千葉の道の駅と違い、緑がたくさんで、お散歩していても楽しい。古い学校の建築物もあり、地場産品を売っている建物も民家を改築した感じで横には水車が回っています。すごくのどかな感じでした。敷地内に、温泉もあって500円で入ることが出来るそうです。楽しいですよね。さすが伊豆にある道の駅、温泉まで常備です。
そこで、この松崎の街近辺が、ドラマ「せかちゅー」の撮影に使われていた街ということを知りました。 -
街中でよく見かけた「桜葉入り○○」
これは、桜葉入りもちです。 -
桜葉入りチーズケーキもいただきました。。
桜の葉の香りがいいにおいです。きっと、このにおいをかぐたびに、松崎の町を思い出すことでしょう。そして「か〜みあ〜わせ〜♪」も。
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