2005/07/25 - 2005/07/30
4704位(同エリア6985件中)
7265さん
夏休み中の超ハイシーズンなのに「6日間14万!」というリーズナブルなツアーを見つけた私たち。
軽〜い気持ちで、一生に一度のハネムーンをこの激安ツアーで済ませました。
案の定、トホホな場面がいっぱいの珍道中に。。。
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そもそも新婚旅行の行き先をローマに決めた理由は、かなり後ろ向きなものだった。
本当に行きたかったのは、オランダ&ベルギー、もしくは東欧周遊。
しかし、これらのエリアはただでさえ高いのに、夏休みシーズンとなると半端じゃなく値が上がる。
そこで、ハイシーズンでも比較的安い=人気のある都市で、1都市に絞ってゆっくり滞在しようか、、という話に落ち着いた。
となると、目的地はロンドン、パリ、NY、そしてローマあたりに絞られる。
ロンドンとパリは行ったことがあったし、そもそも私たちが仲良くなるきっかけを作った場所がイタリアだったので、「じゃあローマでも行っとく?」ということで意見がまとまった。
この時点ではふたりとも、なんとな〜く観光地としてベタなイメージのあるローマに対し、少なからず見下した感があったことは否めない。
今思えば、「なぜこんなにも関心が薄かったのだろうか」とあきれるのだが。
そんな具合だったので、大して多くを求めず、ツアーはとにかく安さ重視で探しまくった。
結果、見つかったのが6日間14万円という破格のツアー。
南回りでないツアーの中では、これが再安値だった。
深く考えることもなく、「じゃ、これで!」と即決。
しかしこれが、私たちの切ない新婚旅行のプロローグだった。。。
*写真はローマテルミニ駅。あやしげな人がたくさんいた、あまり立ち寄りたくないスポット。 -
利用航空会社はアエロフロートロシア航空。
「はぁ? どこそれ?」という感じだった。
マイルは貯まらないわ、ロシアだけになんとなく不安だわ、さい先の悪い印象だ。
(詳しくは別途旅行記を立ち上げているので、そちらをご覧下さい)
ホテルがこれまたヒドい。
中央駅から地下鉄で20分、そこからバスで5分、さらに徒歩5分。
たいていのガイドブックの「ローマ全体図」からはみ出た場所にあるという、驚異的な立地条件の悪さだった。
「安いんだから仕方ない」。
そう言い聞かせてあきらめることにした。
*写真はホテル最寄りの地下鉄コルネリア駅のバスターミナル。郊外線が多数発着している様子。 -
なんだかんだとブツクサ言いながらも、旅は始まった。
東京からローマまでの道のりは、機内に暇潰し用のモニターがなく退屈したり、乗り継ぎ便で明らかに私たちのものだった席をロシア人親子に占領され窓際席を明け渡す羽目になったり、荷物受け取りのターンテーブルで約40分も荷物が出てこなかったり、というプチトラブルはあったものの、大きなトラブルはなく、無事到着した。
長旅を終え、ようやくホテルにチェックイン。
しかし部屋に入って愕然。
「セミシングル?!」と思うほど幅の狭いベッドがふたつ。以上終了。そんな小部屋だった。
スーツケースを広げるスペースさえない。
天井はやけに高く窓が天窓になっているため、陽はほとんど入らず暗い雰囲気。
フロントから一番近い部屋だったため、ロビーのざわめきがよく聞こえた。
最もショックだったのは、この猛暑にも関わらずバスダブがなかったこと。
あとで聞けば、イタリアではバスダブなしのホテルはそう珍しくないらしいが、この数時間「早くお風呂に入ってさっぱりしたい!」と願い続けていただけに、衝撃は大きかった。
仮にも新婚旅行である。
