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前回のつづき<br /><br />2日目、この日はもう洛陽を立つ日だ。バスに乗って少林寺を目指す!が。。。バスターミナルで乗ったバスがなかなか発車しない。中国ではこういうバスは大抵人待ちをして人が集まってから発車するのだが全く人が集まらないのだ。散々待った挙句、今日は人が集まらないから出発できない、チャーター扱いにするんだったら出せるよと言われる。仕方ないので値段交渉をして出発。ちなみに後からシャオバンに電話して聞いたところによると、ターミナルの外に別の車もあったらしい。無念。<br /><br />そんなことがありつつも少林寺へ到着。ここは説明はいらないだろう。ジェット・リーのデビュー作でもある映画「少林寺」の舞台であり、唐朝による天下統一を武術で助けた集団でもある。少林拳を操る禅宗のお寺である。ちなみにここにカメラが入ったのは映画「少林寺」が初めて。<br />まずはお寺そのものの方へ。映画で有名な建物が沢山だ。映画「少林寺」のモチーフにもなったという、少林寺の僧侶たちが唐による統一を助けたという絵のある堂や、毎日の鍛錬のあまり床が足の形でへこんだという堂などもある。<br />ここでふと日本語が耳に入った。日本人の団体のようなのがいる。少林寺は有名だけど、交通の悪さを考えると日本のツアーなんて珍しいな、と思いつつお土産売り場へ。絵葉書を見ていると日本人が数人入ってきて「お、絵葉書がある!欲しい!」と言い出した。店員と会話しつつ面白かったので隣の日本人に「これ見ます?」と言って渡して日本人であること暴露。話してみるとノバの短期留学で鄭州の大学に来ているらしい。一旦別れるも数箇所で見かけたので、時々混じってガイドの話を聞いたり、数人と話をしたりした。<br /><br />寺を出た後は裏にある嵩山へ。ここは少林寺の裏山に当たり、達磨和尚が篭って座禅していたという洞穴、達磨洞があるのだ。景色も良いらしい。歩くこと40分程。頂上についた。残念ながら曇っていて見渡しは悪かったが、それでもなかなかのものである。洞穴の中にはなぜか道士がいて占いをしていた。<br /><br />山を下りて今度は塔林へ。ここは少林寺の歴代住職の仏塔が林のように並んでいるところである。確か映画の中ではジェット・リーが走っていた。ここでも時々ノバに紛れ込んでガイドの話を聞く。<br /><br />その後少林寺を後にして鄭州へ。ここでも例によって地球の迷い方に騙された。まあ私が純粋すぎたんだけども。<br />ガイドを見ると良さそうな宿があったのでそこへ電話。しかしつながらない。そこでやめておけば良いのに、他に良いものが見付からないということで素直にそこまで歩いてみた。しかし影も形もなかった。と言う訳でひたすら安い宿を探して歩き続ける。駅から比較的近いところまで戻った頃に一軒良さそうなものを発見。普通間(トイレもシャワーもなし)ならあると言うので決定。どうやら従業員の宿直室のようらしく、部屋番号さえも存在しない。鍵も従業員に言って開けてもらうのだ。<br /><br />夕食は老舗だというラーメン屋さんへ。そしてケンタッキーでデザートを食べたりぶらぶらした後宿へ戻ったのが鍵が閉まっている。しまった遅すぎた。ドアを叩いて寝てる従業員を起こす。私のチェックインした時の従業員ではないのか、警備員まで出てきて部屋は無いと言い出す。だからもう泊まってるんだってば!と説明すると部屋番号を聞かれる。だから部屋番号ないんだってば!というと鍵を見せろと言われる始末。説明してやっと解決。部屋を空けてもらって就寝だ。<br /><br />次の日、母なる大河黄河へ!今となっては青海省界隈で見慣れてしまった感がある黄河だが、実はこの時が見るのは初めて。鄭州からバスで行かれる距離に黄河があるので楽しみにして出かけた。<br />しかしバス停が見付からない。しばらく探して見付からないのでタクシー探してチャーターの値段交渉開始。うまくまとまったので出発だ。<br />初めて見た黄河はやはり良かった。河自体はもちろん綺麗でもなく、その辺では特別広くもないが、なんと言ってもあの黄河なのだ。暫く眺めたり寝転がったりして居座っていた。<br /><br />そして鄭州へ戻った後、最後に行きたかった、とあるところへ。それは商代の城壁だ。山西省の旅行記でも書いたかと思うが、中国における前近代の街は基本的に城壁で囲まれていた。ここ鄭州には、国際的にその存在が確認されている最古の王朝(中国ではその前の王朝「夏」も確認されたとしている)、殷(商)の城壁が残っているのだ。<br />北京や平遥辺りに残っているような明代の城壁はレンガを使うものが多いが、この商代の城壁は土を固めて作っている。黄土地帯に広がる黄土は圧力を加えると固まる性質があり、それを利用して城壁を作ったり青銅器の鋳型にしたりしていたのだ。<br />私はこれを2000年にNHKスペシャルの「四大文明」で見て以来とても興味を持っていた。なぜかというと、NHKの番組ではその城壁の上を人が歩き、そしてそのすぐ横にアパートがいくつも映っていたのだ。実際ここは市民の憩いの場になっているのだが、その当時の私には数千年昔の建築物と、現在の一般庶民の集合住宅が並んでいるというのがとても不思議なものに思えたのだ。<br />そして自分で脚を運んで、本当にその通りになっているのを見て嬉しかった。実はここに車で乗っていた、チャーターした車の運転手には、こんなとこ行ったって何もないぞ!と何度も言われていたのだが、やはり来て良かったと思った。<br /><br />城壁の上を暫く歩いた後、列車の時間が近づいてきたので、宿に預けておいた荷物を受け取り駅へ。あーあ、帰りは寝台車ではなく椅子で夜を越さないと!そして初めて使う北京南駅で翌朝下車。寮に帰って寝なおしたのだった。シャオバンありがとさん。

