チェスキー・クルムロフ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
ボヘミア地方を旅行するならば、チェスキー・クルムロフは外せないと思いました。チェコ旅行の具体的な計画を立てる1〜2ヶ月前から、旅情をかきたてるために本を読んだり、旅行会社のカラフルなパンフレットを参考にしたりしていましたが、その思いはますます強まりました。インターネットでキーワード検索をして、旅行記や写真をチェックしました。チェスキー・クルムロフの人気の高さは、それらのヒット率は高さからもうかがえました。<br /><br />人気があるということは、それだけ見どころが多いということでしょう。中世そのままの、世界遺産の美しい街並みに、プラハ城に次いでチェコで2番目に大きな城があるというチェスキー・クルムロフ。調べれば調べるほど、確かに人気があるのはわかる気がしました。だから、みんなが行くのでしょう。みんなが行くから行くというのは行く動機にはなりませんが、みんなが行くからわざと行かないのは、チェコ初心者の私には意味のないことだと思いました。<br /><br />調べてみると、チェスキー・クルムロフへは、プラハからの日帰りも不可能ではなさそうです。プラハからの日帰りツアーも出ている様子です。ただし、それでは、きっと、あまりゆっくりできないでしょう。日帰りするのであれば、もう少し近くの町からにして、往復時間を少なくしたいと思いました。それにはチェスケ・ブデヨヴッツェはちょうどよい、とすぐに気付きました。バスで30分程度で行けます。<br /><br />チェスキー・クルムロフに宿をとることは考えませんでした。チェスキー・クルムロフは人気の都市だし、行くのは夏のハイシーズンです。だから、旧市街付近はツアー客が押し寄せるので、早くに予約が一杯になるだろう、と思い込んでしまいました。それに、どうせ泊まるなら、ボヘミア地方の旅行の拠点にするために、同じ所で最低2泊はしたいと思いました。でも、人気のチェスキー・クルムロフで連泊はしづらかろう、と勝手に思い込んでしまいました。<br /><br />一方、チェスキー・クルムロフへは行っても、チェスケ・ブデヨヴッツェは素通りする人が多いだろうと思いました。泊まる人は、さらに少なかろうと思いました。実際、「地球の歩き方」のホテル情報を見ても、チェスケ・ブデヨヴッツェの方が宿が取りやすそうです。<br /><br />今、振り返ってみると、チェスキー・クルムロフに宿をとろうとしなかったのは、非常に残念でした。チェスキー・クルムロフに行く前は、ハイライトの城さえ見学できればよいと思っていました。ですが、行ってみると、中に入れるところが閉館になった後でも、さりげない街角がとても魅力的で、散策のしがいがある町でした。<br /><br />ところが、チェスケ・ブデヨヴッツェとチェスキー・クルムロフを結ぶバスは30分でも、最終バスが思ったより早くて、チェスキー・クルムロフ発20時5分です。万が一のことを考えて最終より1本前で帰ろうとすると、18時20分発になります。それに乗りたければ、18時少し前には観光を切り上げねばなりません。帰りのバスが気になっていては、ゆっくり散策する気にはなりにくいものです。<br /><br />ちなみに、調べたところ鉄道の最終も20時台で、その1本前も18時すぎで、バスとほとんど変わりありませんでした。それに、チェスキー・クルムロフ駅は、旧市街からバス停よりずっと離れています。鉄道駅から旧市街まで1.5km。徒歩20分とあるので歩けないことはないでしょうが、「地球の歩き方」では市バスも薦めています。一方、バスターミナルは、旧市街から300メートル。となれば、やっぱりバスの方がいいでしょう。それに「歩き方」の地図にはバスターミナルは載っていますが、鉄道駅は欄外です。方向音痴の私にとって、行く前に地図がないというのは、とても不安です。<br /><br />というわけで、チェスキー・クルムロフに宿をとらなかったのは残念でしたが、失敗とはまでは思っていません。考えたうえで選択したのですから。いざ行ってみて、思ったより時間が足りなかった、だの、余った、だのといった目測違いは、よくあることです。<br /><br />ただし、この日はこれ以外で、いくつか失敗をやらかしました。それをやらなければ、もっと効率よく観光できていたのに、と思います。<br /><br />ただ、今となっては、それも一つの思い出です。失敗の代わりに、たとえば仕方がなく時間つぶしをせざるをえなかったときの過ごし方も、それはそれで、一つの楽しみ方だったと思うからです。仕方がなく選択した、ということだけが不満、ということで。なにより、チェスキー・クルムロフを去るときには、結果オーライ、と自分では満足することができました。負け惜しみでなく。だから、今となっては、ここでやらかしたヘマも、いい思い出といえます。似たようなヘマは2度と繰り返したくはありませんけれど。<br /><br />(写真は、チェスキー・クルムロフの旧市街で見つけたマリオネット博物館に展示されていたマリオネットです。まるで童話の王様のようですね。旧市街では、規模は大きくないですが、2つもマリオネット博物館を見つけました。)<br /><br />【旅程抜粋】<br />2004/7/16(金)<br />チェスキー・クルムロフ(チェコの南ボヘミア地方の世界遺産の都市)へ日帰り旅行<br /><br />★チェスキー・クルムロフ城(塔、チェコ文化ギャラリー、国際陶芸ギャラリー、庭園、城内見学、ラピダリウムと地下牢)、ラドニチュニー橋とプラーストヴィ橋(二重アーチ橋)、マリオネット博物館、国立博物館分館人形展示室、スヴォルノスティ広場、刑罰刑具博物館

2004年夏のブダペスト・ウィーン・チェコ旅行20日間 ハイライト写真(7)チェコ編その6(チェスキー・クルムロフ)

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2004/07/16 - 2004/07/16

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6

18

まみ

まみさん

ボヘミア地方を旅行するならば、チェスキー・クルムロフは外せないと思いました。チェコ旅行の具体的な計画を立てる1〜2ヶ月前から、旅情をかきたてるために本を読んだり、旅行会社のカラフルなパンフレットを参考にしたりしていましたが、その思いはますます強まりました。インターネットでキーワード検索をして、旅行記や写真をチェックしました。チェスキー・クルムロフの人気の高さは、それらのヒット率は高さからもうかがえました。

人気があるということは、それだけ見どころが多いということでしょう。中世そのままの、世界遺産の美しい街並みに、プラハ城に次いでチェコで2番目に大きな城があるというチェスキー・クルムロフ。調べれば調べるほど、確かに人気があるのはわかる気がしました。だから、みんなが行くのでしょう。みんなが行くから行くというのは行く動機にはなりませんが、みんなが行くからわざと行かないのは、チェコ初心者の私には意味のないことだと思いました。

調べてみると、チェスキー・クルムロフへは、プラハからの日帰りも不可能ではなさそうです。プラハからの日帰りツアーも出ている様子です。ただし、それでは、きっと、あまりゆっくりできないでしょう。日帰りするのであれば、もう少し近くの町からにして、往復時間を少なくしたいと思いました。それにはチェスケ・ブデヨヴッツェはちょうどよい、とすぐに気付きました。バスで30分程度で行けます。

チェスキー・クルムロフに宿をとることは考えませんでした。チェスキー・クルムロフは人気の都市だし、行くのは夏のハイシーズンです。だから、旧市街付近はツアー客が押し寄せるので、早くに予約が一杯になるだろう、と思い込んでしまいました。それに、どうせ泊まるなら、ボヘミア地方の旅行の拠点にするために、同じ所で最低2泊はしたいと思いました。でも、人気のチェスキー・クルムロフで連泊はしづらかろう、と勝手に思い込んでしまいました。

一方、チェスキー・クルムロフへは行っても、チェスケ・ブデヨヴッツェは素通りする人が多いだろうと思いました。泊まる人は、さらに少なかろうと思いました。実際、「地球の歩き方」のホテル情報を見ても、チェスケ・ブデヨヴッツェの方が宿が取りやすそうです。

今、振り返ってみると、チェスキー・クルムロフに宿をとろうとしなかったのは、非常に残念でした。チェスキー・クルムロフに行く前は、ハイライトの城さえ見学できればよいと思っていました。ですが、行ってみると、中に入れるところが閉館になった後でも、さりげない街角がとても魅力的で、散策のしがいがある町でした。

ところが、チェスケ・ブデヨヴッツェとチェスキー・クルムロフを結ぶバスは30分でも、最終バスが思ったより早くて、チェスキー・クルムロフ発20時5分です。万が一のことを考えて最終より1本前で帰ろうとすると、18時20分発になります。それに乗りたければ、18時少し前には観光を切り上げねばなりません。帰りのバスが気になっていては、ゆっくり散策する気にはなりにくいものです。

ちなみに、調べたところ鉄道の最終も20時台で、その1本前も18時すぎで、バスとほとんど変わりありませんでした。それに、チェスキー・クルムロフ駅は、旧市街からバス停よりずっと離れています。鉄道駅から旧市街まで1.5km。徒歩20分とあるので歩けないことはないでしょうが、「地球の歩き方」では市バスも薦めています。一方、バスターミナルは、旧市街から300メートル。となれば、やっぱりバスの方がいいでしょう。それに「歩き方」の地図にはバスターミナルは載っていますが、鉄道駅は欄外です。方向音痴の私にとって、行く前に地図がないというのは、とても不安です。

というわけで、チェスキー・クルムロフに宿をとらなかったのは残念でしたが、失敗とはまでは思っていません。考えたうえで選択したのですから。いざ行ってみて、思ったより時間が足りなかった、だの、余った、だのといった目測違いは、よくあることです。

ただし、この日はこれ以外で、いくつか失敗をやらかしました。それをやらなければ、もっと効率よく観光できていたのに、と思います。

ただ、今となっては、それも一つの思い出です。失敗の代わりに、たとえば仕方がなく時間つぶしをせざるをえなかったときの過ごし方も、それはそれで、一つの楽しみ方だったと思うからです。仕方がなく選択した、ということだけが不満、ということで。なにより、チェスキー・クルムロフを去るときには、結果オーライ、と自分では満足することができました。負け惜しみでなく。だから、今となっては、ここでやらかしたヘマも、いい思い出といえます。似たようなヘマは2度と繰り返したくはありませんけれど。

(写真は、チェスキー・クルムロフの旧市街で見つけたマリオネット博物館に展示されていたマリオネットです。まるで童話の王様のようですね。旧市街では、規模は大きくないですが、2つもマリオネット博物館を見つけました。)

【旅程抜粋】
2004/7/16(金)
チェスキー・クルムロフ(チェコの南ボヘミア地方の世界遺産の都市)へ日帰り旅行

★チェスキー・クルムロフ城(塔、チェコ文化ギャラリー、国際陶芸ギャラリー、庭園、城内見学、ラピダリウムと地下牢)、ラドニチュニー橋とプラーストヴィ橋(二重アーチ橋)、マリオネット博物館、国立博物館分館人形展示室、スヴォルノスティ広場、刑罰刑具博物館

