2004/06 - 2004/08
3724位(同エリア3979件中)
Ritzさん
Warsaw→Krakow
ドイツ・ベルリンから電車で国境を越え、ポーランドに入る。
朝7時ベルリン発、午後1時には首都ワルシャワ(Warsaw)に到着。
...今まで感じたことのない視線...
ポーランドは、人口の98%がポーランド人という移民の少ない国。
きっとアジア人の姿は街で完全に浮いてたんでしょう...
でもここは首都、そして有名な観光都市なのに?
電車の中で出会ったイギリス人の女の子も同じような事を言っていた。
「商品を見ていたら店員がずっと後から着いてくるの、まるで万引き犯扱いよ!」
常にどこからか視線を感じる。
気のせいかもしれない。だけど何か落ち着かない。
ワルシャワで病院に行く。
理由は「耳が聞こえない」
ホステルでシャワーを浴びた後、急に右耳が聞こえにくくなった。
水が入ったんだ、そのうち抜けるだろうと頭を振っても変化なし。
何かおかしい...(焦る)
この先聞こえないまま生きていくのか...(超不安)
ホステルのレセプションに聞いた病院へ行く。
一瞬で完治。
女医さんが耳に溜まったゴミを取ってくれた。以上。
サハラ砂漠の砂が耳に入り、それを放置していたのが悪かったらしい。
綿棒で耳そうじができないあたし。
「耳かき」を日本に忘れてきたことをずっと不便に思っていた。
でもまさかこんな目に合うとは。
片耳がほんの短時間聞こえなかっただけで、すごい不安を覚えた。
人生の後半で両耳の聴覚を失ってしまった祖父を思い出す。
五体満足、健康、それだけで感謝しないといけないな。
-
Auschwitz & Birkenau
翌日、ワルシャワから電車でクラクフ(Krakow)へ。
駅前では地元の大学生がホステルの客引きをしていて、旅行者を見ると駆け足で寄ってくる。
さすがに有名な観光地、ホステルも競争らしい。
電車で一緒だったイギリス人の女の子と、見るだけの約束でミニバスに乗って彼らのホステルへ。
お世辞にも清潔とは言えないホステル、値段も高い。
彼女を置いて他を探すことに。
ミニバスで連れてこられたので現在地が分からない。
勘だけを頼りに歩く。
そこを通りかかったおじさん。
「この近くにホステルはありますか?」と聞くと
「おすすめの所がある!」とわざわざ連れて行ってくれた。
家族経営のホステル、おじさんはその知り合いだった。
親切に案内してくれたおじさん、ホステルもシンプルで清潔。
気に入った。
翌日、クラクフの駅前から出るミニバスに乗りアウシュヴィッツ博物館とビルケナウ(Auschwitz&Birkenau)へ。
クラクフに来た理由はひとつ、ここを訪れるため。
ナチスドイツ時代のユダヤ人強制収容所。
アウシュヴィッツ収容所は現在、博物館になっている。
展示や資料を見ながら残酷な歴史を振り返る。
現実に起こったこととは思えない。
アウシュヴィッツから徒歩圏内にあるビルケナウ。
この収容所痕跡は生々しくて鳥肌が立つ。
広大な土地に規則正しく並ぶバラック。
完全に廃墟となった今も、その内部に流れる空気は重い。
人気のない空っぽのバラックは不気味な広さを感じる。
何十万という人が虐殺されたというガス室。
戦争が終わる頃、証拠隠滅のためナチスドイツによって爆破され、その僅かな跡だけが残る。
ただ歩くのも息苦しい。
ネガティヴなエネルギーに満ちている。
ユダヤ人の学生団体がユダヤの旗を高く掲げ、先祖に追悼の歌を捧げながら歩いている。 -
"ARBEIT MACHT EFREI"
「働けば自由になる」
アウシュヴィッツの出入口ゲート
そこに掲げられている言葉
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