嗚呼、新婚旅行

2006/02/12 - 2006/02/19

みなさん、楽しい旅行記満載のところ恐れ入ります…。
わたしのいただけない新婚旅行のお話をしばし聞いていただけないでしょうか。
牧師先生はおっしゃいました。
「よいときも、そうでないときも互いに想いあい、助け合い…」
こんなにも早く、そうでないときが訪れるなんて知らなかったのです。

エリア ローマ(イタリア)

新婚旅行前夜、式を挙げたホテルに泊まりました。
お部屋にはなんとシャンパンが♪
この時はまさかあんな旅行が待ってるなんて知る由もありませんでした。

最初はヴァティカン博物館。
朝早く行ったにもかかわらずすでに長蛇の列。

松かさ（ピーニャ）の彫刻。
なんとなくアンコールワットを思い出させる。

地図のギャラリーの天井。
地図そっちのけで天井を見てしまう。

ボルゴの火災

システィーナ礼拝堂は写真厳禁。
そのまま出てサンピエトロ寺院へやってきました。

写真撮影に夢中な我が夫。

やっぱこの写真撮らないとダメでしょう！
かなり疲れますがこの景色のタメなら仕方ない。

寺院の中に入ってみました。
カトリックの総本山…。

前法王のお墓です。

オベリスク。
あぁ…ここからエジプトまで数時間。

夜のトレビの泉。
キレイでした。

夜はホテルでイタリアのみのもんたなんぞを見ていました。
ずごいねー、いろんな国でやってるミリオネア。

ホテルで朝出されたカプチーノ。

今日はローマ市内を観光。
まずはチルコ・マッシモから真実の口へ。
その途中で見えたフォロ・ロマーノ。

ベタですが…Ｓ.Ｍイン・コスメディン教会にて。

コロッセオ。
外からだけ…中には入りませんでした。
騎士の格好をした人がウロウロしてて
写真どーですかー？ってやってました。

次。スペイン広場にあったオベリスク。

スペイン広場。
船の噴水の周りは工事中でした。
そして…ココです。そうではないときが起こったのは。
もうお気づきですね？サイフやられました…。
あまりにも有名な手口。子供の集団でした。
地下鉄の中だったのですが、周りに子供はいませんでした。
乗車する瞬間、どこからともなく現れて、あっという間にスって行きました。
現金そしてカード。カードを止めようとしたんですが足は震えちゃうし、動転してしまってなかなか電話がつながりません。
泊まっていたホテルのスタッフに話をしたんですが、なかなかうまく通じません。
ホテルのスタッフが近くのＪＴＢに電話をしてくれて、そこの石＊さんが色々手配してくださって無事カードは止まりました。
ＪＴＢは利用していなかったのに、色々と私のためにやってくださいました。
＊川さん、ありがとう！

このピザを食べた後でした…スられたのは。
ＪＴＢの方に慰めてもらいました。
いろんな後悔があると思うけど、相手はプロだから気をつけていてもスられる事はある。
だから気持ちを切り替えて、でも気は引き締めて旅行を続けてください、と。
お金で済んでよかったと思ってください、と慰めてくれました。

ホテルでしばし呆然として…夫にもずいぶん慰められて
やっと外に出てきました。
すっかり夕方になっていました。
ヴェネツィア広場です。

その後、もう一度そうではないときがやってきました。
私たちはこの後イスタンブールへ行き、ミラノ経由の東京行きで帰る予定でした。
しかし、霧のためイスタンブール発の飛行機はミラノマルペンサ空港には到着しませんでした。
近くにあるベルガモというところに到着しました。
もう日本行きの飛行機には乗れないのか？とアリタリアのＣＡに聞くと
日本行きへのお客様はたくさんいるのでご案内するからご心配なく、との返事。
…でも、そんな訳ないよね。

隣に座っていたニコラス・ケイジ似のチュニジア人がやたらと私を頼ってきます。
何語か全くわからない。でも困ってるのはみんな同じ。
妙な一体感のまま、ベルガモ空港で荷物を受け取って
ミラノマルペンサ空港行きのバスを待ちました。