  • チェスキー・クルムロフでは、高台にあるハイライトの城に先に行きたいので、終点のバスターミナルではなく、ひとつ手前の停留所のチェスキー・クルムロフ・シュピチャークで降りました。到着は8時47分です。<br /><br />ガイドブックに地図があるにもかかわらず、方角がわからなかったので、最初、どちらの方向に向かえばよいのか戸惑いました。シュピチャークで降りた人の中には、いかにも観光客、という風情の人はいなかったのです。結局、通りがかりの人に道を尋ねました。<br /><br />しかし、バス停チェスキー・クルムロフ・シュピチャークからブデヨヴッツェ門を見つけられれば、あとは城へ行く道筋はカンタンです。でも、このブデヨヴッツェ門、もうちょっと立派だったら、バス停からでも容易に気がついたろうになぁと、責任転換したくなりました。というのも、門は想像していたよりもずっとささやかだったからです。近世くらいだったら、裕福な商家の門ぐらいにしか見えないでしょう。<br /><br />ただし、振り返ると、チェコの町の旧市街に至る門の規模は、だいたいこんなものでした。よく考えれば、こういうのこそ、いかにも中世の街の市門といえます。当時は市壁の一部でしょう。<br /><br />ブデヨヴッツェ門をくぐると、乗用車がやっと1台通れるか、という狭い石畳のラトラーン通りになります。これを道なりに行けば、城に着きます。朝のラトラーン通りは、開店準備中で生き生きして見えました。このあたりはいかにも旧市街らしく、中世がそのまま保存されているのではないかという風情なのですが、そのまま現代も人が生活している息吹が感じられました。<br /><br />ただ、いかにも時代の古い石畳の道らしく、足元はでこぼこで、とても歩きづらかったです。石畳の石は厚みがあり、もともと表面が少しでこぼこしている上に、きっちり平らに埋め込まれていなくて微妙に傾いでいるのです。スーツケースを引きずっているわけでもないので、いつもなら、古めかしい道でなかなかステキ!と思ったでしょうが、実は、このとき、旅程最初のブダペストで足を捻りかけたのですが、それが10日もたつのにまだ治っていなかったのです。<br /><br />でこぼこ道を歩いていると、足に体重が、時々思わぬ方向にかかるため、捻ったところが痛みます。それをかばうように歩くから、体全体がよろけてしまいます。途中、2歳くらいの小さな子と母親の二人連れを見かけました。幼児はやっと歩くことを覚えたばかりくらいで、よちよちと危なげそうなのですが、意外にしっかりと歩いています。ときどき興奮したようにお尻ふりふり小走りしますが、こんなにでこぼこ道なのに転びません。あのくらいの子の方が私よりよっぽど、この石畳の上を歩くのが上手です。負けました。2歳くらいでも、あの子も立派な地元民なのですね。大人の私が勝っているのは、歩幅くらいでした。<br /><br />ところで余談ですが、終点一つ手前のバス停のシュピチャークは、確かに城に近かったです。終点のバスターミナルからだと、城へ行くのに旧市街を通って、モルダウ川ことヴルタヴァ川を渡り、そこから坂道を登らなくてはなりません。坂は登るより下る方がいいです。シュピチャークからだと、あんまり坂道を登らなくてすみます。ただし、楽な道というのは、デメリットもあったのです。バスターミナルからの方が、旧市街に向かう途中、それから旧市街に入ってからも、彼方に城が望める絶景ポイントが随所にありました(帰り道に通って、初めて知りました)。あれを眺めながら城に向かう方が、もっとすばらしい感動と期待と共に一日が始まったろうと思います。シュピチャークからだと、あっけなく城に着いてしまいます。ああ、これがチェスキー・クルムロフの城か、という感慨をあまり感じているヒマもなく。もちろん、私は体力を温存したくて近道を望んだわけなのですが……。<br /><br />それから、ラトラーン通り自体も、チェスキー・クルムロフの見どころの1つでだったと思います。私は城に早く行きたくて気がせいていたので、そうと意識せずに通り過ぎてしまいました。中世のままのような古い通りの風情の上、スグラフィート技法による美しい装飾の家も、立派な見どころでした。逸話や伝説のある古い家もそのまま残っているようです。そういうのは、きっとツアーだと、よいガイドさんにめぐり合えれば、歩きながら説明してもらえるのでしょう。一人旅の場合は、下調べし損ねたことは、こんな風に逃してしまうところがネックです。<br /><br />(写真は、実際には、旧市街からパスターミナルへ向かう帰りの道すがらに撮りました。あいにく、そのときはこんな風に曇っていたのですが、最初にこの景色を眺めながら城に向かっていたら、もっとすばらしい感動と期待と共に一日が始まったろうなぁ、と思った、その景色です。)

    チェスキー・クルムロフでは、高台にあるハイライトの城に先に行きたいので、終点のバスターミナルではなく、ひとつ手前の停留所のチェスキー・クルムロフ・シュピチャークで降りました。到着は8時47分です。

    ガイドブックに地図があるにもかかわらず、方角がわからなかったので、最初、どちらの方向に向かえばよいのか戸惑いました。シュピチャークで降りた人の中には、いかにも観光客、という風情の人はいなかったのです。結局、通りがかりの人に道を尋ねました。

    しかし、バス停チェスキー・クルムロフ・シュピチャークからブデヨヴッツェ門を見つけられれば、あとは城へ行く道筋はカンタンです。でも、このブデヨヴッツェ門、もうちょっと立派だったら、バス停からでも容易に気がついたろうになぁと、責任転換したくなりました。というのも、門は想像していたよりもずっとささやかだったからです。近世くらいだったら、裕福な商家の門ぐらいにしか見えないでしょう。

    ただし、振り返ると、チェコの町の旧市街に至る門の規模は、だいたいこんなものでした。よく考えれば、こういうのこそ、いかにも中世の街の市門といえます。当時は市壁の一部でしょう。

    ブデヨヴッツェ門をくぐると、乗用車がやっと1台通れるか、という狭い石畳のラトラーン通りになります。これを道なりに行けば、城に着きます。朝のラトラーン通りは、開店準備中で生き生きして見えました。このあたりはいかにも旧市街らしく、中世がそのまま保存されているのではないかという風情なのですが、そのまま現代も人が生活している息吹が感じられました。

    ただ、いかにも時代の古い石畳の道らしく、足元はでこぼこで、とても歩きづらかったです。石畳の石は厚みがあり、もともと表面が少しでこぼこしている上に、きっちり平らに埋め込まれていなくて微妙に傾いでいるのです。スーツケースを引きずっているわけでもないので、いつもなら、古めかしい道でなかなかステキ!と思ったでしょうが、実は、このとき、旅程最初のブダペストで足を捻りかけたのですが、それが10日もたつのにまだ治っていなかったのです。

    でこぼこ道を歩いていると、足に体重が、時々思わぬ方向にかかるため、捻ったところが痛みます。それをかばうように歩くから、体全体がよろけてしまいます。途中、2歳くらいの小さな子と母親の二人連れを見かけました。幼児はやっと歩くことを覚えたばかりくらいで、よちよちと危なげそうなのですが、意外にしっかりと歩いています。ときどき興奮したようにお尻ふりふり小走りしますが、こんなにでこぼこ道なのに転びません。あのくらいの子の方が私よりよっぽど、この石畳の上を歩くのが上手です。負けました。2歳くらいでも、あの子も立派な地元民なのですね。大人の私が勝っているのは、歩幅くらいでした。

    ところで余談ですが、終点一つ手前のバス停のシュピチャークは、確かに城に近かったです。終点のバスターミナルからだと、城へ行くのに旧市街を通って、モルダウ川ことヴルタヴァ川を渡り、そこから坂道を登らなくてはなりません。坂は登るより下る方がいいです。シュピチャークからだと、あんまり坂道を登らなくてすみます。ただし、楽な道というのは、デメリットもあったのです。バスターミナルからの方が、旧市街に向かう途中、それから旧市街に入ってからも、彼方に城が望める絶景ポイントが随所にありました(帰り道に通って、初めて知りました)。あれを眺めながら城に向かう方が、もっとすばらしい感動と期待と共に一日が始まったろうと思います。シュピチャークからだと、あっけなく城に着いてしまいます。ああ、これがチェスキー・クルムロフの城か、という感慨をあまり感じているヒマもなく。もちろん、私は体力を温存したくて近道を望んだわけなのですが……。

    それから、ラトラーン通り自体も、チェスキー・クルムロフの見どころの1つでだったと思います。私は城に早く行きたくて気がせいていたので、そうと意識せずに通り過ぎてしまいました。中世のままのような古い通りの風情の上、スグラフィート技法による美しい装飾の家も、立派な見どころでした。逸話や伝説のある古い家もそのまま残っているようです。そういうのは、きっとツアーだと、よいガイドさんにめぐり合えれば、歩きながら説明してもらえるのでしょう。一人旅の場合は、下調べし損ねたことは、こんな風に逃してしまうところがネックです。

    (写真は、実際には、旧市街からパスターミナルへ向かう帰りの道すがらに撮りました。あいにく、そのときはこんな風に曇っていたのですが、最初にこの景色を眺めながら城に向かっていたら、もっとすばらしい感動と期待と共に一日が始まったろうなぁ、と思った、その景色です。)

  • 途中、インフォメーションに寄ったりしたので、城の第一番の門である「赤い門」をくぐったのは9時10分頃になりました。しかし、城が開くのは9時だから、ほぼ一番乗りといえでしょう。と思ったら、実はチケット売り場は8時半に開いていました。<br /><br />この「赤い門」、「赤い」といっても、日本の寺社にある漆塗りの鮮やかな赤とは違います。あれを想像していたせいで、赤くないじゃん、と思ってしまいました。言われてみれば、多少は赤っぽかったかもしれない、というかんじにしか記憶に残っていません。もっとも、考えてみたら日本の寺社のような漆塗りの鮮やかな赤は、チェコの街並みらしくないです。似合わないでしょう。少し曇ったような落ち着いたパステルカラーこそが、チェコの古都の色彩らしいといえるかもしれません。<br /><br />第一の中庭で真っ先に目に入ったのは、第二の中庭にある塔です。城のみならず、チェスキー・クルムロフのシンボルといえましょう。表面に描かれたカラフルな模様がすばらしいです。この塔は、旅行前に写真を目にしましたが、特にじっくり見たりしなかったせいか、こんなにすがらしかったのか、となかなか衝撃的な出会いでした。円筒形の塔の表面はつるつるなのに、まるで表面に凹凸模様があるかのように見えるため、一種のだまし絵だと思います。一見、レンガ造りのように見えますが、おそらく平らな漆喰の壁でしょう。このカラフルな塔を見て、やっと、ああ、城に来たなぁ、という感慨と共に、期待が募ってきまた。写真を撮りましたが、曇り空なのが非常に残念でした。<br /><br />(写真は、城のシンボルともいうべきその塔です。この塔の写真は何枚か撮っていますが、真っ先に撮ったときのものです。)

    途中、インフォメーションに寄ったりしたので、城の第一番の門である「赤い門」をくぐったのは9時10分頃になりました。しかし、城が開くのは9時だから、ほぼ一番乗りといえでしょう。と思ったら、実はチケット売り場は8時半に開いていました。

    この「赤い門」、「赤い」といっても、日本の寺社にある漆塗りの鮮やかな赤とは違います。あれを想像していたせいで、赤くないじゃん、と思ってしまいました。言われてみれば、多少は赤っぽかったかもしれない、というかんじにしか記憶に残っていません。もっとも、考えてみたら日本の寺社のような漆塗りの鮮やかな赤は、チェコの街並みらしくないです。似合わないでしょう。少し曇ったような落ち着いたパステルカラーこそが、チェコの古都の色彩らしいといえるかもしれません。

    第一の中庭で真っ先に目に入ったのは、第二の中庭にある塔です。城のみならず、チェスキー・クルムロフのシンボルといえましょう。表面に描かれたカラフルな模様がすばらしいです。この塔は、旅行前に写真を目にしましたが、特にじっくり見たりしなかったせいか、こんなにすがらしかったのか、となかなか衝撃的な出会いでした。円筒形の塔の表面はつるつるなのに、まるで表面に凹凸模様があるかのように見えるため、一種のだまし絵だと思います。一見、レンガ造りのように見えますが、おそらく平らな漆喰の壁でしょう。このカラフルな塔を見て、やっと、ああ、城に来たなぁ、という感慨と共に、期待が募ってきまた。写真を撮りましたが、曇り空なのが非常に残念でした。

    (写真は、城のシンボルともいうべきその塔です。この塔の写真は何枚か撮っていますが、真っ先に撮ったときのものです。)

