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ワイワイと人と車で賑わうマラケシュの交差点に降ろされた私たち。<br />騙されたあ!と嘆くヒマも無いまま、あっという間に世話好きなモロッコ人達に囲まれます。<br />「どこに行きたいの?」「泊まるホテルある?」<br />明らかに旅行者のいでたちであるためか、すぐに皆教えてあげようと近寄ってくるのです。ただのガイドもいたのかも知れませんが・・。<br /><br />再度タクシーを捉まえて、何度もこのRiadの前まで行きたいということを伝え<br />「今度別の場所に降ろされたらお金は払わないようにしよう」<br />と2人で決め合って車に乗りました。<br /><br />先程は騙されたというのに、お金を払って文句だけ言って出てしまったので、そんなことをされたのにお金を払う必要は無かった!ということで強気な姿勢で行くことに決めました。<br /><br />監視をするように走っている道と地図を見比べながら数分。<br />どうやら今度はきちんとRiadに向かっているようです。<br /><br />「ここだよ。」<br />と車が入った場所はメディナに入るための門の前。<br /><br />まだ車が停まるか停まらないかの内に、運転手が窓を開けた途端、いきなり周りが騒がしくなりました。<br />そして、どこからやってきたのか数人の子供があっという間にタクシーを取り囲みました。<br />子供たちはものすごい勢いでタクシーの運転手に何かを交渉しており、運転手もわかった、わかったというような感じでそれを承諾をしているのがわかりました。<br /><br />それを目にした私たちは、この運転手と子供たちはグルだったのかも知れない!と一気に不安になり<br />「ここからどうしたらいいの?」<br />と尋ねました。<br />「メディナ内は道が狭いために車は入れないから、この子供たちが案内するよ」<br />とのことでした。<br /><br />どうやらRiadに一番近い門がここということで、メディナ内から後の道はこの子供に任せてやってくれという事らしいのでした。確かにメディナの中の道は複雑困難で、住所がわかっていてもメディナ内の詳細の地図が存在しないため(大まかな地図はあっても細かい道などは省かれていることがほとんど)、2人では見つけることが出来そうにありません。<br />ここは現地のキッズに案内をお願いしたほうが良さそうです。<br /><br />4人ほどの男の子たちは、それはもう張り切っていて<br />「カモン!僕たちに着いてきて!!」<br />と嬉しそうに目は使命感に燃えています。<br /><br />見かけなんかは本当に普通の子で、もしかしたらこういうガイドが彼らにとっては立派な仕事になっているのかも・・<br />と思い、最初は自分で持てるから!と頑なに断っていた荷物運びも彼らに任せることにしました。<br />というか何よりもう重たい荷物をでこぼこ道に引きずりながら運ぶのに疲れてきたというのもあったのですが・・。<br /><br />歩きながら子供たちは<br />「ジャポン?」「ようこそ」<br />などと知ってる言葉を話してきました。<br /><br />基本的にフランス語を話すようで、他にも色々話かけてきたのですが、何を言っているかさっぱり理解出来てない私の様子を見ると、その後は特に話しかけてくることも無く、目が合うとニッコリ微笑むくらいで、ひたすら私たちはその子供たちに付いてメディナの中を歩いていくことになったのでした。<br /><br />メディナの中はそれはもう想像以上に複雑で、中は薄暗く、道は狭く、現地の人々はみんな驚いた表情で子供たちに着いていく私たちを見ています。<br />「シノワ!シノワ!」「ようこそ!」「こんばんは!」<br />通りすがりながら人々は嬉しそうに私たちに声をかけます。<br /><br />街の様子は、私がモロッコに興味を持つきっかけとなったCM(確かマスターカードだったと思う)で流れていたマラケシュの映像とそっくりで、そうそう!!こんな所に来てみたかったんだ!!と私は一人興奮状態でした。<br /><br />ピンクのような赤紫のような不思議な色で統一されているマラケシュのメディナの細い通路は、街灯によって幻想的に浮かび上がり、より一層エキゾチックな雰囲気を醸し出しているのでした。<br /><br />しかし、曲がっては進み、また曲がり・・の繰り返しで、本当にRiadに向かっているのだろうか??とさすがに不安になり始めた頃、急に子供たちが一つの大きなドアの前で止まり<br />「ヒア!」<br />と指を指しました。<br /><br />見上げるとドアの上に小さくホテルの名前が書かれています。<br />看板も無く、申し訳程度に書かれたホテルの名前は確かに私たちが予約したRiadの名前でした。<br />ガイド無しでここを見つけられた人っているんだろうか・・。<br /><br />子供たちは確かにガイドを果たしてくれたのです。<br />2度騙されなくて良かった・・。<br />と思いながらコンコンとドア錠をノックすると、しばらくしてホテルのフランス人が出てきて私たちにあいさつをし、中へ案内してくれました。<br /><br />その途端でした。<br />子供たちの表情が一変し<br />「5DH!!」「3DH!!」<br />と各自チップを大声で要求しだしたのです。<br />ポーターなどの相場は2,3DH程度と確かガイドブックで読んだことがあったので、荷物も持ってもらったので3DH彼らにやると、彼らはあっという間に姿を消し、またマラケシュの迷路の中へ消えていったのでした。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />

