
2006/04/05 - 2006/04/08
11位(同エリア25件中)
迷子さん
春を迎えたばかりのマン島をドライブして来たどす。
日本からは3日掛かりで島に上陸、今回もいつもの様に
道を間違えたりとチョッと苦労したけど楽しかったどす。
マン島-IsleofMan
この島のシンボルは“3本足”エンブレム、何処へいっても
この3本足が目に付きます。
神話の海の神様マナナンマクリール、この神様が3本足だった
そうどす。マン島の名前もここから来ているそうどす。
3本足のモットーは“Whereveryouthrowit,itStands”
(何処に放り出されてもシッカリと地面に立ち上がる)
これが世界中に散らばるマン島人の誇りだそうどす。
www.visitisleofman.com
www.gov.im/tourism
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 船 レンタカー
-
リバプールからカーフェリー利用で島へ渡るどす。
所要約2時間半、このSteam-packet社は他にも
Heysham(ブラックプールの北)の港からもマン島
へカーフェリーを出しているどす。
(こちらは所要約3時間半)
どちらも車での乗船は出航の45分前に締め切りどす。
リバプールの乗り場は“3大港湾有名ビル”
(迷子が勝手に命名?!)のすぐそばどす。
早めに行って写真でも撮って待ちましょう。 -
カーフェリーの甲板どす。
この日はお天気は良かったどすが、風が強かった。
このフェリー会社では色々島へのお得な宿泊プラン
もやっています、オートバイレース用のプランなど
も在るどす。マン島経由でアイルランドへも
航路があるどす。 -
ここは船の2等キャビンと言うか、座席のある
ラウンジどす。中には飲み物スタンド、軽食スタンド
パブ、ゲーム機、売店(香水類は免税価格)などが
揃っていて便利どす。
座席には軽食のメニューの横にシッカリと
おゲロ袋も用意されているどすが、余り揺れも
感じず快適な2時間半どした。
1等客用のキャビンはこの上の階にあるどす。 -
いよいよマン島の島影が見えて来たどす。
島の成り立ちに付いては諸説色々在るどすが、
(迷子が気に入った伝説では、、)
昔むかし、アイルランドの巨人とスコットランドの
巨人が喧嘩をして逃げるスコットランドの巨人に
アイルランドから土塊を投げたら、スコットランド
に届かず途中の海にボトンと落ちて、それが現在の
マン島になったそうどす。
ロマンチックどすなぁ〜(どこがっ?) -
マン島は英本土とアイルランドの間(丁度真ん中辺)
に位置する細長い島で50×20?どす。
歴史は古く世界で1番古くから独自の法律、議会、
行政府などを持っています。現在もTynwald
(ティンワルド=ノース語から)
と呼ばれる議会が在り、英国とは一線を隔した
独自の英王室保護下の自治領どす -
マン島の首都ダグラスの町並みどす。
島で1番の都会で人口約2万人、島全体では
約7万人の人口どす。が夏の観光シーズンや
オートバイレースの開催時には、この島に世界中
から来た人々で溢れかえるそうどす。
ここにあるマン島博物館(無料)は
島の歴史や暮らし、風土、地形、動植物などが
展示され島についてのお勉強が出来るどす。 -
何処かで見た様な2階建てバス。
島の交通機関はバス網と蒸気機関の鉄道、電車、
(夏には)登山鉄道などがあるどす。
ダグラスの町には観光シーズンの間、世界でここだけ
馬の引くトラムも運行されるどす。 -
マン島の電気鉄道どす。
5月から11月の始めまで首都のダグラスから
北部の街ラムジーまで運行しているどす。
残念ながら迷子の行った4月はまだ走ってなかった
どす。写真は絵葉書から転用どす。 -
島の1番大きな(新しい)教会、St.Niniannどす。
新しいと言っても100年近く前。ここには
古い十字架は無かったどすが、丁度管理人のおじさん
がいて親切丁寧に案内してくれたどす。 -
さすがマン島のステンドグラス、ここにも
TTレースの様子が。
毎年、有名オートバイのレースが開催されるどす。
初夏にはTT(ツーリストトロフィー)と呼ばれる
プロレーサーのレースが在るどす。
秋にはアマチュアレーサーのマンクスグランプリが
開催される(ある意味)世界中のライダー達の
(バイク乗り)聖地どすなぁ〜。
オートレースのファンの方でマン島の名を
知らぬ人はいないと思うどす。 -
実際のレースでは島の幹線道路がそのまま使われる
どす。この道は国道A1号線でわりと平坦な道どす。
他にも内陸部を通るアップダウン、カーブのある
国道もレースに使われるどす。
(多分レース前にはもっと道路状態が整備される
はず、、と思うどす。案外穴ぼこやパッチワーク
になっている箇所が在ったどす。)
このA1号線はダグラスの街(東側)からピールの
漁港街(西側)までの島の真ん中を横断する道どす。
迷子は到着当日にこの中間にある宿へ向かった
どすが、快適な道をイケイケドンドン?で
飛ばしていたら、いきなり海が見えて来てビックリ!