なのに、なぜこんな学生の貧乏旅行のような部屋に泊まらなきゃいけないんだろう。。。
自分たちの軽々しい選択が、この時最も悔やまれた。 -
気を取り直して、翌朝。
今日から観光がスタートする。
可もなく不可もないホテルの朝食を早々に平らげ、まずは地下鉄の駅を目指す。
タバッキで1日乗車券を購入し、バスにのり込んだ。
しかし駅まではそう遠くないのだが、通勤ラッシュのためいっこうにバスは進まない。
結局15分ほどかかって、ようやく最寄り駅にたどり着いた。
A線コルネリア駅。
乗り場は、東京駅の京葉線のホームのように、やたらと深いところにある。
やっとの思いで乗り場までたどり着くと、ちょうど勢い良く電車が滑り込んで来た。
そこで一瞬、目を疑った。「なんなんだ?!この電車は?? 」。
その電車は、ストリートアートの落書きがボディ全面に描かれていて、まるで地獄行きの列車と言った形相だった。
「ローマの地下鉄は危ない」と聞いていたので警戒していたが、こんな電車だと乗客全員がスリに見える。
「絶対盗ませないぞ!」と必要以上に身を固くしながら、早く目的地に着くことだけを願い続けた。。
*ちなみにこの滞在中は、乗った電車すべてがこの恐ろしい全面落書きスタイルだった。でも2005年11月にローマで乗った地下鉄は最新式のキレイなものだったので、これから出かけられる方、そんなにおびえないでください。 -
A線オッタビアーノ駅を下車。
まずはサンピエトロ寺院へと向かう。
「肌を露出した服だと内部に入れてもらえない」という噂を聞いていたので、猛暑の中黒い長袖長ズボンといういでたちで挑んだ私。
でも周囲を見てみると、みんな余裕で白い腕を出している。
どうやら、肩さえ出ていなければOKのようだ。
朝から余計なエネルギーを消費してしまった。。 -
続いてサンタンジェロ城へ向かう。
道中には明らかにバッタもののブランド品を売る露天商がうようよいて、目が合うと「ナカタ〜、ナカムラ〜」と声をかけてくる。
ひとりだけ、私を見て「ニィハオ! ♪ナンデダロウ〜」と歌い始めたヤツがいた。国籍がめちゃめちゃだ。
うまい交通機関が見つからなかったのでとりあえず橋を渡り、路地裏を歩く。
気がついたらナヴォーナ広場に出た。
そこで少し休憩がてら、次の目的地を探す。
フォロロマーノに行きたかったので、ひとまずヴェネツィア広場を目指すことに。
しかしバスの路線図がイマイチ分からなかったため、ひたすら歩くしかなかった。
*写真は、ナヴォーナ広場近くの雑貨店「Dキューブ」。コンランショップなどでも扱われているモダンなイタリアンデザインがいっぱい。 -
ヴェネツィア広場近くの細い歩道で、子連れの老婆とすれ違った。
手には大きな毛布にくるまれた赤ちゃんを抱いていて、それをしきりにダンナの腕に押し付けて来る。
とその時、ダンナが大きな声をあげた。
ポケットに入れておいた財布をすられたのだ。
すぐに気づき、老婆の手をはたき、財布を落としたところでなんとか取り返すことができた。
老婆は足早に去って行った。
が、私たちはその場でふるえた。。
「これがローマか!」
*ちょうどこの写真のあたりでスリにあった。「スリは人ごみではにいる」というイメージだったので衝撃だった。。 -
ひとまず市庁舎の広場に登り、そこで息を整える。
まだスリにあった恐怖が身体をふるわせていた。
確かに、自分の回りでローマに行った人の半数以上が、自分もしくは同行者がヒドい目に合ったという体験談を語っていた。
だからこそ警戒を強めていたのに、こんな観光初日の午前中でそんな目に合うなんて。。
でも、元はと言えば、「警戒しようね」と話していたのに、うかつにもGパンのポケットに財布を入れていたダンナが悪い!