バスを待っている間にどうみてもヨーロッパ人に話し掛けられました。
「たまんねーなぁ、ねぇ。タバコ吸いたくなっちゃった」
日本語ぺらっぺらです。
お話を聞くと20年近く前に日本人女性と結婚し、フランス人ですが日本国籍を取得して
日本でビジネスマンとして働いているそうです。
イスタンブールへも仕事で来ていたそうです。
その後、同じくビジネスマンの日本人男性と4人で行動を共にすることになりました。

1時間ほどバスで揺られ、ミラノマルペンサに到着。
次の日の日本行きの飛行機に変えてもらったのですが、それまでが一苦労。
なんせ空港にアリタリアの職員がいない。
いい加減だなーイタリア人は！と元フランス人のＡさんが言っていました。
その後アリタリアが指定したホテルへ。
着いたのは朝5時…。
次の日の夜、みんなで飛行機に乗って日本へ帰りました。
アリタリアの日本人スタッフは非常に親切でした。
飛行機に乗れない、なんて経験はみんな初めてで
もちろんあたしは英語もイタリア語もダメ。
二人がいたお陰で助かったようなものです。

アリタリアが出してくれたお昼ご飯。
おいしかったし、お腹いっぱいに。

アリタリアが準備してくれたホテルに移動するときに
名前を呼ばれた人から移動するんですが
二人の名前は呼ばれたのに、私たちの名前は一向に呼ばれない。
あせったあたしはカウンターで英語で交渉を試みたけどダメだった。
最後には日本語でホテルに行かせて！と頼み込んで無事ホテルへ着いた。
やっぱり英語できたら、もっと苦労しないで済んだのかなぁ。
Ａさんに声をかけてもらって本当に助かりました。

アリタリアがオンライン予約した人にプレゼントするイタリア食材。
結構豪華！
まぁアリタリアの噂は色々聞きますが…霧で飛ばないのは仕方ないよね。
ホテルも（朝5時まで待ったけど）準備してくれたし
日本人スタッフは親切だったし。
なにより夫とは「何がなんでも一緒に日本に帰る！」と妙な一体感で頑張って前より仲良くなれた気がしました。
よいときも、そうでないときも…これからも頑張らないとね。

この旅行記へのコメント （6）

• バリっ子さん 2007/10/12 08:31:47

  はじめまして。

  旅行記拝見しました。
  新婚旅行なのに、とんだ災難にあわれたようで･･･思わず笑っちゃいました(失礼！)
  
  実は私もアリタリアにはいくつか思い出があります。
  新婚旅行が始めての海外旅行だった私は、何もかもが新鮮で、何の予備知識も無かったのですが、客室乗務員のエプロンのリボンがしわくちゃの紐の様になっていて、しかも結ばずだらんと垂れ下がったままなのに目が釘付けになりました(笑)。
  ローマからフランクフルトへ飛ぶアリタリアが整備の為遅れ、空港で足止めされたときは２時間ジュース１本でほっとかれました。mimi-dさんとの違いはそのひ日中にドイツへ飛べたことですが、その日のメインだったライン川クルーズはバスに変更になり、真っ暗で何も見え無かったオチがあります。
  何より添乗員さんが「良かったねぇ〜！ラッキーだねぇ！お客さんの中によっぽど運の強い人がいるんだよ！！運が悪ければ空港内に１日缶詰の上にここでもう一泊だよ。」と喜んでいたのが印象深く思い出されます。
  
  他にも、ゆっくり機内食を楽しんでいた私に男性客室乗務員が前に立って手拍子で急かしたり、窓枠の下に走った亀裂が飛行中振動でずれるのを手で押さえていたり(そんなことじゃ飛行機はすくえない)と、アリタリアについての笑えない思い出は一杯。
  それでも今は良い思いでとして、友達に自慢したりしてます(関西人の性でしょうか)。
  
  ローマのスリも経験済みです。
  母がまんまとやられました。
  バス乗車中、ウエストポーチの上から長めのジャケットのボタンを留めて着ていたのに、降りる寸前の揺れに思わずステップのポールを持ったホンの数秒の間に、ボタンを外しポーチのファスナーを開け財布だけを抜かれていました。バスを降りた途端気付き振り向いた時はドアは閉まったとこ、ブーッと発車されておしまい。全く身体に負荷は掛からなかったらしいです。
  相手はプロです。ある意味凄い！“腕磨いてるんやなぁ〜”なんて、感心しちゃいます。褒めてどないすんねんって話ですが･･･。
  
