イタリア旅行記(ブログ) 一覧に戻る
9月21日(1日目)<br />午前6時10分宇都宮駅発のマロニエバスに乗車。昨夜はなかなか寝つけずとても眠い。あっという間に成田空港に着いた。空港では先日のニューヨークで起きたテロ事件のためか人が少ない。日本での最後の食事を妻の希望でお寿司を食べた。しばらくは日本食とおさらばだ。<br />午後12時5分アムステルダム行きのJAL便に乗り込む。これもまたテロの影響か空席が目立つ。私達の隣の席も空いていたので荷物を置いたりできラッキーだった。機内は席ごとにテレビが付いていてとても快適だ。映画なんかもたくさんやっていて、暇つぶしには丁度いい。割高でも日系の便にしてつくづく良かったなと思った。おかげで12時間のフライトであったがそれほど長くは感じなかった。アムステルダムで乗り換えをして約1時間のフライト後ミラノへ。ミラノのホテルへチェックインしたのは夜の11時をまわっていた。明日からハードなスケジュールを待っているのでゆっくり体を休めよう。<br /><br />9月22日(2日目)<br />朝7時起床。昨夜は時差のためかあまりよく眠れなかった。朝食はブュッフェ形式。まあまあそれなりである。午前10時30分に鑑賞の予約をしておいたレオナルド・ダ・ヴィンチ作「最後の晩餐」のあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へタクシーにて向かう。入り口には“今日は予約でいっぱいです”の表示。門前払いだった人もいて、予約をしておいて本当に良かった。日本語のオーディオガイドを借りての鑑賞。扉を開けて目に飛び込んできたのは、壁一面に大きく描かれている絵画で、すごいとしか言いようがない。作品に見入ってしまい、制限時間の15分間があっという間に過ぎた。一つ残念なのは写真撮影ができないことであった。その後、レオナルド・ダ・ビィンチ博物館へ行ったが、ここはちょっと期待はずれ。足早にまわった。<br />地下鉄にてドゥオモへ向かう。ドゥオモも本当にすばらしい。幾百もの尖塔が天に向かって伸びていて、どのように造ったのか本当に不思議だ。この尖塔に囲まれた屋上にエレベーターで行くことができる。ここから街並を眺めていると本当に気持ちが良い。ヴィットリオ・エマヌエーレ二世のアーケード内で昼食をとろうとしたが場所柄か値段が高いため、ガイドブックに載っていた“ディ・ジェンナーロ”という店に行った。カルツォオーネと手長エビのパスタを注文。両方とも量が多く味も絶品だ。私達好みでとても満足。その後、オペラの殿堂スカラ座へ行く。ここも中はとてもきれいでオペラを鑑賞したい気分になった。<br />アルマーニの本店などが立ち並ぶブティック街モンテナポレオーネ通りへ向かったが、着いたのは閉店時間間際であったためゆっくり見ることができず残念。食料品のお店に立ち寄ってお土産用にパスタ・ポルチーニ茸等を購入。夕食はおいしかったので昼と同じ店に行ってしまった。ミラノ名物であるカツレツとリゾットを注文。リゾットはサフランがきいていて消毒の味っぽく、私の口には合わなかった。夜11時頃タクシーでホテルに着く。いろいろ歩きまわってとても疲れた。<br /><br />9月23日(3日目)<br />朝5時30分起床。朝食をすませ7時15分にツアーのバスにて一路ベネチアへ向かう。途中ベローナで下車し、ロミオとジュリエットの舞台となったバルコニーや円形劇場などを見学後、12時30分にベネチアに到着。海に突き出したラグーンの上にあり、まさしく水上都市だ。パトカーや消防車までも水上にあり、不思議な感じである。水上タクシーにてホテルのあるリド島(この島はベネチア映画祭の表彰式をやる場所で有名である。)へ向かったがかなりのゆれに驚いてしまった。<br />ホテルチェックイン後、ヴァポレットという水上バスにて本島へ。昼食の時、イタリアへ来て初めてカプチーノを飲んだ。本場の味はおいしい。サン・マルコ寺院、ドカーレ宮殿と見学。それにしても、昨日のミラノといいけっこう肌寒い。上着を持参すればと後悔・・・。ミラノではほとんど日本の観光客を見かけなかったがベネチアは日本の団体客とカップルが目立つ。サン・マルコ広場に面した1702年創業世界で初めてのカフェ“カフェ・フローリアン”でティータイム。ちょっと贅沢気分。<br />ウインドウショッピング後、夕食。日本語メニューのある“ダ・ブルーノ”という店に行く。ペスカトーレ・タリアッタレ(平たいパスタ)・クモガニのサラダ・黒鯛のグリルを注文。どれも本当においしく、イタリアの食事は日本人の口に合っている。特に気に入ったのはクモガニのサラダで、カニの甲羅の中にカニの身のほぐしたものが入っていて日本では見たことがない。夕食後に町中で食べたジェラートもおいしかった。さすが本場だ。ホテルへ戻るのに再びヴァポレットでリド島へ向かう。ホテルに着いたのは夜10時をまわっていた。時差と疲れのためノックアウト。<br /><br />9月24日(4日目)<br />朝7時起床。昨夜はイタリアへ来て初めて熟睡できた。朝食はブュッフェ。クロワッサンがおいしく、ヨーグルトもグッド。9時にホテルを出発。ヴァポレットにてムラーノ島へ向かう。途中乗継ぎもして何とか乗りこなせるようになった。10時30分頃ムラーノ島着。ガラス博物館へ行ったが、特に面白くもなく来なくても良かったかな。<br />ランチはサンタ・ルチア駅の中でピッツアとカプチーノを注文。二人で800円くらい、安いしおいしい。リアルト橋を見学後、朝から降り続いていた雨もあがったので、ベネチア名物ゴンドラに乗ることにした。最初50分で30万リラ(日本円で18,000円)と言われる。断ると次々と別の人がやってくる。20万リラ(12,000円)まで下がったがそれでも少し高い。結局40分で15万リラ(9,000円)で話が決まった。通常より距離の短いコースだが、雰囲気を味わえれば十分である。