2005/09/03 - 2005/09/03
219位(同エリア373件中)
ネコ村さん
独特の味と匂いで有名なチーズの町、エポワースに行ってきました。居住先のDijonから92km、車で約1時間の距離です。今回はヴェズレーに行った帰り道に寄ってきました。目的は何といってもEpoisseのチーズを、製造元で購入する事。ちなみに現在この村で生産をしているチーズ農家は4軒だけだそうです。チーズの本によると、99年に日本に輸入されたEpoisseの中からリステリア菌が発見されたことで、生産量が極端に減少したのですが、近年ようやく盛り返しの兆しがあるとの事です(AOCのチーズたち/フェルミエ)。
今回表紙に使った写真は、Epoisseでも最も有名なBerthaut社のチーズ。約5週間の熟成で2〜3日おきに塩水とマールで念入りに表面を洗うウオッシュタイプです。最終的にはマール100%で洗い、その間に自然の酵素の力で表面が段々と赤くなっていくのだそうです。
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VezlayからEpoisseへ向かう道の途中で見かけた牛たち。白い姿が特徴的な、ブルゴーニュ名産のシャロレー牛です。
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写真を撮りに車を停めて近づいたら、エサの時間と間違えたのか、皆一斉に近づいてきてしまい、悪いことしました。でもこの牛の乳からEpoisseが出来るのかと思うと、楽しみも広がります。
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Epoisse村はミシュランガイドにも載っていない程の小さな村です。ただ、中心部にシャトーと大きな公園があり、その周囲を濠が囲っています。この写真は濠にせり出した城壁の見張り台で、Berthautのエポワースチーズのパッケージのシンボルマークにもなっています。
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もう少しアップで。
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車を停めた近くのバス停に、シャロレー牛祭り(FETE DE CHAROLAIS)のポスターを見つけました。既に終わっているようでしたが、闘牛でもあるのでしょうか。
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濠の中側にある『Château de Epoisses』の中庭です。
ブルゴーニュ王国の戦略的要地であったEpoisseは、複数の領主によって治められてきました。その歴代領主が居を定め、様々な改築・増築を経て今の状態となっているそうです。写真は、「Le Pigeonnier(鳩小屋)」からChâteauを臨んだところです。 -
前庭(L’avant-cour)の緑が綺麗に映えています。向かいの建物はPigeonnier(鳩小屋)です。
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鳩小屋内部です。15世紀に建てられ、3000羽の鳩が収納できるそうです。勿論今は鳩はいません。
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Epoissesの町の入口です。この看板を撮影するのがいつもの決まりなもので・・・
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村を離れる前に、車を停めてチーズを探しに行きましたが、土曜日の午後、村全体が静まりかえっているようで、なかなかチーズを売っているお店に行き当たりません。ようやくBerthault社の表示を見つけ、工場の前までやって来ました。
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工場は週末で動いている様子もなく、周りを見渡しても人はほとんどおらず、工場横の直営店らしき店も一見すると閉まっているようでした。
しばらく途方にくれて辺りを歩き廻っていると、通りかかった村の人が、直営店は開いているはず、と教えてくれ、もう一度引き返してみると、閉まっているように思えたお店のドアが開いたのです。 -
結局このお店で店員さんに話を聞き、5週間熟成させたエポワースを買いました。工場の見学は、残念ながら衛生上の問題で行っていないそうです。
写真のチーズは5.5ユーロ。ブルゴーニュ産の赤が合いますが、冬はとろとろにさせてスプーンで掬って食べ、夏は若めで食べるのが美味しいそうです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- パパスさん 2005/12/13 13:06:42
- 今晩はブルゴーニュの赤で!
- ネコ村さん、日本ではこんにちわ!フランスではまだ朝が早いですね。
おはようございます。
5週間熟成のエポワース、ワイン好きのパパスには堪りません!
今晩はブルゴーニュの赤を飲みます。
昨日はボルドーでした!
でもパリまでの買出し、大変ですね!
米、味噌、地方都市には無いのですか?
その苦労に1票投票させて頂きます。
しかし観光を兼ねてパリに行けるからそれも良いかも?
また訪問させて頂きます。
パパス。
- ネコ村さん からの返信 2005/12/14 06:08:08
- RE: 今晩はブルゴーニュの赤で!
- パパスさん。
投票いただきありがとうございました。
特にディジョンは純粋フランス人の住む町で、あまりオリエンタルフードのお店も多くはありません。タイ産の米は数少ない中華食材店でも買えますが、短粒米の(ある程度)美味しいものや、賞味期限が充分ある味噌を買いにいくには、パリかリヨンにまで行かなくてはならないのです。でも確かに気分転換になりますし、買出しも楽しんでいやっています。
さて、ネコ村♂も以前はエポワースの納豆臭があまり得意な方では無かったのですが、同地方のブルゴーニュのワインをあわせると、これがピッタリなのです。臭いが強いので、骨太なボルドーワイン(もしくはローヌ)をあわせがちですが、そうでは無かった、という事に今回気が付きました。
ではこれからも、美味しいワインとチーズをお楽しみください。
(しかし毎日違うワインを開けられるとは・・・本当にお好きなのですね。
といいつつ我が家も毎日ですが)
ちなみに来週友人を訪ねにボルドーに行ってきますので、また撮ってきた写真をアップさせていただきます。
それではまた!
ネコ村
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