2004/06/05 - 2004/06/05
305位(同エリア699件中)
たぽじいさん
子供の頃、多分漫画の付録で見たと思うんだけど、ピサの斜塔というものがあることを知って、見てみたいという気持ちになったことがある。昭和20年代のことだ、叶うわけがないと思っていた。
しかし、やっとこの歳になって叶った。嬉しかった。
とにかく世界の七不思議のひとつをこの目で見たのだ。
朝、フィレンツェを出発して、ピサ市の外れで観光税を払い、大きな駐車場へ。ここでシャトルバスに乗り換え、アメリカ人と日本人でいっぱいになって、カンポ・ディ・ミラコーリに着く。
露店と城壁の間を進み、門を左に曲がると、まるで私達に挨拶するように、斜塔が身を傾けていた。「写真より傾いている!!」と言うのが最初の印象。他の人も同じ事を口にする。あれでよく倒れないものだと感心する。
後日、写真をプリントアウトしていて気がついた。斜塔の写っている写真は、殆ど傾いていた。
帰途、バスの同じ座席に座ったので、行きと違う景色。行きの時は緑濃い丘の上の街が点在し、水道橋などが見られた。帰りは窓の外にトスカーナ(写真で見たのと同じ)の丘陵が広がっていた。行きと帰りのルートが違うかも分からない。ガイドさんが「このあたりはイタリア一の植栽産地です」と言った。控えめな小さな看板があった。農園の看板らしい。そこで初めて気が付いた。看板が無い!!。そのせいもあるのか景色は断然綺麗。情報は必要だけど日本の看板の氾濫は酷いと思う。
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写真が傾いていて分かりづらいけど、手前のドゥオーモと比較すると、斜塔の傾き加減がわかります。
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ドゥオーモ。
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お決まりのポーズ!!。
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傾いているがゆえに有名になったんだろうけれど、塔そのものも優美だと思いますね。
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斜塔の沈下してるほうの基部です。
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こちらは浮いてる?方。
斜塔の沈下防止工事が終了し、登れるようになったそうです。15人ずつ交代で登るそうです。
多分、時間がなくて登れないといいつも、メンバーを募っていました。めまいの持病がある私は断念しました。
運良く登れる事になって、申し込んだメンバーは嬉しそうに手を振って、この入り口を入っていきました。
私は、心を残しつつドゥオーモに向かいました。 -
ドゥオーモの中です。日本にの団体が大勢いました。こっそり側へ寄って、説明を盗み聞きしました。
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中央の祭壇です。
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ドゥオーモの中です。
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ドゥオーモの天井です。金ぴかですね。
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丸い形の洗礼堂。なぜかこういう丸い形の建物が好きです。
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洗礼堂内部。中央に洗礼盤がある。
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ピサーノという人の造った「説教壇」です。
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八角形の洗礼槽です。細かい細工が施されています。
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洗礼堂を見上げます。
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先ほど受付にいた係りの人がやってきて、手をパンパンと叩きました。
何事かと出口に向かっていた私達は振り返りました。
すると、係りの人は両手を口にかざし、朗々と声を張り上げました。和音をたどっているようでしたが、その声は堂内に響き渡り、また反射して、何人の人が歌っているようでした。
ガイドさんが「洗礼堂の音響効果は素晴らしいです」と言っていたのを思出だしました。
出てしまうところで、運が良かったと思いました。 -
広場の出口に向かっていたら、前を警官らしき人が歩いていました。スリやひったくりに遭わないだろうと、しばらく後をついていきました。
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広場西の露店。門の出口のBARではじめて自力でコーヒーを飲む。トイレに入りたかったから。露店ではお土産をかった。ねぎったらまけてくれた。
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この旅行記へのコメント (6)
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- パパスさん 2006/12/01 21:18:39
- たぽじいさん、はじめまして!
- お決まりのポーズ!
最高に決まっていますよ!
カッコ良いです。
持病が無ければ登れましたね。
パパス。
- たぽじいさん からの返信 2006/12/02 19:07:06
- 30年以上も前に登られたんですね!!
