真冬の北欧ひとりたび vol.7

2005/02/07 - 2005/02/08

１時間も外に居たら、体の芯から冷えてしまう真冬のラップランド。
ロバニエミのアルクティウム周辺を散策した後、手足が凍傷になりそうだったので、ホテルに戻って温まった。

そして再び外に出て、駅のあたりをウロウロ。
夜はサウナ初体験をし、翌朝、アルクティウム観賞。

午後はバスに乗ってサンタクロース村へ向かった。
その帰り、夜行列車の出発まで時間があったので、奮発してタクシー観光！
オーロラは見えなかったけど、郊外の丘の上で見た夜景は最高だった。

エリア ロバニエミ(フィンランド)

●雪道の散歩。

歩くのを渋る犬。
「ボクにもコートを・・・」

●激しく静電気が。

体が冷えたので、一旦ホテルに戻った。
私は帯電しやすい体質なのか、ニットが空中遊泳するほどパチパチ・ヒラヒラと舞う。

●凝りもせず再び散歩へ。

今度は駅の方に向かって歩く。

●ロバニエミの中心地区。

くすんだ淡い色。
うん、北欧って感じだ。
白い雪とのコントラストがステキ。

●図書館前のポール群。

なんだろ、旗を掲げるためのもの？

上だけ見たらヨットハーバー。

●市役所。

歪んだ扇型が面白い。

●屋根の上の雪だるま。

どうやってのせたの？

・・・上に積もった雪で作ったのか？

●中心街。

地元の人の足はバスか車。
乗り方がよく分からないので私はひたすら徒歩。


疲れた。。。

●本日の夕食。

KKKというスーパーで買ってきた簡素な食事。
（計10.11EUR）

肉じゃがみたいなのが美味しい。

でもスプーンを買い忘れて、ヨーグルト(青い容器)を食べるのにひと苦労。


まだフィンランドらしい料理、食べてないや。。。

●サウナへ。

ホテルの共用サウナへ行ってみた。
誰も居ないぞ。

なので、脱衣所を激写・・・。

●シャワーブース。

ここで体を洗って、左手のサウナ室へ。
もともとサウナが苦手な私は、５分もしたら退室してしまったのだった。

途中、カナダ人が１人入ってきて、「(フィンランド式は)この桶で炭に水をかけて、蒸気を出すのよ」と教えてくれたが、長居できず・・・。アチー。

●翌朝の朝食。

夜行で来た次の日だったので、大きなベッドでぐっすり眠りこける。ほんとはもっと寝ていたい。

１階のレストランで朝食バイキング。
入り口に、宿泊者なら誰でも利用できるインターネット端末があったので、ちょっと調べ物をしてからチェックアウトした。

●翌朝、アルクティウムへ

宿泊した「スカンディックホテル・ロヴァニエミ」で、夜オーロラバス（moi moi号）に予約していたのだけど、天候が悪くて中止になってしまった。残念。

なので、早起きして市内を散歩。
階段が雪だらけで、降りるのがちょっとコワイ。

●昨日閉まってたアルクティウム（博物館）。

正面に立つと、鳥が羽を広げたような佇まい。

小学生が団体で見学に来ていた。

今はすべて雪で覆われているけれど、とても豊かな自然に恵まれた土地であることがわかる。

（入場料 11EUR、写真撮影禁止。）

●民芸品店。

赤茶の壁が雪に映えて素敵なのだが、モノクロの為、お見せできず。。。想像にお任せ。

●ドアの取っ手はトナカイの角。

ラップランドらしさが漂う。

●小学校前。

グラウンドでフットボールしていた。
元気だなぁ。

●幼稚園前。

着ぐるみになった子供たちがめちゃくちゃカワイイ。
引率の保母さんに連れられて、これからソリをしに行くところ。

その後、ロバニエミ駅前からサンタ村（Joulupukin Pajakyla）行きのバスに乗り、サンタパークヘ。

●サンタから戻った後は。

いきなりこの景色。
というのも、夜行列車まで時間があったので、ロバニエミ駅からタクシーに乗り、「一番景色のいい所に連れていって！」と頼んでみたのだ。
言葉がよくわからないけど、運転手には通じたようだ。

でも実はどこかのホテルが併設しているスキー場の一番上で、思いっきり私有地のような気が.......。

何枚か写真を撮っている間、この写真のうしろ（丘の上）のほうでタクシーを待たせていたので、不審がられないかちと心配でもあったけど、誰一人として人影は見当たらなかった。

●次にローソク橋へ。

運転手のおじさんに、持ってた地図を見せて、橋を指さし、ここで降ろしてもらうよう、頼んでみた。

「え？こんなとこでいいの？」みたいな顔して、何度か停車する場所を確認してくれたんだけど、とりあえず向こうのほうに橋が見えたので降りることに。

後から思えば、こんな場所でわざわざ降りなくてもよかっと思うんだけど...。
道路以外周りに何もなくて、しかも街中まで結構遠いのに、寒空の下、一人とり残されている状況...って、ねぇ。
（タクシー代15.15EUR/40分くらい利用）

●また、なかなか辿り着けず。


雪国だからか？あるいは自動車専用道路だったのか？

またもや、歩道をみつけるのにひと苦労。

まず、高いガードがあって、道路が横断できず、困ったなーと思っていたら......

●こんなところに！

ありゃ、地下道があったのね。

車が通れるくらい幅広なので、分からなかった。

●で、ローソク橋。

やっと橋のたもと（歩道）に到着。

夜なんだけど、真っ暗じゃなくて、街灯と雪明かりで、曇り空がくすんだオレンジ色になっている。

こんな空、初めて見た。

ライトアップはきれいなんだけど......。

大きなローソク橋を渡っていると
風がものすごく強くて、激寒！！

凍えそう。。。

●橋から見た川と、対岸の夜景。

ずいぶん広い川です。
川といっても、凍って真っ白。
さらに空は雲が蔓延していて。

キャンバスは白なんだけど、夜景の灯りの色で不思議な色になっている。

（と、のんびり言ってる余裕はなく、実は、写真なんか撮っていられないほど手がかじかんで、底冷えしそう！）

体を温めるのと、休憩も兼ねて
市内のマクドナルドで質素な夕食。
世界最北端のベーコンバーガー＋珈琲は締めて３ユーロ。
さすが北欧価格です...(泣)

その後、駅から夜行に乗ってヘルシンキを目指します。

空が白んでくるころ、外はなんともいえない美しい色に包まれていたのでした。