  • 第二の中庭へ至る橋の下の城の堀に、クマがいました。ああ、あれが噂にきく(?)チェスキー・クルムロフ城のクマだなぁと思いました。クマが飼われているのは知っていましたが、あらまあ、こんなところにいたの、と、ちょっと驚きました(城の堀ってこともちゃんと知っていたはずなのですけど)。

    第二の中庭へ至る橋の下の城の堀に、クマがいました。ああ、あれが噂にきく(?)チェスキー・クルムロフ城のクマだなぁと思いました。クマが飼われているのは知っていましたが、あらまあ、こんなところにいたの、と、ちょっと驚きました(城の堀ってこともちゃんと知っていたはずなのですけど)。

  • クマのいる堀の写真です。真ん中の石橋は、第一の中庭と第二の中庭を結ぶ橋です。この写真は実際には、塔の上から撮りました。<br /><br />実は、私は、ここで一つヘマをやりました。城内見学はガイド付ツアーのみで、チケット売り場でチケットを買うと同時に予約を入れることになっています。なにに私は、先に城の塔を見学してしまったのです。塔を登ってチェスキー・クルムロフの町を眺めて下りてくるまで15分しかかからなかったとはいえ、やはり真っ先に切符売り場に直行すべきでした。9時半すぎて切符売り場に行ったときには、すでに長い行列ができていたからです。しかも、後で気付いたのですが、城が開くのは9時でも、切符売り場は8時半から開いていました。

    クマのいる堀の写真です。真ん中の石橋は、第一の中庭と第二の中庭を結ぶ橋です。この写真は実際には、塔の上から撮りました。

    実は、私は、ここで一つヘマをやりました。城内見学はガイド付ツアーのみで、チケット売り場でチケットを買うと同時に予約を入れることになっています。なにに私は、先に城の塔を見学してしまったのです。塔を登ってチェスキー・クルムロフの町を眺めて下りてくるまで15分しかかからなかったとはいえ、やはり真っ先に切符売り場に直行すべきでした。9時半すぎて切符売り場に行ったときには、すでに長い行列ができていたからです。しかも、後で気付いたのですが、城が開くのは9時でも、切符売り場は8時半から開いていました。

  • (写真は、チェスキー・クルムロフ城の塔から聖ヴィート教会を中心に撮ったものです。)

    (写真は、チェスキー・クルムロフ城の塔から聖ヴィート教会を中心に撮ったものです。)

  • 塔の上にいるときは、ときどき晴れましたが、ほとんど曇っていました。それでも、モルダウ川沿いのオレンジ色の屋根の家並みは美しかったです。遠景では町並みが切れて、やや起伏のある美しい田舎風景が垣間見られました。ただ、こうやって見下ろしている分にはすばらしい景色てすが、写真を撮るとなるとどうでしょう。この曇り空では、私のカメラであんまりパッとしない写真しか撮れない気がします。でも、この高さ、このアングルから撮れるのは、再びこの塔に登らない限り、もう二度とないので、一応写真は撮りました。なんとか日が照っている瞬間を狙ってみました。ちなみに、この塔の入場料は30チェコ・コルナ(約150円)でした。城内見学とは別料金です。<br /><br />(写真は、チェスキー・クルムロフ城の塔からモルダウ川を中心にすえて撮ったものです。川より手前の写真は、塔も含めて城の一部です。)

    塔の上にいるときは、ときどき晴れましたが、ほとんど曇っていました。それでも、モルダウ川沿いのオレンジ色の屋根の家並みは美しかったです。遠景では町並みが切れて、やや起伏のある美しい田舎風景が垣間見られました。ただ、こうやって見下ろしている分にはすばらしい景色てすが、写真を撮るとなるとどうでしょう。この曇り空では、私のカメラであんまりパッとしない写真しか撮れない気がします。でも、この高さ、このアングルから撮れるのは、再びこの塔に登らない限り、もう二度とないので、一応写真は撮りました。なんとか日が照っている瞬間を狙ってみました。ちなみに、この塔の入場料は30チェコ・コルナ(約150円)でした。城内見学とは別料金です。

    (写真は、チェスキー・クルムロフ城の塔からモルダウ川を中心にすえて撮ったものです。川より手前の写真は、塔も含めて城の一部です。)

  • 塔を降りて、城内見学のためにチケット売り場に行ったら、前述のとおり、9時半ですでに長い行列ができていました。ガイド付見学ツアーは、チェコ語とドイツ語と英語のコースがあるようです。英語コースを申し込みましたが、9時半に並んで、とれた予約は11時開始のツアーです。もっと早くにチケット売り場に並んでいれば、もっと早い時間に見学できたのでしょうか。チケット代は150チェコ・コルナ(約750円)。さすがに入場料の安いチェコでも、地方都市とはいえ、人気観光地のハイライトはお安くありません。<br /><br />実は、私はここで、二つ目のヘマをしました。ガイド付城内ツアーは、ルート?とルート?があります。これは、事前にガイドブックを読んで知っていました。「地球の歩き方」によると、ルート?は「城の礼拝堂、ルネッサンスルーム、ダイニングや寝室を含むバロックサロン、仮面舞踏会の間」、ルート?は「シュヴァルツェンベルク家の肖像画ギャラリーに始まり、19世紀のインテリアや品々が見学できる」そうです。ルート?は絶対見たいが、ルート?は逃してもいいと思いました。<br /><br />ですが、バロック劇場を見学するコースのことは、チケット売り場の窓口のところの料金表で初めて知りました。でも、興味が沸きました。ところが、ここで私は、バロック劇場のチケットは、ルート?を見学し終えたら、また買いにくればよいと思ってしまったのです。どちらもガイド付のみの見学で、予約が必要なのだから、一度に買って予約してしまえばよかったのに、なぜか、1つずつ見終わってから予約しなければならないと思い込んでしまったです。このときの窓口の行列は、次の失敗で昼に並びなおしたときに比べたら、まだ短い方でした。これまで、ブルノ、オロモウツ、テルチ、フルボカー、とチェコ国内を回っていて、街の観光ハイライトの城見学でそれほど混雑に見舞われなかったため、すっかり油断してしまったのです。<br /><br />ルート?のガイドツアーが始まる11時まで1時間以上あるので、少し中庭を散歩することにしました。城の塔や第二の中庭の建物では、その美しさ、特に装飾の色鮮やかさに感動しましたが、その感動の後のせいか、第三や第四の中庭の壁面装飾画の色は、ややくすんで見えました。しかし目が慣れてくると、後期ルネッサンス・イタリア風のフレスコ画で人物が描かれていたりして、装飾的には一番凝っていて、すばらしいものだとわかりました。見る目が曇っていたり、気分がのらないと、見えるはずのものも見えないものなのですね。<br /><br />ここで私は、この日、最大のヘマをしました。<br /><br />城見学ツアーの集合場所は、第三の中庭にある入口でした。第五の中庭まで行って、戻ってきたところで、第四の中庭にトイレがあったので、機会があればなるべくすませておく、という海外旅行の鉄則のもと、それほど欲求はなかったが、先にすませておきました。第三の中庭はとても混んでいて空いているベンチがなかったので、そのまま第四の中庭の空きベンチで、ガイドブックを読んだりしてツアー開始までの余った時間をつぶすことにしました。第三の中庭へは5分とかからずに行けます。だから、ツアー開始の少し前に、第三の中庭へ移動すればよい、と思ったのです。<br /><br />ところが、私は、ガイドブックに夢中になる余り、自分が今いるのは、第四の中庭であることを、すっかり忘れてしまったのです。今いるところが、ツアーの集合場所である第三の中庭だ、という気になってしまったのです。そう、いつのまにか、ここで待っていれば、城内ガイドのツアー開始の呼びかけを聞き逃すことはない、と思い込んでしまいました。時間になれば、English Tour!と集合を呼びかける人が現れるでしょう。それが城見学ツアーのガイドだから、その人についていけばいい、だからここで待っていよう―――そう、錯覚してしまったのです。<br /><br />言い訳をするならば、第三の中庭と第四の中庭は雰囲気はよく似ています。第三の中庭の城内への入口と、第四の中庭の城内からの出口の頭上には、それぞれ入口、出口と書かれた青いプレートがあります。入口のプレートと出口のプレートはよく似ています。字が違うだけですが、その字は小さいです。途中でチラッとプレートの存在を確認した私は、それで自分が、城内部への入口前にいると勘違いしてしまったのです。<br /><br />ふと時計を見ると、すでに11時になっています。しかし、ツアー開始の呼びかけはありません。変だなぁと思ってハッと気付くと、頭上にあるプレートにはExitと書かれているではないですか。自分の目を信じたくなくて、まじまじと見ましたが、やっぱりExitです! 大慌てで第三の中庭に走りました。<br /><br />第三の中庭には、ツアー待ちらしき観光客がまだたくさん溢れていました。根拠はないですが、英語ツアーに参加しそうな外国人がたくさんさいるように思えました。まだ11時を2〜3分しかすぎていないので、ぎりぎりセーフかもしれない、と一時、ほっとしましたが、そのまま5分、10分と経過。11時10分に、ツアー開始の呼びかけがありましたが、それはチェコ語ツアーでした。観客は呼びかけに応じて城内ガイドに回りにさっと集まり、中庭にいたほぼ全員が、あっという間に城の中に消えました。ほんの数10秒でしょうか。あざやかなものでした。<br /><br />もう間違いありません。私は予約のツアーを逃してしまったのです。<br /><br />このとき、私のそばに、同じようにチケットを手にして唖然としている2人の中国人の女の子がいました。どうやら2人も、私と同じように、出口と入口を間違えて待っていて、私と同じ11時開始の英語ツアーを逃したそうです。私たちはとにかく予約の取り直しをしようと、一緒に第二の中庭のチケット売り場まで戻りました。<br /><br />昼近くのチケット売り場は、最初にチケットを買ったときの9時半の倍以上の行列でした。あんなヘマさえしなければ、こんなところで時間をとられなかったのに、と、じりじりと順番を待ちながら、悔しくてたまりません。手元のチケットは、半券部分がきちんとくっついている未使用状態なので、ツアーを逃したからといって、チケットの買い直しにはならないでしょう。とはいえ、すぐ前に並んだ中国人の女の子たちが無事に予約を入れなおすのを見るまで、それすら不安でした。たかが150チェコ・コルナ。されど、150チェコ・コルナ。<br /><br />ただ、彼女たちは、11時の城内見学ツアーのあとに、12時からバロック劇場のツアーの予約を入れていました。城見学は12時のツアーにちょうど空きがあったのですが、そのツアーに予約を変更してしまうとバロック劇場のツアーに参加できません。そこで予約の調整のためか、チケット売り場の人同士でしばらくわいわいやっていました。<br /><br />私も12時のツアーに潜り込めれば、とりあえずの失態は挽回できます。そう思いましたが、私のときにはすでに12時のツアーは満員で、14時のツアーの予約しか入れてもらえませんでした。―――14時! あと3時間も待たなければならないなんて! ショックでした! <br /><br />気を取り直して、バロック劇場の見学ツアーの予約も先に入れようとしたら、本日のツアーは、もう満員で売り切れと言われてしまいました。そ、そんなに人気があるとは思いませんでした(どもる私)。二重にショックです! 中国人の女の子たちのように、先にいっぺんに予約すればよかったのです。朝の9時半の段階なら、まだ空きがあったでしょうに。ああ、ショック、ショック、ショック!<br /><br />ちなみにさきほどの中国人の女の子たちは、結局、英語のツアーでは予約がとれなかったので、チェコ語のツアーに参加することになったようです。代わりに英語の説明書は貸してもらうということで。<br /><br />それを聞いて、もしかしたら英語ツアーだから数が少なく、だから空きも少ないのだろうと気付きました。ならバロック劇場見学ツアーも、ドイツ語のツアーはどうでしょう。もしかしたら、まだ空きがあるかもしれません。チェコ語だとまるきりちんぷんかんぷんですが、少しはかじったドイツ語なら断片はわかるかもしれません。<br /><br />ですが、すでにいったん列を離れてしまったので、並びなおすしかありません。この凶悪な長蛇の列に向かって「さっき頼み損ねたことがあるので、ちょっと横はいりさせてもらえますか?」なんて、日本語の通じる相手であっても聞けるものではありません。それにそろそろ昼時なのか、窓口が2つあるうち1つが閉鎖されてしまいました。ただでさえ長い行列が、さらに進まなくなります。というわけで、もう一度並びなおす気にはなれず、あきらめました。こんなところに釘付けになるよりは、城をぶらぶら散策した方がいいと思いなおして。<br /><br />(写真は、チケット売り場のある第二の中庭で、塔を中心にしたアングルで撮りました。この写真は実際には、城の見学が全て終わり、城を後にしようとしたときになって、やっと晴れてきましたので、あらためて一番お気に入りの塔の写真を撮り直したものです。)