  まぁ、こんな調子でどじを踏みながら旅行を続けております(置き引きなら私もあいましたよ〜)。
  
  ご主人との絆も深まったとのことで、終りよければ全て良し。
  また楽しい旅行記をお願いします！
  
  P.S.子連れの旅行もまた楽しいもんですよ。
  
  バリッ子の妻でした
  
  
  
  

  mimi-dさん からの返信 2007/10/12 22:31:39

  オイシイ

  バリっ子さん、書き込みありがとうございます。
  
  そうなんですよ…その日のうちに移動できるのは
  ある意味ラッキーなんですよ…。
  でも忘れられない思い出ですよ〜。
  私も関西人。ちょっとオイシイんちゃうの？と思っています。
  
  もうすぐ子供も1歳で…母さん旅行をガマンできない！ってことで
  今月グアム行ってきます。
  子連れだとこの辺が妥当かなーと。
  本当はモスクがある地域に行きたいのに〜。
  今しばらくのガマンです。
  
  

• sunnyさん 2006/10/24 21:15:27

  はじめまして。

  mimi-dさん、はじめまして！
  足跡たどってやってまいりました。
  
  まずは妊娠おめでとうございます!!将来、子連れ辺境旅行ができるといいですね〜子供と初海外、エジプトなんてどうですか？
  
  さて、ハネムーンの旅、読ませていただきました。スリ、大変でしたね･･･。ＪＴＢの方の言葉にもありましたが何より無事でよかったです。
  病めるときも健やかなるときも、、、悲しみ半分楽しさ二倍ですよ。
  
  sunny321

  mimi-dさん からの返信 2006/10/25 22:17:08

  RE: はじめまして。

  書き込みありがとうございます！
  
  子供が産まれてもきっと一人旅派。
  子供が旅行に行きたかったらオトナになってバイトでもして
  自分のお金で行きなさいと言う母でございます。
  ダンナの実家が関空に近いので今度は関空から…と妄想しています。
  
  
  
  sunny321さん、46カ国というのはスゴいですね！
  どうやったらそんなに渡航できるのかうらやましいです。
  バンコク・アユタヤの旅行記拝見しました。
  私も同じ蓮の花の写真を撮ってまして…なんか勝手に親近感です。
  

• Rascalさん 2006/03/05 12:59:38

  とんだﾄﾗﾌﾞﾙで・・・

  お久しぶりです、そして
  ご結婚おめでとうございます。　いいなぁ〜ｗ
  
  ｵﾍﾞﾘｽｸに反応するあたり　mimi-dさんらしいｗｗｗ
  
  それにしても　今回のﾄﾗﾌﾞﾙは災難でしたねぇ・・・
  Alitaliaって　結構いい加減なところがあるで　有名ですよね。
  ﾛｽﾄﾊﾞｹﾞｰｼﾞも多いし、対応もいまいちだし。
  そう言ってる人が多い気がします。
  でも　なんであれ　ちゃんと帰国してきたのならよかったです。

  mimi-dさん からの返信 2006/03/05 19:51:31

  RE: とんだﾄﾗﾌﾞﾙで・・・

  どうも〜お久しぶりです☆
  
  アリタリア、あまり評判よくなかったのでドキドキの利用でしたが
  飛行機飛ばないとはね！
  カウンターの対応がイマイチでしたが日本人スタッフの対応は
  よかったですよ。
  
  オベリスクに反応しまくりな旅行でした。
  この後イスタンブールへ行ったのですが
  やっぱ教会よりモスク派な私です。
  
  飛行機が全然違うところに着いた時、
  隣にチュニジア人が座っていて
  英語もイタリア語もダメみたいで、何が起こってるのかわからないらしく
  私にすごい聞いてくるんですよ。
  どうやらフランス語が出来たみたなのですが、私が全くダメで。
  アラビア語らしき本を持っていたので
  イチかバチかで「インシャアッラー」と言ってみました。
  そしたら笑ってインシャアッラーと返してくれました！
  そうよ…もう神のみぞ知る状況なのよ…。
  
  私はもう少ししたら、今度はリゾートしてみたいな〜なんて思ってますが
  Rascalさんは旅行のご予定ありますか？