意外と短い島の幅どしたな。(約16?) -
お天気が悪かったので、教会巡りどす。
ここはKirk Michael、マン島は位置関係からも
分かる様に初期キリスト教はケルト系キリスト教の
影響を受けて来たどす。他にも北方(ヴァイキング)
からの影響も受けた、独特の芸術文化の在る
土地柄どす。
この教会の門構えも何となくノルウェー辺りの
木造教会の雰囲気が感じられるどす。 -
マン島独自のマンクスクロス、現在こうした古い
クロスは教会などに集められているどす。
(ありがたいこって、訊ね歩いて迷う心配が無いどすなぁ〜)
マン島の教会は殆ど日中は開いていたどす。
一応、献金箱にお賽銭を入れて見学させてもらった
どすよ。外観は石造りで内部は木造が多かったどす。 -
墓場にチラつく黒い影?!
な、何で教会墓地に羊が放し飼い??
雑草は伸びないだろうけど、、フンは?
この時は気付かなかったどすが、この羊は
マン島オリジナルのloghtan Sheep(ロクタン羊)
どした。後日この羊が見たくてワザワザ観光案内所
まで聞きに行って場所を教えてもらったどすが、
同じ羊さんが居たどすよ、、この時道を尋ねた
農夫の方が日本には羊が居ないのか?って
不思議がっていたので、イナイと適当に返事しといた
どす、、。(羊農家さん御免なさい) -
これが立派に成長?されたロクタン羊どす!
何とオドロケ4本角の羊どすっ!
(これはマンクス博物館の剥製どすが) -
これもマン島オリジナルの尻尾の無い猫、
マンクスキャットどす。
現在、非常に数が減って(尻尾有り猫との雑種交配
が進んだ結果)特別に飼われている場所以外では
ペットで飼われているお家が数軒だそうどす。
(ソン所そこらにウロウロしているんだろうと
思っていたどす、、これは絵葉書の写真どす)
マン島猫に尻尾の無い訳は?
大昔、ノアの洪水時にマン島の猫(尻尾有り)も
箱舟に乗るはずが、♀猫が出航直前にネズミを
見付け追い掛け回し、あわてて乗船してその時
尻尾がちょん切れちゃったそうどすよ。
尚、解説書によると尻尾の無い猫は世界中では
マン島の他に日本にも居るそうどす。(何処?) -
こちらはKirk Ballaugh(The Cronk)どす。
余りの控えめさに最初は通り過ぎてしまったどす。 -
Kirk Ballaughに在る10世紀のクロススラブどす。
ヴァイキングがマン島に入植したのが9世紀頃、
彼らの信仰は北欧系の土着信仰どしたがマン島で
ケルト系キリスト教と出会い―独特のマンクスクロス
が生まれたどす。ケルトのオガム(オーム)文字や
北欧ノースのルーン文字など、それぞれの特徴が
出た物も見られるどす。 -
島の北西部Jurbyに在るセントパトリック教会。
(聖パトリックと言えばアイルランドの守護聖人)
マン島はヴァイキング同様ケルトとも繋がりが
強い島どすな。 -
パトリック教会に展示されている古い十字架や
石版どす。 -
その内の1つを拡大して見ると、、
変わった動物らしきもようが、鹿のような
怪獣のような、北欧神話やケルト神話などに登場する生き物どすかな? -
Kirk Andreas教会どす。
ここまで教会を見てきたどすが、教会を意味する
Kirkと言う言葉、これってスコットランドの
ゲール語と似ているどす。
マン島では古くからケルトのゲール語やヴァイキング
