1980/01 - 1980/01
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ソフィさん
戦争の不安は、次第に身近に迫っていた。
町々に見かけた,千人針お願いしますの姿も、だんだん見かけなくなって来る。
1931年から始まった満州事変とそれに続く満蒙開拓の動きは、子供の夢をかき立てるものだった。
満州の広い天地に、大きく羽ばたきたいと憧れたものだ。
しかし1937年以降の支那侵攻は、次第に泥沼に入り、先行きが暗雲に閉ざされた感じになっていた。
教室に張り出された支那地図も、最初は占領地に色が塗られたが、次第に陥落した町に日の丸の旗が立てられるだけになった。
この年、いったん決まっていた東京オリンピックは中止されたのも、心を暗くする一因であった。
そんな折に、紀元二千六百年の催しは、僕たちの心を明るくするものだった。
記念歌が作られ、子供たちはそれを歌いながら町々を旗行列する。
記念歌は二種類あり、「おおすめろぎの・・」から始まる祝典歌と、「金鵄輝く日本の・・・」の、行進歌である。
そのころは、旗行列や提灯行列が多く、とくに盛んで印象に残っているのは、南京陥落と、武漢三鎮陥落時だったと記憶する。
大政翼賛会の提案だったのだろう。
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