2005夏(7)ピサ

2005/08/09 - 2005/08/09

ついに制覇です。ベニス、ジェノバ、アマルフィと行き、最後はピサです。これで中世イタリア４大海運都市の制覇です。ピサは今では海から遠いんですが、昔は海に面していたんです。11世紀から13世紀には世界最強の海軍だったらしいです。アマルフィはピサに攻略されちゃったんですよね。そのピサもジェノバ艦隊に撃破され、最後は同盟関係にあったフィレンツェに征服されて衰退するんです。でも、ピサといえば海軍といより斜塔の方が有名ですね。私たちもその斜塔を楽しみに行きました。残念ながら登る時間はありませんでしたが、確かに傾いてましたね。なによりも観光客が広場で斜塔をささせるポーズの写真を撮ろうとして奮闘している姿が笑えます。私たちももちろんやってみたのですが、意外に難しいですよね。もっと右だとか左だとか、微調整が。

エリア ピサ(イタリア)

リボルノ港からピサに向かう道です。古代ローマ時代からあるそうで、並木がきれいです。途中、イタリア最大の米軍基地がありました。アメリカの基地って日本以外にも各国にあるんですね。ちょっと驚きです。

ピサ郊外を流れる川。こころなしか時の流れと同様、川の流れもゆっくりしているような気がします。

ピサではイタリア人ガイドのマルコが案内してくれました。彼はここピサ大学を卒業し、ガイドの資格をとったそうです。ピサ近郊のルッカについてはガイド資格がないって言ってましたが、イタリアって街ごとにガイド資格の認定が必要なんですね。そういえば日本も京都に似たような資格ができたとか。
それはそれとして、彼のガイドのあと1時間半の自由時間があったのですが、推定年齢70〜80歳のアリゾナのおじいさんとおばあさんが時間になっても待ち合わせ場所に現れず、大変でした。結局、30分待っても現れなかったので、マルコは待ち合わせ場所のレストランに彼の携帯番号を残して、次の街へ出発することにしたのですが。ガイドとしてメンバー全員がいないまま出発することって勇気がいりますよね。ツアーの他のアメリカ人はＧｏｏｄＪｏｂと言ってマルコをほめてました。アメリカ人ってこの表現好きなんだから。
で、その老夫婦は次の次の街にて会うことができました。聞くとどうもワインを飲みすぎて帰り道も分からなくなったのだとか。いつも手をつないで歩いているなんとも微笑ましいご夫婦でした。

ピサの街にアクセスするにはちょっと郊外の駐車場に車を停め、そこからシャトルバスに乗り換える必要があります。5分弱バスに揺られると、ピサ旧市街の入り口に着きます。この写真がそのシャトルバスのバス停です。ここから歩いて旧市街に行きます。
なぜかこのバス停のまわりでアフリカ人と思しき人たちがアフリカのお土産（木彫りなど）を売っています。不思議ですよね。京都の清水寺で、外国土産を売っているような感じ？

ピサの街をながれるアルノ川です。どことなくこの景色って、フィレンツェそっくりですよね。やはりメディチ家の影響なんでしょうか。

ちょっとかわいい。涼しげといえば涼しげだが、キンキンに冷えている方が好きな私には、ちょっと。