2005/12/31 - 2006/01/01
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night-train298さん
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パキの家で朝食を
12月31日 大晦日
やっとベッドを奪回(?)した私だったが、よく眠れなかった。
今日は買い物DAYだ。
パキのすんでいるロス・パラシオの町から始めよう。
化粧品店に入り、パキは紫色のマスカラを買った。
次は私の携帯電話を買いにいく。
スペインには三社あり、それぞれの店で説明を聞く。
電波がはいりにくいのは安いけど、山の中でも通じやすいものは高い。
そして私としては肝心のデザインがイマイチ。
帯に短したすきに長し。今やそれほど携帯の必要性もなくなっていたので、決めることができないまま、一度家に帰えると、乳母車があった。パキは
「きっと甥のホワンが来ているんだわ!」
部屋に入っても彼の姿はなかったので、近所に住んでいる弟の家に遊びにいく。
弟夫婦は奥さんの実家の隣に別棟を建て、暮らしていた。上の弟は大手食品メーカーの研究員をしており、とてもすてきなカップルで、ホワンというまだ1歳数カ月の赤ちゃんがいた。
しばらくホワンの相手をした後、ランチを食べた。
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パキと甥のホワン
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今日のショッピングでは、パキも今夜のパーティに着ていく服を買うのだった。
私は暖かいコートを買いたかった。これから寒そうなマドリードに行く前に買っておきたかった。
二人でセビリアに向かう。
「今夜のパーティのために、一年前から用意している人もいるのよ。なのに私は今から・・・」
笑いながらも心配顔だった。とても重要なパーティなのだろう。
車を降りるとセビリアで一番賑やかな通りへ。
お店をひとつひとつ見ては試着。なかなかパキの買い物は進まない。
とうとう通りが終わってしまう。
「あとは『コルト・イングレス』に頼るしかないわ・・・」
私はここで、まずまず気に入ったダウンをみつけた。これ以上は探せないので、購入することにした。
大きな試着室に二人で入り、パキはたくさん服を持ってきては
「これは違うわ・・・」
と、繰り返し、結局気に入ったものがみつからなかった。
とても憂鬱そうである。
再び化粧品売り場でまたマスカラを買う。
同じデパートの電気売り場で携帯電話を買うことにした。
一番電波のいい会社のもの。
カメラもついていないし、古くさいデザインだが、スペインで使うだけだからいだろう。
帰りの車の中,ショックを隠せないパキ・・・
「去年着たものはどうなの?」
「破れちゃったの。」
「家になんかあるんじゃない?」
「それが何もないのよ・・・。そうね、なんとか探してみるわ。」
「でも、マスカラだけはバッチリだから、パーティでは、目を合わせたらじっと見て、目をそらさなければだいじょうぶよ。」
「わははっ、そうね、そうするわ。」 -
今夜は別の家で夕食を食べるという。
「きっとびっくりするわよ。たくさん人がいるから。ごちそうもすごいんだから!」
パキの両親の友人の家だという。
毎年ここでパーティをしているらしい。
夜の10時にパキ、アンヘルと私は家を出るという。
それまでパキは部屋でごそごそしていた。
今夜着ていく服を探しているらしい。
10時になると、すっかりドレスアップしたパキが登場した。
アンヘルを連れて会場に向かう。 -
大きな部屋にすでにたくさんの人がいた。
パキのお父さんが、シェリー酒をすすめてくれた。
パキがみんなを紹介してくれる。全部で25人くらいだろうか?