次第に落ち着くにつれ、「なんでそんな危ないところに大事な財布を入れといたのよ(怒)!!」とダンナに対する怒りがこみ上げてきた。
まぁ結果的には無事だったわけだし、最初の段階でローマの洗礼を浴びることができたおかげでその後の警戒心がより強まったので、よかったのかもしれないが。
しかし、その後の街歩きにはずっと余計な緊張感がついて回った。
*写真はナヴォーナ広場近くの街中に突如現れた遺跡。ローマに来て初めて目にした古代遺跡に興奮した。その後は、飽きるほど見てお腹いっぱいだったが。。 -
その後、気を取り直して観光を再開。
まずはカンピドーリオの丘からフォロロマーノを眺め、想像以上の巨大な規模に圧倒される。
最初に抱いていたローマに対する妙な見下し感は吹っ飛び、ただただ「恐れ入りました。。。」とひれ伏すばかりだ。
続いて丘を下り、ベタだけど真実の口広場で例の写真を撮って来る。
こちらもイメージと違って無料(志程度の募金はしたが)だったことに驚いた。
その後、今度はフォロロマーノの中をあるき、その巨大な遺跡の存在感を別の角度から実感する。
ただ、この時点で既に朝から4時間近く歩き通し。
しかも炎天下で日陰はあまりない。
そんな具合だったので、じっくり見たいのはやまやまだったが、さら〜っと流す程度で足早に歩き続けた。
*写真はローマの路上駐車の様子。真ん中あたりのスマートはあり得ない方向で駐車していた。密着スレスレで停まっているこれらの車。一度、ガンっと前の車にぶつけながら強引に出て行く車を目の当たりにしたことがある。なんて大胆! -
ようやくコロッセオまでたどり着いた頃には、体力の限界がやってきた。
そこで内部見学はせず、とりあえず「来たよ」という証拠写真だけ写して、地下鉄に乗り、テルミニ駅周辺でランチを食べることにした。
既に14時。既に3度目くらいの空腹ピークが襲って来ていた。
お腹が減ると、人は機嫌が悪くなるものだ。
どの店にしようか決めかねているダンナにちょっぴりイライラしつつも、ようやく適当なお店に落ち着くことができた。
通常ならワインを頼む私たちだが、あまりの暑さに身体が炭酸を欲していた。
そこでビールとガッサータを頼み、一気に飲み干す。
これがまた最高にうまい!
普段家で飲んでいるのは発泡酒だから当然と言えば当然だが、イタリアビールの美味しさに感激した。
また、前回イタリアに来た時は秋だったので水はずっとナトゥラーレだったが、今回の旅で一気にガッサータファンになってしまった。
オープンテラス席でいただくローマ風薄焼きピッツァは、今までの疲れを一気に吹き飛ばすほど美味。
パスタもトマトの濃い味が南イタリアを感じさせた。
と、気持ちよく食事を楽しんでいるところに、また怪しげな二人組のボーイズが私たちの横を通り過ぎた。
少し離れてから立ち止まり、私たちの方に向かって戻って来る。
手には何やら怪しい紙を持っている。
さっきのスリ経験から、「なれなれしく近付いて来る輩はみんな敵!」と学習していたので、あっちへ行け!と怒鳴ってやった。
あとで聞いたところによると、これもスリの常套手段らしく、ひとりが紙に何かを書いてくれと言って気を引いたスキに、もうひとりが荷物を持って行ってしまうらしい。
ふー、またも危ないところだった。。。 -
食後は共和国広場方面へと歩く。
途中、ローマ三越を発見したのでちらりとチェック。
涼しさと日本語全開の安心感に、生き返る思いだった。
その後、明日、ナポリ&ポンペイへ行きたくなったので、JTBオフィスを目指し、日帰りツアーを申し込む。
今まで、オプショナルツアーは日本から申し込んでいたが、その時の気分で現地申込みというのも悪くないものだと実感した。
またテルミニ駅に戻って、お土産を探すことに。
まずは駅の地下にあるショッピングモールへ。
本、コスメ、ファッション、雑貨etc さまざまな店が軒を連ねており、食料品が買えるスーパーもあった。
駅の隣りにはupimというイトーヨーカドーみたいなショッピングビルがあったが、大したものは売っていなかった。
