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とある授業で一緒だった子たちと、この教室も最後だしということで、旅行に行こうということになった。<br />一人が「ドバイに行ってみたい」と言い出した。私もずっと行きたいと思っている所なので、こんなところにドバイに行ってみたいというヤツがいたのかと嬉しくなった。ようやくドバイに行けると気持ちはドバイに向いていたのだが、現実を考えるとドバイまで行ける資金はない。<br />と、いうことで色々検討した結果、安く行けるサイパンに行くことになった。<br /><br />2日目、1人のリクエストでMTBツアーに参加。観光名所を廻るのだが、暑い地域でチャリに乗るんかい…と内心思ったが、これがかなり楽しかった。<br />その中でもグロットが一番印象的であった。100何段だったかの階段を降りると向かいの岩場がちょうど青の洞窟のような感じになっているのである。ダイビングポイントというのがよくわかる。私以外はライセンスを持っていないので、ダイビングはしなかったが、ココではスノーケリングをすることになっていた。<br /><br />5mほどの高さの岩場から飛び込めとガイドが言う。ウソだろ〜。無鉄砲な子供時代なら飛び込んでいたかもしれないが、今はムリだ…。そうこうしてると1人が腹をくくり飛び込んだ。じきに私も飛び込んだ。飛び込んでみると、思ったより怖くはなかった。もう1人はギブ寸前だったが、ようやく飛び込む決心がつき飛び込むことが出来た。<br /><br />とてもキレイな景観を堪能したのだが、帰りは200段近くの階段を上がらなければ…。<br /><br />MTBツアーの最終はマリアナビーチでスノーケリング。そこで最大の事故が起きた。もう30分程でツアー時間が終わるという時に、珊瑚礁に右手中指が当たったのである。まぁ、よくあることなので気にもしなかったのも束の間。すぐさま激痛に襲われた。珊瑚礁に当たったワリには痛すぎる。イヤ〜な予感…。いやいや、結構鋭かったしそれでだ。<br />…。傷口周辺が紫色になり、見る見るうちに中指が腫れてきた。鋭かったから骨がかけたかも。<br />…。指はしっかり曲がる。激痛が段々と手のひらにやってきた。あ、海水だからしみてるんだ。<br />…。ダイビングでよく切ってたけど、しみたためしなんて一度もないわな…。<br />と、原因を認識したくはないがために、色々違うことを考えるが、腫れも激痛ももう腕までやってき、やはりそこに行きつくしかない様子である。痛くて痛くてたまらない。<br /><br />終了後、友達がMTBツアーガイドに痛さの原因を聞いてみてくれたが、わからないが大丈夫じゃないかと言う。マリアナホテルからホテルに送ってもらえるので、バンが来るまでの間、フロントで聞いてみても何で痛くなったかはわからないと言う。消毒だけしときましょうか、と消毒をしてくれたが、失敗だ。これがまた痛さ倍増の元になってしまい、のたうちまわりたいくらい痛くてたまらない。そのうち、胸が苦しくなってきた。やはり、そうか…。<br /><br />ようやくホテルに戻り、友達がツアーデスクに電話をしてくれ、病院に連れて行ってくれることになり病院へ行った。事故発生から2時間経っていた。サイパンは診察代は高いらしく、住民はあまり病院に行かないということで、病院には誰もいなかった。保険のことがあるので待っている間、書類を書いてと言われ左手で書くが、それでも右で書いた方がマシである。しかし、痛くてペンなんて持てやしない。どっちで書いても汚い字なので、署名以外は現地の係員に代筆してもらった。<br /><br />身長、体重、熱、血圧を計ってから、私服の医師登場。右手を診てすぐに「ストーンフィッシュだね」。やっぱり毒にやられていた…。そのうち腋まで痛さと腫れがきて熱が出るから、2種類薬をだしておくと、診察はそれで終わった。それで$100ちょい支払った。目の前に痛み止めがある。さっきゴハンも食べた。とにかく激痛から解放されたいので今薬を飲みたいと訴えた。OKが出たが、腹の立つことに薬の入れ物のフタが硬くて開かない。係員に開けていただいたが、コツがあるようだ。あ〜イライラする。<br /><br />普段、薬なんて飲まないからか、飲んでホテルに着く頃には痛みは治まりつつあった。一安心。その頃、友達はナンバー式の南京錠のナンバーが変わっていると、スーツケースが開けられないので、番号を合わせに奮闘していた…。<br /><br />1人は、これで海外3度目だが、短期しか行ったことがないということで、保険を掛けたことがなく、今回も掛けたきていなかった。私を見て「絶対掛けることにする」と誓っていたが、実は私も今回は掛けずに行こうと思っていた。しかしいつも掛けているので、掛けない時に何かありそうと思い、空港で掛けてきたのである。<br /><br />3日目、お約束のマニャガハ島へ。帰りはパラセイリングをすることになっていた。が、なんと3人いっぺんにするという。私は真ん中になったのだが、前後から挟まれ、苦しく本当に吐く寸前だった。3人でやるものではない。あれは拷問である…。<br /><br />ホテルに戻って気が付いた。水中カメラを持って行っていたのだが、意識してみるといつまでたってもシャッターが切れていた。カウントは30を超えている…。フィルムは27枚取り…。イヤ〜な予感…。<br />恐る恐るフタを開けてみると、フィルムが入れたまんまの状態で鎮座しているではないか。おかしい。昨日、きっちりセットをした。よくよく見るとレバーが『R』の位置にある。手動で巻き戻す時にレバーを『R』にするのだが、そのまんまだたのである。ダイビングを久しくしていないので水中カメラの出番がなく、使い方を忘れていたのである。<br /><br />つーことは、あのグロットの青の洞窟もどきも、マニャガハ島での水中写真も全て撮れていなかったのであった。サイアクだ…。<br /><br />まぁ、グロットはキレイだったので、ダイビングで行くことにするか。<br />

