延吉は松の実の産地　?　中国・ロシア・北朝鮮　三国国境地帯

2005/10/26 - 2005/10/26

正栄食品竣工式ツアーとして防川の中国・ロシア・北朝鮮の三国国境地帯へ行きました。

写真は防川の望海閣のお土産屋さんで売られていたロシア人形です。

三国国境地帯については旅行記
『中国・ロシア・北朝鮮　三国国境地帯』
http://4travel.jp/traveler/enyasu/album/10016168/

でも紹介しています。御覧になってください。

エリア 中国

８時過ぎに白山ホテル出発

延吉→図們（高速道路）

図們→密江収費駅→琿春市内（１０時過ぎに到着）

写真バスが停まっている建物の地点から道路を渡り、どこに行ったかというと

琿春客運駅（バスターミナル）に行ったのでした。

ここでトイレ休憩。

途中で一度休憩したのですが、そこのトイレがすごかったのでここへ移動となりました。

バスターミナル内です。

このあとまたみんなでまとまって道路を（最初に左見て、次に右に注意して）渡り、バスに乗り、防川へ向けて出発！

琿春市内から北朝鮮との国境の川・図們江に沿って１時間ほどはしると写真の地点で下車しなければなりません。

琿春市内→圏河収費駅（料金所）→

何があるかというと

入場料を払う所があります。

２０元/１人です。

バスの駐車代も２０元/１台です。

この地点からしばらく進むと

防川　三国国境地帯へ到着です（１１時半）。

写真の絵は防川の駐車場からすぐにあります。

“政治合格　軍事過硬　作風優良

　紀律厳吸　保障有力　　江澤民”

防川は国家級風景区です。

防川島とも呼ばれ、敬信郷にあり、琿春市内から６５キロ、中国唯一のロシア・北朝鮮三国の境界線です。

防川島には望海閣という建物があり、そこから三国を望むことができます。

それでは望海閣（緑の看板）の方へ移動しましょう。

坂の途中からの展望

上りきったところに石碑がありました。

延邊軍分区邊防国衛連

“守東北前哨

　　揚中華国成”　　江澤民
　　　
１９９１年３月８日　　於　長嶺子

望海閣３階には展望台があります。

階段を上がります。

写真は三国国境地帯です。　

中ロ境界地点には１８６８年、清の時代に建てられた“土字碑”という石碑があります（写真下の方向）。
これは中ロ国境線上の第一の境界碑です。

この地点から図們江に沿って１５キロ進むと日本海になります。

土字碑の東は（写真左付近）ロシアの哈桑（ハサン）、西の図們江を越えた地点は北朝鮮の豆満江市です。

南西（写真中央）に見える図們江に架かる橋はロシアと北朝鮮をまたぐ鉄路大橋で約６００ｍあります。
金成日首領のモスクワ訪問の時はこの鉄橋を通過していきました。

ロシアとの境界碑は“土”の他に
“薩”琿春市区東部　約　６１キロ

“啦”琿春市区東北　約　７８キロ

“怕”琿春市区東北　約１００キロ

などがあります。

まずはロシア側から展望

展望台からすぐ下を見ると鉄条網があります。

中国の方は比較的簡単な手続きでロシア内に入れるそうです。

ロシア　ハサン駅です。

ここで琿春から訪れるロシアの観光地を紹介したいと思います。下記文章最後の部分を目的に行かれる方が多いようです。

目的地＝ウラジオストック

ウラジオストックはロシア沿海部辺境の行政区で、工業、文化、商業の中心です。

極東経済区の最大の都市であり、ただの港町ではなく、交通の要塞でもあり、陸海空の運送は発達し、琿春市からは181キロメートルに位置します。

モスクワまで直行する鉄路もあり、その距離は9288キロメートル、シベリア鉄道の終点でもあります。面積は700平方キロメートル、人口は約80万です。

また文化都市でもあり、市内には技術学校、医科大学、芸術学院などを総合する極東大学、技術大学、海軍の学校などがあります。

景色もよく、気候が穏やかで心地よく、観光地点としては市内に博物館、水族館、第二次世界大戦時使用した潜水艦、百貨市場、イタリアの店、賭博場、ヌードショーなどを演出する劇場などがあります。

