2005/09/16 - 2005/09/24
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azianokazeさん
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シルクロードは14年前、ウルムチまで比較的時間をかけた貧乏旅行をしたことがありますが、今回はその先カシュガルを訪ねます。
日曜バザールで賑わうカシュガルから、車をチャーターしてカラクリ湖、更に標高4000m超のスバシ峠を越えてパキスタン国境も近いタシュクルガンまで行く“予定”でした。
ところが、カシュガルに入る前にウルムチで大失態。路上の屋台で、パスポート、エアチケット、全所持金が入ったDバッグを不注意から置引きされてしまいました。頭の中は真っ白、思考停止状態です。
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現在、鹿児島県の奄美大島に住んでいます。軽い南国気分も味わえる良いところなのですが、ひとつ欠点を挙げれば、旅行に出かけるときの不便さです。
国内移動だけで東京・大阪在住の人が近場の海外へ行けるぐらいの費用がかかります。
少ない休日期間中に国内移動のスケジュールまで押し込むと、行ける場所も限定されてきます。
そんなこんなのハンディを乗り越えて、今回はカシュガル。
行きは奄美→鹿児島→福岡(1泊)→上海→ウルムチ→カシュガルの5フライト・1泊。
帰りも4フライト・1新幹線・1泊です。
(写真はウルムチ ニ道橋市場付近) -
長い移動の末、カシュガル目前のウルムチへ到着。
飛行機乗り継ぎに4時間弱程の待ち時間。
14年前の旅行のとき、大都会ウルムチはトルファンなどに比べ“面白みのない街”という印象。南山牧場や天池も苦労して行ったわりには期待はずれでした。
更に、夜明け前の暗闇で空港バスの出る民航オフィスへの道に迷い、大パニックになりながら、筆談も通じないウイグルのおじいさんに、両手を広げて飛行機の真似などして尋ねたことも。
非常に相性のよくない街なのですが、空港で時間をつぶすより「バザールの雰囲気を味わいながら食事でも」と軽く考えて、今回始めて使うキャスター付きバッグをゴロゴロ引きずりながら、貴重品を入れたDバッグを背負って街へ出ました。 -
空港から市内へのタクシーで2倍程の料金を取られ「相変わらずすさんだ街だ」と思いつつ、まだこのときは余裕。ニ道橋市場付近を散策します。荷物を空港に預けてくればよかったのですが、初めて使うキャスター付きバッグの利便性を確認したい気持ちもあって、全荷物を持ちながらの散策。人ごみの中でもとても目立ちます。
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大都会の雑踏ですので、エキゾチックな情緒など感じることもなく歩き疲れ、路上にテーブル・椅子を並べた屋台で食事をとることにしました。
定番シシカバブと大型餃子というか肉まんみたいなもの。怪しげな軽く炭酸の入ったようなジュースみたいな飲み物。
キャリー付きバッグは椅子の左側に。上着とDバッグを右隣の椅子の上に。
もの珍しさからあたりをキョロキョロしながら写真を撮ったり。
ふと気づくと、隣の椅子には何もありません!!
Dバッグがありません。
机の下、椅子の下、探しますがありません。
店のおやじに「バッグがない!パスポートもお金も何もない!」とすがるように訴えます。
バッグにはパスポート、エアチケット、全所持金、クレジットカードが入っていました。
パスポートもなくエアチケットもなく、お金も1円もなく、食べたものの代金も払えません。
言葉も通じず(中国では英語を理解できる人を探すのが一苦労です。)、大使館などもない街でひとり旅。完全に暗くなったウルムチの雑踏の屋台で茫然自失の状態です。
“困った”というより、何も頭に浮かばない“思考停止”状態です。 -
そんな状態が5分か10分だったでしょうか。
店の人間が上着を詰め込んだバッグを唐突に持ってきました。
どういった事態かわかりませんが、そのときはとにかくバッグが戻ったことが嬉しくて、ただそれだけでした。
パスポートもチケットもあります。財布も入っています。両替済みの中国元を入れた紙封筒も入っています。
「何と言うラッキーだろう!」と悪夢からさめた思いで、ニコニコ顔で店をでました。
上着のポケットに入れていた50元(700円ほど)がありませんでしたが、そんなことは気にもなりませんでした。
空港に戻るタクシーがなかなか捕まえられず、先程の悪夢も忘れ、出発時間がせまる中であせり狂いました。
ようやく乗り込んだタクシーの中では「とんだ不注意だったけど、これからは気をつけよう」なんて鼻歌でもでそうな雰囲気。
(写真は同じくウルムチ ニ道橋市場付近 盗難事件前) -
空港でチェックインをすませ、初めてバッグの中をよく調べました。
財布はあります。中身は?からっぽでした!!!