踏んだり蹴ったりサイパン旅行

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2002/10/06 - 2002/10/09

2419位(同エリア2915件中)

3

15

まひな

まひなさん

とある授業で一緒だった子たちと、この教室も最後だしということで、旅行に行こうということになった。
一人が「ドバイに行ってみたい」と言い出した。私もずっと行きたいと思っている所なので、こんなところにドバイに行ってみたいというヤツがいたのかと嬉しくなった。ようやくドバイに行けると気持ちはドバイに向いていたのだが、現実を考えるとドバイまで行ける資金はない。
と、いうことで色々検討した結果、安く行けるサイパンに行くことになった。

2日目、1人のリクエストでMTBツアーに参加。観光名所を廻るのだが、暑い地域でチャリに乗るんかい…と内心思ったが、これがかなり楽しかった。
その中でもグロットが一番印象的であった。100何段だったかの階段を降りると向かいの岩場がちょうど青の洞窟のような感じになっているのである。ダイビングポイントというのがよくわかる。私以外はライセンスを持っていないので、ダイビングはしなかったが、ココではスノーケリングをすることになっていた。

5mほどの高さの岩場から飛び込めとガイドが言う。ウソだろ〜。無鉄砲な子供時代なら飛び込んでいたかもしれないが、今はムリだ…。そうこうしてると1人が腹をくくり飛び込んだ。じきに私も飛び込んだ。飛び込んでみると、思ったより怖くはなかった。もう1人はギブ寸前だったが、ようやく飛び込む決心がつき飛び込むことが出来た。

とてもキレイな景観を堪能したのだが、帰りは200段近くの階段を上がらなければ…。

MTBツアーの最終はマリアナビーチでスノーケリング。そこで最大の事故が起きた。もう30分程でツアー時間が終わるという時に、珊瑚礁に右手中指が当たったのである。まぁ、よくあることなので気にもしなかったのも束の間。すぐさま激痛に襲われた。珊瑚礁に当たったワリには痛すぎる。イヤ〜な予感…。いやいや、結構鋭かったしそれでだ。
…。傷口周辺が紫色になり、見る見るうちに中指が腫れてきた。鋭かったから骨がかけたかも。
…。指はしっかり曲がる。激痛が段々と手のひらにやってきた。あ、海水だからしみてるんだ。
…。ダイビングでよく切ってたけど、しみたためしなんて一度もないわな…。
と、原因を認識したくはないがために、色々違うことを考えるが、腫れも激痛ももう腕までやってき、やはりそこに行きつくしかない様子である。痛くて痛くてたまらない。

終了後、友達がMTBツアーガイドに痛さの原因を聞いてみてくれたが、わからないが大丈夫じゃないかと言う。マリアナホテルからホテルに送ってもらえるので、バンが来るまでの間、フロントで聞いてみても何で痛くなったかはわからないと言う。消毒だけしときましょうか、と消毒をしてくれたが、失敗だ。これがまた痛さ倍増の元になってしまい、のたうちまわりたいくらい痛くてたまらない。そのうち、胸が苦しくなってきた。やはり、そうか…。

ようやくホテルに戻り、友達がツアーデスクに電話をしてくれ、病院に連れて行ってくれることになり病院へ行った。事故発生から2時間経っていた。サイパンは診察代は高いらしく、住民はあまり病院に行かないということで、病院には誰もいなかった。保険のことがあるので待っている間、書類を書いてと言われ左手で書くが、それでも右で書いた方がマシである。しかし、痛くてペンなんて持てやしない。どっちで書いても汚い字なので、署名以外は現地の係員に代筆してもらった。

身長、体重、熱、血圧を計ってから、私服の医師登場。右手を診てすぐに「ストーンフィッシュだね」。やっぱり毒にやられていた…。そのうち腋まで痛さと腫れがきて熱が出るから、2種類薬をだしておくと、診察はそれで終わった。それで$100ちょい支払った。目の前に痛み止めがある。さっきゴハンも食べた。とにかく激痛から解放されたいので今薬を飲みたいと訴えた。OKが出たが、腹の立つことに薬の入れ物のフタが硬くて開かない。係員に開けていただいたが、コツがあるようだ。あ〜イライラする。

