![インターラーケンから美しいブリエンツ湖畔を通りルツェルンまでの電車の旅はスイス国鉄の中でも有数の景勝地だと思います。初めて通ったのもここでしたが、その後何度往復したことでしょう。このブリエンツ湖の美しさ、空色というべき、鮮やかな水の色は私の中では最もきれいなみずうみの色です。しかし今年は僅か2週間の間にとんでもないことになっていました。その前後の模様を紹介します。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/04/93/650x_10049319.jpg?updated_at=1137282119)
2005/08 - 2005/08
400位(同エリア427件中)
世界胃さん
インターラーケンから美しいブリエンツ湖畔を通りルツェルンまでの電車の旅はスイス国鉄の中でも有数の景勝地だと思います。初めて通ったのもここでしたが、その後何度往復したことでしょう。このブリエンツ湖の美しさ、空色というべき、鮮やかな水の色は私の中では最もきれいなみずうみの色です。しかし今年は僅か2週間の間にとんでもないことになっていました。その前後の模様を紹介します。
PR
-
インターラーケンからはスイス国鉄のブリエンツ・ブリューニック線を使ってルツェルンまで乗り換えなしの直行が出ています(夏)。途中マイリンゲンでスイッチバックのため?前後が逆になるので多少の注意が必要ですが、湖の北側を走りますので、席としてはルツェルンからは進行方向に向かって右側、インターラーケンからも右側がお薦めです。ルツェルンからははじめ左にルツェルン湖が見えるのでつい左側に座りたくなるでしょうが、混んでいたらぐっと我慢して右側に座りましょう。結局こちらの方が数倍おとく、です。
今回の旅はインターラーケン発です。 -
しばらく平原を走った後、右の車窓に明るい水色の湖が見えてきます。これがインターラーケンをはさんでいる東側の湖のブリエンツ湖です。ツォーン湖とは双子のような関係ですが、登山鉄道あり、ベルナーオーバーランとの山があり、そしてなにしろこの湖の色が、ツォーン湖よりずっと鮮やかな水色を示しているので、私はこの湖の方がずっと好きです。
-
当然周囲はすぐに山に囲まれており、道路と併走します。ただし実は高速道路は南側の山腹をくりぬいています。こちらはほとんど湖が見えず、全く実用的。観光と一般産業を切り分けているとみれば、きわめてスイス的な関係です。
-
とにかくこの水の色がきれいなのです。ですからこの区間だけはバスなどを使わずに、電車で通るツアーをお勧めします(そんな贅沢なツアーはうちだけかもね)
これが曇りの日、雨の日だったら、やっぱりがっかりするでしょうね。氷河が作っている水色とはいえ、やはり空が晴れないと、鮮やかではないでしょうから。ただどういうわけか、私が通るときにはいつもここは晴れた空の下の水色なのです。 -
ブリエンツ湖畔のいくつかの街を回りながら、電車は進んでいきます。
-
ブリエンツ駅は湖畔にあり、目の前には湖が広がります。そしてそのかなたには氷河をもったアルプスの山々が。なんとものどかな風景です。
-
駅からすぐに遊覧船に乗り換えることも可能です。そして湖の反対側には、これもまた有名なブリエンツロートホルン鉄道が。おもちゃのような機関車が1時間かけて山の上まで牽引してくれます。その上まで登れば、眼下に湖、そしてベルナーオーバーランとの3山が輝くのは必定。ああ今度こそ必ずこの駅で降りて登山鉄道に乗ろうと誓ったのでした。
-
電車はさらにマイリンゲンまで湖岸に沿って進みます。
-
この水色、ペンキのようなというと、喩えが悪いですが、何と表現したら良いのでしょう。水彩画のように明るく爽やかで、でもしっかりした濃い色なのです。
-
マイリンゲンから前後が逆になった電車は、ブリューニック峠をアブト式で上がっていきます。峠までは眺めが今ひとつです。
-
峠といってもトンネルがあるのでなく、ハリスリベルク駅が峠になります。そこからの下りではルツェルンに向かって左側が崖、湖岸と良い眺めが続きます。すなわちブリエンツ湖(右)側に座っていた人が、今度は左側になってそのままよい席にいられるのです。ルンゲルン、ギスビルと可愛い町が眼下に広がります。のどかな静かな風景。
-
スイッチバックもなにもしないのですが、この教会の周りをぐるっと回るようにして列車は下の町に下りていきます。全行程からすると、ルツェルンからインターラーケンに進む方が感動が大きいでしょう。このギスビルを登って行くところで、いかにもスイスらしい風景の変化がみられるからです。
-
ギスビルからさらに先になると、アブト式から解き放たれた列車は、小さな湖が左右に広がる平原の中をルツェルンまで疾走します。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
13