2005/10 - 2005/10
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chandaさん
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ガダメスの旧市街は、さすがに見ごたえ大有りでした。かわいい装飾にうっとり。郊外にはサハラも広がり、キャメルライドOK。夜にはアルジェリアやチュニジア国境の光も見えます。聞いてないよー!なリビア男3人との旅。んが、素晴らしい思い出が出来ました。リビア人の純粋さと温かさに触れた3日間。
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トリポリから車でガダメスへ向かう。
砂漠の中を道はまっすぐ続く。
所々、アスファルトが熱で膨張した段差がある。
150kmで段差を踏み、車の中がシェイクされる。
「??」何が起こったかわからないまま、宙を舞い、天井に頭をぶつける。
「あはは〜」リビア人3人は大笑い。なんともノンキで鷹揚だ。私も笑ってしまう。
時々、ラクダが横断する。 -
ガダメス新市街のモスクまで散歩。
とても立派な建物で、街でひときわ目立つ。 -
旧市街入り口。
友人の知り合いらしい、博物館の方の案内で。彼の英語はきれいなブリティッシュイングリッシュ。そう伝えると、嬉しそうに「英国に長く暮らしてたんだよ」と言う。彼のおかげで、非常に興味深く見て回ることができた。
日本語もいくつかご存知で「右です」などと言う。
しかし「左です」はない。経路は常に右曲がり?き・気になる。 -
街の外壁は、真っ白な漆喰仕上げ。
暗い場所から出ると、照り返しに目がクラクラする。
日焼けを気にする日本女子としては、なぜ真っ白くしたのだろうと疑問だけど、やはり熱を吸収しないように、ということだろう。
街の中は涼しく、外が50度以上になる夏でも、26度くらいに保たれたそう。 -
このようなシューターがところどころにある。
外気や光を取り込むため。雨が降るとこの下にバケツを置き、溜まった水はすみやかに外に運び、捨てる。排水溝などの設備はない様子。
街は迷路のように複雑に出来ている。外敵が入り込んでも分りにくくするため、わざとそう作ったと。
街の中、特に小道は驚くほど暗い。
電気が通ったのは1950年代。 -
一時、トルコに支配されていたとき、トルコ人が暮らした家。彼らは地元の住民と全く交流をしなかったそう。
町の歴史の上では好ましい位置づけの建物ではないかもしれないけれど、空に映えてとてもキレイ。 -
コーラン学校。昔はモスクとして使っていたものを学校に。
街には7つの部族が暮らしており、それぞれが、モスク、コーラン学校を中心として生活していた。
世代別に生活の場を分け、特に子供たちが大人の邪魔をしないように、と、子供の集会所は離れた場所に。しかし、子供たちが楽しく思う存分遊べるように、との考えも。パーティーなどのオケージョンには、子供だけで広場を装飾し、楽しく騒いだそう。 -
今も昔も、リビアの人たちの生活はモスクを中心にしている。
お年寄りの集会所はモスクの目の前に。
彼らが長く歩かなくて良いように、との配慮。
祈ること、モスクに行くこと、がとても重要。 -
暗い小道を抜けると、庭園に出る。
やっぱりナツメヤシ。
ナツメヤシは干し柿そっくりの味。
そして、日本で食べたものより、ずっとジューシーで柔らかく、美味しい。 -
男性は下を、女性は上を通る。
しかし真っ白い街。きれいだなぁ。 -
トゥアレグの文字。
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街中に、このように水路がある。
特にモスクの地下には、身を清めるために必ずある。 -
人々が新市街に移った今も、旧市街の各家は、それぞれの家族の所有。祭りやラマダン明けなどのオケージョンには、旧市街の家に戻る。
このように、家畜も飼われていて、世界遺産と言えども、人々の生活の場であることが分る。 -
レストランとおぼしき家の中。
とてもカラフルでかわいい。
鏡が非常に重要で、小さな孔から取り込んだ光を
なるべく反射させて部屋を明るくしようと言う工夫。
友人と別の場所で「おしゃれな部族だね」と話していたが、そんな意味があったのか…。
ここでランチ。美味しいクスクス。
蓋は、美しい帽子のよう。「食事の時は蓋で、普段はデコレーションとして壁にかけた」そう。なんと合理的な。
7人のラマダン中のリビア人に遠巻きに見守られながら、2人でコソコソと食べる。
ああ、本当に申し訳ない…この辺りから食欲はグーンと落ちる。 -
室内は、それぞれの家庭の奥さんたちが、自ら装飾するのが慣わしだったそう。この鮮やかな色は「赤は砂漠の砂、緑はハーブ、黄色は卵の黄身」。
確かに、ガダメス郊外のサハラの砂、白いTシャツがピンクになる。緑のハーブも分るけど、この鮮やかな黄色、…卵の黄身?ホント?
卵はそれぞれの色の混ぜられ、そうすることで色の持ちがよくなるとのこと。 -
こういう小さい扉があちこちに。
「子供のおもちゃを入れたり、お父さんの服を入れたり…」なるほど。クローゼットだ。
なかなか機能的。そして、本当にかわいい。 -
ガダメス郊外のサハラに向かう。
途中の小高い丘に登る。見渡す限り地平線。
「あっちがアルジェリア、そっちがチュニジア」
国境が近い。
この夜、リビア人の友人が、彼のガダメスの友人の家に連れて行ってくれた。ガダメスで一番大きな家ではないかと思われる立派なお宅だったが、高い屋上から、アルジェリアの光が見えた。 -
丘の上より。
「は」?
HさんとAさんの記念?
セブハの砂漠と違い、こちらでは沢山の観光客に会う。 -
キャメルライド。非常に装飾的な蔵。
手綱はなく、足をクロスさせて首にかけ、それでラクダをコントロールしたそう。背の高い(すなわち足の長い)トゥアレグならでは。156cmの私(すなわち足が短い)では、ラクダも言うこと聞いてくれませんな〜。
この子は白くて珍しい。鼻筋に3つのこぶ。 -
トゥアレグのパンを焼く。
小麦粉に塩と水を入れこね、灰の中にポンと置き、埋める。
シンプル。 -
しかし、これが本当〜に美味しい。
どっしりとして食べ応えがある。
リビアで食べたものの中で一番美味しかった… -
お茶を入れるところ。
ひたすら高いところから、何度もカップからカップへ移し変え、泡を立てる。この泡がいいらしい。
日本の抹茶みたい。
そして例に漏れず、このお茶もとても甘い。 -
砂丘に登ってのんびり夕日を眺める。
リビア人の友人たちが、私たち日本女子2人にそれぞれ美しい詩を作って朗読してくれた。夕日に向かって詩。風流だな〜。
「僕らは砂漠の民。砂漠には何のエンターテイメントもないから、伝統的に詩を作るんだよ」だって。
素朴だけど思い出に残るひととき。 -
日が落ちる。
リビア人たちもやっと、飲み物や食べ物を口に出来る。
やっぱりこの時間帯から皆、本当に元気になるんだよな〜。
トゥアレグのテントに戻り、
ナツメヤシや山羊のミルク、お茶やパンをご馳走になる。 -
ラマダン中は夜がにぎやか。
ガダメスは小さい街だが、明け方近くまで、外で騒ぐ若者の声が続く。
友人の一人も朝まで騒いでいたみたい。翌朝ぐったりと「寝てない」だって。
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