現金が日本円で12〜13万円ほど、クレジットカードが2〜3枚きれいに消えています。
細かいところではPHSの電話、奄美特産のピーナッツのお菓子なども消えていました。
上海でいつになく多目に両替した元が1800〜1900元ほど(25000円程度)かろうじて残っていました。
カシュガルへのフライトはもうすぐです。
あともどりできません。パスポート・エアチケットも戻ったことなので、何とかこのお金で行ける所まで行くしかありません。
福岡までたどりつけば後はどうにでもできるでしょうから、6泊・5日間、このお金で何とかなるでしょうか?
わかりません。とにかく先へ進むしかありません。
クレジットカードは?
明日朝一番に日本に電話して停止してもらいましょう。今はそれしか思いつきません。
(写真は同じくウルムチ ニ道橋市場付近 盗難事件前 見苦しい写真ですみません。) -
先程までの浮かれた気分は吹き飛んで、暗澹たる思いで深夜のフライトでカシュガルへ向かいました。
機内で外国人は私ひとりにも見受けられます。
“ドッキリカメラ”みたいないたずら番組をビデオで流しています。
中国の旅行者達が屈託なく笑っています。
そんな中で、ガイドブックでカシュガルの安宿を探します。
予定を変更して、14年前の旅行以来のドミトリーを探します。
とにかく節約しなくては。
カシュガル着は深夜1時頃です。
(写真は事件直後の屋台付近。右手の灯りのあたりで事件にあいました。)
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この旅行記へのコメント (3)
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- Ted@CiscoTours comさん 2006/06/18 16:48:57
- 行ってみたい、カシュガル
- azianokazeさん、こんばんは。
訪問ありがとうございます。
カシュガル行ってみたいですね。今はサンフランシスコ住まいなので、近場の南米を攻めています(^^;)でも、カシュガル、ウルムチ、ロプノール等々行ってみたいところばかりです。
盗難にあって大変でしたね。サバイバル力に感心するばかりです。でもパスポートとチケットが戻って本当に良かったですね。
これからも旅行記楽しみにしています
Ted
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- obaqさん 2006/02/10 18:21:38
- パスポート盗難!
- 前にも拝見していたのですが、良く気分転換が出来ましたね。
ヤルカンドのバザールで私も6人ぐらいの人に囲まれてピタッと着かれたことがありました。
幸い知り合いのウィグル人が来てくれて、「国際問題に発展するから離れろ!」と機転を利かしてくれて助かったのを思い出しました。
その時被害を受けていたら、帰国してたかも知れません。
- azianokazeさん からの返信 2006/02/10 21:51:29
- RE: パスポート盗難!
- とにもかくにも、パスポートとエアチケット、そして若干の現金が戻ってきましたからね。
旅行記にも書いたように「結局なくなったのは1回ぐらい旅行を自粛すれば、それで済む金額だ。」と考えたら随分気が楽になりました。
(帰国後予定していた正月のフィリピンはキャンセルしましたが、代わりにチェンマイに出かけけることになりましたが・・・)
また、「ここで落ち込んでしまっては、今後再び旅行を楽しむことができなくなってしまう」とも思えて、敢えて前向きに考えるように努めたところもあります。
でも、「もしあのときパスポート等全て返ってこなかったら・・・」と考えると、今でも一体どうなったことだろうと冷や汗がでます。
無銭飲食で警察に突き出してもらい、言葉も通じないので1日か2日留置され、その後大使館と連絡がとれ強制送還される・・・というのが一番うまくいったケースでしょうか。
うまくいかなかったケースとしては、店の裏の暗がりにつれていかれ、その後・・・といった選択肢でしょうか。
パスポート等を戻してやるというのが、騒ぎを大きくしないための盗んだ連中のやり方なのかもしれませんが、まあ、不幸中の幸いだったと喜ぶべきでしょう。
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