2004/07/31 - 2005/08/09
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KoNoPaさん
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友人を訪ねてスロバキアへ10日間ほど行ってきました。こんな縁でもなければまず行くことはなかったであろう東欧の小国も、実際に行ってみると、「また来たいな」と強く思わせる魅力ある国でした。短い旅でしたが、そんな私のスロバキア滞在記をご紹介します。(写真:ブラティスラバの旧市街)
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夜中にウィーン空港で友人と落ち合い、車でブラティスラバ市内へ。ウィーンとブラティスラバは、ローマとバチカンを除けば、首都同士としては世界で一番距離が短いとか。それもそのはず、約60キロといいますから、車で1時間そこそこ。確かに近いです。ところが、オーストリアとの国境は24時間空いているところと、そうでないところがあるようで、私たちは運悪く24時間営業(?)でない検問所に。真っ暗な田舎道を彷徨ったあげく、無事国境を越えてブラティスラバ市内へ。観光スポットのある旧市街ではなく、地元の人が「コミュニスト・スタイル」と呼ぶ味気ないコンクリート造りのアパートが立ち並ぶ新市街へ、です。TESCOでビールを買い込んで、友人の彼女の家で一泊することに。外見は素っ気無くみえますが、家の中は結構広くて、なかなかお洒落でした。ところで首都の住宅街というわりにはのどかで、アジアの住宅密集地を見慣れた私としては、ちょっと拍子抜けした部分も無きにしも非ず……。とてもうらやましい住環境です。(写真:「コミュニスト・スタイル」のアパート)
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「コミュニスト・スタイル」のジャングルにじっとしているわけにもいかないので、翌日は早速旧市街の見学に行くことにしました。スロバキアは1993年に独立した新しい国家で、ブラティスラバも当然まだ成人もしていない若い首都なのです。旧市街を回るといっても、そんなに時間はかかりません。歴史的にもチェコと連邦国家を作った時期をのぞけば、そのほとんどがハンガリーの支配下にあったスロバキアだけに、首都ブラティスラバもそのほとんどの時期がハンガリー、あるいはチェコスロバキアの一地方都市に過ぎませんでした。でも、そんなブラティスラバもハンガリー王国がオスマントルコに攻められ、首都がブラティスラバに移されると、はじめて歴史の表舞台にその名を刻むことになります。ここでハンガリー・ハプスブルク王国の9人の国王と8人の女王の戴冠式が執り行われました。この中にはあのマリア・テレジアも含まれています。(写真:ブラティスラバ城)
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ブラティスラバの象徴であるブラティスラバ城も、そうしたハンガリー統治時代の栄華を今に伝えるものであり、この城の展示物を見て回ると、スロバキア人の経てきた苦難の歴史を考えずにはいられません。城そのものは「テーブルをひっくり返した」と形容されるように、荘厳だとか優雅だとか、そんなものを感じさせるようなものではなく、とても控えめな印象を与えますが、それでも歴史の重みを感じさせるよい城だと思います。城から眺めるドナウ河の眺めもすばらしく、遠くオーストリアまで見渡すことができます。どこまでがスロバキアでどこからがオーストリアなのか?この疑問にスロバキア人の友人は「風車が見えるだろ。あそこはオーストリアだ。スロバキアにはまだ風車は少ないんだ」と答えたのが印象的でした。わずか10数年前、共産国家だったスロバキアに住む人々は、この城からどのような気持ちで川向の豊かな国・オーストリアを眺めていたのでしょうか。(写真:ブラティスラバ城からドナウ河、そしてオーストリアを望む)
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