そして私たちは、サンタマリアマッジョーレ教会の目の前にある大きなスーパーで、大量にパスタやインスタント食品、おかしなどのお土産を購入した。
暑さと人に対する警戒心から、かなり疲れ果ててしまった私たち。
遅い時間にフラフラ歩いたり、地下鉄に乗ったりするのはかなり怖かったので、この日は早めに観光を打ち切ってホテルに戻ることにした。
18時。この時点では、まだ15時くらいのような青空が広がっているので、ちょっぴり悔しいが背に腹は代えられない。
パスタ10個=5kgをはじめとする重たい荷物を(ダンナが)背負って、はるか遠いホテルを目指した。 -
ホテルに戻り、ひとっ風呂浴びて(と言ってもシャワーだが)、リフレッシュ。
21時頃、ホテルの周辺で夜ごはんを食べに出かけた。
目の前にトラットリアがあったが、すぐ脇の道に良さそうなお店の案内板が出ていたので、勘を信じて遠い方の店をチョイス。
3分ほど歩いた先に、先ほどの店よりもいい雰囲気のトラットリア「Antica Roma」があった。
まだうっすらと明るく、気温も涼しく快適なので、オープンテラスに席を取る。
幸いにも英語メニューがあって一安心。
早速、ビールとガッサータ、ポルチーニのタリアテッレ、魚のソテー、サラダをオーダーする。
料理の味はどれもきわめて美味。
特にポルチーニは肉厚でジューシーで、しっかりとした歯ごたえのタリアテッレとマッチし、強烈な個性を放っている。
何だか分からず頼んだ魚のソテーは、実食しても結局種類は分からなかったが、淡白で身がしまっていておいしかった。
と、ここで、ある異変に気づく。
足がものすごくかゆいのだ。
ダンナに症状を訴えると、彼も同じ症状に悩まされていた。
ふと見ると、遠くの床に蚊取り線香。。。
どうやら蚊に刺されたらしい。
この蚊がなかなかの強者で、1夜にして2人で合計14カ所ほどやられてしまった。 -
強烈なかゆさに身もだえつつも、美味しい食事は続く。
私たちが入店したときには先客は1組しかいなかったが、店は次第に地元民と思われる家族やひとりで食事をする女性などでにぎわい始めてきた。
子ども連れが目立ったが、食事開始時刻が随分遅いことに驚く。
しかしなかなかいい雰囲気だ。
隣りを見ると、おばさま方がふたりでスイカを食べている。
イタリアにもスイカがあるんだ!と驚き、スイカバカのダンナはデザートに是非頼みたいとせがんだ。
そこで、ホール担当の細身でちょっぴりぶっきらぼうなマダムを呼ぶ。
しかしたった1人でてんてこ舞いの様子。
「あとで!」と言われなかなか私たちの席に来てくれない。
しばらく待ったあげく、ようやくマダムが追加オーダーを取りに来てくれた。
でもそういえば、「スイカ」を表す英語が分からない。
イタリア語はなおさらだ。
そこで失礼とは思いつつ、隣りを指差して「あれ、ください」とオーダー。
おばさま方は「美味しいわよ!」と言わんばかりに、ウィンクしてくれた。
イタリアのスイカは、日本のものに比べて糖度が段違いに高く、みずみずしくて最高においしい。
大きさも大胆で、1/8カットでも日本サイズの1/4分くらいはありそうな巨大さだった。
ヘタなスイーツを頼んで外国の甘さに辟易するより、ずっと確実性の高いデザートのチョイスだと思った。 -
翌日。今日はナポリポンペイ日帰りツアーに参加。
朝7時前にピックアップのバスが迎えに来てくれた。
今日は最寄り駅までの長い道のりをたどることも、恐怖の地下鉄に乗ることもないので、とても快適だ。
あっという間に、テルミニ駅の近くにある集合場所のホテルまで到着。
ここで、他のツアー客と合流するようだ。
ホテルのロビーは日本人がわんさか。
ここまでの間、これだけ多くの日本人に出会うことはなかったので、海外気分が一気になえてしまった。
でも当初は個人で電車を乗り継いでポンペイまで行こうと考えていたので、それに伴う苦労と不安を思えば、これも致し方ない。
そこに集まった全員がナポリポンペイに行くのかと思いきや、実はさまざまなオプショナルツアーがここから発着していたため、私たちのツアーの同行者はほんの10人足らずだった。
少しほっとしてバスにのり込む。
