2005/03/23 - 2005/04/02
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okusanさん
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市場を歩いていると、横道に少し入ったところに豪快に煙を上げている屋台があった。この香ばしい香り、これはおくさんに寄ってけということだろう。マタタビにつられるネコのように、おくさんはふらふらと煙の元へと吸い寄せられた。それは、焼きざかな屋だった。大小さまざまなサカナを、不思議な粉をつけて鉄板の上で焼いている。焼いているのは二十歳ぐらいのおにいさんで、どう見ても中学生くらいにしか見えない助手がいた。
おくさんは早速、鉄板の上で焼かれているかわいそうなおサカナからおいしそうなのを見繕って3匹ちょうだい、と頼んでみた。すると、予想外の反応が返ってきた。
「だめだ!」
お兄さんは無情にも首を振る。ええっ、そんなっ。
おくさんのお買い物魂にシュバッと火がついた。何が何でも食べてやるっ!しかし、よくみると、指差されたおサカナを見て、隣で順番待ちしていると思しきおねえさんまでもが加勢して何か言っている。どうやら、それは私のだ、と言っているようだ。仕方がないので妥協して他のおサカナを指差して見た。すると、他のおねえさんが私のだ!という。なんてひどい人たちなんだ。おくさんにおサカナを食べさせないつもりだな!今度は焼かれるのを待っているかわいそうなおサカナたちを指差すと、今度は別のおばさんがダメっと言う。
おくさんは完全に混乱してしまった。こんなにひどい仕打ちを受けたことが未だかつてあっただろうか。
困りきったおくさんのところに、おじさんが来て、通りの方を指差して何か言っている。ついて行ってみると、生のおサカナを買え、と言っているようだ。生のおサカナなんて、旅人のおくさんにどうしろというの…だ…っ!?!おくさんの頭に電球がついた。一休さんのとんちの木魚の音が消え、チーンという音が鳴った。
焼き屋だっ!
このお兄さんは客が持ち込んだおサカナを焼いてくれる焼き屋だったのだ。焼き屋なんだから、お兄さんが焼いているのは他の客が買ってきたおサカナなのだ。このシステムを理解するのに、おくさんはしばらくかかってしまったのだ。おくさんは2つの店の間にキャベツ屋があるのが、おくさんのインスピレーションが阻害された理由だと思うがいかがだろうか。
おくさんは、ウキウキしながらおサカナを買い、焼き屋に持って行った。お兄さんは、よく分かったなあ、と親指でイェイっ!と合図してくれた。他のおねえさん達もこれで自分達のおサカナをとられなくて済む、と一安心した。万事解決。かくして、おくさんのMission Impossibleは無事成功裏に終了し、おくさん一行は勝利の美サカナに酔いしれた。
くわしくは ちきゅうをあるく>エジプトへ行こう>おサカナ大作戦 をどうぞ。
http://www4.ocv.ne.jp/~sogame
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