水上バス等では入れない路地裏の狭い所へも行けるのでとても楽しかった。船頭のお兄さんも陽気でおもしろく、妻も喜んでいた。<br />今日もカフェ・フローリアンで休憩。昨日と同じ物を飲みたかったが、間違って違うものを頼んでしまった。“アイリッシュ・カフェ”アルコールが少し入っているものだ。昨日は“アイス・カフェ”。かなりブルー。おまけにアルコールが少しまわった。ここでは店外のオープンテラスの席に座るとオーケストラの演奏料として1人500円くらいは余計に取られる。その後、鐘楼へ登る。ラグーナと町が一望でき、とても眺めが良い。ベネチアングラス等のお土産を買った後、夕食。“センピオーネ”という日本語メニューのあるレストランへ入った。スカンピのグリル、ペスカトーレ、トルティア、タコのサラダを注文。おいしかったが、昨日の店と比べると何か物足りない。店選びは重要だ。今日は比較的のんびりした一日を過ごせた。<br /><br />9月25日(5日目)<br />朝5時30分起床。リド島から水上タクシーにて本島へ向かう。今日はこの旅行に来て初めての晴天になりすがすがしい。バスでフィレンツェへ向かう途中、サン・マリノ共和国へ立ち寄る。丘の上にある小さい国家で、ここからの眺めは最高であり、天気が良いため遠くの景色まで見える。空が青々としていて日本の青空とは違い、青の色が濃く絵画のようだ。ただ、町中は坂ばかりで登るのにとても疲れた。昼食は鳥のカツとミートソース、妻は鳥のモモを注文。どれもおいしく、特に鳥のモモは日本で食べるのよりもかなりグッド。その後、再びフィレンツェへ向かった。<br />長い道のりのため、バスの中ではぐっすりだ。高速道路を走ったが、イタリアでは既に料金所がETCになっていて通行がとてもスムーズである。日本では最近になってETCが普及してきたというのに、ちょっとびっくり。今日のバスガイドさんは、F1やサッカー等興味のある話をしてくれて退屈しなかった。夜8時にホテルチェックイン。<br />夕食はバスガイドさんが紹介してくれた“アカディ”というレストランへ行き、おまかせで注文。前菜、トマトベースのスープ、タコのパスタ、牛肉の煮込み、デザート(チーズケーキ、ティラミス)で6万リラ(日本円で3,600円)。みんなおいしく普通に好みのものだけ注文したら頼まないようなものばかりだからおまかせにして良かったと思う。特にスープとパスタがおいしかった。ルッケージホテルは、外観がフィレンツェの街と調和されていて、部屋もオシャレな感じで妻も気に入っていた。ミラノとベネチアでのホテルは観光するには移動しづらい場所にあり、交通手段に苦労したが、今回は立地場所も良いのでほっとした。今日で旅行の折り返し点である。一日一日がとても早い。残りもあっという間に終わってしまうのか? 悔いの残らないように思いっきり楽しみたい。明日からまたハードなスケジュールが待っている。早く寝るとしよう。<br /><br />9月26日(6日目)<br />朝6時起床。朝食はブュッフェ。クロワッサンがおいしい。徒歩にてアカデミア美術館へ。既に50mくらいの行列になっていた。早く来て正解だ。8時30分の開館前に入ることができ、早速見学。入場するとすぐミケランジェロ作の「ダビデ像」が目の前に飛び込んできた。すごいとしか言いようがない。長い通路を歩き少しずつ近づくと、細かい所まで表現されているのがわかり筋肉や血管まで見える。本当にすばらしい。次にサン・マルコ美術館へ。こちらはとてもすいている。有名なフラ・アンジェリコ作の「受胎告知」はそれほど良いとは思えなかった。中央市場へ行ってみた。妻はトマトを1個買い、後で食べてみたが果物のように甘い。これでパスタ等を作るのだからおいしい理由もわかる。<br />ドゥオモのクーポラへ登った。後で知ったことだが、邦画「冷静と情熱のあいだ」の舞台となった場所であり、私達が訪れる少し前まで撮影をしていたらしい。4百数段の階段はとてもきつく、途中何度も息があがった。最後の細い階段の先に光が見え、そこを出ると360度フィレンツェの街並を見渡すことが出来た。赤茶色の建物で統一された景色はきれいで、苦労して登ったかいがあった。今日も天気が良いのでなおさらだ。<br />昼食はラザニア、妻はパスタを注文。やはりおいしい。それからティファニーの店へ。念願の婚約指輪と結婚指輪を購入。気に入ったものが見つかり満足。日本と比べるとかなり安く、得した気分だ。グッチの本店では何も買うつもりはなかったが、見ているうちに欲しくなってしまったので明日また来ようと思う。<br />16時45分に予約したウッフィツィ美術館へ。オーディオガイドを聞きながらの見学。誰でも一度は目にしたことのある「ヴィーナスの誕生」が特に印象に残った。アカデミア・サンマルコ・ウッフィツィ美術館に共通することだが、キリストと聖母マリアを題材にした作品がとても多く、だんだんどれも同じように見えてあきてきた。ウッフィツィ美術館は18時30分が閉館らしく、まだ見学の途中なのに鐘が鳴り追い出されてしまった。お目当ての作品は見終わっていたから良かったものの、時間に余裕を持って予約すればと後悔・・・。<br />夕食は1時間も待って地元で人気のあるトスカーナ料理店“イル・ラティーニ”ですます。合い席になったイタリア人のカップルがワインをついでくれて、一緒に乾杯。日本ではなかなか知らない人とこういったことはしないだろう。イタリア人はとても気さくだ。ラザニアとTボーンステーキを注文。ステーキは1kgもありかなりのボリューム。味も最高で、本当に贅沢な気分にさせてくれる。ホテル近くで日課となったジェラートを食べ、戻ったのは夜11時を過ぎていた。今日はクーポラへ登ったため膝が痛くなってしまった。<br /><br />9月27日(7日目)<br />朝6時起床。今日は列車で「ピサの斜塔」へ行くつもりでいたが、急に買い物がしたくなったため、丸一日のんびりショッピングをすることにした。朝食後、朝のうちにミケランジェロ広場へ行く。