2005/02/07 - 2005/02/07
342位(同エリア455件中)
BTHFさん
夜行列車に乗り、クタクタになってロヴァニエミに到着。
駅に降り立った時の朝焼けは、何とも形容しがたい美しさで、ただ呆然と見とれてしまった。
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-
●一面に広がる白銀の世界。
ホームに降り立った瞬間、薄い朝焼けのグラデーションが、真っ白な雪に映っていた。 -
●長い長い列車。
乗客はまばらだったが、ずいぶん長い編成の列車だった。
私が乗っていた車両は駅舎と逆側なので、ホームの端から端まで歩く。
遠い・・・・・・。 -
●ホームにただ一人残って佇む。
こんなに綺麗な朝焼けを、私は見たことがない。
でも。。。寒い! -
●ロバニエミ駅前。
高い建物がないので、空が広く見える。 -
●白んでいく空。
濃い青が、だんだん薄くなっていく。
呼吸をすると喉がチクチクするのだが、これはダイヤモンドダスト?
地面に積もっている雪も、細かい粒が反射してキラキラしている。 -
●駅前の風景。
右の機関車は、現在は使われておらず、展示しているだけのようだ。
ここからホテルまでは1.5kmくらい。
とりあえず歩いて向かう。
でも坂道と雪の多さで、キャリーケースが全然進まない。背負えるタイプだけど、重たくて持ち上がらないし。やれやれ・・・。
しかも、10分くらい外の空気に触れただけで、頬が擦り傷を負ったみたいにヒリヒリしてくる。
寒いっていうか、痛い。 -
●Scandic Hotel Rovaniemi
まだ9時過ぎだったので、荷物だけ預けようと思ったのだけれど、アーリーチェックインできてよかった。
部屋で一休み。 -
●気になる模様。
ラップランドへ来たんだなと思わせる、ベッドカバーの図柄。
素朴さと温もり感が◎。 -
●行き届いたサービス。
枕の上にキャンディ。
ちょっとした心遣いが嬉しい。
でも一人でツインルームは広すぎるなぁ。(悲)
シングルが無かったのが痛い。 -
●曲線がきれいなスタンド。
窓からはPolomiehentie通りが見える。
なかなか快適なホテルだった。 -
●雪に映える白亜の壁と赤い手すり。
アルクティウム(ラップランド自然博物館)の向かいあたりにあるアパートメント。
雪対策のため、ベランダ全体がガラスで覆われている。
差し色である赤のバランスが可愛い。 -
●アアルトの街、ロヴァニエミ。
同じくArktikum付近のアパート。
第二次大戦後、ロヴァニエミの再生に尽力した建築家・アルヴァル・アアルトの、都市計画に対する心意気がよくわかる。
こういう建物をよく目にするんだけれど、モダン・シンプルでいて、ちゃんと雪景色や自然にも調和しているなぁと思う。
散策していると、その美しさに溜め息ばかり出てしまう。 -
●またもや!道に迷った・・・。
Arktikum付近の交差点で、広い歩道を歩いていたら、「車専用道路」だった・・・。
自分のすぐ側をビュンビュン車が飛ばしていくワケですよ!怖い〜!!!
大急ぎでかなりの距離を歩き倒したつもりだけど、歩道は土手越えて一段低いところに見えるだけで、いつまで経っても辿り着けない。
結局、交差点まで戻って進路修正。ゲフォー。
だってさ・・・歩道の道幅も車道並に広いから・・・しかも雪に埋もれて境目分からないから・・・と、誰も居ないのにつぶやく私。
ドライバーの皆さん、ビックリさせてごめんなさい。 -
●広がる大地、昇る太陽。
今度はマトモな歩道を北へ直進。
建物がないので、風が頬をピシピシと切るように吹きさらす。
でも前方に見えたこの景色......!川が凍り、雪が積もって、見渡す限り白・白・白。はぁーー、来てよかった。
光が雪に反射して、淡い金色に輝く様も綺麗。
アアルトさん、この景色を見て何を思ったんだろう。 -
●モノクロの雪景色。
橋から降りてみる。
川と平野が雪でひとつづき。 -
●ラップランドの入り口。
といわれるロヴァニエミの町。
静かだ。 -
●橋の下のトンネル。
アクルティウム(博物館)のほうへ進む、まっすぐな道。 -
●橋脚の壁に書かれたもの。
トナカイかな。ロヴァニエミに相応しいラクガキ。
こういう微笑ましい絵は大歓迎だ。 -
●影絵のような雪斜面。
北野武の映画「Dolls」のラストシーンみたいだ。 -
●Arktikumへの道。
雪は深く積もっているものの、歩道はきちんと除雪されている。
殆ど人に会わなかったが、散歩中の一組の老夫婦とすれ違った。
「何でこんな寒い雪野原を散歩してるの?」
と驚いたけれど、向こうも
「何でこんな寒い雪野原で一人旅してるの?」
と驚いた顔をしていて、面白かった。
初めて「moi」と、フィンランド語の挨拶をしてみる。
いい響きだな、moi。 -
●アルクティウムの外観。
このガラス壁は、北の雪原と対峙している。 -
●スタート地点に戻ってきた。
このアパートメント、下から見上げても素敵だなぁ。
お休みだったArktikumは、また明日来るとして、
とりあえず今はホテルに戻ろう。
1時間も外にいれば、体が芯から冷えてしまって、痛くてたまらない。
顔もヒリヒリしている。たいした耐寒装備もせず、長時間外にいるのは無謀だったようだ。
(「真冬の北欧ひとりたび vol.7」へ続く...)