3日目 マラケシュ ~メディナにあるRiadを目指して 後編~

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2005/12/18 - 2005/12/18

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637

637さん

ワイワイと人と車で賑わうマラケシュの交差点に降ろされた私たち。
騙されたあ!と嘆くヒマも無いまま、あっという間に世話好きなモロッコ人達に囲まれます。
「どこに行きたいの?」「泊まるホテルある?」
明らかに旅行者のいでたちであるためか、すぐに皆教えてあげようと近寄ってくるのです。ただのガイドもいたのかも知れませんが・・。

再度タクシーを捉まえて、何度もこのRiadの前まで行きたいということを伝え
「今度別の場所に降ろされたらお金は払わないようにしよう」
と2人で決め合って車に乗りました。

先程は騙されたというのに、お金を払って文句だけ言って出てしまったので、そんなことをされたのにお金を払う必要は無かった!ということで強気な姿勢で行くことに決めました。

監視をするように走っている道と地図を見比べながら数分。
どうやら今度はきちんとRiadに向かっているようです。

「ここだよ。」
と車が入った場所はメディナに入るための門の前。

まだ車が停まるか停まらないかの内に、運転手が窓を開けた途端、いきなり周りが騒がしくなりました。
そして、どこからやってきたのか数人の子供があっという間にタクシーを取り囲みました。
子供たちはものすごい勢いでタクシーの運転手に何かを交渉しており、運転手もわかった、わかったというような感じでそれを承諾をしているのがわかりました。

それを目にした私たちは、この運転手と子供たちはグルだったのかも知れない!と一気に不安になり
「ここからどうしたらいいの?」
と尋ねました。
「メディナ内は道が狭いために車は入れないから、この子供たちが案内するよ」
とのことでした。

どうやらRiadに一番近い門がここということで、メディナ内から後の道はこの子供に任せてやってくれという事らしいのでした。確かにメディナの中の道は複雑困難で、住所がわかっていてもメディナ内の詳細の地図が存在しないため(大まかな地図はあっても細かい道などは省かれていることがほとんど)、2人では見つけることが出来そうにありません。
ここは現地のキッズに案内をお願いしたほうが良さそうです。

4人ほどの男の子たちは、それはもう張り切っていて
「カモン!僕たちに着いてきて!!」
と嬉しそうに目は使命感に燃えています。

見かけなんかは本当に普通の子で、もしかしたらこういうガイドが彼らにとっては立派な仕事になっているのかも・・
と思い、最初は自分で持てるから!と頑なに断っていた荷物運びも彼らに任せることにしました。
というか何よりもう重たい荷物をでこぼこ道に引きずりながら運ぶのに疲れてきたというのもあったのですが・・。

歩きながら子供たちは
「ジャポン?」「ようこそ」
などと知ってる言葉を話してきました。

基本的にフランス語を話すようで、他にも色々話かけてきたのですが、何を言っているかさっぱり理解出来てない私の様子を見ると、その後は特に話しかけてくることも無く、目が合うとニッコリ微笑むくらいで、ひたすら私たちはその子供たちに付いてメディナの中を歩いていくことになったのでした。

メディナの中はそれはもう想像以上に複雑で、中は薄暗く、道は狭く、現地の人々はみんな驚いた表情で子供たちに着いていく私たちを見ています。
「シノワ!シノワ!」「ようこそ!」「こんばんは!」
通りすがりながら人々は嬉しそうに私たちに声をかけます。

街の様子は、私がモロッコに興味を持つきっかけとなったCM(確かマスターカードだったと思う)で流れていたマラケシュの映像とそっくりで、そうそう!!こんな所に来てみたかったんだ!!と私は一人興奮状態でした。

ピンクのような赤紫のような不思議な色で統一されているマラケシュのメディナの細い通路は、街灯によって幻想的に浮かび上がり、より一層エキゾチックな雰囲気を醸し出しているのでした。

しかし、曲がっては進み、また曲がり・・の繰り返しで、本当にRiadに向かっているのだろうか??とさすがに不安になり始めた頃、急に子供たちが一つの大きなドアの前で止まり
「ヒア!」
と指を指しました。

見上げるとドアの上に小さくホテルの名前が書かれています。
看板も無く、申し訳程度に書かれたホテルの名前は確かに私たちが予約したRiadの名前でした。
ガイド無しでここを見つけられた人っているんだろうか・・。

子供たちは確かにガイドを果たしてくれたのです。
2度騙されなくて良かった・・。
と思いながらコンコンとドア錠をノックすると、しばらくしてホテルのフランス人が出てきて私たちにあいさつをし、中へ案内してくれました。

その途端でした。
子供たちの表情が一変し
「5DH!!」「3DH!!」
と各自チップを大声で要求しだしたのです。
ポーターなどの相場は2,3DH程度と確かガイドブックで読んだことがあったので、荷物も持ってもらったので3DH彼らにやると、彼らはあっという間に姿を消し、またマラケシュの迷路の中へ消えていったのでした。










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