★南の島の光と影（３） −グアム、恋人岬

2006/01/29 - 2006/01/29

サイパンで春節（中国の旧正月）の打ち上げ花火を見た翌日は、お昼の航空便でグアムへと移動。
サイパンもグアムもアメリカ合衆国が関係している島、というのは知っていたけど、立場がちょっと違うらしい。

サイパン、テニアン、ロタを含む北マリアナ諸島はアメリカ合衆国の自治州で北マリアナ連邦と呼ばれる。
国際事情に関る政策は自らの法律で管理する一方、アメリカ合衆国の国籍を持ち、アメリカ合衆国の憲法の保護を受けているらしい。

グアムのほうはアメリカ合衆国の準州。
アメリカ合衆国の州であるような無いような、と言う、外部者から見たら更に曖昧な立場。

う〜ん…、分かったような分からないような…。(?_?)

ともかくこういう事情で、サイパン⇔グアム間の移動は出入国カードなどを書かなければなりません。
自分のアイデンティティまでふらつくような思いを抱きながら、グアム到着。

サイパン、グアム、テニアンの光と影を日を追って記録しておきたいと思います。これはそのグアムでの一日目。
この日は、美しくも悲しい恋人たちの伝説のある恋人岬周辺を回ってみました。

表紙の画像は、恋人岬展望台から見た、夕暮れ近い断崖絶壁。遠方にホテルが密集するタモン地区が見える。

エリア グアム(グアム)

サイパンからグアムへはコンチネンタル航空のプロペラ機で１時間ほど。

機内預け荷物も手荷物も検査が結構厳しい。
ライターは没収なのでご用心。

入国カードなどは書き込まなければならない項目が沢山。飛び立つ前に書き終わるのがベスト。


プロペラ機は久しぶり！

ん〜、窓が汚くて傷だらけだけど…、昨日行ったサイパン島中央のタポチョ山が見える。

さて、グアムのホテル、OUTRIGGERに到着。
眺めもいいし広いSTUDIO ROOMなのに旦那は不満。

「部屋からのネット接続が出来ないじゃないか！」

お仕事、お疲れさんです。m(__)m

ホテルと交渉して、この日一泊だけに変更。翌日は別のホテルに移動決定。

とりあえずホテルの問題も解決してホッ。

ちょっと周辺を歩いてみる。


あれま、標識が５ヶ国語立て！

サイパンでも日本語が通じ過ぎるくらいに通じて、却って戸惑ったけど。

夕暮れも近づいてきたので、恋人岬方向へ。

サイパンでも「あれ？」と思ったけど、廃車がよく道端に放置されている。

事故車だったのか、ただ乗り捨てたのか、草原の傍らに残骸をさらす。

上空を低い轟音を立てて通り過ぎる飛行機。
この画像で見えるかな。

地元の人専用的ビーチを見つけた。

子供たちが水と戯れる。

気持ちよさそ〜。(*^_^*)

何か悪さをしたらしい男の子が、お姉さん（？）を振り切って逃げる。

こんな風景はどこも同じ。(^○^)

足元のヤシの実からは次の世代の芽が出ていた。

さて、恋人岬に到着。

わ〜、思っていたより高くて切り立った絶壁！


この崖から、悲恋の恋人たちはお互いの髪を結び合って飛び降りたのか！

これが恋人岬突端の展望台。
入場料３ドル。
西に面しているので、フィリピン海に沈む夕日が見られます。


入り口の壁に、この恋人岬由来のお話が日本語でも出ているので読んでみてくださいね。
お話の種明かしはここではパス。

岬から更に先に突き出した展望台。高所恐怖症の方はご用心。

展望台で海に向って立ち、右手を見るとこんな眺め。

夕暮れを前にして、海の色が深まる。

左手は、タモン地区も遠くに見える絶壁。

チャペルが崖の上に建っている。

正面は、フィリピン海。

太陽が沈み行く時刻。

展望台の一番先端を見ると、

あれ？

これって日本でも見たな〜。ロックがいくつも付いている。

ん〜、ロマンを求めているのは分かるけど…。

恋人たちの情熱を光とすると、その後の結末はその影。

夕景の光と影。

赤く染まる空、枝のシルエット。

展望台手前のちょっとした広場には銀色の鐘。

時折この音色も響いてくる恋人岬。

SUR SHANGHAIは悲恋の恋人たちの伝説にボ〜ッとなったのに、旦那は現実主義派。

部屋に戻ってきたとたん、
「会社のメールが見られないじゃないか！！」

この旦那の声に、ロマンの夢が醒め果ててしまったSUR SHANGHAIなのでありました。(T０T)

明日は別のホテルに移るんだから、一日くらい待ってよね！！

この旅行記へのコメント （2）

• しゅんはさん 2006/02/16 20:25:19

  これが、グアムの「鐘」ですか。

  土肥町の「金の鐘」を見てきました。
  土肥の恋人岬と、グアムにある恋人岬との間に姉妹提携が結ばれ、それを記念して土肥には、「金の鐘」、グアムに「銀の鐘」が設置されたと、書かれていましたが、これがその「銀の鐘」なんですね。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しゅんは
  
  

  SUR SHANGHAIさん からの返信 2006/02/16 23:15:34

  RE: これが、グアムの「鐘」ですか。

  土肥の恋人岬の名前は知っていましたが、グアムと関係があるのは知りませんでした。よって、この鐘を見つけたときも、「これは新しいみたいだし、最近出来たばかりの慰霊の鐘かな。」と思って、説明書きは読み飛ばしてしまいました。すみませ〜ん。(ToT)
  
  何か見つけて、説明書きがあるときにはキチンと読むようにします。m(__)m