    塔を降りて、城内見学のためにチケット売り場に行ったら、前述のとおり、9時半ですでに長い行列ができていました。ガイド付見学ツアーは、チェコ語とドイツ語と英語のコースがあるようです。英語コースを申し込みましたが、9時半に並んで、とれた予約は11時開始のツアーです。もっと早くにチケット売り場に並んでいれば、もっと早い時間に見学できたのでしょうか。チケット代は150チェコ・コルナ(約750円)。さすがに入場料の安いチェコでも、地方都市とはいえ、人気観光地のハイライトはお安くありません。

    実は、私はここで、二つ目のヘマをしました。ガイド付城内ツアーは、ルート?とルート?があります。これは、事前にガイドブックを読んで知っていました。「地球の歩き方」によると、ルート?は「城の礼拝堂、ルネッサンスルーム、ダイニングや寝室を含むバロックサロン、仮面舞踏会の間」、ルート?は「シュヴァルツェンベルク家の肖像画ギャラリーに始まり、19世紀のインテリアや品々が見学できる」そうです。ルート?は絶対見たいが、ルート?は逃してもいいと思いました。

    ですが、バロック劇場を見学するコースのことは、チケット売り場の窓口のところの料金表で初めて知りました。でも、興味が沸きました。ところが、ここで私は、バロック劇場のチケットは、ルート?を見学し終えたら、また買いにくればよいと思ってしまったのです。どちらもガイド付のみの見学で、予約が必要なのだから、一度に買って予約してしまえばよかったのに、なぜか、1つずつ見終わってから予約しなければならないと思い込んでしまったです。このときの窓口の行列は、次の失敗で昼に並びなおしたときに比べたら、まだ短い方でした。これまで、ブルノ、オロモウツ、テルチ、フルボカー、とチェコ国内を回っていて、街の観光ハイライトの城見学でそれほど混雑に見舞われなかったため、すっかり油断してしまったのです。

    ルート?のガイドツアーが始まる11時まで1時間以上あるので、少し中庭を散歩することにしました。城の塔や第二の中庭の建物では、その美しさ、特に装飾の色鮮やかさに感動しましたが、その感動の後のせいか、第三や第四の中庭の壁面装飾画の色は、ややくすんで見えました。しかし目が慣れてくると、後期ルネッサンス・イタリア風のフレスコ画で人物が描かれていたりして、装飾的には一番凝っていて、すばらしいものだとわかりました。見る目が曇っていたり、気分がのらないと、見えるはずのものも見えないものなのですね。

    ここで私は、この日、最大のヘマをしました。

    城見学ツアーの集合場所は、第三の中庭にある入口でした。第五の中庭まで行って、戻ってきたところで、第四の中庭にトイレがあったので、機会があればなるべくすませておく、という海外旅行の鉄則のもと、それほど欲求はなかったが、先にすませておきました。第三の中庭はとても混んでいて空いているベンチがなかったので、そのまま第四の中庭の空きベンチで、ガイドブックを読んだりしてツアー開始までの余った時間をつぶすことにしました。第三の中庭へは5分とかからずに行けます。だから、ツアー開始の少し前に、第三の中庭へ移動すればよい、と思ったのです。

    ところが、私は、ガイドブックに夢中になる余り、自分が今いるのは、第四の中庭であることを、すっかり忘れてしまったのです。今いるところが、ツアーの集合場所である第三の中庭だ、という気になってしまったのです。そう、いつのまにか、ここで待っていれば、城内ガイドのツアー開始の呼びかけを聞き逃すことはない、と思い込んでしまいました。時間になれば、English Tour!と集合を呼びかける人が現れるでしょう。それが城見学ツアーのガイドだから、その人についていけばいい、だからここで待っていよう―――そう、錯覚してしまったのです。

    言い訳をするならば、第三の中庭と第四の中庭は雰囲気はよく似ています。第三の中庭の城内への入口と、第四の中庭の城内からの出口の頭上には、それぞれ入口、出口と書かれた青いプレートがあります。入口のプレートと出口のプレートはよく似ています。字が違うだけですが、その字は小さいです。途中でチラッとプレートの存在を確認した私は、それで自分が、城内部への入口前にいると勘違いしてしまったのです。

    ふと時計を見ると、すでに11時になっています。しかし、ツアー開始の呼びかけはありません。変だなぁと思ってハッと気付くと、頭上にあるプレートにはExitと書かれているではないですか。自分の目を信じたくなくて、まじまじと見ましたが、やっぱりExitです! 大慌てで第三の中庭に走りました。

    第三の中庭には、ツアー待ちらしき観光客がまだたくさん溢れていました。根拠はないですが、英語ツアーに参加しそうな外国人がたくさんさいるように思えました。まだ11時を2〜3分しかすぎていないので、ぎりぎりセーフかもしれない、と一時、ほっとしましたが、そのまま5分、10分と経過。11時10分に、ツアー開始の呼びかけがありましたが、それはチェコ語ツアーでした。観客は呼びかけに応じて城内ガイドに回りにさっと集まり、中庭にいたほぼ全員が、あっという間に城の中に消えました。ほんの数10秒でしょうか。あざやかなものでした。

    もう間違いありません。私は予約のツアーを逃してしまったのです。

    このとき、私のそばに、同じようにチケットを手にして唖然としている2人の中国人の女の子がいました。どうやら2人も、私と同じように、出口と入口を間違えて待っていて、私と同じ11時開始の英語ツアーを逃したそうです。私たちはとにかく予約の取り直しをしようと、一緒に第二の中庭のチケット売り場まで戻りました。

    昼近くのチケット売り場は、最初にチケットを買ったときの9時半の倍以上の行列でした。あんなヘマさえしなければ、こんなところで時間をとられなかったのに、と、じりじりと順番を待ちながら、悔しくてたまりません。手元のチケットは、半券部分がきちんとくっついている未使用状態なので、ツアーを逃したからといって、チケットの買い直しにはならないでしょう。とはいえ、すぐ前に並んだ中国人の女の子たちが無事に予約を入れなおすのを見るまで、それすら不安でした。たかが150チェコ・コルナ。されど、150チェコ・コルナ。

    ただ、彼女たちは、11時の城内見学ツアーのあとに、12時からバロック劇場のツアーの予約を入れていました。城見学は12時のツアーにちょうど空きがあったのですが、そのツアーに予約を変更してしまうとバロック劇場のツアーに参加できません。そこで予約の調整のためか、チケット売り場の人同士でしばらくわいわいやっていました。

    私も12時のツアーに潜り込めれば、とりあえずの失態は挽回できます。そう思いましたが、私のときにはすでに12時のツアーは満員で、14時のツアーの予約しか入れてもらえませんでした。―――14時! あと3時間も待たなければならないなんて! ショックでした!

    気を取り直して、バロック劇場の見学ツアーの予約も先に入れようとしたら、本日のツアーは、もう満員で売り切れと言われてしまいました。そ、そんなに人気があるとは思いませんでした(どもる私)。二重にショックです! 中国人の女の子たちのように、先にいっぺんに予約すればよかったのです。朝の9時半の段階なら、まだ空きがあったでしょうに。ああ、ショック、ショック、ショック!

    ちなみにさきほどの中国人の女の子たちは、結局、英語のツアーでは予約がとれなかったので、チェコ語のツアーに参加することになったようです。代わりに英語の説明書は貸してもらうということで。

    それを聞いて、もしかしたら英語ツアーだから数が少なく、だから空きも少ないのだろうと気付きました。ならバロック劇場見学ツアーも、ドイツ語のツアーはどうでしょう。もしかしたら、まだ空きがあるかもしれません。チェコ語だとまるきりちんぷんかんぷんですが、少しはかじったドイツ語なら断片はわかるかもしれません。

    ですが、すでにいったん列を離れてしまったので、並びなおすしかありません。この凶悪な長蛇の列に向かって「さっき頼み損ねたことがあるので、ちょっと横はいりさせてもらえますか?」なんて、日本語の通じる相手であっても聞けるものではありません。それにそろそろ昼時なのか、窓口が2つあるうち1つが閉鎖されてしまいました。ただでさえ長い行列が、さらに進まなくなります。というわけで、もう一度並びなおす気にはなれず、あきらめました。こんなところに釘付けになるよりは、城をぶらぶら散策した方がいいと思いなおして。

    (写真は、チケット売り場のある第二の中庭で、塔を中心にしたアングルで撮りました。この写真は実際には、城の見学が全て終わり、城を後にしようとしたときになって、やっと晴れてきましたので、あらためて一番お気に入りの塔の写真を撮り直したものです。)

  • チェスキー・クルムロフ城には、アートギャラリーが2つあります。そのうちの1つには、この日最大のヘマをする前、11時の城内見学ツアーを待っているときに、時間が余ったので入りました。といっても、もともと入るつもりでした。「地球の歩き方」には、「地下の洞窟を利用したおしゃれな(中略)城内地下ギャラリー」と紹介されているので、興味があったのです。それに、第一の中庭にも、このギャラリーと、もう一つ、国際陶芸ギャラリーの開館案内の看板があって、そこで改めて興味が沸きました。どうせ城内にあるのだから、そういうのも見ておこうと眼をつけておいたのです。<br /><br />入口から中を覗いてみたら、受付らしきテーブルには誰もいませんでした。ちょっと足を踏み入れて、さっと見回してみました。かなぁーり現代的な美術が展示されていて、私には理解できない=あんまり楽しめないかもしれない、と思いました。それに「地下の洞窟を利用したおしゃれな(中略)城内地下ギャラリー」というかんじではありません。なので、そのまま出ようとしたら、係員が出てきて、見学するのならチケットを買ってください、と言われました。値段は45チェコ・コルナ(約225円)ですが、このギャラリーだけでなく、第二の中庭にある陶芸ギャラリーと共通券だそうです。たぶん、そちらが「地球の歩き方」で紹介されている城内地下ギャラリーに違いありません。ということで、チケットを買ってちゃんと見学することにしました。<br /><br />実際に見学してみたら、思ったとおり、かなり現代的な美術が陳列されていて、私にはよくわからないものばかりでした。しかし、面白いのもありました。特に、写真のようなアフリカのアーティストの陶製の人形は面白かったです。もっとも、展示数はそれほど多くなかく、ふぅん、ふぅん、とほぼ素通りしたので、10分程度で見終わってしまいました。

    チェスキー・クルムロフ城には、アートギャラリーが2つあります。そのうちの1つには、この日最大のヘマをする前、11時の城内見学ツアーを待っているときに、時間が余ったので入りました。といっても、もともと入るつもりでした。「地球の歩き方」には、「地下の洞窟を利用したおしゃれな(中略)城内地下ギャラリー」と紹介されているので、興味があったのです。それに、第一の中庭にも、このギャラリーと、もう一つ、国際陶芸ギャラリーの開館案内の看板があって、そこで改めて興味が沸きました。どうせ城内にあるのだから、そういうのも見ておこうと眼をつけておいたのです。