パキの上の弟家族も来ている。
よく聞くと、パキのファミリーと、両親の友人ファミリーの、二家族だけなのだという。
向こうのファミリーは5人兄弟で、それぞれに旦那や彼女を同伴しているので、子供はいなかったが、大人数なのだった。 -
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お料理は豪華にテーブルの上に並べられていた。
前菜の魚介サラダを食べた後、たくさんのオードブルを食べながら、若い人たちはコーラを飲んでいる。
メインのお肉が運ばれてきた。柔らかい牛肉を煮込んだものだった。
12時近くなると、ワイングラスが配られ、その中に、葡萄を12粒いれておく。
12時の時報がなったら、ピーと音がするたびに、葡萄を一粒づつたべなければいけないという。
12個食べられれば、一年間の幸せが約束されるという。
そんな風習があるなんて、全く知らなかった。これはスペイン全土、イタリアあたりも同じらしい。
準備のいい人は、ヘタをきれいに取り、中には種まで取っている人もいる。また、食べやすい小さい粒ばかりを選んでいる人もいる。
相当たいへんな行事らしい。
さっきからテレビがついているのは、この行事をするためらしかった。
さあ、緊張の12時の時報前。みんな立って準備をする。
「ピーッ」
第一報が鳴った。ほぼ一秒おきと思われるくらい早く、次々を「ピーッ」と鳴るごとに葡萄を食べていく。その度に違う有名人が葡萄を食べる姿が映しだされ、実在の人物が続く中、なぜか天才バカボンが食べるところもあった。
アンヘルは私の顔を見てニヤリと笑うが、忙しくって私には笑い返す余裕はなかった。
そして12回めの「ピーッ」で、この行事は終わった!
今度はキスの嵐。全員としなきゃいけない。向こうは覚えていても、私は誰が誰だかわからないまま大忙しで会場を回る。
そしてシャンパン(カヴァ)で乾杯!
デザートがサーブされて、しばらく談笑ののち、1時になるとパキとアンヘルが帰るという。
二人はこれからパーティに行くためだ。 -
-
「パキ、その服でばっちりだいじょうぶ!お化粧もきれい!」
「えっ?お化粧はこれからよ!」
そう言い残して、パキは部屋からなかなか出てこない。
私は買ったばかりの携帯で遊んでいた。
やっと出てきた時には2時を過ぎていた。
「お化粧に一時間かかっちゃったわ!」
あれ?ちょっとケバいしオカマっぽいんじゃない?なんかお化粧しない方がきれいだったけど・・・。
その気持ちがバレて
「あ〜っ、あなた今私の顔を見て、笑ったわね!」
「いや・・・マスカラがとても ス・テ・キ!」
そんなパキを見送って、今日はゆっくり眠ろう!!! -
マリアとパキ
1月1日 Feliz Navidad ! セビリア観光[3]
パキもアンヘルも朝方帰宅したようだった。
シャワーを浴びて、のんびりしていた。
今日はまた、大きなお楽しみがあるのだ。
マラガのマリアが来てくれるのだ。
11時に来ると昨日パキが言っていた。
彼女は英語の先生をしているくらいだから、完璧な英語をしかもすごい早口で話す。
「フランスの道」の巡礼で出会った一人である。
彼女とはも、常に似たような日程で歩いていて、大勢で一緒に飲んだりしていたが、個人的な付き合いはなく、二人きりで話をしたことさえなかった。
でも、巡礼の後、私がホームページのアドレスを案内すると、メールがきて
「私は巡礼中一度も泣いたことはなかったけど、あなたのホームページを見て、今泣いています。とても感動しました。」
そう書いてあった。また、彼女は夏にインドのマザー・テレサがいた修道院にボランティアに行き、一か月以上そこで過ごした。
同じ頃、私は「銀の道」を歩いていて、それをとても応援し、また感動してくれた。
どちらかと言えば、巡礼後の方が、お互いを知ったようである。
もう11時になったけど、まだマリアから連絡はない。
マリアの携帯の番号は、パキが知っているのだが、起こして聞いてみるわけにもいかない。
時間をもてあました私は、真新しい携帯で、どこかに電話をかけてみたい。
フェルナンドにしてみよう!