丘の上にあり、フィレンツェの街を見渡すことができる。朝日がとてもきれいですがすがしい気分だ。アルノ川の脇を散歩しながらショッピングに向かう。カルティエ、グッチ本店に行く。グッチは日本での半額近い価格でとても安い。でも、1人3個までしか買えないとのことで、妻と二人で分けて買い物をした。品数が少ないため制限しているらしい。お土産も着々と揃ってきた。ピサの斜塔も観てみたかったが、今日はショッピングデイにして本当に良かった。フィレンツェは皮製品がとても安く、買わなくては損なくらいだ。結局自分も皮のジャケット・靴・ベルトを買ってしまった。日本では倍くらいするだろう。ジャケットを買うかとても迷ったが気に入ったので奮発してしまった。昼食はマルゲリータ、妻はツナサンドを食べた。ツナサンドが妙に新鮮でおいしかった。<br />午後はショッピングの合間にサンタ・クローチェ教会へ行ったりして、フィレンツェでの最終日を満喫した。イタリアは治安が悪いとの話であったが、それは一部でのことで、ほとんどの人はとても陽気でどこでも気軽に声をかけてきてくれる。おかげで毎日が楽しく、特にフィレンツェは将来また是非訪れたい。夕食はガイドブックに載っていた“ネッラ”という店。ナスの前菜、ブロッコリーのサラダ、トマトソースのパスタ、牛肉のグリル、野菜のスープ、ドルチェ(パンナコッタ、フルーツポンチ)、どれもおいしくこのボリュームでしかも二人で3,600円の安さには驚いた。それにしてもイタリアは何でもおいしい。先ほどまで荷物の整理をしていたがお土産が多すぎて大変だ。明日からはいよいよローマ、楽しみである。<br /><br />9月28日(8日目)<br />朝6時起床。朝食後、バスにて美しき塔の町と呼ばれるサン・ジミニャーノへ。1時間見学、特に興味を引くものはなかった。それからシエナへ。ここにもドゥオモがあり中に入ったが、普段は床の絵に負担がかかるということで中は開放していなく、今回たまたま約1ヶ月の期間限定で開放していたので運が良かった。中ではガイドの話を聞くのがせいいっぱいで、じっくり鑑賞できず残念。世界一美しいと言われているカンポ広場は、形がおうぎ状になっていてとても中世的な雰囲気を出している。昼食はこの広場でツナとタマゴのパニーニを食べる。先ほどまで車酔いで気分が悪かったが、だんだん良くなってきて、昼食も食べることができたのでほっとした。<br />ローマまでの車中は酔い止めの薬を飲んだせいか、ぐっすり寝てしまった。ローマへは夕方の5時頃着いた。明日は「青の洞窟」のあるカプリ島へ行く予定だ。ナポリ行の列車のキップを買うためにテルミニ駅へ向かった。ホテル近くの停留所でバスに乗り込む。機械にキップを差し込むと刻印が打たれるはずが、何度入れても反応がなく(入れ方が悪かったのかはわからないが?)、地元の人達もやっている様子がなかったので刻印しなかった。すると、ここでハプニング発生。次の停留所でバス会社の係員が3人乗り込んでくると、ほとんどの乗客がここで降りてしまった。係員からキップを見せるように言われ、刻印がないことがわかると近くの停留所で降ろされてしまった。この時さっきの乗客が一気に降りた原因がわかった。キップを買わずにキセルをしていたのだ。私達に罰金として50万リラ(日本円で30,000円)を払うように言ってきた。地元の人がたくさん降りたのはキセルをしているからだと明らかにわかっているはずなのに、それを見逃して、キップを持っている私達に罰金を払えというのはどうしても納得がいかない。英語で理由を説明しても、多分通じているのにわざとイタリア語でしか会話をしてくれない。罰金を払わないと言い張っていたら、警察に連れて行くと言い出した。現地ツアーの人に電話をしてアドバイスをもらおうとしたが、なかなか公衆電話が見つからない。やっと見つかったと思ったら、テレホンカード専用。電話待ちをしている人からカードを借りてかけたのだが、なぜかつながらない。そのうち、係員が待ちくたびれて妻に請求書だけを渡し帰ってしまった。後でツアーの人に相談したら、特に問題はないから心配しないようにとのことだったので少し安心した。それにしても本当に驚いた。そんなこともあり、やっとの思いで駅にたどり着いた。駅は大きい上に、キップを買うのにも混んでいたので、とまどってしまった。夕食は軽くピッツアとカツレツ。今日はいろいろと疲れてしまった。明日早いのでもう寝るとしよう。<br /><br />9月29日(9日目)<br />朝5時起床。タクシーでテルミニ駅へ行く。朝食にエビの入ったサンドイッチを駅で買い、ユーロスターでナポリへ向かう。ナポリ駅に到着し、タクシーで港まで行きたかったが、ぼられることが多いということで、ガイドブックを見ながら他の交通手段を考えていると、現地のおじさんがやってきて、イタリア語であったが親切に教えてくれ、キップまで一緒に買いに行ってくれた。トラムに乗り込み、今度は下車する場所がどこかと迷っていたら、近くに座っていたおばさんがイタリア語で話しかけてきて、言葉が通じないことがわかると、英語の話せる人を探してくれて、次の場所で降りるようにと教えてくれた。イタリア人はとても親切だ。感謝、感謝。いろいろな助けもあり予定通りジェットフリーに乗ることができた。条件次第では「青の洞窟」に入れないこともあるというが、波は荒くないし天候もそれほど悪くないので、入ることができるだろうと期待が高まっていた。そもそも新婚旅行の行き先をイタリアに決めたのも、妻が「青の洞窟」を見たいということだったので、何としてでも見たかった。フェリーからモーターボートに乗り込み、洞窟の入り口付近で手こぎのボートに移る。入り口はかなり狭い。洞窟に入る時、頭がぶつからないようにボートの中で寝そべり、波とのタイミングを計って一気に入る。洞窟の中は、入り口から光が差し込み、透き通るように青く輝いていてとても神秘的である。ただ、思っていたよりも中が狭くあっという間に終わってしまったのが少々残念であったが、妻は大喜びであったので来て良かったと思う。