    入口から中を覗いてみたら、受付らしきテーブルには誰もいませんでした。ちょっと足を踏み入れて、さっと見回してみました。かなぁーり現代的な美術が展示されていて、私には理解できない=あんまり楽しめないかもしれない、と思いました。それに「地下の洞窟を利用したおしゃれな(中略)城内地下ギャラリー」というかんじではありません。なので、そのまま出ようとしたら、係員が出てきて、見学するのならチケットを買ってください、と言われました。値段は45チェコ・コルナ(約225円)ですが、このギャラリーだけでなく、第二の中庭にある陶芸ギャラリーと共通券だそうです。たぶん、そちらが「地球の歩き方」で紹介されている城内地下ギャラリーに違いありません。ということで、チケットを買ってちゃんと見学することにしました。

    実際に見学してみたら、思ったとおり、かなり現代的な美術が陳列されていて、私にはよくわからないものばかりでした。しかし、面白いのもありました。特に、写真のようなアフリカのアーティストの陶製の人形は面白かったです。もっとも、展示数はそれほど多くなかく、ふぅん、ふぅん、とほぼ素通りしたので、10分程度で見終わってしまいました。

  • 国際陶芸ギャラリーは、帰り道に寄るつもりでした。ところが、この日最大のヘマをやって、14時のツアーまでに時間が余って仕方がなくなりましたので、先に行くことにしました。ただ、このギャラリーは第二の中庭にあるので、そこまで戻らなければなりません。第二と第三の中庭をつなぐ通路はかなり急勾配な坂道なので、本当はあんまり何度も往復したくありませんでした。だから、このギャラリーは、帰りに寄ろうと思ったのです。<br /><br />「地球の歩き方」にある城内地下ギャラリーは、こちらで正解のようです。といっても、「おしゃれなギャラリー」というより、中世の城塞か牢獄の中のようでした。実際に、フス戦争(三十年戦争に先立つ宗教戦争)勃発時のボヘミア(チェコ)王ヴァーツラフ4世 (1361-1419年)が2度も幽閉されていたところだそうです。その当時を想像するのも、この中にいれば難しくない気がしました。そんな雰囲気の中に現代アート。このギャップは、おしゃれとまでいかなくても、面白いかもしれません。<br /><br />アートの方は、展示数はそれほど多くありませんでした。セクションは3つに分かれていましたが、10分程度で見終わってしまいました。というか、あいにくさきほどのギャラリーよりもこちらの方こそ、もっと素通りペースでした。地下ギャラリーの雰囲気を楽しんだのが一番の収穫、というところでしょうか。私には現代アートは敷居が高すぎるようです。特に、ずらりと並んだ歯型をモチーフにした彫刻は、特に意味不明でした。貝殻と毛皮のようなものを使った、おどろおどろしい像が吊り下がっていたときは、ドキッ!―――ややホラーハウス廻りの気分を味わいました。<br /><br />(写真は、そのおどろおどろしさで私をドキッとさせた展示です。)

    国際陶芸ギャラリーは、帰り道に寄るつもりでした。ところが、この日最大のヘマをやって、14時のツアーまでに時間が余って仕方がなくなりましたので、先に行くことにしました。ただ、このギャラリーは第二の中庭にあるので、そこまで戻らなければなりません。第二と第三の中庭をつなぐ通路はかなり急勾配な坂道なので、本当はあんまり何度も往復したくありませんでした。だから、このギャラリーは、帰りに寄ろうと思ったのです。

    「地球の歩き方」にある城内地下ギャラリーは、こちらで正解のようです。といっても、「おしゃれなギャラリー」というより、中世の城塞か牢獄の中のようでした。実際に、フス戦争(三十年戦争に先立つ宗教戦争)勃発時のボヘミア(チェコ)王ヴァーツラフ4世 (1361-1419年)が2度も幽閉されていたところだそうです。その当時を想像するのも、この中にいれば難しくない気がしました。そんな雰囲気の中に現代アート。このギャップは、おしゃれとまでいかなくても、面白いかもしれません。

    アートの方は、展示数はそれほど多くありませんでした。セクションは3つに分かれていましたが、10分程度で見終わってしまいました。というか、あいにくさきほどのギャラリーよりもこちらの方こそ、もっと素通りペースでした。地下ギャラリーの雰囲気を楽しんだのが一番の収穫、というところでしょうか。私には現代アートは敷居が高すぎるようです。特に、ずらりと並んだ歯型をモチーフにした彫刻は、特に意味不明でした。貝殻と毛皮のようなものを使った、おどろおどろしい像が吊り下がっていたときは、ドキッ!―――ややホラーハウス廻りの気分を味わいました。

    (写真は、そのおどろおどろしさで私をドキッとさせた展示です。)

  • 14時のツアーを待つ間に、奥にある庭園の散策を先にしようと思いました。第五の中庭へ至る橋を渡ります。この橋は、ほとんどトンネルとなっていた第二と第三の中庭を結ぶ橋とは違って、手すりから下を見ることができるようになっていました。おそらくこの橋が、写真でよく見かけた、かの二重橋でしょう。当たり前ですが、橋の上にいると二重橋であることがわかりません。写真を撮るのは、城を出て旧市街の方へ下りての楽しみですね。それは予定に入れておきましょう。<br /><br />(写真は、第四と第五の中庭を結ぶ石橋を、第五の中庭側からとったものです。)

    14時のツアーを待つ間に、奥にある庭園の散策を先にしようと思いました。第五の中庭へ至る橋を渡ります。この橋は、ほとんどトンネルとなっていた第二と第三の中庭を結ぶ橋とは違って、手すりから下を見ることができるようになっていました。おそらくこの橋が、写真でよく見かけた、かの二重橋でしょう。当たり前ですが、橋の上にいると二重橋であることがわかりません。写真を撮るのは、城を出て旧市街の方へ下りての楽しみですね。それは予定に入れておきましょう。

    (写真は、第四と第五の中庭を結ぶ石橋を、第五の中庭側からとったものです。)

  • モルダウ川では、たくさんの人たちがカヌー遊びをしていました。このあたりのモルダウ川は上流の方なので、川幅は日本の河川程度、上から見る限り、水深もそんなに深くなさそうです。カヌー遊びにもちょうどよいのでしょう。<br /><br />(写真は、実際には、後述するマリオネット博物館の2階の窓からモルダウ川を見下ろしたときのものです。モルダウ川と聖ヴィート教会を中心に撮りました。)

    モルダウ川では、たくさんの人たちがカヌー遊びをしていました。このあたりのモルダウ川は上流の方なので、川幅は日本の河川程度、上から見る限り、水深もそんなに深くなさそうです。カヌー遊びにもちょうどよいのでしょう。

    (写真は、実際には、後述するマリオネット博物館の2階の窓からモルダウ川を見下ろしたときのものです。モルダウ川と聖ヴィート教会を中心に撮りました。)

  • 最初から城の庭園に入るのではなく、その脇を、城下の街を見下ろしながら少し歩き、途中の入口から庭園に入ることにしました。よいアングルがあれば、街の写真を撮ろうと思いましたが、見晴らしはよくても、ファインダーにはうまく収めきれません。結局、写真は撮りませんでした。<br /><br />城の庭園はいくつかの部分に分かれていますが、手前のバロック庭園は、なるほどバロック庭園だなぁというかんじでした。女神像が立つ噴水は、ギフトショップで買った「チェスキー・クルムロフ」という冊子によると、ウィーンのベルベデーレ宮殿をモデルにしたそうです。確かに美しいとは思います。しかし、一昨年(2002年)行ったドイツ・ハノーファーのヘレンハウゼン庭園のような、バロック庭園としては規模も造りも格段の差のある庭園、あるいは昨年(2003年)のウィーンのシェーンブルク宮殿やザルツブルグのミラベル庭園のような、色とりどりの花で模様が描かれた鮮やかな庭を目にしたときの感動をまだよく覚えているので、それと比べてしまうと、こじんまりしているなぁ、と思ってしまいました。<br /><br />ただ、バラの花が満開なので、それはすばらしかったです。ピンクのバラが花壇を縁取り、バロック庭園らしい幾何学模様をピンクに染めています。その美しいピンクの描線をぜひとも写真に収めたかったが、あいにく良いアングルはありませんでした。地上からでは、どうがんばってもファインダーの中には一部しか入らないので、バロック庭園の面白さをうまく写真に収められませんでした。<br /><br />(写真は、城のバロック庭園のバロックらしい幾何学模様を形作るバラの茂みの一部です。)

    最初から城の庭園に入るのではなく、その脇を、城下の街を見下ろしながら少し歩き、途中の入口から庭園に入ることにしました。よいアングルがあれば、街の写真を撮ろうと思いましたが、見晴らしはよくても、ファインダーにはうまく収めきれません。結局、写真は撮りませんでした。

    城の庭園はいくつかの部分に分かれていますが、手前のバロック庭園は、なるほどバロック庭園だなぁというかんじでした。女神像が立つ噴水は、ギフトショップで買った「チェスキー・クルムロフ」という冊子によると、ウィーンのベルベデーレ宮殿をモデルにしたそうです。確かに美しいとは思います。しかし、一昨年(2002年)行ったドイツ・ハノーファーのヘレンハウゼン庭園のような、バロック庭園としては規模も造りも格段の差のある庭園、あるいは昨年(2003年)のウィーンのシェーンブルク宮殿やザルツブルグのミラベル庭園のような、色とりどりの花で模様が描かれた鮮やかな庭を目にしたときの感動をまだよく覚えているので、それと比べてしまうと、こじんまりしているなぁ、と思ってしまいました。

    ただ、バラの花が満開なので、それはすばらしかったです。ピンクのバラが花壇を縁取り、バロック庭園らしい幾何学模様をピンクに染めています。その美しいピンクの描線をぜひとも写真に収めたかったが、あいにく良いアングルはありませんでした。地上からでは、どうがんばってもファインダーの中には一部しか入らないので、バロック庭園の面白さをうまく写真に収められませんでした。

    (写真は、城のバロック庭園のバロックらしい幾何学模様を形作るバラの茂みの一部です。)