のノース語などが混じり合い、独特の
マン島語=マンクスが話されていたどす。
現在、日常的にこのマンクスを話す人達は少なく
日常会話は英語どす。 -
Andreas教会に在る石どす。
10世紀の石が多く、手前の細長い石の側面に
掘られているギザギザはオガム文字どす。 -
島の北部にあるBrideの教会どす。
すぐそばには(珍しく)駐車場も公衆トイレも
あったどす。 -
Bride教会に在るマンクスクロスどす、
珍しい穴開きクロスどしたな。 -
マン島最北端の浜辺Point of Ayreの岬どす。
この日は風が強くて寒かったどすョ、この先
1番近い陸地はスコットランドどす。
マン島の地形は北部が砂浜が多く、南部が断崖絶壁
が多いどすな。 -
最北の岬近くにポツンと咲いていた綺麗な花。
この辺は風がキツイのどすかな、あんまり
背の高い植物は生えてなかったどす。
ヒッソリ健気に咲いているどす、ガンバレ! -
島で2番目に高い山、North Barule(561m)どす。
マン島は山や渓谷などが在って狭いながらも
変化に富んだ地形どす。
内陸部は牧畜など農業が主どすな、
マン島のバターや牛乳は美味しいどすよ。 -
島の北の大きめ?の街ラムジーから程近い、
Maughold村の教会どす。 -
境内にはこうして古いクロスのコレクションが
保存されているどす。古いものでは7世紀のもの
もあるどす。 -
中のクロススラブのアップどす、7〜8世紀のもの。ここに保存されている14世紀のクロスの模様の中に、既にIsle of Manマン島のシンボルである“3本足”が彫られているものが在るそうどす。
(迷子は捜すのスッカリ忘れていたどすが) -
教会巡りでウロチョロしている内に
段々お天気も良くなって虹も出たどすョ。
写真がこんなに蒼くなかったら、、、無念どす。 -
島中こんな長閑な風景が続くどす。
古くは石器時代からこの島に人が住み着いて
いたどす、ケルトやヴァイキングなどの影響を受け、
中世以降はイングランドなどの支配下にあったどす。
元々主立った産業は漁業と酪農の、決して裕福とは
言えない島どした。産業革命以降に
暇とお金を持余した中産階級が島に休暇で訪れる様に
なって、一大観光ブームが始まり現在では島を代表
する基幹産業どす。もちろんモータースポーツの
メッカでもあるどす。 -
お天気がイイとこんな感じどすな〜。
-
島の中程、西部の港町ピールどす。
かつては島の基幹産業だったニシン漁で栄えた港。
今でも現役の漁港どす、ここには有名なマン島名物
のニシンの燻製(英国ではキッパーと呼びますが
ここのは一味違うそうどす。)
ここの港から突き出た半島にピール城が在るどす。
写真が暗すぎてアップしないどすが11世紀のお城
で、ここには黒犬Moddey Dhooの恐ろしい伝説が
あるどすョ〜。 -
これが噂?のマンクスキッパー。
お味はチョイしょッぱめで、思わず白いご飯が
欲しくなったどす。日本のお米に合うお味どす。 -
マン島の地ビール(ビター)と牛乳どす。
-
ここは南西部のポートエリンの街、ここから
マン島蒸気機関車が発着しているどす。
この街の近くに不思議な体験が出来る、magnetic Hill
(磁石ヶ丘?)が在るどす。
坂道で車のエンジンを止めてギアをニュートラルに
すると、、あ〜ら不思議!