涼しくて快適なバスの旅。ひどい猛暑だけに、「やっぱりグッチョイだったかも」と思い直した。 -
途中休憩を挟みつつ、2時間ちょっとでナポリに着いた。
と言っても、ナポリでの下車観光はほんの5分。
それも、街中ではなく、街を一望できる高台の歩道だけ。
ここで強制的に記念写真を撮らせられる。
どうやら「治安が悪すぎるから、責任を負えない」というツアー会社側の都合で、街にはおろしてもらえないらしい。
フィガロのナポリ特集を即買いし、憧れを抱き続けていた私にはショッキングな出来事だった。
それでも、山の手の高級住宅街からリゾートビーチまで、バスが細かく回ってくれたので、車窓からの景色を楽しむことはできた。
それにしても、なんて色彩の鮮やかな街なんだろう。
空と海の深い藍色。
これに映えるオレンジやピンク、イエローなど、ローマよりもぐっと華やかな色合いの家々。
さらにチェリーピンクのブーゲンビリアがあちこちで咲き誇っている。
南イタリアの陽気な雰囲気を垣間みて、「あぁ、下町の路地裏でもっちもちのナポリ風ピッツァを食べたい。。」という想いはつのるばかり。
ただただ指をくわえて見つめるしかなかった。 -
ナポリを出発すると、今度は頼んでもないのにカメオ工場へ連行される。
このオプショナルツアーの1行程として組み込まれているものなのでしょうがなく、しぶしぶと中をのぞいてみると、実際に職人さんが手彫りでカメオを彫っている様子が間近で見れてなかなか感動した。
最初は全く興味を持てなかったが、カメオがポンペイ発のアクセサリーだということを知ると、あれだけ昔にこれだけの技術を持っていたポンペイの人々のスゴさを実感する。
しかも、日本で買えば結構な高級品だ。
すっかり影響された私は、私とダンナのお母さんたちへのお土産としてカメオを購入することにした。
じっくり悩んでいると、やたら日本語堪能なイタリア人が「コレハ5000エン、コレハ1マンエン、コレ、コウキュウ」とうるさく説明をして来る。
「言われなくても買いますよ!」と思いつつ、ふと回りを見渡すと他の人々もみな同じようにマンツーマンでしつこく口説かれていた。
結局、購入したのは私たちだけだったようで、外に出た頃には、みんなが辟易した表情で私たちを待っていた。
そこで、ようやく状況が飲み込めた。
ここはツアー会社と提携が結ばれた、観光客にお金を落とさせるための場所だったのだ。
そうとは知らず、ホクホクと買い込んでしまった自分が、「カモネギ」みたいでちょっぴり恥ずかしくなった。
(でも、その後このレベルのカメオが買える店には出会えなかったので、ここで買ったことに後悔はしていないです)
*写真はポンペイの遺跡より。このような高度な彫刻技術が発達していたからこそ、カメオのようなアクセサリーが誕生したらしい。 -
ようやく本命のポンペイに到着。
まずは腹ごしらえということで、レストランに連れて行かれた。
席はたっぷり空いている広々とした店内の一角に、なぜか相席までさせられてきゅうきゅう詰めに座らされる。
このような団体さんが次々に入って来る店だからなのだろう。
席に着くと、また流暢な日本語を話すイタリアおやじが現れ、「ビールハ3ユーロ、ジュースハ1ユーロ」と、ドリンクの価格の説明をし、慣れた手つきで全員のオーダーを取っていった。
ほどなくドリンクと前菜のシーフードが運ばれ、ランチがスタート。
ここまでの機械的な扱われ方に少々戸惑いつつも、隣り合わせたご夫婦とも話が弾み、「ツアーの食事はだいたいこんな感じ」という発見もあっておもしろかった。
料理もそこそこ美味しかったし。
するとカンツォーネ隊が現れる。
もちろんチップ狙いなので、あまり目を合わせないようにしつつ、音楽だけ楽しんだ。
しかし、ランチなのに、前菜、サラダ、パスタ、魚料理、デザートという完全フルコースが出て来たことには驚いた。
同席したご夫婦に聞くと、食事付きツアーはだいたい毎食こんな具合でてんこもりなのだとか。
時には軽い食事が食べたい時だってあるし、手頃な価格でフルコースが食べられる店も多い。
そう考えると、イタリアに行くなら、やっぱり食事ナシのツアーを選んだ方が、結果的にお得なのだと実感した。