  • 代わりに、というわけではありませんとが、バラがあんまり美しいので、バラだけの近影写真も撮りました。

    代わりに、というわけではありませんとが、バラがあんまり美しいので、バラだけの近影写真も撮りました。

  • (写真は、城見学を終え、旧市街に向かうためにモルダウ川にかかる木造のラドニチュニー橋を通るときにも、振り返り際のアングルでまた城の塔を撮ったときのものです。)<br /><br />庭園の散策も適度にひきあげ、城内ツアーの集合場所である第三の中庭まで戻りました。まだ予約を取り直した城内見学14時のツアーまで、1時間近くもあります。城内のカフェ・レストランで食事をとる気になれず、かといって城を出て昼食をとるには中途半端な時間なので、第三の中庭のベンチに座って買った冊子を読んで待とうと思ったら、13時20分に、英語ツアー開始の呼びかけがありました。チケット売り場では、代わりのツアーの空きは14時までないと言われました(チケットの予約時間のところに手書きで訂正が入っています)。だけど、14時まで待つのも情けなくて、一人くらいガイドの裁量で混ぜてくれないかなぁ、と思い、参加してもよいか、ダメもとでガイドの女性に聞いてみました。すると彼女は、私のもともとの予約が11時と知って同情してくれたのか、ツアーに混ぜてくれました。よかったぁ。チケット売り場では定員を超えて予約することはできなくても、さすが現場は、多少の融通はきくようです。それに観光客が一番多く混んでいたのは、10時半すぎから12時頃でした。混雑のピークがすぎたことも幸いしたかもしれません。なにしろ、13時に第三の中庭に戻ってきたときは、中庭はびっくりするほど空いていて、城内見学ツアー待ちの人以外いなかったのですから。<br /><br />城内見学は、まずは城内礼拝堂に始まり、ルネサンス、バロック、ロココの部屋と続き、最後にハイライトの仮面舞踏会の間 (Ma&#353;kaln&amp;iacute; s&amp;aacute;l) を見学しました。まず最初に入った礼拝堂で、城の歴史について簡単な説明がありました。ガイドの女性は英語が堪能ですが、発音に癖がありました。たとえば「世紀」のCenturyのアクセントが後ろのuにあって、「センチュウーリ」と聞こえるのです。はじめは異様に聞えましたが、癖のある英語は、英語圏以外を旅行しているとよく耳にするので、しばらく聞いているうちに慣れました。<br /><br />城の歴史の説明は、英語は理解できましたが、城主変遷や改築の歴史がめまぐるしくて、1度聞いただけでは頭に入らず、情報は右の耳から左の耳へと抜けていくようでした。しかしガイドさんも心得たもので、初めて聞いた観光客が1度で覚えられないことは承知していました。なにしろ英語コースなのだから、観光客はチェコ人以外です。チェコの歴史に詳しくなくても当然です。そんな私たちに、彼女は覚えるコツを教えてくれました。城にとって重要な城主一族の名前は、ロジェンベルク、エゲンベルク、シュヴァルツェンベルク、これさえ押さえていれば充分だ―――と。偶然でしょうが末尾の「ベルク」が共通で韻を踏み、詩歌でも詠むようにロジェンベールク、エゲンベールク、シュヴァルツェンベールク、と唱えてみれば、なるほど覚えやすいです。メンバーの間でもちょっとウケました。なかなか説明が上手なガイドさんのようです。<br /><br />サイドボードに中世に使われたオリジナルの食器が収められている部屋がありました。それを指しながら、ガイドさんはしきりに、中世から近世まで食器は「ten」だった、と言います。それってつまり、毎食事ごとに10枚の皿を使うのが習慣だったのでしょうか。懐石料理じゃあるまいに、古代ローマやルネサンス時代のイタリア都市の宮廷のような美食の習慣の名高い時代ならともかく、どうもそんな優雅な習慣がここらの城主にあったとはピンときません。しかし、そのナゾは、バロック風のダイニングルームのテーブルに並べられていた食器を間近に見たときに解けました。ガイドの発音がなまっているせいで「ten」と聞えただけだったのです。本当は「ten」ではなく、「tin」、つまり「錫」。錫製の食器、でした。それなら納得できます。<br /><br />城内の部屋はどれもステキでしたが、ハイライトの「仮面舞踏会の間」は一段とすばらしく、圧巻でした。様式は18世紀のロココ風です。壁一面に、仮面舞踏会を楽しむ人々の姿が描かれていました。等身大よりも一回り大きいくらいです。それが、私たちのいる空間を覗き込んでいるように描かれているのです。壁中に描かれた人物たちから、私たちの方が観察されているような面白さと、迫力がありました。描かれているのも、道化役や、トルコ人・中国人といった異国の人間、それからサルなどの動物も混ざっていました。その中世ヨーロッパの雰囲気や、仮面をかぶった人々の服装から、ヴェネツィアの風俗画を描いた18世紀の画家ピエトロ・ロンギの絵を連想しました。また、図柄は違いますが、こういった、人物が等身大よりも少し大きいフレスコ画が壁いっぱいに描かれた部屋として、イタリアのマントヴァにあるゴンザーガ家の別荘であるテ宮殿の、ジュリオ・ロマーノ(ラファエロの弟子)による神話の巨人やゴンザーガ家の人々のフレスコ画でいっぱいの部屋も思い出しました。

    (写真は、城見学を終え、旧市街に向かうためにモルダウ川にかかる木造のラドニチュニー橋を通るときにも、振り返り際のアングルでまた城の塔を撮ったときのものです。)

    庭園の散策も適度にひきあげ、城内ツアーの集合場所である第三の中庭まで戻りました。まだ予約を取り直した城内見学14時のツアーまで、1時間近くもあります。城内のカフェ・レストランで食事をとる気になれず、かといって城を出て昼食をとるには中途半端な時間なので、第三の中庭のベンチに座って買った冊子を読んで待とうと思ったら、13時20分に、英語ツアー開始の呼びかけがありました。チケット売り場では、代わりのツアーの空きは14時までないと言われました(チケットの予約時間のところに手書きで訂正が入っています)。だけど、14時まで待つのも情けなくて、一人くらいガイドの裁量で混ぜてくれないかなぁ、と思い、参加してもよいか、ダメもとでガイドの女性に聞いてみました。すると彼女は、私のもともとの予約が11時と知って同情してくれたのか、ツアーに混ぜてくれました。よかったぁ。チケット売り場では定員を超えて予約することはできなくても、さすが現場は、多少の融通はきくようです。それに観光客が一番多く混んでいたのは、10時半すぎから12時頃でした。混雑のピークがすぎたことも幸いしたかもしれません。なにしろ、13時に第三の中庭に戻ってきたときは、中庭はびっくりするほど空いていて、城内見学ツアー待ちの人以外いなかったのですから。

    城内見学は、まずは城内礼拝堂に始まり、ルネサンス、バロック、ロココの部屋と続き、最後にハイライトの仮面舞踏会の間 (Maškaln&iacute; s&aacute;l) を見学しました。まず最初に入った礼拝堂で、城の歴史について簡単な説明がありました。ガイドの女性は英語が堪能ですが、発音に癖がありました。たとえば「世紀」のCenturyのアクセントが後ろのuにあって、「センチュウーリ」と聞こえるのです。はじめは異様に聞えましたが、癖のある英語は、英語圏以外を旅行しているとよく耳にするので、しばらく聞いているうちに慣れました。

    城の歴史の説明は、英語は理解できましたが、城主変遷や改築の歴史がめまぐるしくて、1度聞いただけでは頭に入らず、情報は右の耳から左の耳へと抜けていくようでした。しかしガイドさんも心得たもので、初めて聞いた観光客が1度で覚えられないことは承知していました。なにしろ英語コースなのだから、観光客はチェコ人以外です。チェコの歴史に詳しくなくても当然です。そんな私たちに、彼女は覚えるコツを教えてくれました。城にとって重要な城主一族の名前は、ロジェンベルク、エゲンベルク、シュヴァルツェンベルク、これさえ押さえていれば充分だ―――と。偶然でしょうが末尾の「ベルク」が共通で韻を踏み、詩歌でも詠むようにロジェンベールク、エゲンベールク、シュヴァルツェンベールク、と唱えてみれば、なるほど覚えやすいです。メンバーの間でもちょっとウケました。なかなか説明が上手なガイドさんのようです。

    サイドボードに中世に使われたオリジナルの食器が収められている部屋がありました。それを指しながら、ガイドさんはしきりに、中世から近世まで食器は「ten」だった、と言います。それってつまり、毎食事ごとに10枚の皿を使うのが習慣だったのでしょうか。懐石料理じゃあるまいに、古代ローマやルネサンス時代のイタリア都市の宮廷のような美食の習慣の名高い時代ならともかく、どうもそんな優雅な習慣がここらの城主にあったとはピンときません。しかし、そのナゾは、バロック風のダイニングルームのテーブルに並べられていた食器を間近に見たときに解けました。ガイドの発音がなまっているせいで「ten」と聞えただけだったのです。本当は「ten」ではなく、「tin」、つまり「錫」。錫製の食器、でした。それなら納得できます。

    城内の部屋はどれもステキでしたが、ハイライトの「仮面舞踏会の間」は一段とすばらしく、圧巻でした。様式は18世紀のロココ風です。壁一面に、仮面舞踏会を楽しむ人々の姿が描かれていました。等身大よりも一回り大きいくらいです。それが、私たちのいる空間を覗き込んでいるように描かれているのです。壁中に描かれた人物たちから、私たちの方が観察されているような面白さと、迫力がありました。描かれているのも、道化役や、トルコ人・中国人といった異国の人間、それからサルなどの動物も混ざっていました。その中世ヨーロッパの雰囲気や、仮面をかぶった人々の服装から、ヴェネツィアの風俗画を描いた18世紀の画家ピエトロ・ロンギの絵を連想しました。また、図柄は違いますが、こういった、人物が等身大よりも少し大きいフレスコ画が壁いっぱいに描かれた部屋として、イタリアのマントヴァにあるゴンザーガ家の別荘であるテ宮殿の、ジュリオ・ロマーノ(ラファエロの弟子)による神話の巨人やゴンザーガ家の人々のフレスコ画でいっぱいの部屋も思い出しました。

  • チェスキー・クルムロフについて旅行前に下調べをしたとき、チェスキー・クルムロフ城で印象に残っていたのは、クマが飼われていることと、四重アーチの石の橋でした。後で調べたところ、四重アーチの石橋は、本当は四重でなく、「二階橋 (Pl&amp;aacute;stovy most)」という名前でした。私がチェスキー・クルムロフ城に惹かれたきっかけは、この四重アーチの石橋の写真です。とても気に入ったので、実際に自分のカメラでも写真を撮ろうと思ってやってきました。てっきり、城の中庭を歩いていれば、どこかでこのアーチを見かけるのだと思い込んでいたので、なかなか見つからなくてがっかりしました。城内のギフトショップで買ったイラストマップを見て、やっと、第四と第五の中庭を結ぶ橋が、目当ての石橋だと気が付きました。<br /><br />城を出たあと、その石橋のほぼ真下に行きました。旅行前に惹かれた写真どおりの四重アーチの石橋です。ここがあの写真のポイントか、と嬉しくなりました。ちょうど午後になって天気がよくなってきたので、絶好の写真撮影のチャンスも恵まれました。

    チェスキー・クルムロフについて旅行前に下調べをしたとき、チェスキー・クルムロフ城で印象に残っていたのは、クマが飼われていることと、四重アーチの石の橋でした。後で調べたところ、四重アーチの石橋は、本当は四重でなく、「二階橋 (Pl&aacute;stovy most)」という名前でした。私がチェスキー・クルムロフ城に惹かれたきっかけは、この四重アーチの石橋の写真です。とても気に入ったので、実際に自分のカメラでも写真を撮ろうと思ってやってきました。てっきり、城の中庭を歩いていれば、どこかでこのアーチを見かけるのだと思い込んでいたので、なかなか見つからなくてがっかりしました。城内のギフトショップで買ったイラストマップを見て、やっと、第四と第五の中庭を結ぶ橋が、目当ての石橋だと気が付きました。

    城を出たあと、その石橋のほぼ真下に行きました。旅行前に惹かれた写真どおりの四重アーチの石橋です。ここがあの写真のポイントか、と嬉しくなりました。ちょうど午後になって天気がよくなってきたので、絶好の写真撮影のチャンスも恵まれました。