<br />午後2時にナポリへ戻った。最初はそのままローマへ帰ろうと思ったが、私がどうしてもポンペイの遺跡を観たかったので、強行でポンペイへ向かった。現地のガイドに事前に確認した時も、一日で青の洞窟とポンペイの遺跡の両方に行くのは時間的に絶対無理と言われ、実際ローマ発のオプショナルツアーにも、両方とも行くツアーはなかった。いろいろ人に尋ねながら何とか午後3時頃ポンペイに着くことができた。ポンペイは二千年前に火山の噴火で灰に埋もれてしまった町で、当時のまま残っている。ニ千年前の町とは思えないほど様々なものが発達していて、驚かされるばかりだ。当時の生活が伝わってくる。しかし、掘り起こした方も大変だったろう。現在も発掘は続いているらしい。ポンペイ内で遅めのランチをとり、夕方の5時30分頃後にする。ポンペイ駅で30分も待たされ、ナポリでも買ったキップの列車が遅れているということで、ユーロスターで帰ることに。車内で追加分の特急料金を払いローマへ。着いたのは午後10時30分。夕食をとろうと駅周辺を探したが、時間も遅く雨も降っていたため断念。駅内のマクドナルドになってしまった。日本にはない“マクロイヤル・デラックス”というのをテイクアウトにして買った。ホテルまでタクシーで帰り、早速食べてみるとおいしい。イタリアに来てまでマックかぁと憂鬱だったが、日本で食べるよりもおいしかった。今日は本当にハードな一日であった。ゆっくり休もう。<br /><br />9月30日(10日目)<br />朝6時起床。朝食後バスにてコロッセオへ。旅行へ旅立つ前に映画「グラディエーター」を予習も兼ねて見てきた。コロッセオはとにかく大きい。当時の様子が目に浮かんでくる。ちなみに今日はなぜか入場料が無料であった。フォロ・ロマーノへ向かう途中、十代の若い女の子が私達に声をかけてきた。服を手にかけていて、よく見るとその下から手が伸びている。バックを狙っていたのだ。すぐ気が付いてその場を逃げたので被害に遭わずにすんだが、イタリアのスリはマジシャンと呼ばれているくらいなので気を付けなくてはならない。映画「ローマの休日」で有名な真実の口ではおきまりのポーズで記念撮影。今日も日本人をあまり見かけない。なぜだろう? 途中雨が降ったりしたがすぐにやんだのでとても安心した。<br />パンテオン、ナヴォーナ広場とまわってからランチ。今夜はサッカー観戦があり、ゆっくり夕食をとる時間がないから昼食は豪華にした。海の幸の前菜、パスタ、牛肉とポルチーニの炒め物、エビのハーブソースを注文し、最後の最後までおいしかった。注文を取りに来たウェイターのお兄さんが熱狂的な地元サッカーチーム“ラッツィオ”のサポーターで、今夜の試合も観戦に行くのだという。私達も行くと話すと、どっちの応援だと聞かれ、本当は中田選手の所属しているパルマの応援であったが、ラッツィオと答えると、チームの応援歌を一緒に歌わせられた。とても陽気なお兄さんだ。それにしても。イタリアではまずいものはなかった。とても日本人の口に合っている。ランチ後、トレビの泉へ。想像していたよりもかなり大きい。恒例のコイン投げをして後にした。スペイン広場はとても人が多くごみごみしている。警察も多いが、その割には被害が多いと思う。実際そこで財布とパスポートを盗まれたという日本人にも会い、とても気の毒な様子であった。<br />夕食は少し早めに、ファーストフード店ですます。イタリアでの最後の夕食であったのでちょっと味気なかった。それから、今回の新婚旅行の最後を締めくくるセリエAのラッツィオVSパルマ戦を観にオリンピコ・スタジアムへ向かう。チケットはインターネットで出発前にローマの旅行会社に手配しておいた。スタジアム内では地元のサポーターの応援がすごく、異様な雰囲気だ。午後8時30分キックオフ。期待していたパルマの中田選手はなかなかいい動きをしていたと思うのだが、後半の途中で交代してしまい、とても残念であった。試合の方も0−0の引き分けで得点シーンを見ることができず、物足りなさを感じたが、中田選手を見られただけでも良かったと思えた。夜11時30分頃ホテルに着いた。毎日が朝早くて夜は遅く行動がハードであったが、それも明日で終わると思うとなんか寂しい気がする。<br /><br />10月1日(11日目)<br />朝6時起床。朝食後、ヴァチカン美術館へ向かう。8時45分開館で8時頃着いたが、既に何人かの列になっていた。中はかなりひろい。疲れもピークだったため、足取りも重いが時間が限られているので頑張った。ミケランジェロ作「最後の審判」は天井一面に描かれていて迫力がある。ずっと観ていてもあきないくらいだ。急いで館内をまわった後、サン・ピエトロ寺院へ。ミケランジェロ作「ピエタ像」は遠目でしかもガラス越しなため、ちょっと見ずらいのが残念だ。<br />11時30分にホテルへ戻り、荷造りをして12時にホテルのフロントへ集合。最後まであわだだしかった。だが、あわだだしいのはここまでにはとどまらず、ローマでの空港、アムステルダムの空港でも免税店での買い物に追われた。お土産は何とか揃ったので良かった。<br />今回の旅行はフリープランでしかも治安の悪い都市ということで、多少不安があったが、現地の人々にかなり助けられた。イタリア人はとても陽気で親切だというイメージが強い。行き先々で記念撮影をしていると、頼んでもいないのに、向こうから撮ってあげると言ってきてくれる。いくつかトラブルもあったが、それ以上に旅を楽しむことができた。スケジュールをみっちり組んでしまったので、のんびり新婚旅行という具合にはいかなかったが、その分いろいろな場所へ行くことができて、一生の思い出となった。ただ充実しすぎて、10日間の滞在であったが5日間くらいの感覚しかない。あっという間の旅行であった。子供ができる前にもう一度海外へは来たいと思っている。今度はのんびりの方がいい。それでは、また海外へ行けることを願って。チャオ。<br />