友を探して河南まで その2 ~少林寺から黄河まで~

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2004/03/18 - 2004/03/22

70位(同エリア71件中)

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26

LaoBeijing

LaoBeijingさん

前回のつづき

2日目、この日はもう洛陽を立つ日だ。バスに乗って少林寺を目指す!が。。。バスターミナルで乗ったバスがなかなか発車しない。中国ではこういうバスは大抵人待ちをして人が集まってから発車するのだが全く人が集まらないのだ。散々待った挙句、今日は人が集まらないから出発できない、チャーター扱いにするんだったら出せるよと言われる。仕方ないので値段交渉をして出発。ちなみに後からシャオバンに電話して聞いたところによると、ターミナルの外に別の車もあったらしい。無念。

そんなことがありつつも少林寺へ到着。ここは説明はいらないだろう。ジェット・リーのデビュー作でもある映画「少林寺」の舞台であり、唐朝による天下統一を武術で助けた集団でもある。少林拳を操る禅宗のお寺である。ちなみにここにカメラが入ったのは映画「少林寺」が初めて。
まずはお寺そのものの方へ。映画で有名な建物が沢山だ。映画「少林寺」のモチーフにもなったという、少林寺の僧侶たちが唐による統一を助けたという絵のある堂や、毎日の鍛錬のあまり床が足の形でへこんだという堂などもある。
ここでふと日本語が耳に入った。日本人の団体のようなのがいる。少林寺は有名だけど、交通の悪さを考えると日本のツアーなんて珍しいな、と思いつつお土産売り場へ。絵葉書を見ていると日本人が数人入ってきて「お、絵葉書がある!欲しい!」と言い出した。店員と会話しつつ面白かったので隣の日本人に「これ見ます?」と言って渡して日本人であること暴露。話してみるとノバの短期留学で鄭州の大学に来ているらしい。一旦別れるも数箇所で見かけたので、時々混じってガイドの話を聞いたり、数人と話をしたりした。

寺を出た後は裏にある嵩山へ。ここは少林寺の裏山に当たり、達磨和尚が篭って座禅していたという洞穴、達磨洞があるのだ。景色も良いらしい。歩くこと40分程。頂上についた。残念ながら曇っていて見渡しは悪かったが、それでもなかなかのものである。洞穴の中にはなぜか道士がいて占いをしていた。

山を下りて今度は塔林へ。ここは少林寺の歴代住職の仏塔が林のように並んでいるところである。確か映画の中ではジェット・リーが走っていた。ここでも時々ノバに紛れ込んでガイドの話を聞く。

その後少林寺を後にして鄭州へ。ここでも例によって地球の迷い方に騙された。まあ私が純粋すぎたんだけども。
ガイドを見ると良さそうな宿があったのでそこへ電話。しかしつながらない。そこでやめておけば良いのに、他に良いものが見付からないということで素直にそこまで歩いてみた。しかし影も形もなかった。と言う訳でひたすら安い宿を探して歩き続ける。駅から比較的近いところまで戻った頃に一軒良さそうなものを発見。普通間(トイレもシャワーもなし)ならあると言うので決定。どうやら従業員の宿直室のようらしく、部屋番号さえも存在しない。鍵も従業員に言って開けてもらうのだ。

