男運トホホなイタリア旅行・・（イタリア１）

2003/09/06 - 2003/09/14

「スペイン人、イタリア人にはJapanese Killerというのが居て危ないから気をつけてね！！」と旅道中いろいろな日本人女性に釘をさされた。スペイン留学後の現在言わせてもらうと、スペインにはそんな人たちはめったにいない。それに彼らは意外とShyでありそう観光客に易々と声は掛けてこないだろう。
ただそんなことも知らなかった当時、スペイン旅行で一言の軟派な声もなく、また初めて降り立ったイタリアヴェネツィアでも何もなく、実は友人二人で落ち込んでいた。「魅力ないのかしらね・・」と（笑）確かに長旅だった為、お洒落な格好もせず化粧もしていないバックパッカー2人に声なんて掛けたくないだろう。
しかし！フィレンツェであった。
夜トラッテリアのような居酒屋で食事後そのレストランのオーナーと店員が踊りにOr飲みに行かないか、という。30代前半の小太り男性2人。何を血迷ったか、誘いにOkしてしまった・・・。そして
金持ちそうなBMWに乗せられてしまった・・・。
夜のミケランジェロ広場で君の目は素敵だよと呟く小太り店長。
危機を感じパニックになった私たちは、必死に宿の門限が12時だということをアピールして車でCenterまで送らせ、一難を回避した。

そんな中、ベニスとボローニャにいる友人達を訪ね余裕も見えてきた。そして最後のROMA。格好いいという素敵な名誉を背負うイタリア人には1度も遭遇せず仕舞い・・。また少し落ち込んでる頃、
レストランで突然バラの花が2輪やってきた。「え？？？」と戸惑う私たちの横には3，4人の男性陣が。どうみても４０、５０代である。トラックの運転手をしていて今夜はローマ滞在予定の4人。
お礼を言って勘定を済まし、帰ろうとするとその中の2人がついてくるではないか。少しまた会話をしてお酒をご馳走になった。
しかしいざ帰ろうとするとついてくる。怖くなり2人で走ることにした。しかしテルミニ駅の中を通り必死の形相で走る日本人2人の後ろを中年伊人2人も走って追ってくるではないか・・・。
本当に殺されるかと思ったのも事実。人ごみに逃げて再び一難を回避した。
なんて男運の悪い私たち・・・。飲みなおす為にBarでワインのボトルを購入しホステルに持って帰って空けたのは言うまでもなし。

エリア イタリア

ヴェネツィアは写真で見るほうがいいだろう。
実際に行くと美しいは美しいが、どぶ臭いにおいが非常に辛かった。イタリア人に言わせると一種の公害であり社会問題になっているそうだ。

いたるところに「Pace」という旗が翻っていた。
平和に対するスローガンであり訴えであるという。
私も1枚買って帰り現在もベランダの外に「平和」への声に参加しているつもりだ。