電話の向こう側のフェルナンドは、まだ寝ていたようだったが、受け答えはしっかりしていた。
「セビリアまで来てくれてありがとう!」
「こちらこそ、よくしてくれてありがとう、今度はまた別のところで会おうね。僕の家の方に来る機会があったら、泊まっていいよ。」
出会って別れて・・・そしてまた再会は続くといいな。
パキのお母さんが部屋をノックした。
下で朝ご飯を食べなさいと言ってくれた。
「パキは今朝の9時に帰ってきたのよ。」
近くではお父さんがニコニコして座っている。
どうしても、このお父さんは日本人に見えてしかたがない。
しゃべり方も、スペイン語なのに、日本語をしゃべっているように聞こえてしまう。
三人で話をしていると、パキがやってきて、「マリアから連絡があって、近くに来ているの。」
私とお母さんの二人で、マリアを探しに行った。
マリアの後ろ姿を探したが、人違い。お母さんが、あの人では?と指す先に、髪をショートカットにして、すっかりイメージチェンジしたマリアがそこにニコニコして立っていた。
パキの家に行き、パキも着替えて町を案内してくれた。
一緒にお昼ご飯を食べ、パキはこれからもう一度眠るので、夜また待ち合わせをして、私たちはバスでセビリアに行くことにした。
マリアは巡礼中の時とは別人のようにもの静かで、優しい女性になっていた。
巡礼中は、オーストリア人の男性との熱愛で大変だったのである。回りのことも見えなくなっていた。
しかしその後その彼に裏切られ、とても辛い思いをしていた。インドに行ったきっかけもそこに関係があった。
この一年半のあいだにあった色々なことが彼女をとても成長させ、綺麗になっていた。 -
「セビリアへは、7歳の時に家族で来て以来なの。その時写真を撮った、プラサ・デ・エスパーニャに行きたいの。」
先日パキ、フェルナンドと行ったばかりであるが、私もあの場所が好きだった。
前回と違って、今回は回りのスペインじゅうの地図を丹念に見て歩いた。
「ほら、リオハの地図よ。ログローニョでバルのハシゴをしたわよね!」
特に「フランスの道」と「銀の道」の地図は、私たちを引き付けた。地図を見るだけで、たくさんのことが思い出されるのだ。 -
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地図を見ているだけで、私たちの中に光景が広がる・・・
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カテドラル&ヒラルダの塔
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またコーヒーを飲むために、オープンテラスのカフェに入る。
そこへパキから電話があった。もうすぐここに来るという。
賑やかなバルに入った。もちろんホワンマンも一緒だ。
ビールを注文し、飲茶のように、ピンチョスがいっぱい乗ったお盆を持って、時々ウェーターが回ってくる。そこから好きなものを取ってもいいし、ウインドーに並んだタパスの中から選んでもいい。 -
マリアがセビリアに滞在するのは今夜限り。明日には帰ってしまう。
今日はマリアが行きたい場所にいくことになっている。
「フラメンコが見たいわ。」
パキはアンダルーサのくせに、フラメンコが嫌い。ひらひらのドレスも、子供の頃着るのがイヤだったというほど。
それでも馴染みの店があるらしく、すてきな店へ連れていってくれた。
タブラオというよりは、もっと大衆的に気軽にフラメンコを楽しめる店だ。
大きくふた部屋に分かれていて、手前の部屋は普通のバルのよう。インテリアもすてきだ。
奥の部屋にステージがあって、飲み物をカウンターで買って好きな場所に座って飲んでいると、ステージが始まる。
値段もチャージなしで、普通のバルの値段とかわらない。
マリアは写真を撮ったり、フラメンコに酔いしれている。
パキとホワンマンは、ふたりでおしゃべりしている。
私は近隣の人物観察。仲間同士、賑やかに飲みながら、フラメンコも楽しんでいるという感じだ。 -
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帰りの車の中、明日の相談になった。
マリアの提案で、一緒にマリアの住んでいる、ミハスに行かないか?ということになった。
途中のマラガで、連絡が取れれば、アドリアーノたちにも会えるようにしよう。今夜じゅうに三人の友達にメールを入れておくということになった。
アドリアーノたちに会えるなんて、夢みたいだ。
そしてミハスに行けるのもうれしい。
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