普段、薬なんて飲まないからか、飲んでホテルに着く頃には痛みは治まりつつあった。一安心。その頃、友達はナンバー式の南京錠のナンバーが変わっていると、スーツケースが開けられないので、番号を合わせに奮闘していた…。

1人は、これで海外3度目だが、短期しか行ったことがないということで、保険を掛けたことがなく、今回も掛けたきていなかった。私を見て「絶対掛けることにする」と誓っていたが、実は私も今回は掛けずに行こうと思っていた。しかしいつも掛けているので、掛けない時に何かありそうと思い、空港で掛けてきたのである。

3日目、お約束のマニャガハ島へ。帰りはパラセイリングをすることになっていた。が、なんと3人いっぺんにするという。私は真ん中になったのだが、前後から挟まれ、苦しく本当に吐く寸前だった。3人でやるものではない。あれは拷問である…。

ホテルに戻って気が付いた。水中カメラを持って行っていたのだが、意識してみるといつまでたってもシャッターが切れていた。カウントは30を超えている…。フィルムは27枚取り…。イヤ〜な予感…。
恐る恐るフタを開けてみると、フィルムが入れたまんまの状態で鎮座しているではないか。おかしい。昨日、きっちりセットをした。よくよく見るとレバーが『R』の位置にある。手動で巻き戻す時にレバーを『R』にするのだが、そのまんまだたのである。ダイビングを久しくしていないので水中カメラの出番がなく、使い方を忘れていたのである。

つーことは、あのグロットの青の洞窟もどきも、マニャガハ島での水中写真も全て撮れていなかったのであった。サイアクだ…。

まぁ、グロットはキレイだったので、ダイビングで行くことにするか。

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  • ストーンフィッシュに当たり、毒にやられた手。

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    何のキャラクターだか1日は気が付かなかった。

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この旅行記へのコメント (3)

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  • jamyamaさん 2006/04/10 18:17:49
    ストーンフィッシュ
    まひなさん
    はじめましてjamyamaです。

    文章のテンポがとてもよく楽しく旅行記読ませていただきました♪

    それにしても
    「ストーンフィッシュ」
    ダイブをされているまひなさんでも刺されるのですね(怖い!)
    私はシュノーケルしかしませんがグローブした方がいいとわかりました。

    「グロット」でもシュノーケルできるのですね。
    レンタカーを借りて行ってみようとおもいますがシュノーケルするには
    ツアーでいかないと危険かしら?
    まひなさんの文には「5メートル飛び込む」とありましたが大変かしら?
    教えていただけたらありがたいです。
                     jamyama

    まひな

    まひなさん からの返信 2006/04/10 21:19:34
    RE: こんばんは
    初めまして。書き込みありがとうございます。

    誤字脱字が多くて、申し訳ないです。。。

    ストーンフィッシュは、名前の通り、石と同化しているので
    イントラに聞いても「見た事がない」ということです。

    文章を読んでいただいたのでおわかりですが、
    水中カメラの操作をミスしてしまい、ちっとも写真がないんですよね。
    軽く青の洞窟ってな感じでキレイなところですので、
    是非、行ってみてください。とはいえ、岩場なので、キケンだと思いますので、
    ガイドがいるほうがいいと思います。
    海から上がる時は、ロープを伝って、低めの岩場に上がったのですが、
    海に入る時は、「飛び込め」と…。
    上がってくる岩場の方から入りたいと言ったんですが、
    危ないとか何とか言われたような…。

    でも、普通に観ることも可能なので、海に入らなければ個人で行けますよ。
    帰りの階段は覚悟で。
    ダイビングスポットなので、潜って観たほうが一番キレイかと思います。

    カナディアンロッキーはやはりキレイですね!
    行きたい行きたいと思うのですが、キレイな時期には高くてなかなか行けません。
    イタリアも旅行記を見て、擬似旅行させていただきます。
  • D&Tさん 2006/03/11 14:47:52
    私たちも気をつけます(~_~;)
    まひなさん、こんにちは。
    はじめまして、D&Tと申します。

    サイパン旅行記を拝見させていただきました。
    「ストーンフィッシュ」!!((((TдT)))))
    噂には聞いてましたが、本当に怖いヤツですね〜。
    あの腫れあがったまひなさんの手の写真が
    より一層、恐怖感・倍増〜〜〜でしたよ〜〜。
    その後はどの位で痛みや腫れは治まりました?
    保険、かけておいて正解でしたね!

    せっかくのビーチリゾートが災難でしたが・・・(;_;)
    そうそう、サイパンのパラセイリング、
    三人乗りは、ないですよねー!!(ーー;)
    ちょっとどうかと思います。
    あれ、二人でも窮屈でしたもん。
    コタキナバルの二人横乗りは、とってもGOODでした!

    貴重な体験談をありがとうございます。
    私たちも潜る時は充分気をつけたいと思います。
    その辺でのシュノーケリングもグローブしてやってまーーーす♪

    ハワイの旅行記に今度おじゃまさせてくださ〜い。
    では、また〜〜〜(^▽^)/~~~

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