車が勝手にドンドン坂を上っていくそうどす。
頂上には妖精の石も在るそうどすョ。 -
Castletownの街に在るRushen城、かつてこの街が
(1869年まで)マン島の首都どした。
この城には歴代の王様、島を治める偉い方が
お住まいされていたそうどす。
今は内部も一般公開されているどす。 -
お昼はお城の前のカフェでケーキとカプチーノ、
マン島の朝ご飯もボリューム一杯でシッカリ
食べると昼時は余りお腹が空かないどすな〜。
バナナケーキ&キャロットケーキおいしゅう
ございました。(サイズ‐デカ過ぎ?) -
マン島はれっきとした自治領どす、故に独自の
通貨を発行しているどす。
単位はポンド&ペンス、英国、スコットランド及び
北アイルランドのポンド通貨も使えるどすが、
マン島ポンドは英本土ではそのまま使用出来ないどす。(必ず両替必要どす。)
お札やコインにも島のシンボル“3本足”が、
TTレースもコインにデザインされてるどす。 -
切手も独自に発行しているどす。
この島の切手はデザインが綺麗で
コレクション用にも向いてるどすな。
いろんなシリーズの切手が発行されているどすョ。 -
国道A5号線に架かる小さな橋、Fairy Bridge
(妖精の橋)どす。言い伝えでは、、
昔むかし、マン島の妖精達は凄いキカン坊で
アイルランドからの妖精の囚人などをこの木の下に
吊るしたり、川の中で水合戦などをしたり
暴れていました。島の伝統では、この橋を渡る時はいつでも彼らに「Cren aght ta shiu?」(マン島語で
How are youの意味)と挨拶しないと道路で事故に
遭うそうです。またそばの木に願い事を書いた紙
を吊るしておくと妖精が叶えてくれるそうですよ。
この橋も小さな看板がポツンと在るだけで
目立たず、迷子は何度もここを行ったり来たりで
探しましたが、その度に挨拶はしていなかった!
チョッと心配どす、、、。 -
確かにこんな風景では今でも何処かに妖精達が
住んでいるような〜。
マン島には妖精やお化けなど民話が沢山あるどす。 -
昔、ここBraddanの教区牧師の所では毎日夜が明けると
牧師の馬が汗をかいて疲れ切った様子になっているの
でした。まるで夜中じゅう誰かが彼の馬を乗り回して
いたかのようにです。ある日牧師が病気の教区民を
訪問して明け方帰宅した時、緑の上着を着て乗馬鞭を
持った小さな人が彼の馬を引いているのを見付け
ました。小さな人も牧師の姿を見てアッと言う間に
姿を消してしまいましたが、持っていた鞍だけは
道路のそばで石に変わっていました。
これがその言い伝えの石、Saddle Stoneサドルストン
どす。石垣からニョッキリと飛び出ているどす。 -
これがそのサドルストンの近くに在る、Braddanの
教区教会(古い方)どす。
新しい教会はここと道路を挟んだ向かい側どす。 -
ここにも古いマンクスクロスが保存されているどす。
真ん中の大きな丸いものは9〜10世紀のケルトの
伝統を受けた模様のクロスどす。 -
今回宿泊していたのは島の内陸部へレン渓谷にある
Glen helen Innと言う森のそば、周囲には何にも
無い静かなお宿どした。
夕方以降はここのレストランは大賑わい、宿泊客
でも予約しないと晩ご飯に有り付けないどす。
改めて予約して食べた、メインの鮭のクリームソース
かけどす。 -
こっちはこの日のシェフのお勧め、
ローストラムどす。
見た目もお味も満足どした〜ご馳走様! -
たらふく食べて満足した後は迷わず寝るどす。
迷子ご一行?が泊っていたツインルームには
天窓があって星空が見えたどす。
天の川がバッチリ見えて凄い綺麗どしたな、
朝は小鳥の声が聞こえてくるどすし、雨上がりには
プゥ〜ンと松葉の香りが森から漂ってくるどす。
ここはインターネットのホテル予約サイトから
予約したどすが、その時の料金よりも実際の
清算では連泊割引で安く泊れたどす、ラッキー! -
最後にマン島を代表するマンクスクロスどす。
Lonan Old Churchの墓地の中にドッシリと
立っている力強い十字どす。
こんなに斜めに傾いていても倒れずに千年以上も
頑張っているどす、マンクス(マン島出身者)の
気骨を表しているどすなぁ〜。 -
King Orry Graveオリィ王の墓と呼ばれる、紀元前
3800年頃の遺跡どす。
この他にも島の彼方此方にヴァイキング〜石器時代
の遺跡が点在しているどす。 -
島の南東部の海岸線どす、お天気の良い日は
景色が凄く素敵どすな。
眺めの良い場所にはさり気無くベンチが置いてあったりするどす。 -
初めての(たったの)3日間のマン島滞在どしたが、
素朴でノンビリした味わい深い島どした。
夕暮れ近くにダグラスの港をあとにしたどす。
帰りの船は強風の影響で少し揺れたけど、
(酔うほどではなかったどす)修学旅行の学生達が
ワンサカ乗船していて煩い位賑やかどした。 -
まだまだ島には訪ね歩きたい場所が一杯あるどす、
何時かまた帰って行きたいマン島どした。
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