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この旅行記へのコメント (7)
-
- morさん 2005/07/06 12:29:34
- 白黒写真って雰囲気でますね^▽^
- こんにちは、モアです。
フィンランドに行ってみたいとますます思ってしまいました!
とっても綺麗な写真拝見しましたー★
あの、少し教えてください。
今フィンランド会話の本を読みつつ少し勉強しています。
フィンランドの町の方々の言語はいかがでしたか?
カタカナ読みでも通じますか?
それと、公用語はフィンランド語ですよね、時折ドイツ語を使っていると噂を聞いた事があるんですが、どうでしたが?
町の方々はどんな雰囲気でした?陽気でしたか?
是非聞きたいです♪
お願いします。
- BTHFさん からの返信 2005/07/06 14:10:11
- 公用語
- ●morサン
初めまして。写真を気に入っていただけて嬉しいです。
> 今フィンランド会話の本を読みつつ少し勉強しています。
すごいですね。私は何も勉強せずに行ってしまいました...。
>フィンランドの町の方々の言語はいかがでしたか?
>カタカナ読みでも通じますか?
>それと、公用語はフィンランド語ですよね、
>時折ドイツ語を使っていると噂を聞いた事があるんですが、どうでしたが?
まず、公用語はフィンランド語とスウェーデン語、両方です。
地方によってどちらを使うか違ってくるみたいです。
でも、ほとんど英語だけで大丈夫です。地方のお年寄りには
通じないかもしれませんが。ドイツ語は、私の旅行中には聞きませんでした。
町のインフォメーションで、地図などもらえるし、
英語の情報も充実しているので、利用するのも手です。
とはいえ、私は人のいない所ばかり行っていたので、フィンランド語
の言い回し、イントネーション等は、それほど接する機会がありませんでした。うまくいえないけど、素朴な、ボソボソとした感じはありました。
>町の方々はどんな雰囲気でした?陽気でしたか?
これは、行く季節によってだいぶ違うと思います。
私は2月に行ったので、外を歩く人が殆どいない極寒期。
ただ、道に迷った時や交通のことを訊ねる時などは、
どの人も親切に対応してくれました。
向こうから話しかけてくることは滅多になかったです。
フィンランドの夏は短いですけど、ここぞとばかりに人々が
溢れ、陽気になるらしいので、全く雰囲気が違うと思いますよ。
- morさん からの返信 2005/07/06 15:35:05
- RE: 公用語
- 早速のお返事ありがとうございます。
とっても参考になりました。
私も早く行けるようにがんばりますp お金とか… お金とか… (笑)
また幾度と旅行記にお邪魔させて頂きます♪よろしくおねがいします v
ありがとうございました★
- BTHFさん からの返信 2005/07/06 16:39:19
- どういたしまして
- ●morサン
> お金とか… お金とか… (笑)
そうなんです!北欧、大好きなんですが、物価高すぎて泣けます!!
行った暁にはmorさんの旅行記もお知らせくださいね。
私もこのアルバムの続き、書かなくては。
-
- BTHFさん 2005/05/16 22:51:26
- RE: 朝焼け。
- ●masaki-y氏
書き込み&投票ありがとう!
「刺すような寒さ」を身を持って体験したけれど、
あの美しい景色を見られるなら、また冬に訪れてもいいかな、って思います。
写真で温度が伝わるって、すごく嬉しいです。
-
- BTHFさん 2005/05/16 10:13:48
- ホントに寒かったです・・・
- ●きゃんさん
こんにちは。写真見てくださってありがとうございます。
きゃんさんもフィンランドに行かれたんですね。
朝焼け>あまり上手く撮れませんでしたが、現地に立って地平線を
眺めていると、分刻みで空の色が変わっていって、本当に感動しました。
空気が冷えて澄んでいるし、日本とは光の射す角度も異なるので、色が
随分違って見えましたよ。
-
- きゃんさんさん 2005/05/15 11:43:43
- 寒さ
- こんにちは。
ロバニエミの朝焼けのお写真拝見致しました。
寒さの伝わるお写真ですね。それだけ朝焼け
も綺麗だったのでしょうね。
わが国では「朝焼けは雨」と昔から言われて
いますが、さすがにこちらでは同じ気候では
ないだろうから、そのような事を地元の人達
に話しても「何だね、それは?」と思われるだ
けなのかな、と勝手に想像してしまいました。
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