エスカラード･ラン

2005/12/03 - 2005/12/03

12月はジュネーブにとって、「エスカラード」の月。
エスカラードは、1602年に隣国のサヴォワに攻め込まれた
ジュネーブが、攻防戦の末、サヴォワを撃退し、
ジュネーブの独立を守った事を記念するお祭り。
そのお祭りの関連行事として、マラソン大会が
開かれます。

エリア ジュネーブ(スイス)

スタート・ゴールはバスチオン公園。
公園前の広場には、巨大スクリーンが
設置され、周囲は交通規制が敷かれます。
実は、ジュネーブは、11月頃よりジョギングを
する人が目立ち始めます。
このエスカラード･ランに出場する人たちです。
多くのカテゴリーに分かれ、数Kmから十数Kmの
距離を走ります。

コースは旧市街をめぐる細い石畳の道なので、
先導車は小さなスマート。他にバイクも。

スタートラインでは、DJが選手を盛り上げます。
フライングが無いよう、アメフト倶楽部の選手が、
ランナーを規制します。

スタートラインの壁の上には、小さな大砲
があり、それでスタートの号砲を放ちます。

昨年もありましたが、バスチオン公園内に、
移動パン屋さんが来ており、釜で焼きたて
パンを売っていました。
焼きたてで美味しかったです。

スタートラインに並んでいるのは、
ちょっと年配の男性方。
おじさんたち、気合十分です！

沿道に、応援団としてというか、イベントでの
パフォーマンスとして、ブラスバンドが出たりします。
このチームは、L\'os Blodosという、レマン湖の東の端
より少し先の町に本拠地を置くバンドで、
演奏といい、振り付けといい、衣装といい、
本当にすばらしいものでした。

スイスは楽器の出来る人が多く、
各町に、沢山のバンドがあります。
彼らはセミプロ？のようで、CDも出しているようです。

バンドの最年少団員？
移動の合間の待ち時間に、ドラムを上手に
叩いていました。

彼らは、夏のイベントの際にも演奏していました。
太鼓だけで、インディアン調のリズムを奏で、
かれらの人気も高いです。

最終の仮装レースに参加する人たちです。
ニワトリの着ぐるみと、ベビーカーを改造した
機関車･列車。中には子供が乗っています。

蝶々の家族ですね

皆さん、思い思いの衣装での参加を
楽しんでいます。
ちなみに、走っている人はほとんど居ません。

スイスらしいといえば、フォンデュ鍋の衣装

ベビーカーの海賊船です。
お父さんがキャプテンか、中の子供が
キャプテンか？

これを見て、「ひょうきん族」を思い出しました。

海外でも、仮装には女装が付き物でしょうか。

まだまだ始まったばかりの暗くて寒い冬を、
吹き飛ばすかのような人々のパワーでした。