イタリア(ミラノ・ベネチア・フィレンツェ・ローマ・ナポリ)新婚旅行記

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2001/09/21 - 2001/10/01

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トッシーさん

9月21日(1日目)
午前6時10分宇都宮駅発のマロニエバスに乗車。昨夜はなかなか寝つけずとても眠い。あっという間に成田空港に着いた。空港では先日のニューヨークで起きたテロ事件のためか人が少ない。日本での最後の食事を妻の希望でお寿司を食べた。しばらくは日本食とおさらばだ。
午後12時5分アムステルダム行きのJAL便に乗り込む。これもまたテロの影響か空席が目立つ。私達の隣の席も空いていたので荷物を置いたりできラッキーだった。機内は席ごとにテレビが付いていてとても快適だ。映画なんかもたくさんやっていて、暇つぶしには丁度いい。割高でも日系の便にしてつくづく良かったなと思った。おかげで12時間のフライトであったがそれほど長くは感じなかった。アムステルダムで乗り換えをして約1時間のフライト後ミラノへ。ミラノのホテルへチェックインしたのは夜の11時をまわっていた。明日からハードなスケジュールを待っているのでゆっくり体を休めよう。

9月22日(2日目)
朝7時起床。昨夜は時差のためかあまりよく眠れなかった。朝食はブュッフェ形式。まあまあそれなりである。午前10時30分に鑑賞の予約をしておいたレオナルド・ダ・ヴィンチ作「最後の晩餐」のあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へタクシーにて向かう。入り口には“今日は予約でいっぱいです”の表示。門前払いだった人もいて、予約をしておいて本当に良かった。日本語のオーディオガイドを借りての鑑賞。扉を開けて目に飛び込んできたのは、壁一面に大きく描かれている絵画で、すごいとしか言いようがない。作品に見入ってしまい、制限時間の15分間があっという間に過ぎた。一つ残念なのは写真撮影ができないことであった。その後、レオナルド・ダ・ビィンチ博物館へ行ったが、ここはちょっと期待はずれ。足早にまわった。
地下鉄にてドゥオモへ向かう。ドゥオモも本当にすばらしい。幾百もの尖塔が天に向かって伸びていて、どのように造ったのか本当に不思議だ。この尖塔に囲まれた屋上にエレベーターで行くことができる。ここから街並を眺めていると本当に気持ちが良い。ヴィットリオ・エマヌエーレ二世のアーケード内で昼食をとろうとしたが場所柄か値段が高いため、ガイドブックに載っていた“ディ・ジェンナーロ”という店に行った。カルツォオーネと手長エビのパスタを注文。両方とも量が多く味も絶品だ。私達好みでとても満足。その後、オペラの殿堂スカラ座へ行く。ここも中はとてもきれいでオペラを鑑賞したい気分になった。
アルマーニの本店などが立ち並ぶブティック街モンテナポレオーネ通りへ向かったが、着いたのは閉店時間間際であったためゆっくり見ることができず残念。食料品のお店に立ち寄ってお土産用にパスタ・ポルチーニ茸等を購入。夕食はおいしかったので昼と同じ店に行ってしまった。ミラノ名物であるカツレツとリゾットを注文。リゾットはサフランがきいていて消毒の味っぽく、私の口には合わなかった。夜11時頃タクシーでホテルに着く。いろいろ歩きまわってとても疲れた。

9月23日(3日目)
朝5時30分起床。朝食をすませ7時15分にツアーのバスにて一路ベネチアへ向かう。途中ベローナで下車し、ロミオとジュリエットの舞台となったバルコニーや円形劇場などを見学後、12時30分にベネチアに到着。海に突き出したラグーンの上にあり、まさしく水上都市だ。パトカーや消防車までも水上にあり、不思議な感じである。水上タクシーにてホテルのあるリド島(この島はベネチア映画祭の表彰式をやる場所で有名である。)へ向かったがかなりのゆれに驚いてしまった。
ホテルチェックイン後、ヴァポレットという水上バスにて本島へ。昼食の時、イタリアへ来て初めてカプチーノを飲んだ。本場の味はおいしい。サン・マルコ寺院、ドカーレ宮殿と見学。それにしても、昨日のミラノといいけっこう肌寒い。上着を持参すればと後悔・・・。ミラノではほとんど日本の観光客を見かけなかったがベネチアは日本の団体客とカップルが目立つ。サン・マルコ広場に面した1702年創業世界で初めてのカフェ“カフェ・フローリアン”でティータイム。ちょっと贅沢気分。
ウインドウショッピング後、夕食。日本語メニューのある“ダ・ブルーノ”という店に行く。ペスカトーレ・タリアッタレ(平たいパスタ)・クモガニのサラダ・黒鯛のグリルを注文。どれも本当においしく、イタリアの食事は日本人の口に合っている。特に気に入ったのはクモガニのサラダで、カニの甲羅の中にカニの身のほぐしたものが入っていて日本では見たことがない。夕食後に町中で食べたジェラートもおいしかった。さすが本場だ。ホテルへ戻るのに再びヴァポレットでリド島へ向かう。ホテルに着いたのは夜10時をまわっていた。時差と疲れのためノックアウト。

9月24日(4日目)
朝7時起床。昨夜はイタリアへ来て初めて熟睡できた。朝食はブュッフェ。クロワッサンがおいしく、ヨーグルトもグッド。9時にホテルを出発。ヴァポレットにてムラーノ島へ向かう。途中乗継ぎもして何とか乗りこなせるようになった。10時30分頃ムラーノ島着。ガラス博物館へ行ったが、特に面白くもなく来なくても良かったかな。
ランチはサンタ・ルチア駅の中でピッツアとカプチーノを注文。二人で800円くらい、安いしおいしい。リアルト橋を見学後、朝から降り続いていた雨もあがったので、ベネチア名物ゴンドラに乗ることにした。最初50分で30万リラ(日本円で18,000円)と言われる。断ると次々と別の人がやってくる。20万リラ(12,000円)まで下がったがそれでも少し高い。結局40分で15万リラ(9,000円)で話が決まった。通常より距離の短いコースだが、雰囲気を味わえれば十分である。水上バス等では入れない路地裏の狭い所へも行けるのでとても楽しかった。船頭のお兄さんも陽気でおもしろく、妻も喜んでいた。
今日もカフェ・フローリアンで休憩。昨日と同じ物を飲みたかったが、間違って違うものを頼んでしまった。“アイリッシュ・カフェ”アルコールが少し入っているものだ。昨日は“アイス・カフェ”。かなりブルー。おまけにアルコールが少しまわった。ここでは店外のオープンテラスの席に座るとオーケストラの演奏料として1人500円くらいは余計に取られる。その後、鐘楼へ登る。ラグーナと町が一望でき、とても眺めが良い。ベネチアングラス等のお土産を買った後、夕食。“センピオーネ”という日本語メニューのあるレストランへ入った。スカンピのグリル、ペスカトーレ、トルティア、タコのサラダを注文。おいしかったが、昨日の店と比べると何か物足りない。店選びは重要だ。今日は比較的のんびりした一日を過ごせた。