  • チェスキー・クルムロフの旧市街では、1階がマリオネットの店で、2階以降が有料のミュージーアムになっているマリオネット博物館を、2つ見つけました。そのうちの一つ目が、「Museum Marionette St. Joducus Church」、元・聖Joducus教会の塔の部分にありました。入場料70チェコ・コルナ(約350円)でした。<br /><br />ところで、この旅行に出る前、チェコのマリオネット文化の一端に触れたくて、予習のつもりで、ヤン・シュヴァンクマイエル(注)の「ファウスト」という、実写まじりのマリオネットの映画をレンタルビデオで見ました。最初は、あまりにリアルで可愛げのない人形たちに、ギョッとしました。でも、見慣れてくると、これはこれで味わいがある人形たちだなぁ、と思えるようになりました。可愛い可愛いタイプよりも、かえって飽きがこないかもしれません。<br /><br />この博物館では、最上階の屋根裏の展示がとても良かったです。それまでは、まるで見張りの塔のような建物の狭い部屋に、ちょこちょこマリオネットが展示されているだけでした。旧市街の街中に潜んでいた博物館としては、まあ、こんなものだろう、と思っていたら、最上階の屋根裏はぐっと広くなり、たくさんのマリオネットたちが、天井の梁などから吊り下げられていました。人形の顔つきも色々で、リアルだがどこかデフォルメされたチェコらしい(と私が思う)人形たちもいれば、日本人ウケしそうな可愛らしいマリオネットもありました。<br /><br />(写真は、最上階の屋根裏に展示されていたマリオネットの一つです。「ファウスト」に出てくる悪魔、でしょうか。)

    チェスキー・クルムロフの旧市街では、1階がマリオネットの店で、2階以降が有料のミュージーアムになっているマリオネット博物館を、2つ見つけました。そのうちの一つ目が、「Museum Marionette St. Joducus Church」、元・聖Joducus教会の塔の部分にありました。入場料70チェコ・コルナ(約350円)でした。

    ところで、この旅行に出る前、チェコのマリオネット文化の一端に触れたくて、予習のつもりで、ヤン・シュヴァンクマイエル(注)の「ファウスト」という、実写まじりのマリオネットの映画をレンタルビデオで見ました。最初は、あまりにリアルで可愛げのない人形たちに、ギョッとしました。でも、見慣れてくると、これはこれで味わいがある人形たちだなぁ、と思えるようになりました。可愛い可愛いタイプよりも、かえって飽きがこないかもしれません。

    この博物館では、最上階の屋根裏の展示がとても良かったです。それまでは、まるで見張りの塔のような建物の狭い部屋に、ちょこちょこマリオネットが展示されているだけでした。旧市街の街中に潜んでいた博物館としては、まあ、こんなものだろう、と思っていたら、最上階の屋根裏はぐっと広くなり、たくさんのマリオネットたちが、天井の梁などから吊り下げられていました。人形の顔つきも色々で、リアルだがどこかデフォルメされたチェコらしい(と私が思う)人形たちもいれば、日本人ウケしそうな可愛らしいマリオネットもありました。

    (写真は、最上階の屋根裏に展示されていたマリオネットの一つです。「ファウスト」に出てくる悪魔、でしょうか。)

  • 元・聖Joducus教会にあるマリオネット博物館の屋根裏にあったのは、どれも実際に舞台で芝居に使われたマリオネットたちのようです。その芝居ごとにまとめて展示されているようでした。何の芝居で活躍したマリオネットたちか、簡単な説明書きが添えてあるのもありました。あいにくその中でも、英語が併記されていたのはほんの少しでした。それに、説明が読めても、タイトルがわかっても、どんな芝居のどんな登場人物のなのかさっぱりわからない方が大半でした。でも、そういうのがわからなくても、人形を見ているだけで、十分、楽しめました。屋根裏まで案内してくれた館員(ショップに戻れば、ショップの店員)さんが、写真は自由に撮っていいと言ってくれたので、気に入ったのを撮り始めましたが、どの人形もカメラに収めておきたくなって、きりがありませんでした。<br /><br />(写真は、最上階の屋根裏に展示されていたマリオネットの一つです。日本人ウケしそうな可愛らしいマリオネットですよね。「オズの魔法使い」の、知恵が欲しかったカカシと、心がほしかったロボットだと思います。)<br /><br />この博物館では、マリオネットの展示のほかに、人形とは関係なく、写真展が2つありました。どちらも写真に値札がついていたので、展示即売展のようなものなのでしょうか。1つ目はバレエダンサー特集でした。踊っている瞬間のものもあれば、くつろいでいる姿もありました。どれも白黒写真でした。ダンサーの体が描く形の面白さ、巧みさ、その一瞬一瞬に込められたエネルギーに焦点を当てているのではないかと思いました。<br /><br />2つ目は、チェスキー・クルムロフの街角を撮った写真でした。すごく雰囲気がある写真ばかりで、なかなか気に入りました。今日、いままで見てきたばかりの景色に、これから見るであろう景色、という愛着があるせいもあるでしょうが、チェスキー・クルムロフを知らない人でも、これらの街角の写真はとても気に入るだろうと思いました。カメラマンの腕と、素材である街自体がどこも絵になるすばらしい景色だらけということ、その両方のおかげでしょう。カメラマンの名前をメモしておきました。リチャード・ホモラ (Richard Homola)。1966年生まれ。<br /><br />注:シュヴァンクマイエルとマリオネット<br /><br />今から思えば、チェコのマリオネット文化に触れようと思って彼の映画を見たのは、非常に偏っていたかもしれません。シュヴァンクマイエルは、「シュルレアリスムに根ざした、人形劇の伝統にとらわれない新しいタイプの物体アニメ」(明石書店「チェコとスロヴァキアを知るための56章」より)を創り出した人で、それで世界に衝撃を与えたというのですから。名高いチェコの人形アニメを知ろうと彼の映画を見るには、私はあまりにチェコ初心者でした。<br /><br />しかし、私が見た唯一の「ファウスト」に登場したマリオネットに限っていえば、最初はもっと可愛らしい人形を予想していたためにギョッとしただけで、人形自体は、それほど伝統を逸脱していないのではないかと思いました。記憶をたどれば、ヨーロッパでは、ウィーンでもザルツブルグでもシチリアでも、ああいうリアルなマリオネットを見てきました。<br /><br />その伝統とは何か。チェコの場合―――17世紀、ハプスブルグ家の支配下のチェコ人は徹底的に弾圧されて、チェコ語の使用すら禁じられました。しかし、統治者の支配の及ばない農村地帯では、民話や巡回の人形芝居の中にチェコ語が残り、チェコ人の心や物語を伝えていったそうです。19世紀後半、「チェコ民族復興の運動」の中で、知識人たちがこの人形劇に注目し、研究、記録、実演をしたおかげで、人形劇はチェコ文化として根を下ろしました。19世紀の終わりには、家庭に人形劇セットを持つことが一つのブームにすらなったそうです。各家庭で、友人や家族同士で人形劇を見せ合っていたそうです。そこから私が連想したのは、実はチェコではないですが、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の子供たちとマリアにより人形劇上演シーンです。ああいう感じでしょうか。<br /><br />人形劇文化はチェコ文化を理解するのに重要なジャンルの一つのようです。なので、チェコではなるべくマリオネットに触れたいと思いました。あいにく今までの街ではそれらしいのに出会わなかったので、プラハを待つことになるかと思いました。なので思いがけず、チェスキー・クルムロフで2つのマリオネット博物館に出会えて、本当に嬉しかったです。

    元・聖Joducus教会にあるマリオネット博物館の屋根裏にあったのは、どれも実際に舞台で芝居に使われたマリオネットたちのようです。その芝居ごとにまとめて展示されているようでした。何の芝居で活躍したマリオネットたちか、簡単な説明書きが添えてあるのもありました。あいにくその中でも、英語が併記されていたのはほんの少しでした。それに、説明が読めても、タイトルがわかっても、どんな芝居のどんな登場人物のなのかさっぱりわからない方が大半でした。でも、そういうのがわからなくても、人形を見ているだけで、十分、楽しめました。屋根裏まで案内してくれた館員(ショップに戻れば、ショップの店員)さんが、写真は自由に撮っていいと言ってくれたので、気に入ったのを撮り始めましたが、どの人形もカメラに収めておきたくなって、きりがありませんでした。

    (写真は、最上階の屋根裏に展示されていたマリオネットの一つです。日本人ウケしそうな可愛らしいマリオネットですよね。「オズの魔法使い」の、知恵が欲しかったカカシと、心がほしかったロボットだと思います。)

    この博物館では、マリオネットの展示のほかに、人形とは関係なく、写真展が2つありました。どちらも写真に値札がついていたので、展示即売展のようなものなのでしょうか。1つ目はバレエダンサー特集でした。踊っている瞬間のものもあれば、くつろいでいる姿もありました。どれも白黒写真でした。ダンサーの体が描く形の面白さ、巧みさ、その一瞬一瞬に込められたエネルギーに焦点を当てているのではないかと思いました。

    2つ目は、チェスキー・クルムロフの街角を撮った写真でした。すごく雰囲気がある写真ばかりで、なかなか気に入りました。今日、いままで見てきたばかりの景色に、これから見るであろう景色、という愛着があるせいもあるでしょうが、チェスキー・クルムロフを知らない人でも、これらの街角の写真はとても気に入るだろうと思いました。カメラマンの腕と、素材である街自体がどこも絵になるすばらしい景色だらけということ、その両方のおかげでしょう。カメラマンの名前をメモしておきました。リチャード・ホモラ (Richard Homola)。1966年生まれ。

    注:シュヴァンクマイエルとマリオネット

    今から思えば、チェコのマリオネット文化に触れようと思って彼の映画を見たのは、非常に偏っていたかもしれません。シュヴァンクマイエルは、「シュルレアリスムに根ざした、人形劇の伝統にとらわれない新しいタイプの物体アニメ」(明石書店「チェコとスロヴァキアを知るための56章」より)を創り出した人で、それで世界に衝撃を与えたというのですから。名高いチェコの人形アニメを知ろうと彼の映画を見るには、私はあまりにチェコ初心者でした。

    しかし、私が見た唯一の「ファウスト」に登場したマリオネットに限っていえば、最初はもっと可愛らしい人形を予想していたためにギョッとしただけで、人形自体は、それほど伝統を逸脱していないのではないかと思いました。記憶をたどれば、ヨーロッパでは、ウィーンでもザルツブルグでもシチリアでも、ああいうリアルなマリオネットを見てきました。

    その伝統とは何か。チェコの場合―――17世紀、ハプスブルグ家の支配下のチェコ人は徹底的に弾圧されて、チェコ語の使用すら禁じられました。しかし、統治者の支配の及ばない農村地帯では、民話や巡回の人形芝居の中にチェコ語が残り、チェコ人の心や物語を伝えていったそうです。19世紀後半、「チェコ民族復興の運動」の中で、知識人たちがこの人形劇に注目し、研究、記録、実演をしたおかげで、人形劇はチェコ文化として根を下ろしました。19世紀の終わりには、家庭に人形劇セットを持つことが一つのブームにすらなったそうです。各家庭で、友人や家族同士で人形劇を見せ合っていたそうです。そこから私が連想したのは、実はチェコではないですが、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の子供たちとマリアにより人形劇上演シーンです。ああいう感じでしょうか。

    人形劇文化はチェコ文化を理解するのに重要なジャンルの一つのようです。なので、チェコではなるべくマリオネットに触れたいと思いました。あいにく今までの街ではそれらしいのに出会わなかったので、プラハを待つことになるかと思いました。なので思いがけず、チェスキー・クルムロフで2つのマリオネット博物館に出会えて、本当に嬉しかったです。