夕食は老舗だというラーメン屋さんへ。そしてケンタッキーでデザートを食べたりぶらぶらした後宿へ戻ったのが鍵が閉まっている。しまった遅すぎた。ドアを叩いて寝てる従業員を起こす。私のチェックインした時の従業員ではないのか、警備員まで出てきて部屋は無いと言い出す。だからもう泊まってるんだってば!と説明すると部屋番号を聞かれる。だから部屋番号ないんだってば!というと鍵を見せろと言われる始末。説明してやっと解決。部屋を空けてもらって就寝だ。

次の日、母なる大河黄河へ!今となっては青海省界隈で見慣れてしまった感がある黄河だが、実はこの時が見るのは初めて。鄭州からバスで行かれる距離に黄河があるので楽しみにして出かけた。
しかしバス停が見付からない。しばらく探して見付からないのでタクシー探してチャーターの値段交渉開始。うまくまとまったので出発だ。
初めて見た黄河はやはり良かった。河自体はもちろん綺麗でもなく、その辺では特別広くもないが、なんと言ってもあの黄河なのだ。暫く眺めたり寝転がったりして居座っていた。

そして鄭州へ戻った後、最後に行きたかった、とあるところへ。それは商代の城壁だ。山西省の旅行記でも書いたかと思うが、中国における前近代の街は基本的に城壁で囲まれていた。ここ鄭州には、国際的にその存在が確認されている最古の王朝(中国ではその前の王朝「夏」も確認されたとしている)、殷(商)の城壁が残っているのだ。
北京や平遥辺りに残っているような明代の城壁はレンガを使うものが多いが、この商代の城壁は土を固めて作っている。黄土地帯に広がる黄土は圧力を加えると固まる性質があり、それを利用して城壁を作ったり青銅器の鋳型にしたりしていたのだ。
私はこれを2000年にNHKスペシャルの「四大文明」で見て以来とても興味を持っていた。なぜかというと、NHKの番組ではその城壁の上を人が歩き、そしてそのすぐ横にアパートがいくつも映っていたのだ。実際ここは市民の憩いの場になっているのだが、その当時の私には数千年昔の建築物と、現在の一般庶民の集合住宅が並んでいるというのがとても不思議なものに思えたのだ。
そして自分で脚を運んで、本当にその通りになっているのを見て嬉しかった。実はここに車で乗っていた、チャーターした車の運転手には、こんなとこ行ったって何もないぞ!と何度も言われていたのだが、やはり来て良かったと思った。

城壁の上を暫く歩いた後、列車の時間が近づいてきたので、宿に預けておいた荷物を受け取り駅へ。あーあ、帰りは寝台車ではなく椅子で夜を越さないと!そして初めて使う北京南駅で翌朝下車。寮に帰って寝なおしたのだった。シャオバンありがとさん。

  • 少林寺山門

    少林寺山門

  • 少林寺内

    少林寺内

  • 少林寺内

    少林寺内

  • 少林寺内

    少林寺内

  • 洛陽名物唐三彩の石獅子

    洛陽名物唐三彩の石獅子

  • 少林寺内

    少林寺内

  • 唐太宗による石碑

    唐太宗による石碑

  • 少林寺鐘楼

    少林寺鐘楼

  • 嵩山への登山道

    嵩山への登山道

  • 嵩山山頂にある達磨洞入り口

    嵩山山頂にある達磨洞入り口

  • 達磨洞説明書き

    達磨洞説明書き

  • 達磨洞前

    達磨洞前

  • 嵩山からの眺め

    嵩山からの眺め

  • 嵩山からの眺め

    嵩山からの眺め

  • 達磨洞近くにあった地蔵菩薩?

    達磨洞近くにあった地蔵菩薩?

  • 嵩山からの下りの道

    嵩山からの下りの道

  • 曇り空の中の太陽

    曇り空の中の太陽

  • 少林寺塔林

    少林寺塔林

  • 鄭州名物二七広場

    鄭州名物二七広場

  • 母なる大河黄河

    母なる大河黄河

  • 母なる大河黄河

    母なる大河黄河

  • 黄河にあったトイレ

    黄河にあったトイレ

  • 殷代城壁

    殷代城壁

  • 殷代城壁の切れ目

    殷代城壁の切れ目

  • 夜の鄭州駅

    夜の鄭州駅

  • 明け方の北京南駅。やっと着いた着いた。

    明け方の北京南駅。やっと着いた着いた。

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