9月25日(5日目)
朝5時30分起床。リド島から水上タクシーにて本島へ向かう。今日はこの旅行に来て初めての晴天になりすがすがしい。バスでフィレンツェへ向かう途中、サン・マリノ共和国へ立ち寄る。丘の上にある小さい国家で、ここからの眺めは最高であり、天気が良いため遠くの景色まで見える。空が青々としていて日本の青空とは違い、青の色が濃く絵画のようだ。ただ、町中は坂ばかりで登るのにとても疲れた。昼食は鳥のカツとミートソース、妻は鳥のモモを注文。どれもおいしく、特に鳥のモモは日本で食べるのよりもかなりグッド。その後、再びフィレンツェへ向かった。
長い道のりのため、バスの中ではぐっすりだ。高速道路を走ったが、イタリアでは既に料金所がETCになっていて通行がとてもスムーズである。日本では最近になってETCが普及してきたというのに、ちょっとびっくり。今日のバスガイドさんは、F1やサッカー等興味のある話をしてくれて退屈しなかった。夜8時にホテルチェックイン。
夕食はバスガイドさんが紹介してくれた“アカディ”というレストランへ行き、おまかせで注文。前菜、トマトベースのスープ、タコのパスタ、牛肉の煮込み、デザート(チーズケーキ、ティラミス)で6万リラ(日本円で3,600円)。みんなおいしく普通に好みのものだけ注文したら頼まないようなものばかりだからおまかせにして良かったと思う。特にスープとパスタがおいしかった。ルッケージホテルは、外観がフィレンツェの街と調和されていて、部屋もオシャレな感じで妻も気に入っていた。ミラノとベネチアでのホテルは観光するには移動しづらい場所にあり、交通手段に苦労したが、今回は立地場所も良いのでほっとした。今日で旅行の折り返し点である。一日一日がとても早い。残りもあっという間に終わってしまうのか? 悔いの残らないように思いっきり楽しみたい。明日からまたハードなスケジュールが待っている。早く寝るとしよう。

9月26日(6日目)
朝6時起床。朝食はブュッフェ。クロワッサンがおいしい。徒歩にてアカデミア美術館へ。既に50mくらいの行列になっていた。早く来て正解だ。8時30分の開館前に入ることができ、早速見学。入場するとすぐミケランジェロ作の「ダビデ像」が目の前に飛び込んできた。すごいとしか言いようがない。長い通路を歩き少しずつ近づくと、細かい所まで表現されているのがわかり筋肉や血管まで見える。本当にすばらしい。次にサン・マルコ美術館へ。こちらはとてもすいている。有名なフラ・アンジェリコ作の「受胎告知」はそれほど良いとは思えなかった。中央市場へ行ってみた。妻はトマトを1個買い、後で食べてみたが果物のように甘い。これでパスタ等を作るのだからおいしい理由もわかる。
ドゥオモのクーポラへ登った。後で知ったことだが、邦画「冷静と情熱のあいだ」の舞台となった場所であり、私達が訪れる少し前まで撮影をしていたらしい。4百数段の階段はとてもきつく、途中何度も息があがった。最後の細い階段の先に光が見え、そこを出ると360度フィレンツェの街並を見渡すことが出来た。赤茶色の建物で統一された景色はきれいで、苦労して登ったかいがあった。今日も天気が良いのでなおさらだ。
昼食はラザニア、妻はパスタを注文。やはりおいしい。それからティファニーの店へ。念願の婚約指輪と結婚指輪を購入。気に入ったものが見つかり満足。日本と比べるとかなり安く、得した気分だ。グッチの本店では何も買うつもりはなかったが、見ているうちに欲しくなってしまったので明日また来ようと思う。
16時45分に予約したウッフィツィ美術館へ。オーディオガイドを聞きながらの見学。誰でも一度は目にしたことのある「ヴィーナスの誕生」が特に印象に残った。アカデミア・サンマルコ・ウッフィツィ美術館に共通することだが、キリストと聖母マリアを題材にした作品がとても多く、だんだんどれも同じように見えてあきてきた。ウッフィツィ美術館は18時30分が閉館らしく、まだ見学の途中なのに鐘が鳴り追い出されてしまった。お目当ての作品は見終わっていたから良かったものの、時間に余裕を持って予約すればと後悔・・・。
夕食は1時間も待って地元で人気のあるトスカーナ料理店“イル・ラティーニ”ですます。合い席になったイタリア人のカップルがワインをついでくれて、一緒に乾杯。日本ではなかなか知らない人とこういったことはしないだろう。イタリア人はとても気さくだ。ラザニアとTボーンステーキを注文。ステーキは1kgもありかなりのボリューム。味も最高で、本当に贅沢な気分にさせてくれる。ホテル近くで日課となったジェラートを食べ、戻ったのは夜11時を過ぎていた。今日はクーポラへ登ったため膝が痛くなってしまった。

