新婚旅行９～１１日目

2002/05/28 - 2002/05/30

明日はいよいよ帰国する日です。

エリア ミラノ(イタリア)

昼食の後は自由行動なのですが、好きな所で車から降ろしてくれるので、ドゥオモ広場のそばで降ろして貰いドゥオモの中に入ることにしました。屋上に上がるには料金がいりますが、中に入るだけだと無料です。

中は天井がとても高く、ステンドグラスが多数あり、そこから差し込む光が内部を幻想的にしています。ドゥオモは１３８６年に当時の権力者によって建築が始まりましたが、完成したのは５００年以上経った１９世紀半ばだったそうです。イタリアに来てから多数の歴史的建造物を見てきましたが、どれを見ても最初に出てくるのは「すごい」といった言葉だけです。

内部を一通り見た後は建物の裏側へ出て来ました。イタリア最大のゴシック建築ということもあって、建物の奥行きは１６０ｍ近くあります。

建物の裏側には屋上へ上がるエレベーター乗り場がありました。屋上に上がるのは有料で、エレベーターは４．９５ユーロ必要です。エレベーター以外に階段で上がることも出来るそうで、その場合の料金は３．１０ユーロですが、これは後で知りました。僕達はエレベーターで上がったのですが、雰囲気を味合うには階段の方が良かったかなと思います。

エレベーターはあまり待つことなく乗ることが出来ました。エレベーターを降りると、目の前には尖塔があり、その上には像が立っていました。

ドゥオモの裏側にある建物の屋上には、大きな時計がありました。ガイドさんは一緒でないし、勉強不足のために何の建物であるかは分かりませんでした。

見学順路の表示は無いので、人の流れに合わせて歩いていきました。中から見えたステンドグラスの部分を外から見ることも出来ましたが、外からだとステンドグラスかどうかというのは良く分かりませんでした。

迷路のような通路を通り、やっと屋根の上までやって来ました。多くの観光客がいますが、まだここより上へ上がることも出来るようで、人の姿が見えます。

広場の方を見ると、かなり高いところまで上がってきたのが分かります。広場にはたくさんの鳩がいるのですが、豆粒のように見えます。

屋根の上を奥まで歩き、振り返ってみました。建物自体の奥行きがかなりあるので、当然屋根も長いです。屋根の上は人が歩いていますが、通路といった感じでは無く、単に屋根の上を歩いている感じです。

屋根の上を一番奥まで来ると、ドゥオモで一番高い尖塔があります。さすがに一番上まで行くことは出来ませんが、何段かの階段はあり、少しは近づく事が出来ました。

一番高い尖塔の上には金色に輝くマリア像が立っています。ちなみにこの一番高い尖塔は地上から１００ｍ以上の高さがあります。

一番高い部分から降りていく途中、町並みの方を見てみました。手前の左側にあるのはラ・リナシェンテというデパートです。ここにはドゥオモを出た後に寄ってみることにします。

ラ・リナシェンテで色遣いやデザインがおしゃれな食器などを買い、すぐ隣にあるスーパーマーケットのようなところでチョコレートなどのお土産を買った後、地下鉄に乗ってホテルに帰りました。今日の夕食は昨日と同じ日本料理店に行きました。すると、昨日と同じメンバーが次々に店に現れ、結局昨日と一緒のメンバーになりました。みんな日本食に飢えていたようです。

今日はいよいよ帰りの飛行機に乗る日ですが、ミラノには空港が２つあり、ＫＬＭを指定した僕達はエールフランスの他のみんなとは空港が違います。朝食後、ホテル前でマルペンサ空港に向かう人達を見送りし、一旦部屋に戻りました。しばらくしてからチェックアウトし、予約しておいたタクシーでリナーテ空港へ向かいました。

空港に着き、チェックインするときに事件が起こりました。ツアーの人数だと問題無くクリアー出来る荷物の重量制限に引っかかってしまいました。２６ｋｇオーバーしていたのを１０ｋｇオマケしてもらったものの、１６ｋｇ分については超過料金を払う羽目になってしまいました。後で考えると、宅配便で送った方が安かったかもしれません。

アムステルダムに向けて離陸すると、スイス上空を飛ぶので、眼下にはアルプス山脈が見えてきました。アムステルダムまでは約２時間のフライトです。しばらくは外を眺めていましたが、疲れているのかそのうちウトウトしていました。

離陸してしばらくすると、機内食が運ばれてきました。フライト時間が短いので、機内食と言ってもパンケーキのような軽食です。うたた寝していたので少し眠たかったけど、食べる物はしっかり食べて再びうたた寝の世界に入りました。

アムステルダムでの乗り継ぎは問題なかったものの、免税店で計算間違いにより、現金が足りないというトラブルがありました。商品を戻そうかと思いながらも、カードで支払おうとすると、後ろに並んでいた外国人の人が払ってくれました。その人の支払いが終わった後、つたない言葉でお礼を言って搭乗口に向かいました。飛行機に乗ると、１２時間後にはまだ帰って来たくなかったような、帰って来てほっとするような関西国際空港に到着です。なぜかドゥオモ以降、あまり写真を撮っていなかったので、後半はかなり飛ばし飛ばしでしたが、今回の旅行記はこれで終わりです。今回の旅行では、ローマのトレビの泉に伝説の通りコインを投げ入れてきたのですが、本当に再びローマを訪れる事が出来るでしょうか？