2006/02/10 - 2006/03/04
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けつくん★さん
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現在地、ヨルダン首都アンマン。
ここには日本人のイラク人質事件で有名になったクリフホテルがある。
アンマンを旅する日本人の多くのバックパッカーはこのホテルに泊まる。
だが、僕らは静かにのんびり生活するために、その隣にあるホテルに泊まることにした。
ここに泊まっている日本人は他にはいない。
泊まっている客はイエメン人の父娘と、
長期滞在をしているレバノン人の男性Jのみ。
Jはとてもフレンドリーで、気軽になんでも話しかけてくる。
ある日、Jが僕のところに日本語で書かれた手紙を持ってきた。
「この日本語で書かれた手紙を訳してくれないか?」
と、お願いしてきた。
女の子からの手紙で、それには
一緒に旅が出来て幸せでしたという内容のことが書かれている。
そんなに難しい文章ではなかったので、簡単に訳してあげた。
だが、どうやらJは、その女の子のことを好きになってしまっているらしく、
とても喜んでいた。
僕が手紙を読む限りでは、女の子の方には全く恋愛感情はないように思えるんだが・・
そんなことをきっかけに、僕はJに日本語を教えることになった。
Jは、その女の子と会った時のために、色んな場面を想定した言葉を
覚えようとしている。
その想定された場面は、買い物の場面から、食事の場面、
果てには、セ○○スの場面まで想定されている。
そして、それを教えるワ・タ・ク・シ。。
fuxx you!(ヤラセテ。)
Jはその女の子へと手紙を書きたいらしい。
アラビア語で書かれた手紙を、Jは英語に訳す。
それを僕が日本語へと訳す。
どの単語が、どの英単語に当たるのかを熱心に聞いてくるので、
まずは直訳せねばならない分、
最初はわかりにくい文章になってしまった。
だが、日本語は行間に意味がこめられる場合が多い。
それを意訳して、わかりやすい文章へと直す。
こうして、なんとか作業を終えた。
次の日、Jはその手紙を送ってきたらしく、
とても喜んでいた。
その日も、僕はJに日本語を教えた。
自分が教える立場になると、改めて日本語って難しいなって思う。
・・・・・・・・・・・
2時間近い勉強をやめて、Jと僕はシャーイを飲みながら
しばらく話していた。
Jは、もう7年間も旅をしているらしい。
僕は聞いてみた。
家族はどうしたんだ?
「もう何年も連絡とってないよ。
あるときはエジプト、
あるときはヨルダン、
あるときはケニアやタンザニア
アフリカさ。
こんな生活してるからさ。」
う、うん、、
「街のみんなは働きすぎなのさ。
働きすぎて幸せを見失ってるよ。
俺は自然が好きなんだ。
特にアフリカがね。
テレビも、ラジオも、
水道も、電気も、
服さえも、
何もない生活が好きなんだ。」
うん、、、、
「でも、旅をすることは色々なことを失うよ。
フジはまだ、
旅をしているとは言えないな。
家族や友人、
地位や名声。
それにお金だってかかるよ。」
でも、
いつまで旅するつもりなんだ?
「わからない。」
「もし、
フジがアフリカを旅することがあったら、
俺を雇ってくれよな。」
俺もいつか、、
いつか、
自分なりの幸せを見つけたい。
Jは、今も世界のどこかを旅している。
自然な自分を求めて。
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