陸路でカンボジア

2005/12/03 - 2005/12/07

「初めてのベトナム」に引き続きカンボジアの旅をお送りします。ホーチミンからバスでプノンペンまできました。カンボジアに入ると景色はとても広々とした農村風景が気持ちを晴れやかなものにしてくれました。今回奥さんのパスポートが残存期間3ヶ月を切っていて、入国の際にはどこも少しドキドキしたのですが、何処も無事通過できました。
プノンペンでは友人宅に滞在し、市内観光とウドン観光をし、アンコールワットまでは船旅を楽しみました。

エリア プノンペン(カンボジア)

ベトナムからカンボジアに抜ける国境はとても時間がかかります。バスを降りたらすぐに検問に向かいましょう。幸い自分達は先頭に近くで国境を越えたので30分程で無事通過しました。パスポートの有効期限（6ヶ月必要なのに、3月弱だった）の無い妻も無事ＯＫ！！
自分達はビザをベトナム（一日で取れる）で取得しましたが、国境でも取れます。
カンボジアに抜けるとそこにはカジノ（やっていない）と何軒かのレストラン。何処にバスが来るか分からなかったので適当に一軒の店に入る。両替を頼むとすぐ、20ドル変えてくれた。相場は何処でも同じ。後で分かったが、カンボジアは米ドルが普通に使える。両替の必要を感じない。とても便利、ただ現金のドル紙幣が必要です。
チャーハンを頼みビールを飲む、うまい！

道路がよくなったばかりなのか、とても良い舗装道路を二時間ほど掛けてフェリー乗り場まで走る。途中の景色は抜群。気持ちの良い広大な農村風景が続く。
後から聞いた話だが、肥沃に見えたここら辺の土地は余りよくなく、収穫量が少なくて大変なのだそうだ。

メコン川沿いの町パナムに着きフェリーを待つ間沢山の物売りが殺到する。写真の海老売り、とても美味しそうに見えたけど、買う度胸は無かった。

カンボジアの田舎の農家がだいたいこんな感じ。トイレ休憩時立ち寄った場所で。

プノンペンの町に入ってきた。フェリーの後道路は急に悪くなった。舗装はあるのだが、かなりゆれる。
朝八時に出て夕方5時半、到着。お疲れ！
4時到着予定と伝えておいた友人が、キャピタルホテルで待っていてくれた！

１５年来のオーストラリアの友人ピーターとジュディ。彼らはこの地で半年契約で英語教師をしている。週50時間！労働らしい。彼らの友人で自分達もよく知っているこのお家で3泊させてもらった。大使館街のとても居心地の良い素敵なお宅でした。

早速夕ご飯に向かう。歩いて独立記念塔のすぐ傍のレストランでバーベキュー料理を味わう。地元の中級クラスの人で一杯！肉や野菜や海老、頼むとすぐ出てくる。ビールも飲んで一人4ドル。安い！

国立博物館を見学。見ごたえもあり、建物も立派。屋根が特徴的。

街を歩くと川に出た。トレサップ川とメコン川がこの地で２キロ合流してまた別れてるそうだ。奥がメコンで手前がトレサップ川。

セントラルマーケット。物は沢山、でも食品や日常用品や貴金属、ばかり。

マーケットの隣すごく立派なソリアショッピングセンター。近代的で中が涼しい！屋上がらプノンペンの町が一望できる。

ロシアンマーケット。こちらは旅行者が行っても楽しくて興味ある物であふれています。市場内の屋台でコーヒーを飲みました。

街の中のお寺ワットプノン

プノンペンの町からバスに乗ること約一時間チョイ、ウドンに行って来ました。市場の傍から出ているバスを探すのに手間取り、しばらく待ってから出発。ローカルバスも楽しい。景色も素朴。養殖池が道の両脇にずらり。遠くに小高い山。あそこがウドンのお寺。バスを降りると、兄ちゃんが寄ってきて寺に行くのか、と聞いてきたので、バイクに三人乗りで連れて行ってもらう。バス停からバイクで20分程。待ってもらってバス停に帰るまで、の内容で５ドルほど。向こうでは当たり前の３人乗りも初めての経験。ちょっと怖いが最後尾でカメラを取り出し写真を撮る。
小高い山の麓に着く。これから階段を登る。両脇には体の不自由な人達がずらり。登る前にドルを細かい紙幣に換える女性。全てセットになっているので、５ドルほど換え、行きにはあげずに、お寺と帰りの参道でお賽銭を使い切る。
てっぺんからの景色は最高！こんなに広々とした景色はなかなか無い。雨季の終わった後なので潤いのある景色。

お寺からの展望、無数のお寺がある。昔カンボジアの王都であったそうだ。とにかくここからの眺めは最高。登りはちょっと辛いけど。

寺院の当たらしめの彫刻。

ウドンの街に帰ってきてから食事。ガラスケースにある物からチョイス。ナマズの焼いたもの。養殖池が途中に沢山あったから美味しいのではないか、と選んだが、まずまずの正解。黒こげのナマズの横にあるのはニョクマムにこの漬物みたいな野菜を入れて、魚の身をつけて食べる為の物。あとスープや野菜炒めを頼んだ。

帰りのバスがなかなか来ない間地元の女の子とお話をする。高校を出て色々言葉を覚えてガイドさんになりたいそうだ。帰ってからメールが届いた。スイカもご馳走になった。

プノンペンの町を朝シュムリアップに向かう道、象が道を歩いているのを見かけた。

シュムリアップまで350キロ。トレサップ川を突っ走るスピードボート。２６ドル。約７時間。外人客が多い。ボートの屋根に最初から陣取り、ずっと風に吹かれていた。結構寒いと思う。自分達は船内やデッキをいったり来たり。景色は最高。川沿いの人々の暮らしがそこにあった。

漁師さんのボートも沢山見かけた。子供連れも多い。
船中央の格子はきっとスコールがきたら、すぐシートを掛けて屋根になるのだろう。

トレサップ川を抜けるとまるで海のようなトレサップ湖。アジアで一番でかい湖らしい。そこを３時間程走ると細い川の支流に入る。シュムリアップが近い。川に浮かぶ家も増えてきた。

川で遊ぶ子供達

いよいよ船着場。大勢の客引きやタクシーの待ちがお出迎え。たまたま船に乗る前、船会社の人間に泊まる予定の宿を教えたら、名前とホテルの名前を書いたボードを持った兄ちゃんが出迎えてた。怪しいとは思ったが彼らにバイクタクシーでホテルまで送ってもらったが、結構な値段を言うので少しもめてしまった。注意が必要だ。

シュムリアップ、アンコールワットの旅に続きます。