1972/10/04 - 1972/10/04
182位(同エリア216件中)
ソフィさん
1961年10月4日(水)
ナントには、フランス国鉄が戦後に造った市内を通る高架橋がある。
この構造物を見ていると、デザインに対する細かい心遣いが行き届いていて、ハッとさせられる。
我々の造っている橋などの土木構造物は、市民全体の貴重な財産なのだ。
機能を果すだけでなく、長年その土地の景観を構成する大切な要素となる。
日本は美しい風土に恵まれているが、今造りつつある土木構造物で、景観を破壊しつつあるのではないだろうか、と。
わが国の現状は、公共資産にとどまらず、自分の家一軒を造るにも、周辺全体の景観への気配りが少なすぎるのではないだろうか。
ナント13時58分の列車で、ラ・ロッシェルに向かう。
フランス国鉄の作ってくれた予定では、今晩いったんパリに戻るようになっているのだが、明日ボルドーに行くならば、せっかくの機会だから途中のラ・ロッシェルを訪問したいと考えた。
ラ・ロッシェルに16時15分到着。
この町は、ナント、ボルドーと共に、大西洋に面した大切な港である。
港の歴史は古く、10世紀に建設が始まったと言う。
革新の気風が強く、かつてはユグノー(キリスト教新教)の核心的存在だった。
しかしルイ13世時代、当時の宰相マザランがユグノー撲滅のため攻め込み、2年にわたる包囲戦の末敗退する。
自分の信念を重んじながらのその戦いぶりは、恐らくここに住む人たちの誇りとして、長く心に留まっているのだろう。
港の正面に、リゾート地として高名な「ラ島」が横たわっている。
この島を、ヴァカンスの拠点としている人は少なくない。
シャラント・マリティム県の県庁所在地で、人口80,000人。
駅のレストランで生ビールを注文すると、ビールが濁っていた。
一瞬腐敗しているのではないかと疑ったが、クレームをつけても平然としているところを見ると、濁ったビールもあるらしい。
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