1972/09/07 - 1972/09/07
693位(同エリア783件中)
片瀬貴文さん
1961年9月7日(木)
フランス国鉄で、線路保守体制の話を聞く。
夜は、国際心理統計学会出席のため日本から来られた方々と、中華料理の会食。
いろいろな分野の方が交じっておられ、とても話が面白い。
一番の話題は、モンブランのエギーユ・デュ・ミディ、ロープウェー事故。
フランスが誇る、この世界一高いところを通っているロープウェーの牽引索が、近くを飛んだフランスの誇る戦闘機「ミラージ」によって切断され、幾つかのゴンドラが宙吊りのまま、動かなくなったのだ。
客は、凍えそうな車内に、数時間放置された。
もし主索ならば、大事故になるところだった。
話題は、現代における進歩したシステムの危うさ、それをどのように救うか。
高速鉄道は大丈夫か。
それから、ローマのすりの話。
道を歩いていると、親切そうで愉快な男がやってきて、カフェに誘われる。
そこでこの男は「ここはすりが多いから注意しなさい。こういう具合にして・・・」と、財布を掏って見せる。
返してくれた財布を後から見れば、空だった。
技術のみならず、頭脳の点でも、最近の掏りは凄い。
しかし、常に人を疑って掛かるのは、あまり面白いことではない。
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