日本人はビザの問題が解決されれば多くの人が行けると思うのですが・・・

北朝鮮側には豆満江駅があります。

右側に向け写真を撮っていきます。

静かな所です。

この日も天候に恵まれました。

予定の３０分の見学時間がどんどん過ぎていきました。

出発時間が気になります。

写真は最後に展望台を出たスルーガイドさん

３階には御土産屋さんがあります。

朝鮮系のお土産

ロシアのお土産が多かったです。

ほしそうなものばかり

買い物する人も多かったです。

予定の３０分観光が１時間ぐらいになってしまいました。

このあとバスに乗り途中で

ガソリン給油

その後、慌しく図們へ向け出発しました。

防川→圏河収費駅→琿春市内→密江収費駅→

そして国境の橋・図們へ

この旅行記へのコメント （4）

• 哈桑湖さん 2011/05/29 12:44:42

  望海閣と哨戒塔

  enyasu様
  
  このときには、望海閣と哨戒塔は、繋がっていなかったんですね。
  私が行ったときには、繋がっていました。
  望海閣の展望台に昇るのは、外側の吹きさらしの階段でした。
  望海閣の内部には、何もなくカラッポで、入ることは出来ませんでした。
  お土産は、駐車場前の掘っ立て小屋みたいなところで、
  
  ただ、豆満江沿いに、哨戒塔よりも高いタワーを建築中です。
  これが出来たら、また行きたいです。
  
  翌日は、日本人によって命を奪われた、朝鮮人の詩人の家に行きました。
  言葉を失ってしまいました。２９歳だったんですね。
  
  次回は、延吉の町も観光したいです。あと犬肉ですが、美味しいですが、まああんなものでいいか、です。ロバの肉は、美味しかったです。
  
  あと、日本人と朝鮮族のカップルが、同じ飛行機に３組、帰りの飛行機には、結婚式の帰りの日本人と会いました。私よりも、ふた周り年配の新婚さんも。びっくりしました。
  
  少し長く住んでいると、漢民族と朝鮮族の違いが、仕草で分かるといわれましたが。

  enyasuさん からの返信 2011/05/29 21:56:33

  延辺ファン

  滞在中はあちらこちらにいかれたのですね。
  延辺をお気に入りにぜひ追加して下さい。
  
  > ただ、豆満江沿いに、哨戒塔よりも高いタワーを建築中です。
  > これが出来たら、また行きたいです。
  
  私も行って見たいですね。眺めがいいでしょうね。
  ロシア側にも簡単に行き来できるようになれば日本人観光客も増えるのでしょうね。
  
  ロバの肉、気になります。
  
  朝鮮族女性との結婚、結構人気があるようです。いかがですか。
  私も・・・笑。
  
  
  

  哈桑湖さん からの返信 2011/05/29 23:54:40

  朝鮮族と漢民族

  enyasu様
  
  飛行機の中で、一緒だった日本人の方曰く。奥様は朝鮮族の方。
  朝鮮族と漢民族は、顔からはなかなか判別できないけど、姓で７５％わかると。
  あと、漢民族は、大陸的で大雑把。朝鮮族は、感情が細やかで、昭和の時代の日本人を思い出させると。
  
  現地の日本人は、朝鮮族の人のとのほうが、ウマが合うと。勿論、結婚もそうと。
  
  少し延吉に住んでいると、朝鮮族と漢民族の区別は、つくようになると。
  あと、延辺自慢のりんごなしは、とても美味しい。お米も美味しい。人情もいい。まだ若い（？）んだから、朝鮮族の女性とお見合いしたら。結構盛んだよと。奥様は、「歳より若く見えるから（お世辞です）、やってみたら」と。
  
  りんごなしは、ぜひ食べてみたいと思います。

  enyasuさん からの返信 2011/05/30 09:20:56

  習慣

  私も延辺に住むようになってから漢族と朝鮮族の違いがわかるようになりました。漢族の方がおおざっぱのように感じるというのも当たっているかもしれません。民族の習慣の違いによるものなのでしょう。
  
  りんごなし、シーズンの秋にぜひご賞味下さい。その時には中国側からロシアへのバス旅行記、宜しくお願い致します！笑