母子3人タスマニアvol.10

2005/12/11 - 2005/12/11

Richmondにお出かけ。
この日は1日中真っ青な空で、本当に気持ちのいい日でした。RidhmondはHobartからも近く、古いお家を使った色々なお店があって、訪れる観光客の人も多いところです。橋や監獄で有名ですが、私はレースの専門店や食器、絵画、木工品のお店などを見て回るのがとても楽しかった！！急に思い立って午後から出かけたし、子ども達が退屈してしまったのでゆっくりショッピングが出来なくて残念でした。子ども達には「買い物長すぎ〜〜！！待ちくたびれて喉が渇いて死にそう〜〜」と大ブーイングを受けましたが・・。オープンカフェで、美味しいケーキとジュースをサービスしておきました。

エリア オーストラリア

のどかな午後のひととき、散歩する家族連れも大勢居ました。

有名な橋。1823年に囚人によって建てられたもの。もちろん現在でも車も通る橋として使われています。

橋の向こうに見える教会もオーストラリアで一番古い教会の一つです。この風景はRichmondの紹介として良く目にしますね。

大きな木には赤い実がいっぱいなっていて・・・

こんな木を息子たちが放っておく訳がありません。競うように実を採って口に入れます！

ネクタリンを小さくしたのような甘酸っぱい実でした。そんなに美味しいものじゃあない。この後私の買い物を待っている間、食べ飽きたこの実を投げ合って遊んでいたらしく、悲惨な姿になっていた子ども達・・。

あらあら、サンタさん、ダイエットしなくちゃ・・！！

Richmondといえばオーストラリアで一番古いこの監獄抜きには語れません。思ったよりも小さな建物でびっくり。Richmondは、Coal Riverという川でHobartとつながっていいたために、早くから町が作られ、軍の拠点ともなっていました。町や道路などの建設のためにはたくさんの人手が必要です。そのため、ここに監獄を作って囚人たちを集め、彼らを奴隷のようにこき使っていたそうです。この監獄に限らず、タスマニアに送られた囚人のほとんどがチーズを一切れ盗んだなどの軽犯罪で捕らえられた人たちです。

この中庭を囲むようにして建物が建てられています。本当に小さな中庭で、都会の幼稚園の園庭の半分もないくらい。その昔、ここが唯一囚人たちが体を伸ばして運動が出来る場所でした。但し、朝、夕１時間ずつのみ。

中庭にあるアーモンドの木。
タスマニアンアボリジニの少年が、傷ついた人を治療するためにこの木を植えたと言う伝説があるそうです。

向かって右が女性の囚人の部屋。左が女性の囚人の独居房です。中に入ると独居房は４つあって、マンションサイズのトイレ位の大きさです。それぞれ分厚い木の扉が付いていて、閉めると完全な暗闇です。規律を守らなかったとか、仕事をさぼったとかの理由でここに入れられ、その期間は最低でも１ヶ月だったそうです。

男性の囚人たちが寝起きをする部屋に通じる入り口。

中は４つの大きな部屋（と言っても、６畳くらいかな・・）と突き当たりの独房の分かれています。これ以外にも男性囚人の独房は８個残っていますが、ここの独房は特に思い罰を受ける囚人が入った所だそうです。

こちらはCooking Roomにあるオーブン。薪をくべて使うものです。

昔々おままごとで使った洗濯機の横に付いていた！？手動の脱水機。炊事洗濯は女性囚人の仕事でした。

息子が一生懸命持ち上げようとしている物が何だったのか・・思い出せない・・。壁に掛かっているのが、懸賞金つきの指名手配書です。当時超有名な悪党だったそうですが、ここを脱獄してNew Norfolkに逃げたとか・・。

お仕置きに使われたムチや手錠・・。

タスマニア滞在中の愛読書。この本に出てくる、ミッションによって捕まった、何の罪もないタスマニアンアボリジニの人たちもこのRichmond監獄に入れられていたそうです。

監獄に居ると、だんだん目まいはするは頭が痛くなるは吐き気までしてきて、気分を変えてお店を見て回ることに。素敵なお店がたくさんあって、買い物に夢中になってしまい、かわいい町並みの写真を撮るのを忘れた！この一枚のみ。

見覚えありませんか？vol.8で紹介したBushy ParkのThe Oasthouseです。なんだか縁を感じてしまい、迷わず買ってしまいました！！

こちらはレースの専門店で買ったもの。
Gather Friends like Flowers　と書かれています。