- パパスさん こんばんは。
書きこみ有難う御座います。過分なお褒めをいただき恐縮です。カメラを持った事がない家内に何度もダメ出しして、やっと何とかという写真です。
今、思えば登っておけばよかったと悔やんでおります。
参加したツアーは盛り沢山の強行軍で、鐘楼とかドゥオーモなどに一度も登る機会がなく、唯一ピサだけでした。上からの街の眺めは素晴らしかったでしょうね。
改めてパパスさんの旅行記(ピサ・フィレンツェ編)拝見しました。ポチっと投票ボタンを押しましたら二度目で残念!!。
しかし、30年以上も前に海外旅行(それもヨーロッパ)をなさるなんて凄いですね。しかも大方の国を踏破されていますし……。
若い頃から海外に行きたくて(特にヨーロッパ)、でも実行力がなく、やっと定年になってから初めて行けた私とは大違いです。一度で病みつきになったんですが、色々と事情があって未だに二回目の旅行が出来ていません。老年バックパッカーになって早くヨーロッパを放浪したいと思っております。
パパスさんに質問が。有名な高級男性衣料ブランドの「パパス」となにかご縁があるのでしょうか?
私も貧乏ながらパパスのシャツなどを少しですが愛用しております。
旅行記をまたじっくり再読させていただきます。
ありがとうございました。
- パパスさん からの返信 2006/12/04 07:59:05
- RE: 30年以上も前に登られたんですね!!
- たぽじいさん、おはようございます。
学生時代で時間が有りましたので思い切ってヨーロッパに出かけました。
切欠が無ければ中々行動できないですね。
その時は安い往復チケットが有るのを知り、色々調べている内に絶対行きたいと思いました。
後は自分でユーレイルパスを買って大体のスケジュールを組んだのですが、イザ出掛けてみるとスケジュール通りに行かない事も沢山ありました。
でも全て楽しい思い出として残っています。
ところでパパスと男性衣料のブランドのパパスとは全く関係は無いんですよ。
ブランドのパパスさんから怒られるかも?(笑)
パパスの由来はドラクエから決めました。
主人公のお父さんで怪物と戦い世界中を旅する勇者なんです。
怪物とは戦わないですが、世界中を旅したいと言う願いを込めて命名しました。
たぽじいさんの旅行記、また訪問させていただきます。
パパス。
- たぽじいさん からの返信 2006/12/06 17:34:05
- ドラクエでしたか
- パパスさん こんばんは。
ドラクエでしたか。ゲームのことはよく知りませんが、いっとき息子がやっておりました。私のハヤトチリでしたね。
学生時代に自由な時間があったとは羨ましいですね。私は貧乏人の一人息子で、自由もお金もなく上の学校へも行けませんでした。でも、仮にパパスさんと同じような境遇であっても、きっと何もせずダラダラ過ごしていたと思います。
個人旅行はいろいろ大変な事が多いと聞いています。でも、おっしゃる通り、それは後から振り返ってみれば、きっと良い思い出になるでしょうね。
若い頃、学割キップを買ってテントをかついで旅行したり、ヒッチハイクで山陰地方や能登半島を周遊したりしましたが、今では苦労したことが良い思い出になっています。というか苦労などしか覚えていないみたいですね。
老骨に鞭打って(好きでやるんですが)ユーロラインズを足にユースをねぐらにヨーロッパを巡りたいですね。気に入ったところでスケッチしたりして。
パパスさんの旅行記を参考にさせていただきます。
読んで楽しく、後で役に立つ、ですね。
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- kojiyanさん 2006/03/21 13:37:30
- こんにちは!!
- たぽじいさん、はじめまして☆
kojiyanといいます。
ご訪問、ありがとうございました♪
たぽじいさんの素敵な旅行記、拝見しました。
写真を見ているだけで空気が伝わってきます!!
とても楽しく拝見しました。
「お決まりのポーズ」もカッコイイですね(^v^)
ご本人でしょうか!?
奥様とイタリア旅行、いいですね〜♪
うらやましいです!
私もいつかきっと・・・!
また素敵な旅行記見せてくださいね♪
では またお邪魔しま〜す。
kojiyan
- たぽじいさん からの返信 2006/03/21 22:03:05
- RE: こんにちは!!
- kojiyanさん、こちらこそはじめまして。
メッセージを有難う御座いました。
旅行記を追加していく内に、だんだん感傷的な文がハナに付いてきたような気がしてなりません。はじめてのkojiyanさんにお願いするのはどうかと思いますが、どうか、色々ご批評やご批判をいただければ嬉しいです。
まだ、海外へは一度しか行ってません。イタリア旅行から間もなく2年経ちます。家の用事などでなかなか行けませんが、これから機会がありましたら、どんどん行こうと思っております。
今後とも宜しくお願い致します。
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