食事を平らげたら、いよいよポンペイの遺跡だ。 -
遺跡の内部は思いのほか広く、この地がすべて地中に埋まっていたことを考えると、掘り出した人々の労苦が伺える。
そして何より、日本人がイノシシやらシカやらを追っかけていた時代に、これほど優れた文明を持っていたポンペイ人のすごさに驚く。
馬車が走っていたこと、世界で最初の横断歩道を作っていたこと、道路には歩道と車道があったこと、パン屋さんがあったこと、宅配業者がいたこと、市場が開かれていたこと、選挙活動が行われていたこと、スーパー銭湯級の温泉施設があったことetc。。いろんな話をガイドさんから教えてもらうたびに、「へぇ〜、ほぅ〜」とうなるばかりだった。
しかしポンペイはガイドさんがいてくれて本当によかったと思う。
こういった話がなければ、どれがパン屋で、この看板が何を意味していて。。と言ったことのすべてが分からずに、ただ「すごいね〜」で終わっていたことだろう。
しかも逃げ場のほとんどない炎天下。最高気温35度。
きっとフォロロマーノの時のように、さら〜っと足早に過ぎ去っていただろう。
1時間ほどじっくり観て、バスに戻る頃には、熱射病で死にそうだった。それでも、観光以外の部分で歩く必要がないツアーはやっぱりラクちんだ。
良い部分も悪い部分も両方あるけど、今回このツアーに参加してみて、新たな旅の楽しみ方が発見できたように思う。
*写真はポンペイの暑さにうなだれているワンコ。きっと数時間前は日陰で、全部からだが隠れていたのだろう。 -
ツアーを終え、ローマに戻って来たのは18時前。
昨日と同様、まだまだ日は高い。
そこで、あまり街中を歩くのは怖いので、地下鉄の駅から近い観光スポットをひとつチェックしてこよう、ということに。
そこで選んだのが、フラミニオ駅からほど近いボルゲーゼ公園。
大きな白い門をくぐると、そこには広い並木坂が続いている。
日射しも若干穏やかになり、木陰には涼しい風が吹いていて気持ちよい。
今日はまったく怖い目にあっていないせいもあってか、気持ちがどんどん穏やかになっていく。
あたりには仲良く寝転がっているカップル、楽しそうにたわむれるチビッコ、ゆっくりと羽を休める白鳥など、平和な風景があふれていた。
今振り返ると、このローマ旅行の中で最も好きな場所は、このボルゲーゼ公園だと言える。 -
ボルゲーゼ公園の中を高台の方へ進んで行くと、ピンチョの丘につながる。
ポポロ広場を眼下に望むここは、ローマ有数の夕陽スポット。
ちょうど19時を過ぎ、日がようやく少し傾き始めている頃だったので、ちょうどよかった。
辺りには、激しく絡みあうカップルの姿があちこちに見受けられ、ラテンな気質を実感した。。 -
結局この日もホテルに戻り、ひとシャワー浴びてから、昨日と同じレストランでディナーを取ることに。
今度は昨日と同じ痒い目にあわないよう、あらかじめ虫除けになりそうなクリームやらスプレーやらをたっぷり足につけてから出かけた。
昨日のぶっきらぼうなマダムは、私たちの顔を覚えていてくれて、「また来たのね!」と微笑んでくれた。
この日は、アンチョビのピッツァと、シーフードマリネ、ボイルほうれん草のレモンかけ、そしてジェラードとスイカをオーダー。
昨日に続いて、料理はどれもアタリ!
しかしジェラードだけは「アイス?!」という感じで、激甘。。
やっぱりデザートはスイカに限ると実感した。
そして、私たちの防戦もむなしく、蚊たちはやっぱり今日も激しい襲来をしてきた。
これで一体いくつさされたのだろう。。。
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この旅行記へのコメント (1)
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- いたさん 2005/11/30 20:53:40
- 続きが読みたいです
- わははは。おもしろいです。
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