  • 旧市街からバスターミナルへ向かう道筋では、城の見晴らしがいいスポットがいくつもありました。今朝、こっちから来た方が、ずっと感動したことでしょう。帰りのバスの時間ぎりぎりだったので急いでいましたが、どうしてもカメラに収めたくなって、足を止めました。夕陽で逆光になってしまうでしょうが、仕方がありません。アングルが選べないので。<br /><br />旧市街のはずれにも、スグラフィート技法の可愛い家並みがたくさん並んでいました。ゆっくり散歩しがいがありそうです。いまさらながら、日帰りではなく、この街に滞在する予定にすればよかったと思いました。博物館など入れるところが閉まった後でも、いくらでも楽しみ方がありそうですから。でも今は、宿のあるチェスケ・ブデヨヴッツェ行きのバスを逃すまいと、急ぎ足のスピードを緩められません。やはり念のために最終バスの1本前、18時20分発を狙っているのです。<br /><br />もっとも、バスターミナルは思ったより近かったかったです。早足で歩いて10分で到着しました。地図からそんなに近いとは予測しなかったので、余裕で着きました。<br /><br />バスターミナルには、その名にふさわしくバス停がたくさんありましたが、チェスケ・ブデヨヴッツェに戻る人は何人もいたので、どのバス停で待てばよいか、ほとんど迷わずにすみました。バスは定刻より少し遅れましたが、チェスケ・ブデヨヴッツェに戻るお仲間がたくさんいたので、不安にならずに待てました。1人だったら、何か手違いがあったのか、バスが運休にでもなったのか、あるいは私が時間を勘違いしたのか、と、とても不安になったでしょう。なにしろ18時20分発のバスを逃したとなったら、次のバスまで1時間半待ちで、しかもそれが最終なのですから。<br /><br />バスを待ちながら、チェスキー・クルムロフでの今日一日をふりかえりました。前半では、特に城見学のツアーの集合場所を間違えて逃してしまうというバカみたいなポカをやりましたが、、目当ての城見学自体はちゃんとできました。写真も、曇り空で残念だなぁと何度も嘆いたわりには、大半は天気のよい中で撮れました。買い物も少しできました。絵ハガキや冊子の他に、主にモルダウ川でとれるのでモルダヴァイトと名前のついた準貴石のアクセサリーや、気が早いですがガーネットのアクセサリー等を買って、ご機嫌です。日本のガイドブックには載っていない博物館、それも、もともと興味あるマリオネット博物館を2つも見ることができました。これはこれでなかなか充実した一日だったといえるでしょう。確かに、見ごたえのありそうな見どころをいくつか、例えば大聖堂である聖ヴィート教会に、エゴン・シーレの絵のある博物館、郷土博物館などは逃しました。旧市街はもっとゆっくり散策したかったです。ですが、欲をかけばきりがりません。いつか再訪したい街です。そのときの楽しみと思うことにしましょう。<br /><br />(写真は、チェスキー・クルムロフからチェスケ・ブデヨヴッツェに帰るバスの窓から撮りました。チェコのなんでもない田舎の風景の写真を撮りたかったので、晴れたのを幸い、バスが停車しているときに、サッと撮りました。)

    旧市街からバスターミナルへ向かう道筋では、城の見晴らしがいいスポットがいくつもありました。今朝、こっちから来た方が、ずっと感動したことでしょう。帰りのバスの時間ぎりぎりだったので急いでいましたが、どうしてもカメラに収めたくなって、足を止めました。夕陽で逆光になってしまうでしょうが、仕方がありません。アングルが選べないので。

    旧市街のはずれにも、スグラフィート技法の可愛い家並みがたくさん並んでいました。ゆっくり散歩しがいがありそうです。いまさらながら、日帰りではなく、この街に滞在する予定にすればよかったと思いました。博物館など入れるところが閉まった後でも、いくらでも楽しみ方がありそうですから。でも今は、宿のあるチェスケ・ブデヨヴッツェ行きのバスを逃すまいと、急ぎ足のスピードを緩められません。やはり念のために最終バスの1本前、18時20分発を狙っているのです。

    もっとも、バスターミナルは思ったより近かったかったです。早足で歩いて10分で到着しました。地図からそんなに近いとは予測しなかったので、余裕で着きました。

    バスターミナルには、その名にふさわしくバス停がたくさんありましたが、チェスケ・ブデヨヴッツェに戻る人は何人もいたので、どのバス停で待てばよいか、ほとんど迷わずにすみました。バスは定刻より少し遅れましたが、チェスケ・ブデヨヴッツェに戻るお仲間がたくさんいたので、不安にならずに待てました。1人だったら、何か手違いがあったのか、バスが運休にでもなったのか、あるいは私が時間を勘違いしたのか、と、とても不安になったでしょう。なにしろ18時20分発のバスを逃したとなったら、次のバスまで1時間半待ちで、しかもそれが最終なのですから。

    バスを待ちながら、チェスキー・クルムロフでの今日一日をふりかえりました。前半では、特に城見学のツアーの集合場所を間違えて逃してしまうというバカみたいなポカをやりましたが、、目当ての城見学自体はちゃんとできました。写真も、曇り空で残念だなぁと何度も嘆いたわりには、大半は天気のよい中で撮れました。買い物も少しできました。絵ハガキや冊子の他に、主にモルダウ川でとれるのでモルダヴァイトと名前のついた準貴石のアクセサリーや、気が早いですがガーネットのアクセサリー等を買って、ご機嫌です。日本のガイドブックには載っていない博物館、それも、もともと興味あるマリオネット博物館を2つも見ることができました。これはこれでなかなか充実した一日だったといえるでしょう。確かに、見ごたえのありそうな見どころをいくつか、例えば大聖堂である聖ヴィート教会に、エゴン・シーレの絵のある博物館、郷土博物館などは逃しました。旧市街はもっとゆっくり散策したかったです。ですが、欲をかけばきりがりません。いつか再訪したい街です。そのときの楽しみと思うことにしましょう。

    (写真は、チェスキー・クルムロフからチェスケ・ブデヨヴッツェに帰るバスの窓から撮りました。チェコのなんでもない田舎の風景の写真を撮りたかったので、晴れたのを幸い、バスが停車しているときに、サッと撮りました。)

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この旅行記へのコメント (6)

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  • あっちゃんさん 2009/07/29 23:34:49
    チェスキー・クルムロフ
    まみさん、こんばんは

    来月チェコに行く予定です。
    そう決めた時から東欧と言えばまみさんだ!と思っていましたw

    チェスキー・クルムロフでは
    ツアーのことでいろいろ大変だったんですね。
    旅行記でまみさんの想いがすごい伝わってきました。

    そんなに混んでるんですね
    覚悟しなくてはいけませんね。
    私はチェコ語どころか英語もできないのに
    お城の中はガイドツアーでしか行けないなんて。

    でも失敗ってなんだかんだ言って一番思い出に残りますよね
    その時はすごいショックだったり悲しかったりしても
    結局ずっと良い思い出として強く覚えてたりします。

    私はチェスキー・クルムロフで1泊する予定です。
    夜、なんかいいことがあるといいんですけどねw

    行くまでまみさんの旅行記でいろいろ勉強させて頂きまーす!



    まみ

    まみさん からの返信 2009/07/30 07:56:02
    RE: チェスキー・クルムロフ
    あさっちょさん、こんにちは。

    カンボジア、香港と続いて、精力的ですね@@
    チェコ編はまだフィルムカメラでしたから写真の数が少なく、文章が多くて誦の大変でしたでしょ?
    でも読んでくださってうれしいです。

    チェスキー・クルムロフはチェコの中でも人気ですからねぇ。
    がんばればプラハから日帰りもできてしまうので。

    私もチェスキー・クルムロフは1泊してゆっくり過ごすのもいいかもと思ったものです。
    城や歪曲した川沿いだけでなく、歩けば歩くほど、かわいらしい街並みに魅了されます。

    ツアー開始の入口を間違えたのは私がまぬけだったせいですが、あさっちょさんは間違えないように参考になさってください。
    バロック劇場も見学できるといいですね。
    八月もまだまだハイシーズンだと思いますので、城は早めに出かけてさっさと予約とってしまうとよいですよ。

    ま、くやしい失敗体験は、おっしゃるとおり、かえって強烈な思い出となります。
    文章に書いてこんな風に自分のまぬけぶりを告白することで、悔しい気持ちも昇華されましたしねっ!

    チェコの旅程、だいたい決まっていたら、ぜひ教えてください。
    フォートラベル版では、実は、クトナー・ホラができていないんです。
    こっちにはアップしましたので、よかったら見てください。

    http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2005/06/2004_344f.html

    あっちゃん

    あっちゃんさん からの返信 2009/07/30 21:47:48
    RE: チェスキー・クルムロフ
    まみさん、こんばんは

    早速のお返事ありがとうございます。
    まみさんウクライナに行かれてたんですね〜!
    おかえりなさい。ウクライナって私にはまたまた未開の地。


    まみさん骸骨教会も行かれてたんですねー!
    実は、私、骸骨教会が一番のメインなんですけど(爆)

    すごい詳しい説明、じっくり読ませていただきました。
    予習できてよかったです。
    ますます行きたい度がアップしましたw

    日程は
    8月10日成田→プラハ
      11日プラハ
      12日プラハ→チェスキー・クルムロフ
      13日チェスキー・クルムロフ→ウィーン
      14日ウィーン
      15日ウィーン→
      16日→成田

    です。
    移動が多いのに下調べがよく出来ていないので
    トラブルが起きそうです・・・
    行くまでいろいろまみさんの旅行記で予習させて頂きますね。
    よろしくお願いします。

    まみ

    まみさん からの返信 2009/07/31 01:40:06
    RE: チェスキー・クルムロフ
    あさっちょさん、こんばんわ。

    なかなか強行軍みたいですね。
    プラハからチェスキー・クルムロフへの移動手段はたくさんありそうですが、チェスキー・クルムロフからウィーンってよく知らないのですが、そこはだいじょうぶでしょうか@@

    骸骨寺は、ひょっとしてプラハから行かれますか?

    この旅程でも、これだけはいきたい!っていうところさえおさえることができれば、思ったよりいろいろ見られるのではないかと思いますヨ。
    日照時間の長さに助けられて@
    夜でも昼間みたいに明るいですものね。
    博物館やお店はしまっていていても、町の散策に結構楽しみが見い出せるところばかりだと思いますから@

    私の旅行記が参考になるといいですね。
    値段などは、インフレで高くなっていると思うので、アバウトにとらえてくださいね。

    そしてあさっちょさんの旅行後、今はここがちがってましたよー、なんてことも知るのも楽しみです@@
  • デコさん 2005/09/28 18:52:26
    まみさん、早速お邪魔させていただきました。
    ご訪問ありがとうございました。
    まみさんの、メッセージを読ませてもらって、
    ありきたりのものでも、写真を載せてよかったと思えました。

    ところで、この旅行記!!う〜ん!さすが、まみさん!!
    とても丁寧なコメントで、すごくよく勉強していらっしゃった事がわかりました。
    尊敬するばかりです。
    本当に旅を楽しんでいらっしゃる事が伝わってきます。

    旅では、いろいろな失敗があるものですね。
    私もたくさんしでかしました。
    失敗があるからこそ、振り返って思い出になっているのも多いですよね。
    同じ失敗はなるべく繰り返さなくなっていくのも、自分の成長かなぁ・・・
    なんて、甘い事を考えています。

    まみ

    まみさん からの返信 2005/09/30 08:55:54
    RE: まみさん、早速お邪魔させていただきました。
    デコさん、こんにちは。
    訪問&書き込み、ありがとうございます@

    この旅行記、出来上がった見栄えからすると、写真に対してコメントという形だけでなく、旅行記に対して写真がところどころに着く、という形にもなるなぁと思って、思い切って長いバージョンを載せてみました。
    すでに書き溜めてあったもののをカット・編集したんだけですけどね。
    (旅行記中心のブログはやっていますが、HPは作成していないので。)

    旅先の失敗は、致命的なもの……盗難、暴力、旅行が続けられないようなひどい怪我・病気、それからパスポート等の欠かせないものの紛失、以外は、あとできっといい思い出と教訓、あるいは人に聞かせる分には面白おかしく語れるエピソードになるはずだ、と思って、旅にはトラブルがつきもの、とあんまり気にしないようにするしかなしですね@
    そう念じなければ、旅の続きが台無しになってしまいますから。
    このときの失敗も、悔しくて悔しくてたまりませんでしたが、そうやって乗り切りました@

まみさんのトラベラーページ

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