9月27日(7日目)
朝6時起床。今日は列車で「ピサの斜塔」へ行くつもりでいたが、急に買い物がしたくなったため、丸一日のんびりショッピングをすることにした。朝食後、朝のうちにミケランジェロ広場へ行く。丘の上にあり、フィレンツェの街を見渡すことができる。朝日がとてもきれいですがすがしい気分だ。アルノ川の脇を散歩しながらショッピングに向かう。カルティエ、グッチ本店に行く。グッチは日本での半額近い価格でとても安い。でも、1人3個までしか買えないとのことで、妻と二人で分けて買い物をした。品数が少ないため制限しているらしい。お土産も着々と揃ってきた。ピサの斜塔も観てみたかったが、今日はショッピングデイにして本当に良かった。フィレンツェは皮製品がとても安く、買わなくては損なくらいだ。結局自分も皮のジャケット・靴・ベルトを買ってしまった。日本では倍くらいするだろう。ジャケットを買うかとても迷ったが気に入ったので奮発してしまった。昼食はマルゲリータ、妻はツナサンドを食べた。ツナサンドが妙に新鮮でおいしかった。
午後はショッピングの合間にサンタ・クローチェ教会へ行ったりして、フィレンツェでの最終日を満喫した。イタリアは治安が悪いとの話であったが、それは一部でのことで、ほとんどの人はとても陽気でどこでも気軽に声をかけてきてくれる。おかげで毎日が楽しく、特にフィレンツェは将来また是非訪れたい。夕食はガイドブックに載っていた“ネッラ”という店。ナスの前菜、ブロッコリーのサラダ、トマトソースのパスタ、牛肉のグリル、野菜のスープ、ドルチェ(パンナコッタ、フルーツポンチ)、どれもおいしくこのボリュームでしかも二人で3,600円の安さには驚いた。それにしてもイタリアは何でもおいしい。先ほどまで荷物の整理をしていたがお土産が多すぎて大変だ。明日からはいよいよローマ、楽しみである。

9月28日(8日目)
朝6時起床。朝食後、バスにて美しき塔の町と呼ばれるサン・ジミニャーノへ。1時間見学、特に興味を引くものはなかった。それからシエナへ。ここにもドゥオモがあり中に入ったが、普段は床の絵に負担がかかるということで中は開放していなく、今回たまたま約1ヶ月の期間限定で開放していたので運が良かった。中ではガイドの話を聞くのがせいいっぱいで、じっくり鑑賞できず残念。世界一美しいと言われているカンポ広場は、形がおうぎ状になっていてとても中世的な雰囲気を出している。昼食はこの広場でツナとタマゴのパニーニを食べる。先ほどまで車酔いで気分が悪かったが、だんだん良くなってきて、昼食も食べることができたのでほっとした。
ローマまでの車中は酔い止めの薬を飲んだせいか、ぐっすり寝てしまった。ローマへは夕方の5時頃着いた。明日は「青の洞窟」のあるカプリ島へ行く予定だ。ナポリ行の列車のキップを買うためにテルミニ駅へ向かった。ホテル近くの停留所でバスに乗り込む。機械にキップを差し込むと刻印が打たれるはずが、何度入れても反応がなく(入れ方が悪かったのかはわからないが?)、地元の人達もやっている様子がなかったので刻印しなかった。すると、ここでハプニング発生。次の停留所でバス会社の係員が3人乗り込んでくると、ほとんどの乗客がここで降りてしまった。係員からキップを見せるように言われ、刻印がないことがわかると近くの停留所で降ろされてしまった。この時さっきの乗客が一気に降りた原因がわかった。キップを買わずにキセルをしていたのだ。私達に罰金として50万リラ(日本円で30,000円)を払うように言ってきた。地元の人がたくさん降りたのはキセルをしているからだと明らかにわかっているはずなのに、それを見逃して、キップを持っている私達に罰金を払えというのはどうしても納得がいかない。英語で理由を説明しても、多分通じているのにわざとイタリア語でしか会話をしてくれない。罰金を払わないと言い張っていたら、警察に連れて行くと言い出した。現地ツアーの人に電話をしてアドバイスをもらおうとしたが、なかなか公衆電話が見つからない。やっと見つかったと思ったら、テレホンカード専用。電話待ちをしている人からカードを借りてかけたのだが、なぜかつながらない。そのうち、係員が待ちくたびれて妻に請求書だけを渡し帰ってしまった。後でツアーの人に相談したら、特に問題はないから心配しないようにとのことだったので少し安心した。それにしても本当に驚いた。そんなこともあり、やっとの思いで駅にたどり着いた。駅は大きい上に、キップを買うのにも混んでいたので、とまどってしまった。夕食は軽くピッツアとカツレツ。今日はいろいろと疲れてしまった。明日早いのでもう寝るとしよう。

9月29日(9日目)
朝5時起床。タクシーでテルミニ駅へ行く。朝食にエビの入ったサンドイッチを駅で買い、ユーロスターでナポリへ向かう。ナポリ駅に到着し、タクシーで港まで行きたかったが、ぼられることが多いということで、ガイドブックを見ながら他の交通手段を考えていると、現地のおじさんがやってきて、イタリア語であったが親切に教えてくれ、キップまで一緒に買いに行ってくれた。トラムに乗り込み、今度は下車する場所がどこかと迷っていたら、近くに座っていたおばさんがイタリア語で話しかけてきて、言葉が通じないことがわかると、英語の話せる人を探してくれて、次の場所で降りるようにと教えてくれた。イタリア人はとても親切だ。感謝、感謝。いろいろな助けもあり予定通りジェットフリーに乗ることができた。条件次第では「青の洞窟」に入れないこともあるというが、波は荒くないし天候もそれほど悪くないので、入ることができるだろうと期待が高まっていた。そもそも新婚旅行の行き先をイタリアに決めたのも、妻が「青の洞窟」を見たいということだったので、何としてでも見たかった。フェリーからモーターボートに乗り込み、洞窟の入り口付近で手こぎのボートに移る。入り口はかなり狭い。洞窟に入る時、頭がぶつからないようにボートの中で寝そべり、波とのタイミングを計って一気に入る。洞窟の中は、入り口から光が差し込み、透き通るように青く輝いていてとても神秘的である。ただ、思っていたよりも中が狭くあっという間に終わってしまったのが少々残念であったが、妻は大喜びであったので来て良かったと思う。
午後2時にナポリへ戻った。最初はそのままローマへ帰ろうと思ったが、私がどうしてもポンペイの遺跡を観たかったので、強行でポンペイへ向かった。現地のガイドに事前に確認した時も、一日で青の洞窟とポンペイの遺跡の両方に行くのは時間的に絶対無理と言われ、実際ローマ発のオプショナルツアーにも、両方とも行くツアーはなかった。いろいろ人に尋ねながら何とか午後3時頃ポンペイに着くことができた。ポンペイは二千年前に火山の噴火で灰に埋もれてしまった町で、当時のまま残っている。ニ千年前の町とは思えないほど様々なものが発達していて、驚かされるばかりだ。当時の生活が伝わってくる。しかし、掘り起こした方も大変だったろう。現在も発掘は続いているらしい。ポンペイ内で遅めのランチをとり、夕方の5時30分頃後にする。ポンペイ駅で30分も待たされ、ナポリでも買ったキップの列車が遅れているということで、ユーロスターで帰ることに。車内で追加分の特急料金を払いローマへ。着いたのは午後10時30分。夕食をとろうと駅周辺を探したが、時間も遅く雨も降っていたため断念。駅内のマクドナルドになってしまった。日本にはない“マクロイヤル・デラックス”というのをテイクアウトにして買った。ホテルまでタクシーで帰り、早速食べてみるとおいしい。イタリアに来てまでマックかぁと憂鬱だったが、日本で食べるよりもおいしかった。今日は本当にハードな一日であった。ゆっくり休もう。

9月30日(10日目)
朝6時起床。朝食後バスにてコロッセオへ。旅行へ旅立つ前に映画「グラディエーター」を予習も兼ねて見てきた。コロッセオはとにかく大きい。当時の様子が目に浮かんでくる。ちなみに今日はなぜか入場料が無料であった。フォロ・ロマーノへ向かう途中、十代の若い女の子が私達に声をかけてきた。服を手にかけていて、よく見るとその下から手が伸びている。バックを狙っていたのだ。すぐ気が付いてその場を逃げたので被害に遭わずにすんだが、イタリアのスリはマジシャンと呼ばれているくらいなので気を付けなくてはならない。映画「ローマの休日」で有名な真実の口ではおきまりのポーズで記念撮影。今日も日本人をあまり見かけない。なぜだろう? 途中雨が降ったりしたがすぐにやんだのでとても安心した。
パンテオン、ナヴォーナ広場とまわってからランチ。今夜はサッカー観戦があり、ゆっくり夕食をとる時間がないから昼食は豪華にした。海の幸の前菜、パスタ、牛肉とポルチーニの炒め物、エビのハーブソースを注文し、最後の最後までおいしかった。注文を取りに来たウェイターのお兄さんが熱狂的な地元サッカーチーム“ラッツィオ”のサポーターで、今夜の試合も観戦に行くのだという。私達も行くと話すと、どっちの応援だと聞かれ、本当は中田選手の所属しているパルマの応援であったが、ラッツィオと答えると、チームの応援歌を一緒に歌わせられた。とても陽気なお兄さんだ。それにしても。イタリアではまずいものはなかった。とても日本人の口に合っている。ランチ後、トレビの泉へ。想像していたよりもかなり大きい。恒例のコイン投げをして後にした。スペイン広場はとても人が多くごみごみしている。警察も多いが、その割には被害が多いと思う。実際そこで財布とパスポートを盗まれたという日本人にも会い、とても気の毒な様子であった。
夕食は少し早めに、ファーストフード店ですます。イタリアでの最後の夕食であったのでちょっと味気なかった。それから、今回の新婚旅行の最後を締めくくるセリエAのラッツィオVSパルマ戦を観にオリンピコ・スタジアムへ向かう。チケットはインターネットで出発前にローマの旅行会社に手配しておいた。スタジアム内では地元のサポーターの応援がすごく、異様な雰囲気だ。午後8時30分キックオフ。期待していたパルマの中田選手はなかなかいい動きをしていたと思うのだが、後半の途中で交代してしまい、とても残念であった。試合の方も0−0の引き分けで得点シーンを見ることができず、物足りなさを感じたが、中田選手を見られただけでも良かったと思えた。夜11時30分頃ホテルに着いた。毎日が朝早くて夜は遅く行動がハードであったが、それも明日で終わると思うとなんか寂しい気がする。

10月1日(11日目)
朝6時起床。朝食後、ヴァチカン美術館へ向かう。8時45分開館で8時頃着いたが、既に何人かの列になっていた。中はかなりひろい。疲れもピークだったため、足取りも重いが時間が限られているので頑張った。ミケランジェロ作「最後の審判」は天井一面に描かれていて迫力がある。ずっと観ていてもあきないくらいだ。急いで館内をまわった後、サン・ピエトロ寺院へ。ミケランジェロ作「ピエタ像」は遠目でしかもガラス越しなため、ちょっと見ずらいのが残念だ。
11時30分にホテルへ戻り、荷造りをして12時にホテルのフロントへ集合。最後まであわだだしかった。だが、あわだだしいのはここまでにはとどまらず、ローマでの空港、アムステルダムの空港でも免税店での買い物に追われた。お土産は何とか揃ったので良かった。
今回の旅行はフリープランでしかも治安の悪い都市ということで、多少不安があったが、現地の人々にかなり助けられた。イタリア人はとても陽気で親切だというイメージが強い。行き先々で記念撮影をしていると、頼んでもいないのに、向こうから撮ってあげると言ってきてくれる。いくつかトラブルもあったが、それ以上に旅を楽しむことができた。スケジュールをみっちり組んでしまったので、のんびり新婚旅行という具合にはいかなかったが、その分いろいろな場所へ行くことができて、一生の思い出となった。ただ充実しすぎて、10日間の滞在であったが5日間くらいの感覚しかない。あっという間の旅行であった。子供ができる前にもう一度海外へは来たいと思っている。今度はのんびりの方がいい。それでは、また海外へ行けることを願って。チャオ。

  • 「青の洞窟」内部

    「青の洞窟」内部

  • ラッツィオのホーム「オリンピコ・スタジアム」

    ラッツィオのホーム「オリンピコ・スタジアム」

  • ポンペイ遺跡内の「円形闘技場」

    ポンペイ遺跡内の「円形闘技場」

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